JPH0341849Y2 - - Google Patents

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JPH0341849Y2
JPH0341849Y2 JP1986084277U JP8427786U JPH0341849Y2 JP H0341849 Y2 JPH0341849 Y2 JP H0341849Y2 JP 1986084277 U JP1986084277 U JP 1986084277U JP 8427786 U JP8427786 U JP 8427786U JP H0341849 Y2 JPH0341849 Y2 JP H0341849Y2
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guide
cooling
rolling
rolled material
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は、棒線材の圧延において圧延材の温度を
制御し同時に圧延材の疵や転倒を防止することを
目的とするガイドローラ付冷却ガイド装置に係る
ものである。
(従来の技術) 従来、線材などの高速圧延機においてはスタン
ド間距離が短いためにガイドなどの取付スペース
が制限されることから、圧延ロール直近に配置さ
れる冷却ガイドはその全長を短くするためにロー
ラ無しフリクシヨン冷却ガイドが使用されてお
り、例えば第4図示の特開昭59−13510号のよう
にガイドボツクス100にフリクシヨンガイド1
01と冷却ガイド102を有し、フリクシヨンガ
イドにより圧延ロールから出てきた圧延材を誘導
案内し、次に冷却剤の噴射量を調整可能な冷却ガ
イドにより圧延材の温度を制御し、成品の品質を
最適に保とうとするガイドである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記例は、圧延過程における圧延材の温度制御
に効果があるものの次に述べる問題点があつた。
冷却ガイドは棒線材などの圧延過程において、
圧延材を全円周方向に均等に冷却すると同時に次
段の圧延機やガイドに疵や転倒などを防止して誘
導案内することにより、成品の精度並びに品質を
向上させることを目的とするものであるが、従来
の圧延ロール入口に設置されるローラ無しのフリ
クシヨン冷却ガイドにあつては圧延材の抱合能力
がないために圧延材の振れ等によるフリクシヨン
ガイドとのスリ疵による品質低下や、フリクシヨ
ンガイドの摩耗等によつて圧延材が正しく起立し
て誘導されないために転倒して圧延ロールに噛み
込むことによる寸法精度低下が問題となつてい
る。
また、冷却機能についても特に圧延速度が高速
でしかも圧延スタンド間距離が短いNTミル
(Mon Twist Mill)にあつては、圧延材の冷却
部における通過速度が早過ぎて所要の降温効果や
水初効果が得られないために、圧延ロール入口直
近に冷却ガイドから極力離れた次段の圧延ロール
入口真近に水切機能を有する冷却ガイドを別個に
設置して温度調整精度を向上させる必要があつ
た。
これらの不都合の外にも、上記例においては冷
却剤の噴射量を調整する機構が複雑であり高価と
なることや維持管理に手数を要する難点があつ
た。
また、精度や品質を高めるために出口及び入口
ローラガイドと冷却ガイドを別々に設置する方法
もあるが、この方法にあつては圧延スタンド間距
離が短い場合には著しく困難であり、無理に設置
しようとすれば圧延ローラ出口に設けられる冷却
ガイドが次段の圧延ロールに近接し過ぎることと
なり、高速で通過する圧延材を十分に冷却するこ
とが出来ず冷却効果が得られないものとなる。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこれらの問題を解決するために考案さ
れたものであり、本考案におけるガイドローラ付
冷却ガイドは圧延ロール入口直近に設置され、ウ
オータージヤケツト1aとウオータージヤケツト
1aへの給水口1bを有するガイドボツクス1に
ローラホルダ4をボルト1dにより着脱可能に固
定したことを特徴とするものであり、更にガイド
ボツクス1には着脱可能かつ進退自在に設けた冷
却ガイド2がスリツトスリーブ3に対して冷却剤
の噴射量を調整可能になるよう固定ボルト2a及
び調整ボルト2bにより装着固定してある。
この場合、冷却剤の噴射は両者により形成され
る調整可能なスリツトから行なわれるが、その方
向は圧延材の進行方向に対し特定の方向となるよ
うに端面の傾斜面を同方向に形成して組み合わさ
れている。すなわち、冷却剤が圧延材進行方向と
逆方向に噴射するように形成するものであり、そ
の際の傾斜面10a,10bの傾斜角度は冷却効
果と水切効果を考慮して圧延材長手方向に対し20
度から70度の範囲が望ましい。
ローラホルダ4には2個のガイドローラ5が左
右対称にウオームホイル6aと一体の偏心軸6に
より軸支されており、ウオームホイル6aはウオ
ームシヤフト7に螺設されたウオームギア7a,
7bにより回転が与えられるよう構成されてい
る。
(作用) 給水口1bに給水ラインを接続し冷却ガイド2
の固定ボルト2aを緩め調整ボルト2bを回動さ
せスリツトスリーブ3との隙間を調整して冷却剤
の所要噴射量を得る。
図示の例では、冷却ガイド2とスリツトスリー
ブ3の隙間は圧延材の進行方向と逆方向に冷却剤
が噴射されるよう設定されており、前段の圧延ロ
ール出口で噴射されて圧延材に付着した余分な冷
却剤を除去するよう構成されている。
一方、ローラホルダ4に装着されているウオー
ムシヤフト7を回動するとウオームギア7a,7
aと噛合する偏心軸6と一体のウオームホイル6
a,6aがウオームシヤフト7の回転方向に応じ
互いに逆方向に回転してガイドローラ5,5の芯
間が中心振分調整される。
尚、本考案による冷却剤の噴射方向は本例に限
らず圧延材の進行方向又は進行方向に直角な方向
に噴射してもよく、また、冷却剤として圧縮空気
等を噴射することも可能である。
(実施例) 以下本考案の実施例について第1図、第2図に
基づき説明する。
圧延ロールR,R入口直近に設置されたガイド
ボツクス1にはウオータージヤケツト1aと給水
口1bが設けられており、ウオータージヤケツト
1aの内面には冷却剤通路用孔1cが設けられて
いる。
ガイドボツクス1の圧延材入口側(第1図右
側)から順に圧延ロールに向かつて冷却ガイド2
とスリツトスリーブ3が設けられ、冷却ガイド2
は2本の固定ボルト2a,2aによりガイドボツ
クス1に固定され、冷却ガイド2のガイドボツク
ス貫通部にはOリング2Cが嵌着されており、ス
リツトスリーブ3はガイドボツクス1とローラホ
ルダ4に嵌合されガイドボツクス1を挿通するボ
ルト1dによつてガイドボツクス1に締着され
る。
冷却剤の噴射量調整は冷却ガイド2の固定ボル
ト2aを緩めて冷却剤噴射量調整ボルト2b,2
bを冷却剤噴射量が所定量になるよう冷却ガイド
2とスリツトスリーブ3の隙間を調整した後、再
度固定ボルトを緩めることにより行なわれる。
ガイドボツクス1の圧延材出口側にはローラホ
ルダ4がガイドボツクス1を挿通する4本のボル
ト1dによつて固定される。
ローラホルダ4にはガイドローラ5,5がベア
リング5a,5aと共に回転自在に偏心軸6によ
つて軸支されており、偏心軸6にはウオームホイ
ル6aが一体に設けられ、ウオームホイル6aは
ウオームシヤフト7に設けられたウオームギア7
a,7aに噛合しており、ウオームシヤフト7を
回動することによりウオームホイル6aが互いに
逆方向に回転して偏心軸6の偏心量に応じてガイ
ドローラの芯間を中心振分調整することが出来
る。
(効果) 本考案によれば、従来より圧延ロール出口直近
に配置されている出口冷却ガイドの外に、従来圧
延スタンド間距離が短いためにいずれか一方しか
設置することが出来なかつた圧延ロール入口のロ
ーラガイドと冷却ガイドの双方の機能を有するガ
イドローラ付冷却ガイドを圧延ロール入口に設置
することが可能であるから、例えば棒線材の高速
NTミル圧延など圧延材の通過速度が早過ぎて冷
却ガイドによる降温効果が不十分であり、かつ圧
延スタンド間距離が短くガイドの取付スペースの
少ない場合において次の効果が期待される。
第1に、従来圧延機出口直近に配置されていた
出口冷却ガイドにおいて不十分であつた圧延材の
温度制御や水切機能を、本考案によるガイドロー
ラ付冷却ガイドを次段の圧延機入口に設置するこ
とによつて、より精度の高い水切機能を含めた温
度調整が可能となり、圧延材の均一な温度調整に
よる製品品質の向上が達成される。
第2に、従来のように複雑な冷却剤の噴射量調
整機構を必要とすることなく、4本のボルトを調
整することによつて噴射量を調整することが出来
る。
第3に、圧延サイズの変更を行なう場合、従来
のフリクシヨンガイドによる方法であれば一旦エ
ントリーガイドを圧延ラインから取り外してサイ
ズの異なるエントリーガイドに交換した上で圧延
ラインに装着しなければならないが、本装置であ
れば圧延ラインに設置したままカセツト式ローラ
ホルダごとガイドローラを交換すればよく、ま
た、冷却ガイドを圧延サイズ変更に合わせて交換
する場合にも取付ボルトを緩めて容易に交換する
ことが出来るから、圧延サイズ換えに要する時間
が短くてよく、工場設備の稼動率を向上出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す一部切欠断面を含
む側面図、第2図は平面図、第3図は正面図、第
4図は従来の例を示す断面図である。 1……ガイドボツクス、2……冷却ガイド、3
……スリツトスリーブ、4……ローラホルダ、5
……ガイドローラ、6……偏心軸、7……ウオー
ムシヤフト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウオータージヤケツトを有するガイドボツクス
    の一端部側に、圧延材を誘導案内する冷却ガイド
    とスリツトスリーブを装着し、該冷却ガイドはガ
    イドボツクスに着脱可能にかつ調整ボルトにより
    ガイドボツクスに進退自在に装着されてスリツト
    スリーブとの間に冷却剤を圧延材の進行方向と逆
    方向に噴射できるようにスリツトを形成し、更に
    ローラホルダをガイドボツクスの他端部側に着脱
    可能に固着し、該ローラホルダにはガイドローラ
    が偏心軸によりベアリングと共に軸支されている
    ことを特徴とするガイドローラ付冷却ガイド。
JP1986084277U 1986-06-02 1986-06-02 Expired JPH0341849Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986084277U JPH0341849Y2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986084277U JPH0341849Y2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62193908U JPS62193908U (ja) 1987-12-09
JPH0341849Y2 true JPH0341849Y2 (ja) 1991-09-03

Family

ID=30938629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986084277U Expired JPH0341849Y2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4911295U (ja) * 1972-05-04 1974-01-30
JPS5218998U (ja) * 1975-07-29 1977-02-10

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4911295U (ja) * 1972-05-04 1974-01-30
JPS5218998U (ja) * 1975-07-29 1977-02-10

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JPS62193908U (ja) 1987-12-09

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