JPH0342001A - 連続晶析方法及び連続晶析装置 - Google Patents

連続晶析方法及び連続晶析装置

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JPH0342001A
JPH0342001A JP17643189A JP17643189A JPH0342001A JP H0342001 A JPH0342001 A JP H0342001A JP 17643189 A JP17643189 A JP 17643189A JP 17643189 A JP17643189 A JP 17643189A JP H0342001 A JPH0342001 A JP H0342001A
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liquefied gas
temperature
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gas
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JP17643189A
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Kunio Nagahama
長浜 邦雄
Daisuke Hoshino
大輔 星野
Mitsuharu Maeda
光治 前田
Masayo Ito
雅代 伊藤
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、無機化学工業及び有機化学工業の分野で広く
使用される物質の分離精製方法に関し、特に共晶点を有
する多成分系化合物から晶析によって各成分の純粋固体
を連続的に取り出すことができる連続晶析方法及びその
装置に関する。
〈従来の技術〉 一般に、混合溶液から最終的に高純度の固体製品を分離
精製するために晶析法が店く使用されている。しかし、
有機化合物からなる混合物の場合、その大半が共晶系で
あるために単なる晶析法による分離には限度があり、原
料組成によって得られる固相成分が単一の特定成分に限
定され、他の成分が共晶液組成までしか濃縮されないと
いう問題があった。
そこで、他の成分を純粋な固相として析出させるために
、第3成分として溶剤を添加したり高圧をかけることに
よって系の共晶組成を変化させる方法が従来から提案さ
れている。ところが、前者の場合には添加した溶剤を回
収するための工程を加える必要があり、かつそのために
多くのエネルギーを要すると共に、最終製品に不純物が
混入する虞れがある。しかも、溶剤の回収には加熱を必
要とするので特に食品・薬品・ファインケミカル等の分
野では利用し難いという不都合がある。また、後者の圧
力晶析法は、例えば化学技術誌「MOLJ昭和59年9
月号に記載されるように2000〜3000気圧の高圧
を使用するために特殊な圧力設備が必要であり、コスト
が高くつくと共に、かかる高圧下で固液分離操作を行な
うことは必ずしも容易でない。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、系の共晶組成を変化させることによっ
て多成分系混合物から各成分を純粋な固相として連続的
に析出させるための、比較的簡単かつ低コストで特に加
熱を要することなく省エネルギー化を達成し得る連続晶
析方法及びその装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者は、共晶点を有する2成分系に液化ガスを加え
た3成分系の気液固平衡を測定して液化ガスの溶剤効果
を研究した。具体的には、ベンゼン−シクロヘキサン系
を原糸とし、かつ溶剤として液化ガスにプロパンとクロ
ロジフルオロメタン(フロン22)とを使用し、液相中
の液化ガスの組成を一定とした場合の気液固3相平衡を
周知の活量係数式を用いて計算した。原系の固液平衡に
於ける共晶組成に対する液化ガスの影響が次の表1に示
す計算結果に表わされている。ここで、XXはプロパン
を含まない場合のベンゼン−シクロヘキサン系のベンゼ
ンの液組成であり、X X=0がプロパン−シクロヘキ
サン系、xx=1がプロパン−ベンゼン系である。
表1 この表1から、プロパンまたはフロン22の添加によっ
て共晶組成が大きく変化していることがわかる。
特に温度と液組成との関係について考察したところ、第
1図に示されるように、プロパンを用いた場合にはプロ
パンの液組成が増加するにつれて原系の共晶関係がシク
ロヘキサン側に移動することがわかった。これは、プロ
パンの添加によってシクロヘキサンに比べてベンゼンの
液相の活量係数が増大し、液相に対するベンゼンの溶解
度が減少したためである。逆に、フロン22を添加した
場合には、ベンゼンの活量係数が無添加な時より小さく
なり、ベンゼンの液相に対する溶解度が増加するため、
フロン22の液組成が増加するにつれて液相線がベンゼ
ン側に移動する、即ち共晶点がベンゼン高濃度になるこ
とが判明した。
この液化ガスの添加による共晶点の移動効果を利用して
、本発明によれば、共晶点を有する多成分系化合物の原
料から第1成分と第2成分とをそれぞれ冷却により晶析
させて分離・精製する連続晶析方法であって、供給され
た前記原料をその共晶温度より少し高い第1温度まで冷
却することにより、前記第1構成成分を晶析させて回収
する過程と、前記第1成分を回収した後の母液に少なく
とも操作温度・圧力で液状をなす液化ガスを添加し、か
つ前記液化ガス添加後の共晶温度より少し高い第2温度
まで冷却することにより、前記第2成分を晶析させて回
収する過程と、前記第2成分を回収した後の母液を前記
液化ガスを含まない液相と前記液化ガスを含む気相とに
分離する過程と、分離された前記液相を循環させて前記
第1成分晶析回収過程で供給される前記原料に混合し、
かつ前記気相を循環させて前記第2成分晶析回収過程で
添加される前記液化ガスに混合する過程とからなり、か
つ、一連の前記各過程を連続的に繰り返すことを特徴と
する連続晶析方法が提供される。
ここで、第1温度及び第2混度はそれぞれ原料の共晶温
度及び第1成分回収後に液化ガスを混合した母液混合物
の共晶温度より実質的に高い温度である。これらの温度
は、第1成分及び/または第2成分を充分な純度または
収率で回収し得るように設定される。具体的には、原料
や前記混合物の性状、特に過冷却の容易性と組成、液化
ガスの種類と添加比率、及び晶析装置等によって異なる
が、通常は前記共晶温度より0.1〜0.5℃程度高い
温度が好ましい。
また、この新規な連続晶析方法を有効に実施するために
、本発明によれば、共晶点を有する多成分系化合物の原
料から第1成分と第2成分とをそれぞれ冷却により晶析
させて分離・精製するための連続晶析装置であって、供
給された前記原料をその共晶温度より少し高い第1温度
まで冷却して前記第1成分を晶析させる第1晶析槽と、
前記第1成分を分離して前記第1晶析槽から吐出された
母液に少なくとも操作温度で液状をなす液化ガスを添加
する手段と、前記液化ガスを添加した前記fl i(l
をその共晶温度より少し高い第2温度まで冷却して前記
第2成分を晶析させる第2晶析槽と、前記第2成分を分
離して前記第2晶析槽から吐出された母液を前記液化ガ
スを含まない液相と前記液化ガスを含む気相とに分離す
る気液分離器と、分離された前記液相を循環させて前記
第1晶折槽に供給される前記原料に混合する第1循環手
段と、分離された前記気相を循環させて第1晶析槽から
吐出された前記母液に添加される前記液化ガスに混合す
る第2循環手段とからなることを特徴とする連続晶析装
置が提供される。
く作用〉 このように、原料を第1温度に冷却して第1成分を晶析
させた後に、操作温度で液状をなす液化ガスの添加によ
って原糸の共晶組成を第1成分側に変化させることがで
きるので、更に第2温度に冷却することにより高純度の
第2成分を晶析させることができる。更に、第2成分を
取り出した後の母液から分離された液化ガスを含む気相
を第2成分晶析回収工程に循環させ、かつ液相を原料と
混合させて再使用することによって省エネルギー化を図
ることができる。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第2図は、本発明によりベンゼン−シクロヘキサン系に
溶剤としてプロパンを添加し、晶析によって純粋なベン
ゼンとシクロヘキサンとを分離・精製する場合に於ける
プロセスの流れを具体的に示している。第3図には、原
糸及びプロパン添加後の固液平衡がそれぞれ液相線Ll
とL2とによって示されている。
第2図のフロー図に従って本発明による連続晶析方法の
シミュレーションを行なった。先ず、第3図に示すよう
にシクロヘキサン高濃度の原料を温度TPで第1晶析槽
1に供給する。第1晶析槽1に於て、原料をそのプロパ
ンをほとんど含まない場合の共晶温装置より少し高い温
度T(まで冷却すると、純粋なシクロヘキサンの結晶が
析出する。これにより得られた固液混合物から母液を除
去して第2晶析槽2に供給する。第1晶析槽1からは、
残った純粋なシクロヘキサンの固体が取り出される。
第1晶析槽1から吐出された前記母液は、タンク3から
供給される液化プロパンを混合して第2晶析槽2に送ら
れる。液化プロパンを添加した第2晶折槽2内の母液は
、第3図に示すように液相線がLLからL2に、共晶点
がElからE2にシクロヘキサン側に移動している。こ
の状態で、第2晶折槽2内の前記母液をその共晶温度T
IE2より少し高い温度T2まで冷却すると、純粋なベ
ンゼンの結晶が析出する。このようにして得られた固液
混合物から母液を除去すると、第2晶析槽2から純粋ベ
ンゼンの固体が分離されて取り出される。
ここで、冷却温度Tl 、T2はそれぞれ共品温装置%
TE2より0.1〜0. 5℃程度高くするのが好まし
いが、原料または液化ガス添加後の母液の性状、とりわ
け過冷却し易さと組成、液化ガスの種類や添加比率、ま
たは晶析装置等に応じて適当に設定される。
次に、第2晶析槽2で除去された母液は気液分離器4に
供給される。ベンゼン、シクロヘキサン及びプロパンの
3成分を含む気液分離器4内の11液は第1温度Tlよ
り高い温度T3まで加熱され、プロパンを大量に含む気
相とプロパンを含まない液相に分離される。分離された
前記気相は、第2晶析槽2の手前に循環され、第1晶析
槽1から吐出された前記母液に混合して再度使用される
。この際に、プロパンは製品に同伴する損失分だけがタ
ンク3から補充される。他方、気液分離器4から分離さ
れた前記液相は、第1晶析槽1の手前に循環されて前記
原料に混合される。そして、これら一連の工程を繰り返
すことによって、一定組成の原料から2つの純粋な固体
製品が得られることがわかる。
第2図に於て、各流れの成分流量と第1及び第2晶析槽
1.2中の気相組成を計算したところ、次の表2に示す
ようなシミュレーション結果が得られた。ここで、lを
流れの番号、iを成分として各流れに於けるモル成分流
量をF(fi、l)で表わした。人力データとして、原
料はベンゼン10110175%シクロヘキサン90I
Ilol/s、第1晶析槽1の冷却温度及び圧力をTl
 =−49℃、Pl−10,7kPa、第2晶析槽2の
冷却温度及び圧力をT2=−59℃、P2 = 13.
 3kPa 、気液分離器4の温度及び圧力をT3 =
−17,4℃、P3 =36.3kPaとした。計算に
は、IEQUATRAN−Mを用いた。
表2 この計算結果から、第1晶析槽1の液相には約9.7m
o1%、第2晶析槽2の液相には19.8m。
1%のプロパンが含まれ、かつ両晶析槽1.2の気相組
成はそれぞれ98. 9mo1%、99. 7mo1%
プロパンであった。上述した表2に示されるように物質
収支に基づくシュミレーション結果から本発明による連
続晶析方法の構築が可能であると確認された。
原料組成が異なる場合や使用する液化ガスに応じて、上
述した実施例の各工程を次のように変更することができ
る。例えば、ベンゼン−シクロヘキサン系の原糸にプロ
パンに代えてフロン22を添加して純粋なベンゼンとシ
クロヘキサンとを分離・精製する場合を説明する。この
場合に、共晶関係は、フロン22の添加によって第4図
に示すように液相線がLlからL3に、共晶点がElか
らE3にベンゼン側に移動する。
最初に、供給された原料にフロン22を添加して共晶点
をElからE3に変化させた状態で、その共晶温度TE
3より少し高い温度T4まで冷却すると、シクロヘキサ
ンの純粋固体が析出して取り出される。そして、固体シ
クロヘキサンを取り出した後の母液を温度T5まで加熱
して、気液分離によりフロン22を抜く。
次に、フロン22を抜いた母岐を共晶温装置より少し高
い温度T6まで冷却してベンゼンの純粋固体を析出させ
る。固体ベンゼンを取り出した後の母液は原料に混合さ
れる。また、先の工程で気液分離されたフロン22を含
む気相は循環され、最初の工程で供給される原料に混合
して再使用される。
尚、これらの各工程は通常バッチ操作により行なわれる
が、連続式の晶析装置を使用できることは言うまでもな
い。また、液化ガスの気液分離は、上述した加熱操作に
限定されず、加圧等の周知の様々な手法が使用される。
そして、原料及び原料組成に応じて添加される液化ガス
またはその添加比率や冷却温度等を変更することによっ
て、精製される最終製品の純度及び熱収支の向」二を図
ることができる。
本発明の連続晶析方法は、特に液化ガスの添加によって
液相に於ける活量係数の相対変化が大きい原料を分離精
製する場合に適している。液化ガス添加による活量係数
の相対的変化の大きさは、原料中の各成分の融解潜熱等
の物性及び液化ガスの種類によって異なるが、液化ガス
の添加比率によっても変化する。他方、原料から成る成
分をより高純度でかつ高収率で回収するためには、上記
した活量係数の相対変化が大きい程好ましいが、分離の
目的によって高純度または高収益率を求めない場合には
、必ずしも活量係数の相対変化が大きい必要はない。
このような混合物として、ベンゼン−シクロヘキサン系
程度に芳香族性の異なるものやエタノール−水系のよう
に極性の異なるものがある。また、固溶体を形成する混
合物であっても、液化ガスの添加によって共晶系に変化
するものであれば本発明による連続晶析方法を適用でき
る。飼えば、」二連のベンゼン−シクロヘキサン系に加
えて、p −キシレン、デュレン、2,7−ジアルキル
ナフタレン、2,5−ジメチルフェノール、ナフタレン
、p−クレゾール、バラジクロロベンゼン、p−クロロ
トルエンジ・トリ及びテトラクロロシラン、不飽和脂肪
酸(魚油)、エタノール(共沸物)等がある。
上述の実施例では2成分共品系の各成分の分離・精製に
ついて説明したが、当然ながら3成分以上の多威分共品
系であっても同様に適用することができる。この場合に
は、通常取り出すべき目的成分によって分離段数を多く
し、かつ添加される液化ガスの種類や濃度を原料組成に
応じて変更すれば良い。これによって、不純物を分離・
除去して高純度の目的成分を取り出すことができる。
溶剤として原料に添加される液化ガスには、異なる原料
組成によって様々なものを使用することができる。この
ような液化ガスとしては、臨界温度以下で液体でありか
つ原料の混合物に溶解し得るものであれば良く、例えば
エチレン、CO2,802等の低沸点液化ガスや、LP
G留分の上述したプロパン、プロピレン、n及びiブタ
ン、ブチレン、ブタジェンが使用される。更に、−15
0〜−50℃程度の低融点の原料に対してはLNGが使
用できる。
その他の液化ガスとしては、ハロゲン化炭化水素の4フ
ツ化炭素、フロン11、フロン12、フロン21、フロ
ン22、フロン23、フロン113、フロン114、フ
ロン115、ジクロロメタン、塩化メチル、塩化ビニル
等や、低沸点炭化水素のC5留分即ちネオペンタン、イ
ソペンタン等のペンタン類及びペンテン類や、二硫化炭
素、シラン類等の他に、上述した各種液化ガスの混合物
を使用することができる。これらの中には常温で気体の
ものも含まれるが、操作温度・圧力で液体状態であれば
良い。また、従来の晶析法で使用されている低融点溶剤
を上述した様々な液化ガスに混合して使用することがで
き、第4成分である従来の溶剤との相乗効果を得ること
ができる。但し、この場合には溶剤の回収が比較的に容
易でかつ最終製品に不純物が混入しないものに限られる
[発明の効果] 上述したように本発明によれば、共晶多成分系の混合物
に第3成分の液化ガスを溶剤として添加することによっ
て、原糸の共晶組成を移動させることができるので、共
晶点の位置に応じて原料を冷却することによって比較的
容易にかつ低コストで不純物を混入させることなく各成
分を高純度で分離精製することができる。しかも、添加
した液化ガスを循環させて再使用する連続工程によって
省エネルギー化が達成されると共に、特に加熱操作を要
しないので食品・薬品・ファインケミカル等を含む広い
分野に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、プロパン−ベンゼン−シクロヘキサン系の固
液平衡状態図である。 第2図は、本発明を適用した連続晶析装置及び各工程を
概略的に示すフロー図である。 第3図は、本発明の実施例に於ける共晶組成の変化を示
す平衡状態図である。 第4図は、本発明の別の実施例に於ける共晶組成の変化
を示す平衡状態図である。 1・・・第1晶析槽 3・・・タンク 2・・・第2晶析槽 4・・・気液分離器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共晶点を有する多成分系化合物の原料から第1成
    分と第2成分とをそれぞれ冷却により晶析させて分離・
    精製する連続晶析方法であって、供給された前記原料を
    その共晶温度より少し高い第1温度まで冷却することに
    より、前記第1成分を晶析させて回収する過程と、 前記第1成分を回収した後の母液に少なくとも操作温度
    で液状をなす液化ガスを添加し、かつ前記液化ガス添加
    後の共晶温度より少し高い第2温度まで冷却することに
    より、前記第2成分を晶析させて回収する過程と、 前記第2成分を回収した後の母液を前記液化ガスを含ま
    ない液相と前記液化ガスを含む気相とに分離する過程と
    、 分離された前記液相を循環させて前記第1成分晶析回収
    過程で供給される前記原料に混合し、かつ前記気相を循
    環させて前記第2成分晶析回収過程で添加される前記液
    化ガスに混合する過程とからなり、かつ、 一連の前記各過程を連続的に繰り返すことを特徴とする
    連続晶析方法。
  2. (2)共晶点を有する多成分系化合物の原料から第1成
    分と第2成分とをそれぞれ冷却により晶析させて分離・
    精製する連続晶析方法であって、供給された前記原料に
    少なくとも操作温度で液状をなす液化ガスを添加し、か
    つ前記液化ガス添加後の共晶温度より少し高い第1温度
    まで冷却することにより、前記第1成分を晶析させて回
    収する過程と、 前記第1成分を回収した後の母液を前記液化ガスを含ま
    ない液相と前記液化ガスを含む気相とに分離する過程と
    、 分離された前記液相をその共晶温度より少し高い第2温
    度まで冷却することにより、前記第2成分を晶析させて
    回収する過程と、 分離された前記気相を循環させて前記第1成分晶析回収
    過程で添加される前記液化ガスに混合する過程とからな
    り、かつ、 一連の前記各過程を連続的に繰り返すことを特徴とする
    連続晶析方法。
  3. (3)前記液化ガスが、少なくとも前記操作温度に於て
    液状をなしかつ前記原料に溶解する低沸点液化ガスであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載の連続晶析方法。
  4. (4)前記原料の成分の液相に於ける活量係数が、前記
    液化ガスの添加により相対的に大きく変化することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに
    記載の連続晶析方法。
  5. (5)共晶点を有する多成分系化合物の原料から第1成
    分と第2成分とをそれぞれ冷却により晶析させて分離・
    精製するための連続晶析装置であって、  供給された前記原料をその共晶温度より少し高い第1
    温度まで冷却して前記第1成分を晶析させる第1晶析槽
    と、前記第1成分を分離して前記第1晶析槽から吐出さ
    れた母液に少なくとも操作温度で液状をなす液化ガスを
    添加する手段と、前記液化ガスを添加した前記母液をそ
    の共晶温度より少し高い第2温度まで冷却して前記第2
    成分を晶析させる第2晶析槽と、前記第2成分を分離し
    て前記第2晶析槽から吐出された母液を前記液化ガスを
    含まない液相と前記液化ガスを含む気相とに分離する気
    液分離器と、分離された前記液相を循環させて前記第1
    晶析槽に供給される前記原料に混合する第1循環手段と
    、分離された前記気相を循環させて第1晶析槽から吐出
    された前記母液に添加される前記液化ガスに混合する第
    2循環手段とからなることを特徴とする連続晶析装置。
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