JPH0341030A - 抗ウイルス剤 - Google Patents

抗ウイルス剤

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JPH0341030A
JPH0341030A JP1175435A JP17543589A JPH0341030A JP H0341030 A JPH0341030 A JP H0341030A JP 1175435 A JP1175435 A JP 1175435A JP 17543589 A JP17543589 A JP 17543589A JP H0341030 A JPH0341030 A JP H0341030A
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antiviral
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viruses
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Haruhisa Fujita
藤田 晴久
Hitoshi Sasaki
佐々木 ▲ひとし▼
Yoshiko Seto
瀬戸 淑子
Koji Fukushima
福島 紘司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、薬剤、とくに筑後天性免疫不全症候群(エイ
ズ)ウィルス剤、抗インフルエンザウィルス剤、抗ヘル
ペスウィルス剤、抗サイトメガロウィルス剤等、抗ウイ
ルス物質に関するものである。
(従来の技術とその問題点) ウィルスは人体や!!IJwi物に対して数多くの病気
を惹起する原因となることが知られている。
ウィルスの活動を抑制する物質については、その探索が
多数の研究者によって継続されているものの、未だ有効
な抑制物質が開発されるに至っていない。
これらウィルスを原因とする病気のなかには後天性免疫
不全症候群(エイズ)のように深刻なものがあり、有効
な抗ウイルス物質の発見が切実に求められていた。
後天性免疫不全症候群!、t 、 A I D S (
Acqui−red Immunodeficienc
y Syndrome)と称され、周知のように麻薬等
の薬物乱用者や男性同性愛者などの間で流行する一方、
血液製剤からの感染によっても深刻な問題が発生してい
る。この病気は人体の免疫機能を著しく低下させ、種々
の日和見感染をひきおこし、感染症により死亡する率が
きわめて高い。エイズ発症のメカニズムにライては、H
IVウィルス(Human Immun。
deficiency virus)が標的細胞である
CD−4抗原陽性のヘルパーT細胞に次々と感染し、該
ウィルスの増殖と細胞破壊を繰り返すことによって免疫
不全をひき・おこすものと考えられている。
エイズ発症のメカニズムについては未t!不明の点が多
く残されているが、この分野におけろ最近の分子生物学
的研究の発展にはめざましいものがあり、HI Vの特
徴も徐々に明らかになりつつある。これらの研究によれ
ば、HIVはウィルスの遺伝子8I造が他のレトロウィ
ルスと比較して極めて複雑であり、感染性、増殖性等の
機能面でも多様性があり、また非常に変異しやすいとい
う特徴を有するウィルスであることが判明してきている
これらの知見にもとづいて、HIVの感染防止、増殖阻
害の方策が提案されている。HIVの阻害物質としては
、逆転写酵素阻害剤である核酸誘導体アジトチミヂン(
AZT)が現在唯一の治療薬として使用されている。エ
イズ治療剤は、病気の性質上長期間の投与が必要とされ
るが、AZTには骨髄障害などの副作用があることが報
告されている。このため、AZTにかわる薬剤の開発は
急務の課題とされているのである。
しかし、現在の段階では有効な薬剤は未だ開発されてい
ない。
つぎに、インフルエンザウィルスについても同様に未解
決の問題がある。
すなわち、インフルエンザウィルスが最初に発見されて
から既に50年が経過するが、インフルエンザは毎年の
ように流行をくりかえしており、年間の患者発生数は他
の感染性と比較にならない程多い。それにもかかわらず
有効な治療薬が開発できない理由の1つは、インフルエ
ンザウィルスの抗原性が非常に変わりやすいところにも
あると推定される。つまり、人間社会で流行するインフ
ルエンザウィルスの血球凝集素(HA)とノイラミニダ
ーゼ(NA)の抗原性は、たえず変化している。これま
で大流行となったものにHON I、HIN I、H2
N2.H3N2があり、このほかにB型インフルエンザ
ウィルスが存在する。このためワクチン製造に使用する
ウィルス株も上記にあわせてたえず変えていかなければ
、大きな効果を期待することばできない。このため、ワ
クチンも一応実用化はされているものの効果の点で充分
ではない。
抗インフルエンザウィルス剤としては、アダマンタナミ
ン(^damantanalI+1ne)が唯一の治療
薬として米国で許可されているが、これは83N2型ウ
イルスに対してのみ有効であって、他の型のウィルスに
は全く効果がない。アダマンタナミンの作用機序はウィ
ルス増殖過程の、脱¥j1.(Uncoating)に
作用するものと云われている。しかし、臨床的にはプラ
セポに対してアダマンタナミノ投与群は有為期間が若干
減少する程度の効果しかなく、現在では殆ど使用されて
いない程である。
このような現状から、有効な抗ウイルススペクトルの広
い抗インフルエンザウィルス剤の開発が望まれていると
ころである。
つぎに、単純ヘルペスウィルス(lIerpoes 5
inpleに、 virus、 H5V)を含むヘルペ
スウィルス群ウィルスに関しても、潜伏感染ウィルスの
再活性化による回帰感染を起こすことがら、ワクチン開
発には多くの未解決問題点が残されており、より優れた
抗ウィルス剤の開発が望まれている。
従来、H3Vによる感染は乳幼児を除いては90%以上
が不顕性感染に終ると考えられていた。しかし、近年初
感染時期の高含化に伴って成人初感染者による性行為感
染や、水平または垂直感染による新生児ヘルペス感染が
増加してきた。また、医療技術が発達したことの反面と
して免疫不全状態で観察されている患者が増えて型温な
H3V感染症の発症の危険に晒されることが多くなった
。さらに、最近では子宮頚癌とH3Vの関係が解明され
つつある。このような現状から、H3V@染の予防と治
療法確立の必要性が認識され、社会的関心も高まってき
ている。
H3V治療薬としては、アシクロビル(人cicolv
ir、人cV)が比較的高い選択毒性を示し、HSV感
染症の全身療法を可能とし、治療効果なあげつつある。
しかし、ACvにも問題点がある。すなわち、ACVは
顕著な抗H3V活性が認められる反面、比較的速やかに
剛性ウィルスが出現する。
ACVの作用メカニズムは、次のようなものと考えられ
る。ヘルペスウィルスが感染することによって細胞に誘
導されろチミジンキナーゼ(Virus−induce
d thymidine Kinase、TK(V))
によりACVはリン酸化されてアシクロ−〇MP(人c
yelo−GMP)になり、さらに細胞のチミジンキナ
ーゼ(Cellular thymidine Kin
ase、TK(C)1によりアシク0−GTP(人ey
clo−GTP)に転換され、このアシクロ−GTPが
ウィルスDNA合成酵素の活性を顕著に抑制し、かつ合
成されつつあるDNA鎖の末端に取り込まれて終末点と
なり、DNA合成を停止するのである。
ACVIfTK (C) よりもTK(v)に対して2
00倍以上の親和性を有する。このことから、ACVは
非感染細胞におけるよりも、H3■感染細胞において、
速やかに、かつ通かに多くリン酸化される。このことが
、ACVの高い選択毒性または特異的抗ヘルペス作用を
もたらすが、同時にこの乙とが耐性ウィルスを生じさせ
る原因となるものと考えられる。
また、TKあるいはDNAポリメラーセに異常のあるウ
ィルスもACVに抵抗を示すこととなる。臨床分離ウィ
ルス株のなかにはTKの欠如したH S Vが存在する
との報告があり、このようなウィルス株にはACVIよ
作用しない。
ACVは比較的に副作用が少ないが、耐性ウィルスを出
現させる問題やTK(−)ウィルスに対しては有効でな
いという問題点が残っている。
ワクチンの早期開発が困難な現状では、ACVとは作用
機序、作用部位の異なる新しいタイプの抗ヘルペスウィ
ルス剤の出現が望まれているのである。
つぎに、ヒトサイトメガロウィルス(HumanCyt
omegalo virus、HcMV)は、易感染宿
主に対して重篤な症候を生じさせることがあり、とくに
骨髄またζよ腎臓移植後に生ずる日和見感染や、胎内感
染による新生児の知能障害、買置、神経疾患、肺炎、出
血傾向などは臨床上大きな問題である。健康人のHCM
V感染の多くは不顕性感染として経過しており、生涯に
わたって体内器官に潜伏感染をしていると考えられてい
る。
サイトメガロウィルスは種特異性が強く、ヒトサイトメ
ガロウィルスはヒトに対してのみ、また、マウスサイト
メガロウィルス(MouseCyto+megalov
irus[CMU) Iよマウスに対してのみ感染が成
立する。このため、HCMVには適当な動物実験系がな
く、MCMVがモデル感染系として広く使用されている
。現在のところ、有効な抗ウィルス剤としてはアシクロ
ビルの誘導体であるガンシクロピル(DHPG)が臨床
治験の段階にある程度である。DHPGに対する耐性ウ
ィルスの発現および副作用等について未だ不明であるが
、DHPGも核酸構成塩基関連代金物であることから、
耐性発現の可能性や骨髄抑制等の副作用の虞れも考えら
れろ。
したがって、DHPG以外の抗サイトメガロウィルス剤
の開発が臓器移殖が活発化する時代を迎えて一層強く求
められている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、前記の核酸構成塩基関連化合物やアマンタヂ
ン等の既知抗ウィルス剤とは異なる新規の抗ウィルス剤
、とくに強い抗ウイルス作用1.広い抗ウイルススペク
トルと副作用の少ない抗ウィルス剤を提供することを目
的とするものである。
(問題を解決するための手段) 発明者らは、新規な抗ウィルス剤を開発するために鋭意
研究を推進した。
その結果)マメ科(LeguminosaeJ 1m物
の板金乾燥した山豆根の抽出物が、広い抗ウイルススペ
クトルを有する強力な抗ウィルス剤であることを見出し
、本発明を完成するに至った。
山豆根は典型的には5ophora 5ubprost
rata Chun et T、 Cheuの根を乾燥
したもので5ophorae 5ubprostrat
ae Radixと称されているが、種名末確認の5o
phora属植物の根であって、「広豆根」と俗称され
ているものも、本発明における山豆根に含まれろ。
山豆根は、数種の例えばmatrine、 oxyma
trineanagyrine、 methylcyt
isine等ののアルカロイド、例えば5ophora
din、 5ophoranone、 5ophora
nochro−1Ilene等の数種のフラボノイド、
trans−eaffeieacid docosyl
esterを主とする新フェノール性物質等を含有する
本発明の抗ウィルス剤は、山豆根から熱水で抽出するこ
とができるが、これをさらに精製してもよく、また、他
の方法によって抽出してもよい。
本発明の抗ウィルス剤は、後天性免疫不全ウィルス、イ
ンフルエンザウィルス、ヘルペスウィルス、サイトメガ
ロウィルス等のウィルスが細胞内で再生する過程に作用
してウィルスの増殖を抑制する。また、本発明の抗ウィ
ルス剤は後天性免疫不全ウィルスのCe1l Fusi
on (ウィルスによって引き起こされる細胞融合)を
抑制することが期待される。
また、本発明の抗ウィルス剤は、ウィルス感染を受けた
生体の防御機構を活性化し、ヘルペスウィルスその他の
ウィルスに対して有効な抗ウィルス作用を発現するもの
と考えられる。
本発明の抗ウィルス剤は後述する実験例に示されるよう
に副作用が極めて少ない。
本発明の抗ウィルス剤は、単独で使用することもできろ
し、また、公知の抗ウイルス物質や生体活性物質と併用
することもできろ。
本発明のウィルス剤の投与形態に特別の限定はない。
例えば、経口的、皮下的、静脈的または腹腔的経路で投
与する場合には、蒸留水または生理的食塩水により無菌
液体で投与することができる。経口投与の場合には、懸
fA液、カプセル、粉末、タブレット等の形態をとるこ
とができる。
このほか、軟膏剤、外用点眼剤等の剤型でも投与するこ
とができる。
本ウィルス剤の投与量は大人では、例えば100−30
00mg 、小児では30−1000呵が適当であり、
液体で投与する場合には100@程度に稀釈すればよい
。しかし、投与量は症状や被投与者の状態により、適宜
適切な量を選択することができろ。
また、本発明の抗ウィルス剤はヒト以外の生物にも投与
することができ、例えばカイコに投与すれば、その生体
防vlJ機構を活性化させ、カイコウィルスによる感染
致死からカイコを防御できろことが実験的にも確認され
た。
(作用効果) 本発明の抗ウィルス剤は、筑後天性免疫不全症候群ウィ
ルス作用、抗インフルエンザウイルス作用、抗ヘルペス
ウイルス作用、抗サイトメガロウィルス作用を有し、広
い抗ウィルススペク)・ルを有する抗ウィルス剤である
。また副作用も少ないという利点を有する。
(実施例) 実施例 山豆根(Sophorae 5ubprostrata
e Radex)の粗末80g  に精製水800mj
を加え、還流冷却器を付して、直火で5時間にわたり弱
く沸騰させた。冷却後濾紙を用いて濾過した。さらに、
残渣を精製水100mNで水洗し、濾液と洗液とを合し
、更に精製水を加えて抽出液を1000mlとした。
上記抽出液1+alには、山豆根抽出物14.9呵が含
有することが確認された。抽出物中には、アルカロイド
であるmatrine、 oxymatrineや、さ
らにフラボノイド、フェノール性物質が含有することが
確認された。
(実験例) 本発明の抗ウィルス剤について、抗ウィルス作用および
副作用(細胞毒性)を実験した。
実験例1 後天性免疫不全ウィルスに対する効果 実験方法 Mo1t−4alone #−8細胞を2×105/m
I含む液を0.5mjとり、これに培養液RPMI−1
640 (10にの牛胎児血清を含む)で希釈された本
則を0゜25111i加、ti後、HIV−1(HTL
V−111B)(7) ’y イk スをmoi−0,
002(細胞数に対して感染させるウィルス粒子数の割
合)となるよう0.25mjのウィルス液を加えて総容
量1mJとし、4日間37℃で培養した。
生存細胞数は、トリパンブルーによるDyeexclu
sion法で測定し、ウィルス抗原はHIV抗体陽性ヒ
ト血清を一次抗体とした間接蛍光抗体法で染色し、HI
V抗原陽性率を調べた。
実験結果を第1表に示す。
実験結果によれば、Mo1t−4clone 升8細胞
はHIV感染により85.3%の死細胞が観察された(
生細胞14.7%)(対照群)。
しかし、10,000倍希釈濃度の本則の存在下では死
細胞は45.7%に止まり、54゜3%が生細胞であっ
て、生存率が飛躍的に増大した。生細胞について、ウィ
ルス抗原陽性率を調べたところ、対照群では75.8%
であったのに対し、本則の存在下で(、f生細胞の32
.5%に抗原陽性が認められるに止まり、飛躍的な抗原
陽性阻止率が認められた。
他方、副作用(細胞毒性)の点については、本則の10
0倍希釈(149μg/ml’)および1.000倍希
釈(14,9μg/ll11)ではMo1t−4clo
ne4f 8細胞に細胞毒性(Cytotoxie)が
みられたが、10,000倍希釈(1,49μg/mj
)では細胞毒性が見られなかった。
実験例2 インフルエンザウィルスに対する効果 インフルエンザウィルスに対する本則の効果を1nvi
troで実験した。
実験方法 対象ウィルス; B/Lee 使用細胞、MDCK細胞(株化された犬の腎臓細胞) 3X10’/mlのMDCK細胞浮遊液を培養液(10
%FBS−MEM (E))を用いて作成し、96 w
ell m1croplateに001m1づつ分注し
た。37℃の炭酸ガス培養器において3日間静置培養し
、単層細胞が形成された後培養液を捨て、リン酸緩衝液
で1回細胞面を洗浄した。
インフルエンザウィルス液を、所定濃度の本則を含む培
養液(10%BPA−vfb−MEM (E))で希釈
し、その0.1mjを各Wellに加えた。
1i13度1ウィルス希釈につき4Wellsを用いた
これら+m1croplateは34℃の炭酸ガス培養
器内で培養し、2日目と5日目に顕微鏡下で細胞変性(
細胞病変)の程度を調べた。
抗ウィルス活性は、ウィルス感染によって発現する細胞
変性(細胞病変) CP E (Cytopath−o
genic effect)をどの程度抑制できロカ、
ニヨって表現した。
その結果を第2表に示すが、CPEスコアーは次の5段
階で示した。
+++(3,0)’培養細胞の75%以上でCPE++
(2,0)’同約50% +  (1,0):同約25% ± (0,5):微細なCPEが1〜2個(0);CP
Eなし m1croplateの4穴におけるCPEス:]アの
平均値を求め、そして、Reed−Munchの方法に
従い、50%の細胞に感染するウィルスの感染量(TC
I D 50 )  (50Xtissue cult
ure 1nfectivedose)を求め、ウィル
スの最高希釈倍数の負対数(−1og)で表し、薬物非
処理対照との差を△TCID50とし、 ΔTCID5
o≧1゜0を示した場合を有効と判断した。
実験結果を第2表に示す。対照群のTCID50は4.
5であるのに対し、本則の100倍希釈(149μg/
mj)濃度でのTCID50は3.5であった。
シタカッチ、ΔTcID501j1.Oとなり、インフ
ルエンザウィルスB/Leeによる細胞病変が有意に抑
制されろことが確認された。
これに対し、既存の抗ウィルス剤であるへmantad
ineはB/Leeには効果を示さなかった。
実験例3 単純庖疹ウィルスに対するin vitro実験単純庖
疹ウィルス(Herpes simplex viru
s)に対する本則の効果をin vitroで実験した
対象ウィルスHerpes simpler viru
s type 1(Hayash i da株) 同        type  2 (169株) 使用細胞 Vero細胞(アフリカミドリザル腎臓由来
細胞) 細胞培養には10%牛脂児血清を含むEagle′sM
EM培養1夜を、培養細胞の維持には2%牛脂児血清を
含むEag l e ’ sMEM培養液を用いた。
本則の抗ウイルス効果は、ウィルス感染による細胞病変
(CPE)に対する発現抑制効果を顕微鏡観察により測
定した。すなわち、m1cr。
plate上でVero細胞の単層細胞に各Well当
り予め所定濃度に希釈された水剤溶液0.1+n4’を
分注し、ついで各段階に希釈されたウィルス液の0゜1
mlを分注し、37℃炭酸ガス培養器にて6日間培養し
た。
抗ウィルス活性の判定は、インフ、レエンザウイルスに
対する効果判定と同一の方法で行った。
その結果、typelのウィルスに対しては3日目に1
 、49 μg/rnlでΔTCID50が0.8.1
4 、9 pg/rmlで0.7.149μg/mJで
0.3の効果を示し、またtype2に対しても3日目
に1.49μg / m lの濃度において△TCID
50が0.9.14.9μg/ll11で0.5の効果
を示した。しかし、既存の抗ウイルス剤アシクロビルを
越える結果は得られなかった。
実験4 単純庖疹ウィルスに対するin vivo実験単純庖疹
ウィルス(Herpes simplex virus
typel、Hayashida株)感染マウスに対し
て本則の効果を確認するためin viwoで実験を行
つtこ。
実験方法 対象ウィルス: Herpes simplex vi
rus typel。
()Hayashida株) 使用マウxHBa l b/c、5週齢、雌性末剤投与
H:  200 mg/ kg/ dayl  0 0
 mg/kg/ day 50nIg / kg / day 200IT1g/kgのサイクロフォスフアミド(Cy
)をマウス腹腔内に投与じ、その24時間後ウィルスの
3 、5 X 106piu/mouse (マウス当
り接種するウィルス量)を耳殻皮肉に接種した。この日
をdayOとした。
本則を、ウィルス接種後3時間目と、以後daylまで
1日1回の割合で合計8回本剤を投与し、マウスの生存
日数を調べtこ。
実験結果 実験の結果を第3表に示す、これによれば、対照群は平
均7.80日でマウス全匹が死亡したが、本則200 
mg / kg / day投与群では10゜40日以
上、100 mg/ kg/ day投与群ては9゜6
0日の平均生存日数が得られ、いずれも有意な平均生存
日数の延長が確認された。とくに100■/kg群で1
よ144日目も10匹中3匹のマウスの生存が認められ
た。
実験例5 マウスサイトメガロウィルスに対する1nvitro実
験 マウスサイトメガロウィルス(Mouse cyto−
a++4aloviruslに対する本則の効果をir
l vitroで実験した。
実験方法 対象ウィルス; Mouse eytomegalov
irus(Snith) 使用細胞 Mouse embryo cellsの2
代目培養細胞 培養肢、活性の測定方法、効果判定はいずれも実験例3
と同様のものを用いた。
実験結果 実験結果を第4表に示す。感染後3日目、6日目、9日
目にCPE@観察し、9日目の結果をもって抗ウイルス
効果を判定した。これによると、既存の抗ウィルス薬ア
シクロビルは強い抗ウイルス効果を示したが、本則も1
4.9μg/ m eと149μg/ll11の濃度に
おいて、CPEの発現を有意に抑制することが確認され
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 山豆根抽出物を有効成分とする抗ウィルス剤。
JP1175435A 1989-07-10 1989-07-10 抗ウイルス剤 Pending JPH0341030A (ja)

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