JPH0341386B2 - - Google Patents
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- JPH0341386B2 JPH0341386B2 JP57164185A JP16418582A JPH0341386B2 JP H0341386 B2 JPH0341386 B2 JP H0341386B2 JP 57164185 A JP57164185 A JP 57164185A JP 16418582 A JP16418582 A JP 16418582A JP H0341386 B2 JPH0341386 B2 JP H0341386B2
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- JP
- Japan
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- drive mechanism
- fluid power
- rotor
- output member
- distribution device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 39
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 30
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 9
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 7
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 5
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 4
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
- B62D5/10—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of power unit
- B62D5/14—Rotary motor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Hydraulic Motors (AREA)
- Retarders (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ステアリングホイールのような駆動
制御装置に連結される回転可能な第1要素及び空
動き連結部を介して第1要素に連結される回転可
能な第2要素を有するとともに、上記空動きを利
用して少なくとも1つの複動型流体動力援助モー
タの作動室に作動流体を選択的に供給する流体分
配装置と、第2要素とステアリングリンク機構の
ような被動装置に連結される回転出力部材との間
に設けられた増力伝達装置とをハウジング内に備
えている流体動力援助駆動機構、特に自動車用動
力操向装置に用いられる駆動機構に関するもので
ある。
制御装置に連結される回転可能な第1要素及び空
動き連結部を介して第1要素に連結される回転可
能な第2要素を有するとともに、上記空動きを利
用して少なくとも1つの複動型流体動力援助モー
タの作動室に作動流体を選択的に供給する流体分
配装置と、第2要素とステアリングリンク機構の
ような被動装置に連結される回転出力部材との間
に設けられた増力伝達装置とをハウジング内に備
えている流体動力援助駆動機構、特に自動車用動
力操向装置に用いられる駆動機構に関するもので
ある。
このタイプの駆動機構は、あらゆる技術分野に
おける機械的構造に用いることができるものであ
り、下記説明では、単に一例として、自動車用動
力操向装置に用いられる流体動力援助駆動機構に
適用しているのである。
おける機械的構造に用いることができるものであ
り、下記説明では、単に一例として、自動車用動
力操向装置に用いられる流体動力援助駆動機構に
適用しているのである。
増力伝達装置の特性は、原則として、この駆動
機構が組入れられる機械装置の構造的特性に応じ
て決定されるものである。従つて、例えば自動車
用動力操向装置では、この伝達装置は、例えばラ
ツク・セクタ組立体、ピニオン・平歯車組立体、
ピニオン・ラツク組立体、あるいは米国特許第
2410049号に記載されているような類似の装置等、
あらゆるタイプの歯車装置によつて回転出力部材
に連結されるねじ・ナツト機構をなしている。い
ずれの場合においても、回転出力部材の位置及び
方向は駆動力を受ける回転入力部材である第1要
素のものとは異なつており、このような配置関係
は多くの場合には適切である。しかし、例えば動
力援助付きではない既存の自動車のステアリング
コラムに上記タイプの動力援助駆動機構を組入れ
る場合には、回転出力部材が回転入力部材と同軸
的に配置されていることが要求されるのである。
機構が組入れられる機械装置の構造的特性に応じ
て決定されるものである。従つて、例えば自動車
用動力操向装置では、この伝達装置は、例えばラ
ツク・セクタ組立体、ピニオン・平歯車組立体、
ピニオン・ラツク組立体、あるいは米国特許第
2410049号に記載されているような類似の装置等、
あらゆるタイプの歯車装置によつて回転出力部材
に連結されるねじ・ナツト機構をなしている。い
ずれの場合においても、回転出力部材の位置及び
方向は駆動力を受ける回転入力部材である第1要
素のものとは異なつており、このような配置関係
は多くの場合には適切である。しかし、例えば動
力援助付きではない既存の自動車のステアリング
コラムに上記タイプの動力援助駆動機構を組入れ
る場合には、回転出力部材が回転入力部材と同軸
的に配置されていることが要求されるのである。
本発明の目的は、特に上記要求を満たすため、
回転入力部材と同軸の回転出力部材を備えた極め
てコンパクトな構造を有し、且つ動力援助及び増
力を確実に行うことができるようにした上記タイ
プの流体動力援助駆動機構を提供することにあ
る。
回転入力部材と同軸の回転出力部材を備えた極め
てコンパクトな構造を有し、且つ動力援助及び増
力を確実に行うことができるようにした上記タイ
プの流体動力援助駆動機構を提供することにあ
る。
この目的を達成するため、本発明は、上記タイ
プの流体動力援助駆動機構において、第1要素と
回転出力部材が同軸的に配置され、増力伝達装置
が、分配装置の第2要素に固着されたサンギヤ
と、出力部材に固着されたクロス部材に支持され
ている少なくとも1つのプラネタリギヤとを含む
遊星歯車装置で構成され、複動型流体動力援助モ
ータが、出力部材に連結されるとともに、ハウジ
ングに形成された空所内に回転する同軸的なブレ
ード付ロータを有し、ロータが分配装置を部分的
に包囲するように配置されていることを特徴とす
るものである。
プの流体動力援助駆動機構において、第1要素と
回転出力部材が同軸的に配置され、増力伝達装置
が、分配装置の第2要素に固着されたサンギヤ
と、出力部材に固着されたクロス部材に支持され
ている少なくとも1つのプラネタリギヤとを含む
遊星歯車装置で構成され、複動型流体動力援助モ
ータが、出力部材に連結されるとともに、ハウジ
ングに形成された空所内に回転する同軸的なブレ
ード付ロータを有し、ロータが分配装置を部分的
に包囲するように配置されていることを特徴とす
るものである。
上記構成によれば、動力援助モータを含む駆動
機構の主要部品が駆動機構の単一の主回転軸線と
同軸的に配置されている。
機構の主要部品が駆動機構の単一の主回転軸線と
同軸的に配置されている。
また、動力援助モータのブレード付ロータが分
配装置を部分的に包囲しているので、駆動機構全
体が特に軸線方向に関してコンパクトに構成でき
る利点がある。
配装置を部分的に包囲しているので、駆動機構全
体が特に軸線方向に関してコンパクトに構成でき
る利点がある。
本発明の他の特徴及び利点は添付図面を参照し
て行う好ましい実施例の下記説明から明白となる
であろう。
て行う好ましい実施例の下記説明から明白となる
であろう。
第1図において、本発明による流体動力援助駆
動機構は、ねじ部3に螺合されたカバー2によつ
て閉塞された減速装置の皿形ハウジング1と、カ
バー5によつて閉塞された駆動装置の環状ハウジ
ング4との同軸的な積重体を基本的に含んでお
り、ハウジング4とカバー5は同ハウジングを貫
通するボルト6によつてハウジング1に締着され
ている。
動機構は、ねじ部3に螺合されたカバー2によつ
て閉塞された減速装置の皿形ハウジング1と、カ
バー5によつて閉塞された駆動装置の環状ハウジ
ング4との同軸的な積重体を基本的に含んでお
り、ハウジング4とカバー5は同ハウジングを貫
通するボルト6によつてハウジング1に締着され
ている。
駆動装置の環状ハウジング4は円筒状の内周面
7を有し、図示の実施例では、内周面7は、半径
方向内方に且つハウジング4の軸線方向の全長に
わたつて延びている3つの隔壁8によつて分離さ
れて、同ハウジング内に3つの同一の区画部を形
成する。このハウジング4内に回転自在に配設さ
れている駆動ロータ9はハウジング4と同一の軸
線方向長さを有し、半径方向外方に且つ同ロータ
と同一の長さを軸線方向に延びている3つのブレ
ード10を具えており、ロータ9はブレード10
間に円筒状の外周面11を有している。隔壁8の
内方端縁とブレード10の外方端縁にはそれぞれ
ガスケツト12と13が設けられて、ロータ9の
外周面11及びハウジング4の内周面7に接触し
ている。他方、ロータ9とハウジング4との軸線
方向の両面は、それ自体周知の方法、例えば静的
且つ摺動自在なガスケツトを介して、減速装置の
ハウジング1と駆動装置のカバー5との軸線方向
に対向する面に密封的に接触して、互いに密封的
に隔離された2組の作動室14と15を可動のブ
レード10と固定隔壁8との間に限界しており、
従つて、ハウジング4とロータ9は複動型流体動
力援助モータを構成している。
7を有し、図示の実施例では、内周面7は、半径
方向内方に且つハウジング4の軸線方向の全長に
わたつて延びている3つの隔壁8によつて分離さ
れて、同ハウジング内に3つの同一の区画部を形
成する。このハウジング4内に回転自在に配設さ
れている駆動ロータ9はハウジング4と同一の軸
線方向長さを有し、半径方向外方に且つ同ロータ
と同一の長さを軸線方向に延びている3つのブレ
ード10を具えており、ロータ9はブレード10
間に円筒状の外周面11を有している。隔壁8の
内方端縁とブレード10の外方端縁にはそれぞれ
ガスケツト12と13が設けられて、ロータ9の
外周面11及びハウジング4の内周面7に接触し
ている。他方、ロータ9とハウジング4との軸線
方向の両面は、それ自体周知の方法、例えば静的
且つ摺動自在なガスケツトを介して、減速装置の
ハウジング1と駆動装置のカバー5との軸線方向
に対向する面に密封的に接触して、互いに密封的
に隔離された2組の作動室14と15を可動のブ
レード10と固定隔壁8との間に限界しており、
従つて、ハウジング4とロータ9は複動型流体動
力援助モータを構成している。
カバー5とロータ9は内部に連続した孔を形成
するように同軸的に機械加工され、同孔は総括的
に符号16で示す流体分配装置のステータを収容
する容器を構成している。流体分配装置16はい
かなる従来周知のタイプのもの、例えば、図示の
ように多数の同軸の溝を具えたロータとスリーブ
状ステータを有する分配装置、あるいは本出願人
が所有する英国特許第1576153号に記載されてい
るような小型な星形の分配装置である。いずれの
場合でも、分配装置は、カバー5から外部に突出
し、駆動制御装置を構成する自動車のステアリン
グホイールに連結された伝達コラムを受容する連
結部18を具えると共に、分配装置のロータを固
着している第1又は入力要素17と、分配装置の
ステータに連結されている第2又は出力要素19
とを含み、同要素は機械的な空動き連結部を介し
て互いに連結されており、従つて、この2つの要
素17と19間の相対移動を利用して、分配装置
のステータに対して分配装置の(管状又は星形
の)ロータを回転駆動させて、分配装置の流体入
口20と流体出口21との間で循環している作動
圧力流体を、概略的に示されている分配通路22
と23を介して、流体動力援助モータの作動室1
4,15に選択的に供給するようになつている。
するように同軸的に機械加工され、同孔は総括的
に符号16で示す流体分配装置のステータを収容
する容器を構成している。流体分配装置16はい
かなる従来周知のタイプのもの、例えば、図示の
ように多数の同軸の溝を具えたロータとスリーブ
状ステータを有する分配装置、あるいは本出願人
が所有する英国特許第1576153号に記載されてい
るような小型な星形の分配装置である。いずれの
場合でも、分配装置は、カバー5から外部に突出
し、駆動制御装置を構成する自動車のステアリン
グホイールに連結された伝達コラムを受容する連
結部18を具えると共に、分配装置のロータを固
着している第1又は入力要素17と、分配装置の
ステータに連結されている第2又は出力要素19
とを含み、同要素は機械的な空動き連結部を介し
て互いに連結されており、従つて、この2つの要
素17と19間の相対移動を利用して、分配装置
のステータに対して分配装置の(管状又は星形
の)ロータを回転駆動させて、分配装置の流体入
口20と流体出口21との間で循環している作動
圧力流体を、概略的に示されている分配通路22
と23を介して、流体動力援助モータの作動室1
4,15に選択的に供給するようになつている。
カバー5とは反対側の動力援助モータのロータ
9の端部は、スプライン連結部24を介して、総
括的に符号25で示した軸の内方端部に一体的に
回転し得るように連結されており、軸25は減速
装置から成る増力伝達装置の回転出力部材を構成
している。軸25は減速装置ハウジング1に形成
された軸線方向の孔26を挿通され、ベアリング
27及び保持リング28によつてカバー2に回転
自在に装架されており、又、軸25は、カバー2
を越えて延びて、被動装置を構成する自動車のス
テアリングリンク機構に連結される端部連結部2
9を具えている。
9の端部は、スプライン連結部24を介して、総
括的に符号25で示した軸の内方端部に一体的に
回転し得るように連結されており、軸25は減速
装置から成る増力伝達装置の回転出力部材を構成
している。軸25は減速装置ハウジング1に形成
された軸線方向の孔26を挿通され、ベアリング
27及び保持リング28によつてカバー2に回転
自在に装架されており、又、軸25は、カバー2
を越えて延びて、被動装置を構成する自動車のス
テアリングリンク機構に連結される端部連結部2
9を具えている。
第1図に明瞭に示されているように、分配装置
16の第2要素19は第1要素17とは反対の方
向に延びて、回転出力軸25の内方端部に形成さ
れた同軸的な凹所内に2つのベアリング30と3
1によつて回転自在に装架されており、従つて第
2要素19は増力伝達装置の回転入力部材を構成
している。同ベアリング30と31間には、第2
要素19に形成されたサンギヤ又はピニオン32
が配置される。
16の第2要素19は第1要素17とは反対の方
向に延びて、回転出力軸25の内方端部に形成さ
れた同軸的な凹所内に2つのベアリング30と3
1によつて回転自在に装架されており、従つて第
2要素19は増力伝達装置の回転入力部材を構成
している。同ベアリング30と31間には、第2
要素19に形成されたサンギヤ又はピニオン32
が配置される。
回転出力軸25は、サンギヤ32の上方で、互
いに直径方向に対向する2つの半径方向の開口又
は凹所33を具え、又この開口の横方向の端縁の
一方(図示の実施例では、内方端縁)に隣接し
て、駆動機構全体の軸線Z−Zに関し対称な2つ
の腕から成るクロス部材(キヤリヤ)35をスプ
ライン連結部34を介して固着している。各腕は
軸線Z−Zに対し平行に延びた軸36を具え、こ
の軸にはプラネタリギヤ又はピニオン37が回転
自在に取付けられて、回転出力軸25の半径方向
の開口33内に部分的に延在し、同プラネタリギ
ヤ37は、一方において、サンギヤ32に内方で
係合し、他方において、ハウジング1の内周面に
設けられたリングギヤ38に外方で係合してい
る。この遊星歯車装置はすぐ歯を有していること
が有益である。
いに直径方向に対向する2つの半径方向の開口又
は凹所33を具え、又この開口の横方向の端縁の
一方(図示の実施例では、内方端縁)に隣接し
て、駆動機構全体の軸線Z−Zに関し対称な2つ
の腕から成るクロス部材(キヤリヤ)35をスプ
ライン連結部34を介して固着している。各腕は
軸線Z−Zに対し平行に延びた軸36を具え、こ
の軸にはプラネタリギヤ又はピニオン37が回転
自在に取付けられて、回転出力軸25の半径方向
の開口33内に部分的に延在し、同プラネタリギ
ヤ37は、一方において、サンギヤ32に内方で
係合し、他方において、ハウジング1の内周面に
設けられたリングギヤ38に外方で係合してい
る。この遊星歯車装置はすぐ歯を有していること
が有益である。
上記説明からわかるように、駆動機構全体の軸
線Z−Zと同軸的に、プラネタリギヤ37(同ギ
ヤは上記軸線に関し対称的に配置されてはいる
が)を除く、上述したすべての構成部品が配置さ
れており、幾つかの構成部品を独特に配置するこ
とにより、特に星形の回転式流体分配装置を用い
れば、軸線方向の寸法を大幅に減少させることが
可能となる。
線Z−Zと同軸的に、プラネタリギヤ37(同ギ
ヤは上記軸線に関し対称的に配置されてはいる
が)を除く、上述したすべての構成部品が配置さ
れており、幾つかの構成部品を独特に配置するこ
とにより、特に星形の回転式流体分配装置を用い
れば、軸線方向の寸法を大幅に減少させることが
可能となる。
上述した駆動機構は次のように作動する。
動力援助のない場合、分配装置16の第1要素
17の連結部18に加えられる人力駆動入力は、
上記空動き連結部を介して分配装置の第2要素1
9に直接伝達されて、減速装置の密閉空所内でサ
ンギヤ32を回転せしめる。このサンギヤ32の
回転により、プラネタリギヤ37が軸36を中心
として回転され、固定状態のリングギヤ38のた
め、クロス部材又はキヤリヤ35が回転出力軸2
5と共に回転せしめられる。駆動装置は、非作動
時、出力軸25からの駆動力をブレード付ロータ
9に受けるが、このロータ9のブレード10は、
環状ハウジング4の固定隔壁8との間でいかなる
作用も生じさせることなく移動する。
17の連結部18に加えられる人力駆動入力は、
上記空動き連結部を介して分配装置の第2要素1
9に直接伝達されて、減速装置の密閉空所内でサ
ンギヤ32を回転せしめる。このサンギヤ32の
回転により、プラネタリギヤ37が軸36を中心
として回転され、固定状態のリングギヤ38のた
め、クロス部材又はキヤリヤ35が回転出力軸2
5と共に回転せしめられる。駆動装置は、非作動
時、出力軸25からの駆動力をブレード付ロータ
9に受けるが、このロータ9のブレード10は、
環状ハウジング4の固定隔壁8との間でいかなる
作用も生じさせることなく移動する。
これに対し、流体動力援助を行うことができる
正常時、即ち、圧力流体が入口20を介して流入
しそして出力21を経てタンクへ流出している
時、分配装置の第1要素17と第2要素19との
間で生ずる空動きの量に応じて、分配装置が作動
室14と15を入口20と出口21に選択的に連
通させ、圧力流体をいずれか一方の作動室に供給
して両室14と15間で圧力差を発生させ、その
結果ロータ9が所定の方向に回転されて、ロータ
に連結された回転出力軸25を駆動することにな
る。出力軸25に連結されているクロス部材又は
キヤリヤ35がリングギヤ38上でプラネタリギ
ヤ37を回転させて、サンギヤ32を増速回転せ
しめ、同サンギヤが固着されている流体分配装置
の第2要素19を介して、サンギヤ32が分配装
置のステータを変位させて、分配装置の第1要素
17に発揮される駆動力の結果として同要素が到
達する新たな角方向位置に応じた流体的平衡位置
を見出すこととなる。
正常時、即ち、圧力流体が入口20を介して流入
しそして出力21を経てタンクへ流出している
時、分配装置の第1要素17と第2要素19との
間で生ずる空動きの量に応じて、分配装置が作動
室14と15を入口20と出口21に選択的に連
通させ、圧力流体をいずれか一方の作動室に供給
して両室14と15間で圧力差を発生させ、その
結果ロータ9が所定の方向に回転されて、ロータ
に連結された回転出力軸25を駆動することにな
る。出力軸25に連結されているクロス部材又は
キヤリヤ35がリングギヤ38上でプラネタリギ
ヤ37を回転させて、サンギヤ32を増速回転せ
しめ、同サンギヤが固着されている流体分配装置
の第2要素19を介して、サンギヤ32が分配装
置のステータを変位させて、分配装置の第1要素
17に発揮される駆動力の結果として同要素が到
達する新たな角方向位置に応じた流体的平衡位置
を見出すこととなる。
流体動力援助駆動機構全体としての入力部材を
形成する分配装置の第1要素17が初期休止位置
に戻る時、上述したと逆の態様の作動が行われ
る。
形成する分配装置の第1要素17が初期休止位置
に戻る時、上述したと逆の態様の作動が行われ
る。
第1要素17が反対方向に人力で駆動される場
合、上述したと対称の作動が行われる。
合、上述したと対称の作動が行われる。
第1図は本発明による流体動力援助駆動機構の
縦断面図、第2図は第1図の線−に沿つて半
分を示す断面図、第3図は第1図の線−に沿
つて半分を示す断面図である。 1,4……ハウジング、2,5……カバー、8
……隔壁、9……駆動ロータ、10……ブレー
ド、14,15……作動室、16……流体分配装
置、17……第1要素、19……第2要素、25
……軸、32……サンギヤ、33……開口、35
……クロス部材、37……プラネタリギヤ、38
……リングギヤ。
縦断面図、第2図は第1図の線−に沿つて半
分を示す断面図、第3図は第1図の線−に沿
つて半分を示す断面図である。 1,4……ハウジング、2,5……カバー、8
……隔壁、9……駆動ロータ、10……ブレー
ド、14,15……作動室、16……流体分配装
置、17……第1要素、19……第2要素、25
……軸、32……サンギヤ、33……開口、35
……クロス部材、37……プラネタリギヤ、38
……リングギヤ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 駆動制御装置に連結される回転可能な第1要
素17及び空動き連結部を介して第1要素に連結
される回転可能な第2要素19を有するととも
に、上記空動きを利用して少なくとも1つの複動
型流体動力援助モータの作動室14,15に作動
流体を選択的に供給する流体分配装置16と、第
2要素19と被動装置に連結される回転出力部材
25との間に設けられた増力伝達装置とをハウジ
ング4内に備えている流体動力援助駆動機構にお
いて、第1要素17と回転出力部材25が同軸的
に配置され、増力伝達装置が、分配装置の第2要
素19に固着されたサンギヤ32と、出力部材2
5に固着されたクロス部材35に支持されている
少なくとも1つのプラネタリギヤ37とを含む遊
星歯車装置で構成され、複動型流体動力援助モー
タが、出力部材25に連結されるとともに、ハウ
ジング4に形成された空所内を回転する同軸的な
ブレード10付ロータ9を有し、ロータ9が分配
装置を部分的に包囲するように配置されているこ
とを特徴とする流体動力援助駆動機構。 2 分配装置16の第2要素19が、出力部材2
5に形成された軸線方向の凹所内に延在する端部
を有していることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の流体動力援助駆動機構。 3 プラネタリギヤ37が出力部材25の半径方
向の開口33内に延在して、上記凹所内に延在し
ている分配装置16の第2要素19の端部に形成
されたサンギヤ32と噛合していることを特徴と
する特許請求の範囲第2項記載の流体動力援助駆
動機構。 4 分配装置の第2要素19が分配装置のロータ
を包囲している分配装置のステータに連結されて
おり、同ステータが上記モータのロータ9の同軸
的な孔内に部分的に収容されていることを特徴と
する特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
か1項に記載の流体動力援助駆動機構。 5 プラネタリギヤ37が、駆動機構のハウジン
グ1の内面に設けられたリングギヤ38と噛合し
ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項な
いし第4項のいずれか1項に記載の流体動力援助
駆動機構。 6 出力部材25がハウジング1のカバー2に回
転自在に装架されていることを特徴とする特許請
求の範囲第5項記載の流体動力援助駆動機構。 7 ブレード10を具えたロータ9が回転する上
記空所に、同ロータの外周面に密封的に接触する
半径方向の隔壁8が設けられていることを特徴と
する特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれ
か1項に記載の流体動力援助駆動機構。 8 遊星歯車装置の各ギヤ32,37,38がす
ぐ歯を有していることを特徴とする特許請求の範
囲第1項ないし第7項のいずれか1項に記載の流
体動力援助駆動機構。
Applications Claiming Priority (2)
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---|---|---|---|
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- 1982-09-21 EP EP82401710A patent/EP0075518B1/fr not_active Expired
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