JPH0342963Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0342963Y2
JPH0342963Y2 JP11477787U JP11477787U JPH0342963Y2 JP H0342963 Y2 JPH0342963 Y2 JP H0342963Y2 JP 11477787 U JP11477787 U JP 11477787U JP 11477787 U JP11477787 U JP 11477787U JP H0342963 Y2 JPH0342963 Y2 JP H0342963Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saw
walking
value
runout
swing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11477787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6420301U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11477787U priority Critical patent/JPH0342963Y2/ja
Publication of JPS6420301U publication Critical patent/JPS6420301U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0342963Y2 publication Critical patent/JPH0342963Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、製材業界において用いる歩出補正装
置。詳しくは挽材中に鋸が振れると、これを検知
して振れによる歩の狂いを補正させ、製品に鋸振
れに原因する寸法誤差を生じさせないようにする
装置に関する。
(従来の技術) 従来、製材業界に於いては、製材品の寸法設
定、即ち歩出に特開昭55−140501号公報所載のよ
うな電気式歩出機が多く採用されており、このも
のは、予め希望寸法を設定して置くと、材料の繰
出しが設定寸法に達すると同時に繰出しが止めら
れ、後記する鋸の振れを生じなければ、設定寸法
通りの正確な製品が自動的に得られるものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、製材用の鋸は、挽材時、振れを生じな
いように腰入れ、背盛り、目立等を慎重に行つて
も、振れのない走行を行わせること至難であり、
歯先が左か右へ振れる所謂泳ぎの現象を生じるこ
とが多く、この場合、刃先の振れる方向が材料の
挽材基準面より離れる方向であれば製品の寸法は
厚くなり、基準面へ近付く方向であれば製品の厚
さは薄くなるものであるが、従来の歩出機は鋸の
振れに応じて歩出寸法を補正する機能を有しない
ため、設定した寸法通りの正確な製品を得ること
ができない問題点があつた。
本考案は、前記した従来の問題点を解決するた
めになされたもので、鋸歯の振れを検知して、こ
れにより生じる挽材寸法の狂いを算定し、歩出寸
法を補正することにより、鋸の振れに関係なく常
に設定した寸法に近い製品が得られる製材用の歩
出補正装置を提供することを目的としている。
ロ 考案の構成 (問題点を解決するための手段) 前記目的と達成するための本考案の手段は、鋸
歯a,a′の近くに設けて、鋸1の振れを検知させ
る近接センサ3,3′と、この近接センサ3,
3′から検知信号を受け、鋸1の振れによる歩の
狂いを算定して、歩出の制御部8に狂いの補正動
作を行わせる演算手段6とを備えさせたことを特
徴とする製材用の歩出補正装置の構成に存するも
のである。
(作用) 前記のように構成される製材用の歩出補正装置
の作用を以下に説明する。
(1) 帯鋸1の前後の縁に鋸歯a,a′を付けた両歯
鋸 1により、送材車2で往復移送される材料を往
と復の両方において挽材させる往復挽材装置の場
合、鋸1の振れによる歩の狂いを補正した往の繰
出寸法SFと、復の繰出寸法SRとは、 SF=S+t+r−f+b …1 SR=S+t+f−r …2 の計算式で求められる。
但し、 f=前側A/d変換後の変位置÷鋸振れ補正
係数(K1) r=後側A/D変換後の変位量÷鋸振れ補正
係数(K1) b=[(非挽材時の前側A/D変換後の変位
値)−(非挽材時の後側A/D変換後の変
位置)]÷鋸板補正係数(K2) S:製品寸法(設定値) t:アサリ巾値 f:往で挽材した時の変位置 r:復で挽材した時の変位置 b:鋸板平行度の値 とする。
従つて、往の挽材時に鋸1の前側の鋸歯aが振
れると、近接センサ3がこれを検知し、その方向
と寸法に応じた検知信号を発して、センサアンプ
4により増幅し、A/D変換出力器5へ伝えて、
これにより演算処理に適したデジタル信号に変換
し演算手段6に伝えるから、演算手段6はこのデ
ジタル信号に基づいて前記した1の計算式に基づ
いて演算し、その演算値と歩出の設定値とに0.1
mm以上の誤差がある場合は、歩出製御部8にこの
誤差を加味した寸法の歩出を行わせて、鋸1が振
れていても設定した寸法に近い製品が得られるよ
うにする。
又、復の挽材時、鋸1の後側の鋸歯a′が振れる
と、近接センサ3′がこれを検知し、その方向と
寸法に応じた検知信号を発して、センサアンプ
4′により増幅し、A/D変換出力器5′へ伝え
て、これにより演算処理に適したデジタル信号に
変換し、演算手段6伝えるから演算手段6はこの
デジタル信号に基づいて前記した2の計算式に基
づいて演算し、その演算値と歩出の設定値とに
0.1mm以上の誤差がある場合は、歩出の制御器8
にこの誤差を加味した寸法の歩出を行わせて、鋸
歯a′振れていても、設定した寸法に近い製品が得
られるようにするものである。
(2) 一対の鋸1,1′を定規10の横に並設して、
送材により材料の二面を同時に挽かせるツイン
鋸挽材装置の場合、鋸の振れによる歩の狂いを
補正した設定値STと鋸間設定値SSとは、 ST=S+ …3 SS=S−+m …4 の計算式で求められる。
但し、 S:製品寸法値 I:移動鋸の変位値 m:固定鋸の変位値 とする。
従つて、挽材時に移動側の鋸1が振れると、近
接センサ3がこれを検知し、その方向と寸法に応
じた検知信号を発して、センサアンプ4により増
幅し、A/D変換出力器5へ伝えて、これにより
演算処理に適したデジタル信号に変換し演算手段
6に伝えるから、演算手段6はこのデジタル信号
に基づいて前記した3の計算式に基づいて演算
し、その演算値と定規の設定値とに0.1mm以上の
誤差がある場合は、歩出の制御部8にこの誤差を
補正する動作を行わせて、鋸1が振れていても、
設定した寸法に近い挽材が得られるようにする。
又、固定側の鋸1′が振れると、近接センサ
3′がこれを検知し、その方向と寸法に応じた検
知信号を発して、センサアンプ4により増幅し、
A/D変換出力器5′へ伝えてこれにより演算処
理に適したデジタル信号に変換し、演算手段6に
伝えるから演算手段6はこのデジタル信号に基づ
いて前記した4の計算式に基づいて演算し、その
演算値と歩出の設定値とに0.1mm以上の誤差があ
る場合は、歩出の制御部8にこの誤差を補正する
動作を行わせて、鋸歯が振れていても、設定した
寸法に近い製品が得られるようにするものであ
る。
(3) 次に一対の鋸1,1′を前後にずらして並設
し、送材車2により移送される材料の二面を同
時に挽材させるダブル鋸挽材装置の場合、鋸
1,1′の振れによる歩の狂いを補正した送材
車の繰出量SCと、移動鋸設定値SUとは、 SC=S1+t1+S2+t2+n …5 SU=S2+n−o …6 の計算式により求められる。
但し、 S1:帯鋸機側製品設定値 S2:鋸間製品寸法 t1:移動鋸アサリ巾値 t2:固定鋸アサリ巾値 n:固定鋸変位値 o:移動鋸変位値 とする。
従つて、挽材時に移動側の鋸1が振れると、近
接センサ3がこれを検知し、その方向と寸法に応
じた検知信号を発して、センサアンプ4により増
幅し、A/D変換出力器5へ伝えて、これにより
演算処理に適したデジタル信号に変換し演算手段
6に伝えるから、演算手段6はこのデジタル信号
に基づいて前記した5の計算式に基づいて演算
し、その演算値と定規の設定値とに0.1mm以上の
誤差がある場合は、歩出の制御部8によりこの誤
差を加味した歩出を行わせて、鋸1,1′が振れ
ていても、設定した寸法に近い製品が得られるよ
うにする。
又、固定側の鋸1′が振れると、近接センサ
3′がこれを検知し、その方向と寸法に応じた検
知信号を発して、センサアンプ4′により増幅し、
A/D変換出力器5′へ伝えて、これにより演算
処理に適したデジタル信号に変換し、演算手段6
に伝えるから、演算器手段6はこのデジタル信号
に基づいて前記した6の式に基づいて演算し、そ
の演算値と歩出の設定値とに0.1mm以上の誤差が
ある場合は、歩出の制御部8にこの誤差を補正す
る動作を行わせて、鋸歯aが振れていても、設定
した寸法に近い製品を得られるようにするもので
ある。
(4) 1本の鋸1の前側だけに設けた鋸歯aに対し
て材料を移送して、その前進時だけに挽材させ
る片道挽きの挽材装置の場合、鋸1の振れによ
る歩の狂いを補正した繰出寸法は、前記した1
の計算式に基づくものと同じで、この片道挽き
おいては、鋸1の振れる方向と値が一定してい
る範囲内に於いては、振れによる寸法誤差は最
初の一枚の製品に表れるだけで、後の製品には
表れない。しかし鋸歯aの切れ味の低下に伴
い、振れが増加する場合は、これを近接センサ
3により検知させて、振れの増加に伴つて増加
する歩の狂いを加味した歩出を行わせれば、鋸
振れの増加に関係なく設定寸法に近い製品を得
ることができるものである。
(実施例) 以下に本考案に関する装置の実施の一例を図面
に基づいて説明する。
図面第1図は第一の実施例を示すもので、この
実施例においては、前縁と後縁に鋸歯aとa′を有
する帯鋸1に対し、送材車2により材料を移送し
て、その往時に前側の鋸歯aにより挽材させ、復
時に後側の鋸歯a′により挽材させる往復挽材装置
を用い、前記した鋸1の前側の鋸歯aと後側の鋸
歯a′とにそれぞれ振れを検知させる近接センサ3
と3′を近接配置し、これらにより鋸歯a及び
a′が振れると、その方向と寸法を例えば左振れは
+、右振れは−として、その振れに応じた大きさ
の検出信号を発し、この検出信号をセンサアンプ
4,4′により以後の処理に適した大きさに増幅
して出力する。するとこの信号をA/D変換出力
器5,5′が受け、演算に適したデジタル信号に
変換して、この信号をデジタル表示すると共に、
演算手段6へ出力するから、演算手段6は入力信
号に基づいて前記した計算式1,2に基づく演算
を瞬時に行い、この計算値が補正すべき値である
場合は、歩出の設定部8により設定した歩出寸法
へ前記した補正値を加味した寸法の歩出を行うよ
う制御部8を作動させ、電気、油圧のモータや油
圧シリンダ等の歩出原動機9の回転、移動を制御
して、鋸1の振れに伴う歩の狂いが補正される歩
出操作を自動的に行われるようにしたものであ
る。
第2図は第二の実施例を示すもので、この実施
例においては、定規10の横に一対の移動帯鋸1
と固定帯鋸1′とを並設し、これら一対の帯鋸1,
1′に対して、テーブル11の上に定規10に案
内させて材料を移送し、その二面を一度に挽材さ
せるツイン鋸挽材装置を用いたもので、各帯鋸
1,1′に近接センサ3,3′を近接配置し、この
近接センサ3,3′の検出力をセンサアンプ4,
4′により増幅して、A/D変換出力器5,5′に
伝え、これによりデジタル信号に変換して、演算
手段6へ入力して前記した3と4の計算式に基づ
いて演算させ、この演算値が補正を要する値であ
るとき、歩出の制御部8を作動させて前記した歩
出原動機9と9′との作動制御を行わせて、設定
した歩出寸法に対する歩の狂いを補正させるもの
で、前記のように歩出の原動機として、定規10
の移動による歩出用と、移動鋸1′を移動させて
鋸間隔を変える歩出用の2つの原動機9と9′を
備える点において第1の実施例と相違するもので
ある。
第3図は第三の実施例を示すもので、移動帯鋸
1と固定帯鋸1′とを前後に位置をずらして並設
し、これらの帯鋸1,1′に対して送材車2によ
り材料を移送して、その二面を一度に挽材させる
ダブル鋸挽材装置を用いるもので、各帯鋸1,
1′にそれぞれ近接セン3,3′を近接配置し、こ
の近接センサ3,3′の検知出力をセンサアンプ
4,4′により増幅してA/D変換出力器5,
5′に伝え、これによりデジタル変換して、演算
手段6へ入力し前記した5と6の計算式に基づい
て演算させ、この演算値が補正を要する値である
とき、歩出の制御部8を作動させて、前記した歩
出原動機9と9′の作動制御を行わせ、設定した
歩出寸法に歩の狂いを加味した歩出を行わせると
共に、移動帯鋸1を移動させて、固定帯鋸1′と
の間隔を調整して、設定した間隔に対する歩の狂
いを補正させるために、原動機9と9′を2つ備
える点で、第二の実施例と同様である。
第4図は第4の実施例を示すもので、この実施
例に於いては、前側のみに鋸歯aを有する普通の
帯鋸1に対し、送材車2により材料を移送して、
往時だけ挽材させる片道挽材装置を用い、近接セ
ンサ3、センサアンプ4、A/D変換出力器5を
一系統用い、その出力を演算手段6に入力して、
鋸1の振れより歩の狂いが生じたとき、狂いを加
味した歩出を行わせて、鋸歯の切れ味低下に伴い
その振れが増大して、歩の狂いを増すような場
合、これを防止するのに有効である。
ハ 考案の効果 本考案に関する装置は、鋸の振れを近接センサ
により検知して演算手段に入力し、振れが歩の狂
いを生じる値であるか否かを算定して、狂いを生
じる値であれば、歩出の制御部を作動させて歩出
の補正を行わせるから、鋸振れが歩の狂いに大き
く影響する往復挽材装置、ツイン鋸挽材装置、ブ
ダル鋸挽材装置においても、鋸振れによる歩の狂
いは殆ど解消され、歩出の設定寸法に近い寸法の
製品を得ることができるため、製品の精度向上に
顕著な効果が表れて、しかも、補正動作は自動的
に迅速に行われ、挽材の能力を少しも低下させる
ことがない特有の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関する製材用の歩出補正装置
の第一の実施例を示すブロツク図。第2図は第二
の実施例を示すブロツク図。第3図は第三の実施
例を示すブロツク図。第4図は第四の実施例を示
すブロツク図である。 図においてaは鋸歯、3は近接センサ、6は演
算手段、8は歩出の制御部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋸刃の近くに設けて、該鋸の振れを検知させる
    近接センサと、この近接センサから検知信号を受
    け、鋸の振れによる歩の狂いを算定して、制御器
    による歩出の補正を行わせる演算手段とを備えさ
    せたことを特徴とする製材用の歩出補正装置。
JP11477787U 1987-07-27 1987-07-27 Expired JPH0342963Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11477787U JPH0342963Y2 (ja) 1987-07-27 1987-07-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11477787U JPH0342963Y2 (ja) 1987-07-27 1987-07-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6420301U JPS6420301U (ja) 1989-02-01
JPH0342963Y2 true JPH0342963Y2 (ja) 1991-09-09

Family

ID=31355836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11477787U Expired JPH0342963Y2 (ja) 1987-07-27 1987-07-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0342963Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6420301U (ja) 1989-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6895843B1 (en) Method of using band saw with reciprocating workpiece
US7543615B2 (en) Optimized board edger and method of operation thereof
US20110079324A1 (en) Board edger with tandem saw boxes
US6397713B1 (en) Automated infeed system
JPH0342963Y2 (ja)
JPS61132269A (ja) 通板材のセンタ−合わせ装置
JP2649393B2 (ja) ベニヤレースにおける原木旋削の中止方法
JP6171100B2 (ja) 木材パーツを切断する装置
TW200530003A (en) Method for sawing pieces of wood
JP3739301B2 (ja) 集成材用ラミナの木取り方法及び木取りシステム
EP2007559A1 (en) Method and equipment for dimensioning and squaring of wood veneer
JP2007160774A (ja) クランプ装置
JP2640764B2 (ja) 加工物の位置決め定規
JPH0111388Y2 (ja)
RU29489U1 (ru) Устройство для раскроя пиломатериалов на заготовки
JP3010998U (ja) リッパの縦びき加工構造
JP2000176883A5 (ja)
JP2514461Y2 (ja) サイザ―加工装置
US470964A (en) Combined band and circular saw mill
JP2678113B2 (ja) 材料切断機用送材案内装置
JPS6018882Y2 (ja) 材送り装置を具えた四重挽鋸盤
CA2394245C (en) Optimized board edger and method of operation thereof
KR101665913B1 (ko) 원목제재 수율 향상을 위한 원목의 외측을 기준한 초피 절단 위치 자동설정 방법
JP2612229B2 (ja) 角柱木材の製材方法
FI104156B (fi) Viistoamislaitteisto