JPH0340891B2 - - Google Patents

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JPH0340891B2
JPH0340891B2 JP9155885A JP9155885A JPH0340891B2 JP H0340891 B2 JPH0340891 B2 JP H0340891B2 JP 9155885 A JP9155885 A JP 9155885A JP 9155885 A JP9155885 A JP 9155885A JP H0340891 B2 JPH0340891 B2 JP H0340891B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は過大電流を遮断するヒユーズが動作
したことを表示するヒユーズの動作表示装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
第4図および第5図は例えば特開昭57−57447
号公報に示された従来のヒユーズおよびその動作
表示装置を示す断面図であり、図において、1は
ヒユーズ全体を示し、2は絶縁物からなる外筒、
3はこの外筒の両端に密封するように取付けら
れ、電気回路(図示せず)と接続するための銅か
らなる端子金、4は外筒2に収納され、端部を端
子金3に接続された銀等の低梯抗材料からなる主
可溶素子、5は主可溶素子4と電気的に並列状態
に接続され、ニクロム線等の高抵抗材料からなる
表示用可溶素子、6は一方の端子金3に取付けら
れた絶縁物からなる表示装置室、7は表示装置室
6に収納され押ばねからなる付勢装置、8は付勢
装置7によつて端子金3の開口3aから外部へ突
出するように付勢された絶縁物からなる表示部
材、9は表示可溶素子5がその途中において表示
装置室6の中に入つて、常時、表示部材8を付勢
装置7の付勢力に抗して引留めた状態で保持する
ように表示用可溶素子5を表示装置室6の開口6
aの壁に押しつけて保持する絶縁物からなるプラ
グ、10は表示装置室6を除くヒユーズ1内に充
填された珪砂からなる消弧剤である。尚、本図で
は表示用可溶素子5による表示部材8の引留めは
表示用可溶素子5が表示部材8の端に設けた横断
穴8aを通つてUターンすることにより行なわれ
ている場合を示している。ここで、表示用可溶素
子5は一般には表示装置室6の中で表示部材8を
引留める部分5aを消弧剤10中の部分5bによ
り細線にして、溶断、動作時に表示部材8に対す
る引留めをより確実に解除できるようにしてい
る。11は表示可溶素子5aと5bを接続する圧
着スリーブ等からなる接続装置である。
上記のように構成されたヒユーズにおいては、
主可溶素子4の電気抵抗が表示可溶素子5よりも
低抵抗になつているので通常の通過電流はほとん
ど主可溶素子4を流れる。そして、通過電流が短
絡電流のような過大電流となれば、主可溶素子4
が溶断し、表示用可溶素子5が溶断し、引留めを
解かれた表示部材8が付勢装置7の付勢力によつ
て端子金3の開口3aから突出してヒユーズの動
作を表示する。この時、両可溶素子4および5に
発生したアークは周囲の消弧剤10が冷却、消弧
し、過大電流を遮断して電気回路やヒユーズと直
列に接続された機器を保護するように動作する。
表示用可溶素子5の溶断、遮断動作をさらに詳
細に説明すると、表示装置室6の中で表示部材8
を引留めている部分5aが消弧剤10中の部分5
bよりも細線に構成されているので、過大電流が
流れるとまず表示部材8を引留めてる部分5aが
溶断し、この時表示部材8が付勢装置7の付勢力
によつて端子金3から突出する。表示部材8を引
留めている部分5aは溶断しても消弧剤10のな
い気中であること、またその長さも短かいことか
ら発生したアークの電気抵抗は低く両端子3,3
間にかかる回復電圧に耐えるだけの絶縁性が生じ
ない。従つて表示装置室6の中でアークが持続
し、少し遅れて消弧剤10中の部分5bが溶断す
る。消弧剤10中で発生したアークは消弧剤10
によつて冷却、消弧され、またその長さも所定の
長さを有するようにしてあるので高い絶縁性が生
じ、過大電流が遮断される。
上記のように一般に表示用可溶素子5の表示部
材を引留めている部分5aを消弧剤10中の部分
5bよりも細線に構成されるのは、消弧剤10中
の部分5bが先に溶断して過大電流を遮断してし
まつて表示部材を引留めている部分5aが溶断せ
ず残つて表示部材8が不動作になるという不具合
を生じさせないためである。しかし、表示装置室
6の中は気中であるので、消弧剤10の中よりも
一般に熱伝導が悪く、過大電流によつて高温とな
り溶断しやすい。そのため表示装置室6の中の部
分5aと消弧剤中の部分5bとを同じ太さの可溶
素子とされる場合もある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように構成された従来のヒユーズにおい
ては、表示用可溶素子5の表示部材8を引留めて
いる部分5aが溶断した後、消弧剤10中の部分
5bが溶断し、発生したアークが消弧剤10によ
つて冷却、消弧されて遮断されるまでの間、アー
ク電流が表示装置室6の中を通り、構成部材を焼
損させ、端子金3の開口3aより吹き出したガス
によつて地絡・短絡等の電気的な不具合を発生さ
せる場合があるという欠点があつた。
また、表示用可溶素子5aの溶断、表示部材8
の移動にともなつて溶断点が開いて第6図に破線
で示すように溶断した表示用可溶素子5aの先端
から不勢装置であるばね7に放電してばね7に電
流が流れて加熱され、ばね7が焼鈍あるいは溶断
することがある。その結果、表示部材8を突出さ
せる付勢力が弱くなる。
特に表示部材8の動作によつて遮断器や開閉器
(図示せず)を引外すように構成された場合には、
その働作力が強力にされているので、常時にそれ
を引留めている表示用可溶素子5aは太い線とな
り、その場合の発生アークはより強力なものとな
つて上記の不具合はより著しいものとなるという
欠点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、表示用可溶素子が溶断した後
の表示装置室内での発生アークを少なくして表示
装置の構成部材の焼損をなくし、端子金の開口よ
りのガスの吹き出しを少なくしたヒユーズの動作
表示装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るヒユーズの動作表示装置は、表
示用可溶素子が溶断して表示部材の引留めを解く
と同時に表示装置室に導入出する可溶素子の間を
短絡するように、表示装置室への可溶素子の導入
出口に可溶素子との間が絶縁物によつて絶縁され
た導電物を設けたものである。
〔作 用〕
この発明におけるヒユーズの動作表示装置は、
表示用可溶素子が溶断して表示部材の引留めを解
くと同時にヒユーズの回復電圧で絶縁物が破壊し
て導電物を介して表示装置室に導入出する表示用
可溶素子間で短絡して電流をバイパスし、表示装
置室の内部へ引続き電流を流さないようにする。
従つて、表示装置室の中で表示用可溶素子の溶断
とともに発生するアークは極めて短時間で消失
し、構成部材の焼損やガスの吹き出しがなくな
る。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図において、12は表示装置室6への表
示用可溶素子5の導入出口6aに設置した導電物
のプラグで、表示装置室6へ導入出する表示用可
溶素子5の部分5c,5dとの間は絶縁物13に
よつて絶縁されている。
ここで絶縁物13はその絶縁耐力がヒユーズの
動作後にヒユーズの両端に発生する回復電圧以下
で破壊するように材質および厚さが設定されてい
る。この条件に適するものの例としては薄いガラ
スクロスがあるこの場合、絶縁破壊は、気中であ
るクロスの目の部分で行なわれ、表示用可溶素子
5c,5dとプラグ12との間のギヤツプはクロ
スの糸の太さで決定されるので、絶縁耐力の制御
の容易な気中ギヤツプとなり、安定した任意の破
壊電圧の短絡装置が得られる。
上記以外の構成は上記従来のものと同様である
ので説明を省略する。
上記のように構成されたヒユーズの動作表示装
置は、過大電流によつて主可溶素子4が溶断して
表示用可溶素子5に過大電流が転流すると、表示
部材8を引留めている部分5aが溶断し、引留め
を解かれた表示部材8が付勢装置7の付勢力によ
つて端子金3の開口3aから突出してヒユーズが
動作したことを表示する。表示用可溶素子5の表
示部材8を引留めている部分5aが溶断するとそ
の部分にアークが発生し、ヒユーズの両端に発生
する回復電圧が溶断部分に発生する。この電圧に
よつて絶縁物13が破壊して表示用可溶素子5の
表示装置室6への導入出する部分5cと5dを導
電物のプラグ12を介して短絡し、電流を引続き
表示装置室6の中へ流さないようにバイパスす
る。これによつて表示装置室6内での発生アーク
は消失する。そして、表示用可溶素子5の消弧剤
10中の部分5bが溶断してアークを発生すると
消弧剤10で冷却・消弧され、過大電流が遮断さ
れる。
なお、上記実施例では導電物のプラグ12との
間の絶縁物13による絶縁が表示用可溶素子5の
表示装置室6への導入出する部分5c,5dの相
方に対して設けられたものを示したが、第2図に
示すようにいずれか一方5cまたは5dに対して
設けてもよい。
また、第3図に示すように板状の導電物14を
表示用可溶素子5の表示装置室6への導入出する
部分5c,5dとの間に絶縁物13をはさんで設
けたものでもよい。ここで導電物14の取付け
は、例えば、接着剤15によつて表示装置室6へ
接着することによつて行なうことができる。
さらに、上記では表示用可溶素子5が主可溶素
子4と並設される場合を例示したが、定格電流の
小さなヒユーズにおいては主可溶素子4をなくし
て表示用可溶素子5が主可溶素子を兼ねる場合も
あり、この場合においても本発明が有効であるこ
とはもちろんである。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、表示装置室
への可溶素子の導入出口に可溶素子との間が絶縁
物によつて絶縁された導電物を設け、可溶素子が
溶断して表示部材の引留めを解くと表示装置室に
導入出する可溶素子間を短絡して電流をバイパス
し、表示装置室の内部へ引続き電流を流さないよ
うにしたので、表示装置の構成部材の焼損がな
く、表示動作が安定し、ヒユーズの外部へのガス
の吹き出しが少なく、地絡、短絡等の電気的な不
具合や引火性ガスに対する発火がなくなるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるヒユーズの
動作表示装置を示す断面図、第2図および第3図
はこの発明のそれぞれ異なる他の実施例を示すヒ
ユーズの動作表示装置の断面図、第4図は従来の
ヒユーズを示す断面図、第5図は従来のヒユーズ
の動作表示装置を示す断面図、第6図はその動作
表示装置の動作途中の状態を示す断面図である。 図において、1はヒユーズ、5は可溶素子、6
は表示装置室、7は付勢装置、8は表示部材、1
2は導電物のプラグ、13は絶縁物、14は導電
物である。尚、図中同一符号は同一、又は相当部
分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヒユーズに設置された表示装置室と、この表
    示装置室に収納され、付勢装置によつて上記表示
    装置室から突出するように付勢された表示部材
    と、電気回路と直列に接続され、その途中におい
    て上記表示装置室に入り、常時は上記付勢装置に
    よる付勢力に抗して上記表示部材を引留め、所定
    の電流が流れると溶断して上記表示部材の引留め
    を解く可溶素子とを備えたヒユーズの動作表示装
    置において、上記表示装置室への上記可溶素子の
    導入出口に導入出する少なくとも一方の可溶素子
    との間が絶縁物によつて絶縁された導電物を設
    け、上記可溶素子が溶断して上記表示部材の引留
    めを解くと上記ヒユーズの回復電圧で上記絶縁物
    が破壊して上記導電物を介して上記表示装置室に
    導入出する上記可溶素子間で短絡し、上記表示装
    置室の中へ引続き電流を流さないようしたことを
    特徴とするヒユーズの動作表示装置。 2 導電物が表示装置室への可溶素子の導入出口
    に設けたプラグであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のヒユーズの動作表示装置。 3 絶縁物がガラスクロスであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項あるいは第2項記載のヒ
    ユーズの動作表示装置。
JP9155885A 1985-04-25 1985-04-25 ヒユ−ズの動作表示装置 Granted JPS61248329A (ja)

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JPS61248329A JPS61248329A (ja) 1986-11-05
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