JPH0341945A - 生体結紮具およびその結紮具による生体隆起部の結紮方法 - Google Patents
生体結紮具およびその結紮具による生体隆起部の結紮方法Info
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- JPH0341945A JPH0341945A JP1178612A JP17861289A JPH0341945A JP H0341945 A JPH0341945 A JP H0341945A JP 1178612 A JP1178612 A JP 1178612A JP 17861289 A JP17861289 A JP 17861289A JP H0341945 A JPH0341945 A JP H0341945A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ポリープ等の生体隆起部を締結して除去する
生体結紮具およびその結紮具による生体隆起部の結紮方
法に関する。
生体結紮具およびその結紮具による生体隆起部の結紮方
法に関する。
[従来の技術]
従来、胃や大腸などに発生したポリープ等の生体隆起部
に対し、金属製のワイヤからなるスネアを掛け、このス
ネアに高層・波電流を流しながら締結することで、隆起
部を止血しながら焼き切るという治療がなされている。
に対し、金属製のワイヤからなるスネアを掛け、このス
ネアに高層・波電流を流しながら締結することで、隆起
部を止血しながら焼き切るという治療がなされている。
ところが、この場合、締結の仕方がまずいと十分に止血
できず、出血を起こす問題がφる他、高周波電流が洩れ
て生体の他の正常部位が火傷したり、焼灼のしすぎによ
って穿孔を起こす等の危険があった。また、対極板を患
者の体表面に接触させなければならないという煩雑さも
ある。
できず、出血を起こす問題がφる他、高周波電流が洩れ
て生体の他の正常部位が火傷したり、焼灼のしすぎによ
って穿孔を起こす等の危険があった。また、対極板を患
者の体表面に接触させなければならないという煩雑さも
ある。
これに対し、本出願人は特願昭62−
299234号明細書に示すように、素材に形状記憶合
金を用いた生体結紮具を出願中である。これは予め内径
を拡張させておいたリング状の結紮具を生体隆起部に掛
けた後、加熱することで、予め記憶させておいた形状に
リング内径を縮小させ、それによって隆起部を締結し、
除去するようにしたものであり、上記問題点を解決する
方法として優れたものであるが、特にリング状に形成し
て締結する場合、以下の欠点があった。
金を用いた生体結紮具を出願中である。これは予め内径
を拡張させておいたリング状の結紮具を生体隆起部に掛
けた後、加熱することで、予め記憶させておいた形状に
リング内径を縮小させ、それによって隆起部を締結し、
除去するようにしたものであり、上記問題点を解決する
方法として優れたものであるが、特にリング状に形成し
て締結する場合、以下の欠点があった。
[発明が解決しようとする課8]
すなわち、形状記憶合金はその形状回復歪(形状の変化
率)が最大で7%とされており、生体結紮具のリング内
径を拡張・収縮できる範囲が制限され、その後の加熱に
よる生体隆起部の締結量も大きくとれるものではない。
率)が最大で7%とされており、生体結紮具のリング内
径を拡張・収縮できる範囲が制限され、その後の加熱に
よる生体隆起部の締結量も大きくとれるものではない。
したがって、締結の確実性、ひいては治療の確実性が不
十分なものであった。
十分なものであった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、生体に対し
て安全に、生体隆起部を確実に除去できる生体結紮具お
よびその結紮具による生体隆起部の結紮方法を提供する
ことを目的とする。
て安全に、生体隆起部を確実に除去できる生体結紮具お
よびその結紮具による生体隆起部の結紮方法を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段および作用コ上記目的を達
成するために本発明は、生体結紮具を、そのリング内径
を高温側で拡張した後、低温側で冷却固定した第1の形
状から、加熱手段によって転移温度以上に加熱すること
で、変形前の記憶形状にリング内径を縮小した第2の形
状に変形可能に形状記憶樹脂から略リング状に形成する
。
成するために本発明は、生体結紮具を、そのリング内径
を高温側で拡張した後、低温側で冷却固定した第1の形
状から、加熱手段によって転移温度以上に加熱すること
で、変形前の記憶形状にリング内径を縮小した第2の形
状に変形可能に形状記憶樹脂から略リング状に形成する
。
そして、内視鏡用処置具または内視鏡用フードによって
予めリング内径を拡張させておいた生体結紮具を生体隆
起部まで導いてその隆起部の外周に配置し、この結紮具
に熱を加えて変形前の記憶形状にリング内径を縮小させ
ることで、隆起部を結紮し、除去する。ここで、形状記
憶樹脂はその形状回復歪が最大で400〜500%と高
く、したがって形状記憶合金と比較して結紮具のリング
内径を拡張できる範囲が広く、その後の加熱による隆起
部の締結量も大きくとれるものである。
予めリング内径を拡張させておいた生体結紮具を生体隆
起部まで導いてその隆起部の外周に配置し、この結紮具
に熱を加えて変形前の記憶形状にリング内径を縮小させ
ることで、隆起部を結紮し、除去する。ここで、形状記
憶樹脂はその形状回復歪が最大で400〜500%と高
く、したがって形状記憶合金と比較して結紮具のリング
内径を拡張できる範囲が広く、その後の加熱による隆起
部の締結量も大きくとれるものである。
[実施例]
以下、本発明の第1の実施例について第1図ないし第3
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
この実施例は胃や大腸などの内壁面に発生したポリープ
1に対し、生体結紮具2を用いて結紮する場合を示す。
1に対し、生体結紮具2を用いて結紮する場合を示す。
この結紮具2は形状記憶樹脂(SMP)から断面円形の
リング状に形成されている。
リング状に形成されている。
ここで、SMPの素材としてはポリノルボルネン、トラ
ンスポリイソプレン、スチレン・ブタジェン共重合体、
ポリウレタン等が用いられる。その特性としては、転移
温度Tgを境にして高温側ではゴム状、低温側ではプラ
スチック状に変化する物質である。各素材によってその
メカニズムは少しずつ異なるが、例えばポリノルボルネ
ンの場合、加熱成型により形状を記憶させた樹脂をガラ
ス転移点Tg以上に加熱すると、軟化してゴム状弾性を
示す。このとき、高分子間はほぐれることはないが、動
きやすい状態になっている。そこで任意の形状に変形さ
せた後、Tg以下に冷却すると、高分子が凍結状態にな
り、変形したままの状態を保つ。ただし、高分子間には
形状復元しようとする内部応力があり、再び7g以上に
加熱すると、高分子が動ける状態になり、記憶形状に復
元する。
ンスポリイソプレン、スチレン・ブタジェン共重合体、
ポリウレタン等が用いられる。その特性としては、転移
温度Tgを境にして高温側ではゴム状、低温側ではプラ
スチック状に変化する物質である。各素材によってその
メカニズムは少しずつ異なるが、例えばポリノルボルネ
ンの場合、加熱成型により形状を記憶させた樹脂をガラ
ス転移点Tg以上に加熱すると、軟化してゴム状弾性を
示す。このとき、高分子間はほぐれることはないが、動
きやすい状態になっている。そこで任意の形状に変形さ
せた後、Tg以下に冷却すると、高分子が凍結状態にな
り、変形したままの状態を保つ。ただし、高分子間には
形状復元しようとする内部応力があり、再び7g以上に
加熱すると、高分子が動ける状態になり、記憶形状に復
元する。
また、SMPと形状記憶合金(SMA)との相違につい
て述べておくと、 (1)SMAはその形状回u1mが歪み量で7%程度で
あるのに対し、SMPは同じく400〜500%と両者
には格段の差がある。
て述べておくと、 (1)SMAはその形状回u1mが歪み量で7%程度で
あるのに対し、SMPは同じく400〜500%と両者
には格段の差がある。
(2)SMAは金属であるが故に柔軟な生体に対し、全
く硬度の異なる異物であるが、SMPは樹脂であるが故
にある程度の柔軟性を有し、生体に対する親和性がある
。
く硬度の異なる異物であるが、SMPは樹脂であるが故
にある程度の柔軟性を有し、生体に対する親和性がある
。
(3)SMAは比較的高価であるが、S M Pは成型
が容易かつ大量生産が可能で安価である。
が容易かつ大量生産が可能で安価である。
そして、生体結紮具2は、第3図に示すようにそのリン
グ内径がポリープ1の外径よりも小さく成型、形状記憶
されており(これを第2の形状と称す)、転移温度Tg
を生体温度より10℃程度高めの約45〜50℃に設定
しである。この結紮具2を7g以上に加熱して軟化させ
、この状態においてリング内径を拡張させて変形させる
。具体的には、拡張したいリング内径と同じ外径をもつ
円柱(図示せず)に、Tg以上に加熱した結紮具2を挿
入し、その後、室温で空気中にさらすか冷水につけるこ
とで7g以下に冷却する。これにより、結紮具2は硬化
し、第1図に示すようにリング内径がポリープ1の外径
よりも拡張した形状で保持される(これを第1の形状と
称す)。
グ内径がポリープ1の外径よりも小さく成型、形状記憶
されており(これを第2の形状と称す)、転移温度Tg
を生体温度より10℃程度高めの約45〜50℃に設定
しである。この結紮具2を7g以上に加熱して軟化させ
、この状態においてリング内径を拡張させて変形させる
。具体的には、拡張したいリング内径と同じ外径をもつ
円柱(図示せず)に、Tg以上に加熱した結紮具2を挿
入し、その後、室温で空気中にさらすか冷水につけるこ
とで7g以下に冷却する。これにより、結紮具2は硬化
し、第1図に示すようにリング内径がポリープ1の外径
よりも拡張した形状で保持される(これを第1の形状と
称す)。
次に、上記生体結紮具2によるポリープ1の結紮方法を
説明する。
説明する。
まず、第1図に示すように内視鏡3の鉗子チャンネル内
に把持鉗子4を挿入してその先端部をチャンネル外に突
出させ、この把持鉗子4により第1の形状(リング内径
を拡張させた形状)の結紮具2を把持してこれを体腔5
内に挿入する。そして、第2図に示すように内視鏡3の
観察下で結紮具2をポリープ1の外周根本部に配置し、
その後、第3図に示すように把持鉗子4に代えて鉗子チ
ャンネル内に送水用カテーテル6を挿入し、このカテー
テル6を通じ、結紮具2に向けてその転移温度Tg(4
5〜50℃)より若干熱めの温水7を注ぐ。すると、結
紮具2がTg以上に加熱され、これにより結紮具2が軟
化するとともに記憶形状である第2の形状(リング内径
を縮小させた形状)に復元する。したがって、ポリープ
1の外周根本部を締結した状態で結紮具2が固定される
。
に把持鉗子4を挿入してその先端部をチャンネル外に突
出させ、この把持鉗子4により第1の形状(リング内径
を拡張させた形状)の結紮具2を把持してこれを体腔5
内に挿入する。そして、第2図に示すように内視鏡3の
観察下で結紮具2をポリープ1の外周根本部に配置し、
その後、第3図に示すように把持鉗子4に代えて鉗子チ
ャンネル内に送水用カテーテル6を挿入し、このカテー
テル6を通じ、結紮具2に向けてその転移温度Tg(4
5〜50℃)より若干熱めの温水7を注ぐ。すると、結
紮具2がTg以上に加熱され、これにより結紮具2が軟
化するとともに記憶形状である第2の形状(リング内径
を縮小させた形状)に復元する。したがって、ポリープ
1の外周根本部を締結した状態で結紮具2が固定される
。
処置としては、これで終了である。ポリープ1の形状に
もよるが、このままの状態で数週間後には血行遮断され
たポリープ1は壊死し、脱落する。
もよるが、このままの状態で数週間後には血行遮断され
たポリープ1は壊死し、脱落する。
このポリープ1およびポリープ1とともに脱落した結紮
具2は例えば他の食物と一部に体外に排泄される。
具2は例えば他の食物と一部に体外に排泄される。
このように、生体結紮具2をSMPで形成したから、そ
の形状回復量を歪み量で400〜500%と飛躍的に向
上でき、したがってSMA (形状回復量7%)と比較
し、本願結紮具2のごとくのリング形状でそのリング内
径を拡張・収縮できる範囲が広く、その後の加熱による
ポリープ1の締結量も大きくとれるものである。また、
SMA製の結紮具をポリープ1に装着した場合、結紮具
は生体とは全く硬度の異なる異物として存在することに
なるが、S M P製の結紮具2によればある程度の生
体親和性があり、したがって生体への損傷度合いが少な
くなる。
の形状回復量を歪み量で400〜500%と飛躍的に向
上でき、したがってSMA (形状回復量7%)と比較
し、本願結紮具2のごとくのリング形状でそのリング内
径を拡張・収縮できる範囲が広く、その後の加熱による
ポリープ1の締結量も大きくとれるものである。また、
SMA製の結紮具をポリープ1に装着した場合、結紮具
は生体とは全く硬度の異なる異物として存在することに
なるが、S M P製の結紮具2によればある程度の生
体親和性があり、したがって生体への損傷度合いが少な
くなる。
第4図および第5図は本発明の第2の実施例を示す。
この実施例は、避妊を行うために卵管11の一部を上記
第1の実施例と同様な生体結紮具2によって結紮する場
合に適用したものである。すなわち、第4図に示すよう
に腹腔鏡(図示せず)を介して腹壁から押入した把持具
12によって卵管11をつまみ、このとき把持具12の
シース13の外周に被嵌しておいた第1の形状の結紮具
2をシース13ごしに卵管1.1のつまんだ部分に被せ
る。次に、把持具12のシース13内を通じて結紮具2
の転移温度Tg(45〜50℃)より若干熱めの温水7
を結紮具2に向けて注ぎ、結紮具2をTg以上に加熱す
る。すると、第5図に示すように結紮具2が記憶形状で
ある第2の形状(リング内径を縮小させた形状)に復元
し、これによりループさせた卵管11の根本部を締結し
た状態で結紮具2が固定される。その後、把持具12を
体内から抜去する。このように、卵管11を締結するこ
とで、精子を通過できないようにし、卵子との受精を阻
止して避妊することができる。
第1の実施例と同様な生体結紮具2によって結紮する場
合に適用したものである。すなわち、第4図に示すよう
に腹腔鏡(図示せず)を介して腹壁から押入した把持具
12によって卵管11をつまみ、このとき把持具12の
シース13の外周に被嵌しておいた第1の形状の結紮具
2をシース13ごしに卵管1.1のつまんだ部分に被せ
る。次に、把持具12のシース13内を通じて結紮具2
の転移温度Tg(45〜50℃)より若干熱めの温水7
を結紮具2に向けて注ぎ、結紮具2をTg以上に加熱す
る。すると、第5図に示すように結紮具2が記憶形状で
ある第2の形状(リング内径を縮小させた形状)に復元
し、これによりループさせた卵管11の根本部を締結し
た状態で結紮具2が固定される。その後、把持具12を
体内から抜去する。このように、卵管11を締結するこ
とで、精子を通過できないようにし、卵子との受精を阻
止して避妊することができる。
なお、この場合の締結力は卵管11を壊死させないよう
、低め(卵管11の内部通路を塞ぐ程度)に設定する。
、低め(卵管11の内部通路を塞ぐ程度)に設定する。
ここで、従来法に通常のOリングを用いて卵管11を結
紮する処置がなされているが、この場合、0リングを拡
大−縮小させるための装置が複雑かつ操作が面倒なもの
となっていた。
紮する処置がなされているが、この場合、0リングを拡
大−縮小させるための装置が複雑かつ操作が面倒なもの
となっていた。
′RS6図および第7図は本発明の第3の実施例を示す
。
。
この実施例は食道21の内壁面に発生した食道静脈瘤2
2に対し、上記第1の実施例と同様な生体結紮具2によ
って結紮する場合に適用したものである。すなわち、内
視鏡3の先端部外周にはフード23が装着され、このフ
ード23の内周面には第1の形状の結紮具2が嵌合可能
な凹溝24が形成されている。そして、第6図に示すよ
うに上記フード23の凹満24に第1の形状の結紮具2
を嵌め込み、その内視鏡3を食道21内に挿入してフー
ド23を食道静脈瘤22に近づけ、結紮具2を食道静脈
瘤22の外周に配置した状態でツー端側を吸引し、これ
によりフード23内を負圧にして食道静脈瘤22を隆起
させる。次に、この状態を数分間維持することで、内視
鏡3のライトガイド光(図示しないライトガイドファイ
バからの射出光)によって結紮具2を転移温度Tg以上
に加熱し、これにより第7図に示すように結紮具2が記
憶形状である第2の形状(リング内径を縮小させた形状
)に復元して食道静脈瘤22の根本部を締結した状態で
結紮具2が固定される。その後、内m if’i 3を
食道21内から抜去する。このように、食道静脈瘤22
を締結することで、これを壊死させ、除去することがで
きる。
2に対し、上記第1の実施例と同様な生体結紮具2によ
って結紮する場合に適用したものである。すなわち、内
視鏡3の先端部外周にはフード23が装着され、このフ
ード23の内周面には第1の形状の結紮具2が嵌合可能
な凹溝24が形成されている。そして、第6図に示すよ
うに上記フード23の凹満24に第1の形状の結紮具2
を嵌め込み、その内視鏡3を食道21内に挿入してフー
ド23を食道静脈瘤22に近づけ、結紮具2を食道静脈
瘤22の外周に配置した状態でツー端側を吸引し、これ
によりフード23内を負圧にして食道静脈瘤22を隆起
させる。次に、この状態を数分間維持することで、内視
鏡3のライトガイド光(図示しないライトガイドファイ
バからの射出光)によって結紮具2を転移温度Tg以上
に加熱し、これにより第7図に示すように結紮具2が記
憶形状である第2の形状(リング内径を縮小させた形状
)に復元して食道静脈瘤22の根本部を締結した状態で
結紮具2が固定される。その後、内m if’i 3を
食道21内から抜去する。このように、食道静脈瘤22
を締結することで、これを壊死させ、除去することがで
きる。
ここで、従来法に内視鏡3を用いてシアノアクリレート
等の硬化剤を注射針付カテーテルで食道静脈瘤22に刺
入・注入する治療がなされているが、この場合、生体内
壁に針を刺入するため、危険性が高いものであった。具
体的には、針による穿孔、他の正常部位への硬化剤の注
入等である。
等の硬化剤を注射針付カテーテルで食道静脈瘤22に刺
入・注入する治療がなされているが、この場合、生体内
壁に針を刺入するため、危険性が高いものであった。具
体的には、針による穿孔、他の正常部位への硬化剤の注
入等である。
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではない
。例えば、第1の実施例の内視鏡3は2つの鉗子チャン
ネルを有するものとし、そのうちの一方に把持鉗子4を
、他方にカテーテル6を抑大し、把持鉗子4で生体結紮
具2を把持しながらこれをカテーテル6で加熱するよう
にしてもよい。
。例えば、第1の実施例の内視鏡3は2つの鉗子チャン
ネルを有するものとし、そのうちの一方に把持鉗子4を
、他方にカテーテル6を抑大し、把持鉗子4で生体結紮
具2を把持しながらこれをカテーテル6で加熱するよう
にしてもよい。
また、生体結紮具2は断面円形のリング形状の他に、m
8図に示す短管状、第9図に示す断面三角形のリング形
状、第10図に示す断面ひし形のリング形状の他、第1
1図に示すように結紮具2の内面を坦面31にし、生体
に対して滑り止め効果をもたせるようにしてもよく、ま
た第12図に示すように結紮具2の内面に突起32を設
けるようにしてもよい。
8図に示す短管状、第9図に示す断面三角形のリング形
状、第10図に示す断面ひし形のリング形状の他、第1
1図に示すように結紮具2の内面を坦面31にし、生体
に対して滑り止め効果をもたせるようにしてもよく、ま
た第12図に示すように結紮具2の内面に突起32を設
けるようにしてもよい。
さらに、生体結紮具2の加熱手段としては、温水7や光
の利用の他、温風を供給したり、ヒータを備えたプロー
ブを近づけたり接触させる方法、あるいは磁性体を結紮
具2に一部固定または磁性粉体を結紮具2に混入させて
おき、体外から高周波誘導加熱するようにしてもよい。
の利用の他、温風を供給したり、ヒータを備えたプロー
ブを近づけたり接触させる方法、あるいは磁性体を結紮
具2に一部固定または磁性粉体を結紮具2に混入させて
おき、体外から高周波誘導加熱するようにしてもよい。
[発明の効果コ
以上述べたように本発明によれば、生体結紮具を形状記
憶樹脂から略リング状に形成したから、その形状回復量
を歪み量で400〜500%と飛濯的に向上でき、した
がって形状記憶合金(形状回復量7%)と比較し、本願
結紮具のごとくのリング形状でそのリング内径を拡張・
収縮できる範囲が広く、その後の加熱による生体隆起部
の締結量も大きくとれるものである。したがって、結紮
具によって隆起部を確実に締結することができ、しかも
高周波電流を流すことはないので、生体に対して安全に
、隆起部を確実に除去できる。また、結紮具の構造が非
常に簡単であり、形状記憶樹脂が形状記憶合金と比べて
安価であることと相まって、コストダウンに寄与する。
憶樹脂から略リング状に形成したから、その形状回復量
を歪み量で400〜500%と飛濯的に向上でき、した
がって形状記憶合金(形状回復量7%)と比較し、本願
結紮具のごとくのリング形状でそのリング内径を拡張・
収縮できる範囲が広く、その後の加熱による生体隆起部
の締結量も大きくとれるものである。したがって、結紮
具によって隆起部を確実に締結することができ、しかも
高周波電流を流すことはないので、生体に対して安全に
、隆起部を確実に除去できる。また、結紮具の構造が非
常に簡単であり、形状記憶樹脂が形状記憶合金と比べて
安価であることと相まって、コストダウンに寄与する。
さらに、結紮具による隆起部の結紮操作も簡単であり、
対極板を患者の体表面に接触させるといった煩雑さもな
く、処置時間を短縮でき、術者の負担はもちろんのこと
、患者への負担も軽減できる。
対極板を患者の体表面に接触させるといった煩雑さもな
く、処置時間を短縮でき、術者の負担はもちろんのこと
、患者への負担も軽減できる。
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は生体結紮具の導入工程を示す図、第2図は結紮具
の配置工程を示す図、第3図は結紮具の変形工程を示す
図、第4図および第5図は本発明の第2の実施例を示し
3、第4図は結紮具の配置工程を示す図、第5図は結紮
具の変形工程を示す図、第6図および第7図は本発明の
第3の実施例を示し、第6図は結紮具の配置工程を示す
図、第7図は結紮具の変形工程を示す図、第8図ないし
第12図はそれぞれ結紮具の変形例を示す断面図である
。 1・・・ポリープ、2・・・生体結紮具、3・・・内視
鏡、4・・・把持鉗子、6・・・カテーテル、7・・・
温水、11・・・卵管、12・・・把持具、13・・・
シース、22・・・食道静脈瘤、23・・・フード。
1図は生体結紮具の導入工程を示す図、第2図は結紮具
の配置工程を示す図、第3図は結紮具の変形工程を示す
図、第4図および第5図は本発明の第2の実施例を示し
3、第4図は結紮具の配置工程を示す図、第5図は結紮
具の変形工程を示す図、第6図および第7図は本発明の
第3の実施例を示し、第6図は結紮具の配置工程を示す
図、第7図は結紮具の変形工程を示す図、第8図ないし
第12図はそれぞれ結紮具の変形例を示す断面図である
。 1・・・ポリープ、2・・・生体結紮具、3・・・内視
鏡、4・・・把持鉗子、6・・・カテーテル、7・・・
温水、11・・・卵管、12・・・把持具、13・・・
シース、22・・・食道静脈瘤、23・・・フード。
Claims (2)
- (1)形状記憶樹脂から略リング状に形成され、そのリ
ング内径を高温側で拡張した後、低温側で冷却固定した
第1の形状と、加熱手段によって転移温度以上に加熱す
ることで、変形前の記憶形状にリング内径を縮小した第
2の形状とを有することを特徴とする生体結紮具。 - (2)内視鏡用処置具または内視鏡用フードによって上
記第1の形状の生体結紮具を生体隆起部まで導く工程と
、この生体隆起部の外周に上記第1の形状の生体結紮具
を配置する工程と、この第1の形状の生体結紮具に熱を
加えて上記第2の形状に変形させることで、生体隆起部
を結紮する工程とからなることを特徴とする生体結紮具
による生体隆起部の結紮方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1178612A JPH0341945A (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 生体結紮具およびその結紮具による生体隆起部の結紮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1178612A JPH0341945A (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 生体結紮具およびその結紮具による生体隆起部の結紮方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0341945A true JPH0341945A (ja) | 1991-02-22 |
Family
ID=16051493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1178612A Pending JPH0341945A (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 生体結紮具およびその結紮具による生体隆起部の結紮方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0341945A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007512098A (ja) * | 2003-11-26 | 2007-05-17 | ジョンズ ホプキンス ユニバーシティ | 経口経胃的内視鏡技法 |
CN110507392A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-11-29 | 扬州市君瑞企业管理有限公司 | 一种烧伤整形科手术用皮肤疣圈断器 |
CN113598863A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-11-05 | 云南省阜外心血管病医院 | 一种心脏外科经胸腔微创左心耳心外环扎系统 |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP1178612A patent/JPH0341945A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007512098A (ja) * | 2003-11-26 | 2007-05-17 | ジョンズ ホプキンス ユニバーシティ | 経口経胃的内視鏡技法 |
CN110507392A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-11-29 | 扬州市君瑞企业管理有限公司 | 一种烧伤整形科手术用皮肤疣圈断器 |
CN113598863A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-11-05 | 云南省阜外心血管病医院 | 一种心脏外科经胸腔微创左心耳心外环扎系统 |
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