JPH0342750Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はテレビジヨン受像機等の電子機器に用
いられるリモートコントロール（以下、リモコン
と略称する）送信機に関するものである。

（従来技術） 従来電子機器特にテレビジヨン受像機では、リ
モコン装置が設けられ送信機を操作することによ
り、機器本体の電源のオン・オフが音量調節等の
各種操作を離れた所より行うことができるように
なつたものが種々開発されている。

（考案が解決しようとする問題点） しかし最近では、テレビゲーム装置等他の関連
機器が一体に設けられた機器が種々開発されてい
るが、従来に於いては誤操作を防ぐため、機器本
体用のリモコン送信器と、一体に設けられる関連
機器用のリモコン送信器とを別個に設けており、
コスト高になると共に操作性が悪いという欠点が
あつた。

（目的） 本考案は上記従来の欠点を除去することを目的
とし、リモコン送信機本体を２つに分割し、必要
に応じて平板状或いは重ね合わせて設けることが
できるようにするものである。

（実施例） 以下、第１図乃至第３図に示す実施例に従つて
本考案を説明する。まずリモコン送信機本体１は
アーム２，２により連結された第１及び第２ユニ
ツト３，４よりなつており、この第１及び第２ユ
ニツト３，４は必要に応じて平板状或いは重ね合
わせて設けることができるようになつている。ま
た上記第１ユニツト３には、上面にテレビジヨン
受像機の電源のオン・オフ等の遠隔操作を行う押
釦スイツチ５，５…が配置されていると共に、側
面には赤外線の発光素子６及び第２のユニツト４
との接続用ジヤツク７が設けられている。一方第
２ユニツト４には、上面にテレビジヨン受像機等
と一体に設けられる関連機器の遠隔操作を行う押
釦スイツチ８，８…が設けられていると共に、側
面には機器本体との接続用ジヤツク９及び上面に
設けられたレバー１０によつて摺動され第１ユニ
ツト３の動きを規制する爪１１，１１を両端に有
する接続用プラグ１２が設けられている。

そして上記の如く構成されたリモコン送信機１
を用い、まずテレビジヨン受像機のみを遠隔操作
する場合は、第１及び第２ユニツト３，４を重ね
合わせた状態で使用し、第１ユニツト３に設けら
れた押釦スイツチ５，５…を操作する。そうする
ことにより赤外線の発光素子６より赤外線が発光
されテレビジヨン受像機の遠隔操作を行うことが
できるようになつている。次にテレビジヨン受像
機及びこのテレビジヨン受像機と一体に設けられ
た関連機器を遠隔操作する場合は、第１及び第２
ユニツト３，４を平板状に設け、レバー１０を摺
動し第１及び第２ユニツト３，４を電気的に接続
すると共に、第２ユニツト４に設けられたジヤツ
ク９にテレビジヨン受像機本体と電気的に接続さ
れたブラグ（図示せず）を接続し押釦スイツチ
５，５…、８，８…を挿作する。そうすることに
より信号は接続されたプラグを介してテレビジヨ
ン受像機へ伝送され遠隔操作を行うことができる
ものである。

従つて上記実施例に於けるリモコン送信機では
機器毎に別個に形成されたリモコン送信機を設け
る必要がないため、コストダウンを行うことがで
きると共に、操作性を向上させることができる。

（効果） 以上のように本考案のリモコン送信機は、リモ
コン送信機本体を第１ユニツト及び第２ユニツト
に分割し、第１ユニツトには、テレビジヨン受像
機等の遠隔操作を行うスイツチを設け、第２ユニ
ツトには、前記テレビジヨン受像機等の関連機器
の遠隔操作を行うスイツチを設け、前記第１ユニ
ツト或いは前記第２ユニツトのどちらか一方には
ジヤツクを、またどちらか他方には摺動自在に前
記ジヤツクと電気的に接続されるプラグを設け、
前記第１ユニツトと前記第２ユニツトとをアーム
により互いに連結して平板状或いは重ね合わせる
ことができるような構成であつて、テレビジヨン
受像機等を遠隔操作するときには、前記第１ユニ
ツトと前記第２ユニツトとを重ね合わせた状態で
使用し、テレビジヨン受像機およびこのテレビジ
ヨン受像機等の関連機器を遠隔操作するときに
は、前記第１ユニツトと前記第２ユニツトとを平
面状として使用するようしているので、平面状で
もまた重ね合わわせた状態でも使用でき、更に重
ね合わせた状態では第１ユニツトと第２ユニツト
とが一帯となつたリモコン送信機でテレビジヨン
受像機およびこのテレビジヨン受像機等の関連機
器の両方を遠隔操作することができるので、操作
性が非常に向上するとともにコストダウンが図れ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に於けるリモートコ
ントロール送信機を重ね合わせたときの斜視図、
第２図は本考案の一実施例に於けるリモートコン
トロール送信機を平板状に設けたときの斜視図、
第３図は本考案の一実施例に於けるリモートコン
トロール送信機の要部の斜視図である。 １……リモートコントロール送信機本体、２…
…アーム、３……第１ユニツト、４……第２ユニ
ツト、７……ジヤツク、１２……プラグ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 第１ユニツト及び第２ユニツトからなるリモー
   トコントロール送信機であつて、 第１ユニツトには、テレビジヨン受像機等の遠
   隔操作を行うスイツチを設け、 第２ユニツトには、前記テレビジヨン受像機等
   の関連機器の遠隔操作を行うスイツチを設け、 前記第１ユニツト或いは前記第２ユニツトのど
   ちらか一方にはジヤツクを、またどちらか他方に
   は摺動自在に前記ジヤツクと電気的に接続される
   プラグを設け、 前記第１ユニツトと前記第２ユニツトとをアー
   ムにより互いに連結して平板状或いは重ね合わせ
   ることができるように構成し、 テレビジヨン受像機等を遠隔操作するときに
   は、前記第１ユニツトと前記第２ユニツトとを重
   ね合わせた状態で使用し、 テレビジヨン受像機およびこのテレビジヨン受
   像機等の関連機器を遠隔操作するときには、前記
   第１ユニツトと前記第２ユニツトとを平面状とし
   て前記ジヤツクと前記プラグとを電気的に接続さ
   せた状態で使用することを特徴とするリモートコ
   ントロール送信機。