JPH0341334A - 歯車の打痕値測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、自動車のエンジンや変速機などに使用され
るの車の打痕値測定装置についてのものである。

［従来の技術１ 次に、第３図を参ｙ＜Ｉ　して打痕値を測定する方法を
説明する。

第３図の１ｃ１ワーク、２は親歯車、３はワーク１の回
転軸、４（ｉ親歯車２の回転軸であり、親歯車２をワ−
りｌに押し当て、ワ−り１を回転させる。このときの回
転軸３と回転軸４の間の距離の変化を変位センサで読み
収り、このデータを処理して打痕値を算出する。

次に、第４図により打痕値について説明する。

第４図では、説明を簡単にするため、歯振れ成分を除い
ている。

第４図中央部分の凸部は、ワーク１に打痕等があるため
に生じたものである。

第４図に示すように、打痕値は歯ごとの極大値と極小値
の差で算出される。

従来の方法では、変位センサを一定周期でサンプリング
したー運のデータを時系列的に処理して打痕値を求める
。すなわち、極大点と極小点を次々さがし出Ｌ７ていく
方法がとられている。

次に、第４図の実際の波形図を第５図に示す。

第５図から明らかなように、実際の波形図は複雑な凹凸
となる。これは、ワーク１が理想の歯形でないために生
じる歯周期の変動や、ワーク１の表面の加工の粗さによ
る不規則な変動が加わるためである。

［発明力鋪Ｙ決しようとする課題］ 第５図の波形を第４図のようにするためには、フィル・
タリングやラフ１〜ウエアによる処理をほどこさなけれ
ばならない。

このような処理をしないと、第５図のＡ、Ｂなどの部分
も極大／極小値として認識してしまうので、報告される
打痕値１２が実際の打痕値１１より小さくなる。

この発明は、第５図の波形が凹凸の多少によらず、次の
特徴を持つことに注目して、変位センサデータを処理し
、打痕値を算出するものである。

（ア）［［意の２　ｒｆｆｌ長区間をとると、少なくと
も１−＞の極大点と、１つの極小点が存在する。

（イ）歯振れ成分が加わった場合ても、隣接する歯の極
小値どおし番よ、ゆっくり変化するので、はとんど変わ
らない。

すなわち、ワークｌの回転に件い、歯形による歯信号発
生器を設け、このタイミングで区切られた区間のデータ
のうちの最大値と最小値を求め、その差を打痕値として
採用し、１歯ごと、この区間をずらして全歯の打痕を測
定する。

［課題を解決するための手段］ この目的を遠戚するため、この発１１１１では、第１の
回転軸３が固定され、一定速度て回転するワーク１と、
ワーク１と噛み合わされ、第２の回転軸４が第１の回転
軸３側に移動する構造の親歯車２と、ワーク１の回転に
従ってワーク１の歯に対応したタイミングで歯信号８を
発生する歯信号発生器５と、親歯車２の変位量を検出し
、変位信号９を出ず変位センサ６と、歯信号８と変位信
号９を入力とし、ワーク１の２歯区間の変位の最大値と
最小値を求め、その差を打痕値とする。

次に、この発明による歯車の打痕測定装置の構成図を第
１図により説明する。

５は歯信号発生器、６は変位センサ、７は測定手段、Ｉ
ＯＡはモータ、ＩＯＢはばね、ＩＯＣは軸受けであり、
その他の部分は第３図と同じである。

「作用］１ 第１図では、ワーク１の回転軸３は固定され、ワーク１
は−・定速度で回転する。

親歯車２はワーク１と噛み合わされ、親歯車２の回転軸
４は、ばねＩＯＢとばね１０Ｃで、ワーク１の回転軸３
の方向に移動できる構造にする。

変位センサ６は親歯車２の変位量を検出し、変位信号９
を測定手段７に送る。

歯信号発生器５は近接スイッチによりワーク１の回転に
従ってワーク１の歯に対応したタイミングで歯信号８を
発生ずる。

測定手段７は、歯信号８と変位信号９を入力とし、ワー
ク１の打痕値を算出する。

次に、第１図のｄｌす定手段７による打痕値算出のフロ
チャー　１〜を第２図により説明する。

ステップ２１では、主要なレジスタとして、最大値１、
最小値１、最大値２、最小値２を持つ。

これらはすべて初期化される。

ステップ２２では、歯信号８を読み、歯信号８が立上り
エツジである場合はステップ２４に移る。

歯信号８が立上りエツジである場合とは、前の値が「０
」で今回「１」になることである。

歯信号８が立上りエツジでない場合は、ステップ２３に
移る。

ステップ２３では、変位信号９を読み、変位信号９の値
が最大値「１」より大きければ、その値で最大値「１」
を更新し、最小値「１」より小さければ最小値１°工」
を更新する。その後ステップ２２に戻る。

ステップ２２とステップ２３を繰り返していると、ワー
ク１の回転で、歯信号８が立上がる。

ステップ２４では、歯信号８が立ち上がった場合に、次
式で打痕値を算出する。

− 打痕値−ＭＡＸｘ　［最大値上、最大値２］ＭＩ・Ｎ［
最小値１、最小値２］ ただし、ＭＡＸ　［Ａ、ＢコはＡ、Ｂのうち大きい方の
値を意味し、ＭＩＮ［Ａ、Ｂ］は、Ａ、Ｂのうち小さい
方を意味する。

ステップ２５では、次の歯の測定の準備として最大値１
を最大値２にセラ１〜し、最小値１を最小値２にセラ１
〜する。

ステップ２６では、最大値１および最小値１を初期化す
る。

ステップ２１からステップ２６までをワーク１が１回転
するまで続け、ワーク１の全部の歯を測定する。

［発明の効果］ この発明によれば、ワークの回転に伴い、歯形による歯
信号発生器を設け、このタイミングで区切られた区間の
データのうちの最大値と最小値を求め、その差を打痕値
として採用し、１歯ごと、この区間をずらして全歯の打
痕を測定するので、分割などの誤差が生じない。

また、ワークの面粗や形状誤差の影響を受ｃｌにくく、
くり返し猜度のよい測定ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による歯車の打痕測定装置の構成図、
第２図は第１図の測定手段７による打痕値算出のフロチ
ャー１−１第３図は打痕値測定の説明図、第４図は第３
図による変位の理想的波形図、第５図は第４図の実際波
形図である。 １・・・・・・ワーク、２・・・・・・親歯車、３・・
・・・・ワーク１の回転軸、４・・・・・・親歯車２の
回転軸、５・・・・・・歯信号発生器、６・・・・・・
変位センサ、７・・・・・・測定手段、８・・・・・・
画信号、９・・・・・・変位信号、ＩＯＡ・・・・・・
モータ、１０Ｂ・・・・・・ばね、１０Ｃ・・・・・・
軸受け。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、第１の回転軸（３）が固定され、一定速度で回転す
   るワーク（１）と、 ワーク（１）と噛み合わされ、第２の回転軸（４）が第
   １の回転軸（３）側に移動する構造の親歯車（２）と、 ワーク（１）の回転に従ってワーク（１）の歯に対応し
   たタイミングで歯信号（８）を発生する歯信号発生器（
   ５）と、 親歯車（２）の変位量を検出し、変位信号（９）を出す
   変位センサ（６）と、 歯信号（８）と変位信号（９）を入力とし、ワーク（１
   ）の２歯区間の変位の最大値と最小値を求め、１歯ごと
   、この区間をずらして全歯の打痕値を測定することを特
   徴とする歯車の打痕値測定装置。