JPS5830688B2 - ヒユ−ズ - Google Patents

ヒユ−ズ

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JPS5830688B2
JPS5830688B2 JP51133563A JP13356376A JPS5830688B2 JP S5830688 B2 JPS5830688 B2 JP S5830688B2 JP 51133563 A JP51133563 A JP 51133563A JP 13356376 A JP13356376 A JP 13356376A JP S5830688 B2 JPS5830688 B2 JP S5830688B2
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三津男 秋定
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は溶断特性釦よび遮断特性を改良したヒユーズ
に関するものである。
ヒユーズ、すなわち限流ヒユーズは、電気機器や送配電
系統の保護用として広ぐ使用されてむり、そして短絡電
流等の過電流で機器や送配電系統が破壊される以前にヒ
ユーズエレメントを溶断し、周囲に設けられた消弧剤に
より消弧して過電流を遮断するようになっている。
現在、市場で最も多く使用されている代表的な限流ヒユ
ーズの一例を第1図むよび第2図に示す。
かかる限流ヒユーズは、外周が星形をした耐熱絶縁性巻
心1を備え、この外周に1〜16本のヒユーズエレメン
ト2を多条ねじ式に巻いて両端の端子金具3に接読し、
これを両端にキャップ端子4を有する1TIt熱絶縁性
外筒5内に収納すると共に、外筒5内の空間部には消弧
剤6が充填され、さらに巻心1の軸芯部の一端に常時押
しばね7で付勢された動作表示棒8が表示エレメント9
により引き止めされて両端子4,4間に接続されている
また端子金具3とキャップ端子4はねじ10で接合され
ている。
上記ヒユーズを構成する耐熱絶縁性巻心1むよび耐熱絶
縁性外筒5には磁器が、ヒユーズエレメント2には銀線
寸たは銀板、端子金具3むよびキャップ端子4には銅が
、さらに消弧剤6には珪砂、動作表示棒8にはレジン成
形品、表示エレメント9にはニクロム線が用いられるの
が一般である。
そして、過電流が流れると、ヒユーズエレメント2が溶
断し、周囲の消弧剤6によって消弧し過電流をmすると
同時に、表示エレメント9が溶断し、動作表示棒8の拘
束が解かれてキャップ端子4外に突出し、ヒユーズの動
作状態を表示するのである。
この時、過電流が短絡電流のような大電流の場合には、
ヒ、1−ズエレメント2は全長に亘って瞬時に溶断、発
・弧し、捷た周囲の消弧剤6が低温であるために消弧作
用が強く、アーク電圧は急激に上昇して電流を遮断する
ので、その遮断は容易であるが、過電流が過負荷電流等
の比較的小電流の場合にはヒユーズエレメント2は長時
間かかつて溶断するものであるため、周囲の消弧剤6の
温度がエレメント2の溶融温度(銀の場合960℃)近
く寸で上昇し、このために消弧剤6の消弧作用が弱く、
また、発弧瞬時に流入するエネルギーが小さいためにヒ
ユーズエレメント2の溶融、発弧距離も短かく、その上
そのアークの進展速度も遅い。
したがってアーク電圧が低く、アーク時間は長くなり、
電流適所は困難となってし捷い、特別な細工を施さない
普通の限流ヒユーズでは定格電流の3倍程度の電流しか
遮断できない。
これは限流ヒユーズの消弧原理上に起因する本質的な欠
点であり、このため通常はヒユーズと直列に負荷開閉器
や遮断器を設け、ヒユーズの遮断不能領域に唱いて、ヒ
ユーズが動作する前に過電流を遮断するように構成され
ている。
また、ヒユーズの設計に釦いて最も重要でかつ困難なこ
とは、溶断特性、大電流遮断特性および小電流遮断特性
の三者をう筐くマツチングさせることであるが、これら
は多くの面で相反する特性である。
例えば、大電流遮断においては前記のようにヒユーズに
流入するエネルギーが大きく瞬時にしてエレメント2は
全長発弧し、ヒユーズ両端にかかる電源電圧よりも高い
アーク電圧(これを動作過電圧と称する)が発生するの
で、これを減少するため、捷たはアーク電圧の持続性を
良くするためにヒユーズエレメントを全長に亘って第3
図に示すような切欠き(これをノツチングと云う)を入
れてヒユーズエレメント2を二段、三段と時差発弧させ
ることが行われている。
しかし、上記と逆に小電流遮断の場合にはヒユーズへの
流入エネルギーが小さいため、最初に発弧したヒユーズ
の最小断面部より次に大きな断面部へとアークが進展し
ていくのを妨げる結果となり、遮断性能を悪くさせるこ
とになる。
捷た、小電流遮断性能はヒユーズエレメントが細い程良
く、このため普通は3〜6本のヒユーズエレメントを、
場合によっては10〜16本を並列に使用するようにし
ている。
ところがヒユーズエレメントの全断面積のバラツキは各
ヒ、1−ズエレメントのバラツキの総和となり、本数か
多い程大きなものとなる。
このことは溶断特性のバラツキを大きくさせる原因とな
り、したがって溶断特性上からはヒユーズエレメントの
本数が少ない方が良く、昔た、入電流遮断上もヒユーズ
エレメントが細く多くなると、ヒユーズエレメントの強
度上および相互の接触を防ぐために巻心1等のヒユーズ
エレメント保持部品が必要となり、全体の限流ヒユーズ
寸法も大きくなるなどの不都合がある。
このように溶断特性、大電流遮断特性、小電流遮断特性
の三者は相反する面が多く、したがって従来、1つのエ
レメントで三つの特性を出す方法では、それぞれの特性
を少しずつ犠牲にして、折衷的な設計が行われているの
が現状である。
またこれら従来ヒユーズの欠点は、上記3つの特性を単
一のエレメントで得ようとするヒユーズが発明されて以
来の相変らぬ設計思想に起因する根本的なものである。
そこで本願発明者は上記のような情勢に鑑みて思考上の
転換を計り、ヒユーズの持つ機能を細かく分解し、各機
能をそれぞれ別々の部分で作動させ、各部分毎にそれぞ
れの機能を最大限に発揮させることを試みた。
その中で最も重要な一次機能として過電流を検出する機
能、すなわち、所定の電流で所定の時間に正確に溶断す
るということとその過電流を遮断する機能、これをさら
に遮断機構の異なる大電流遮断と小電流遮断を分解し二
次機能として過電流が流れヒユーズが動作したことを表
示する機能に分解した。
したがって、この発明の目的は、上記各機能の内の最も
重要な一次機能としての検出機能、大電流遮断機能およ
び小電流遮断機能の三者がそれぞれ別々の部分で作動す
るように構成することにより、各部分毎にそれぞれに課
せられた機能を最大限に発揮させるようにしたヒユーズ
を提供するにある。
以下、この発明の−91を第4図乃至第16図について
説明する。
第4図はこの発明にかかるヒユーズの構成をブロック図
で示したもので、検出エレメント11と、その溶断個所
をヒユーズの遮断動作後にヒユーズの両端にかかる回復
電圧に耐える距離以上に引き離すための開極機構12と
から検出部100を構成し、この検出部100は小電流
遮断エレメント13と並列に接続され、さらにこれら並
列部分に大電流遮断エレメント14を直列に接続した構
成になっている。
かかる構成のヒユーズにおいて、電流は常時検出エレメ
ント11に大半が流れ、過電流が過負、荷電流のような
比較的小電流の場合には、検出エレメント11が溶断し
、その溶断部は開極機構12によってヒユーズの遮断動
作後にヒユーズの両端にかかる回復電圧に耐える距離以
上に引き離され過電流が小電流遮断エレメント13に移
行して溶断し、過電流を遮断するように作動する。
捷た、過電流が短絡電流のような大電流の場合には、大
電流遮断エレメント14が溶断し、過電流を遮断するよ
うに作動する。
この作動内容を第6図訃よび第7図によりさらに詳細に
説明すると、検出エレメント11および小電流遮断エレ
メント13の両端にかかる電圧Vと溶断時間Tとの関係
は第6図のようになる。
同図に耘いて、曲線M”は検出エレメント、曲線M18
は小電流遮断エレメントの電圧−溶断時間の特性を示す
すなわち、検出エレメント11と小電流遮断エレメント
13の合成抵抗に通過電流を乗じた電圧V1が両者の両
端にかかってあ一部、過電流が流れると、電圧はv2に
上昇し、検出エレメントがT2秒後に溶断し、そして全
電流が小電流遮断エレメント13に移行し、電圧はV3
に上昇すると、T3秒後に溶断し、過電流を遮断する3
この検出エレメント11が溶断してから小電流遮断エレ
メント13が溶断する昔での時間T3は検出エレメント
が溶断し、溶断個所が開極機構12により開極されるに
要する時間以上に設計する。
小電流遮断エレメントは、小電流遮断性能を最良に発揮
させるためにできるたけ細線にし、これを複数本並列に
構成するのが有利である。
さらに前記のようにエレメントの断面比を小さくするこ
とも必要であり、ノツチングを全くなくすることも有効
である。
捷た、できるたけ通電容量の小さなもの程有利であり、
検出エレメント11が溶断し、その溶断個所が開極され
る昔での極短時間、すなわち数サイフルル数秒間に溶断
しない程度の小さな通電容量のものが適当である。
昔た、電流が常時は検出エレメントに大半が流れるよう
にするため、釦よび第6図の特性を得るために小電流遮
断エレメント13は検出エレメントより高抵抗に構成す
る必要があるが、検出エレメント11はできるだけ短か
くシ、捷た、小電流遮断エレメント13は過電流を遮断
するために長く構成されるので必然的に達成される。
捷た、両者の抵抗比がさらに必要な場合は、小電流遮断
エレメントの一部に数ミクロン−数百ミクロンのギャッ
プを設けるか、あるいはエレメント材料よりも高い電気
抵抗体を設ければ良い。
これは後述する上記方式の変形構成である第5図に示す
ような検出部100と大電流遮断エレメント14とを直
列に接続し、これら・と小電流遮断エレメント13を並
列に接続する方式の場合には特に有効となる、っ 筐た、小電流酒新エレメント13の消弧方式には普通の
限流ヒユーズの珪砂による消弧方式の代りに第10図に
示すようなシリコンレジン等の耐熱性の細管15を用い
た細隙効果゛を利用する方式、昔たは小電流遮断性能の
優れたホウ酸等の消弧剤を用いた非限流の消弧方式にす
ることもできる。
検出エレメント11は、前記のように溶断特性のバラツ
キを少なくするためにできるたけ1本か2本の少ない本
数で構成するのが有利である。
検出エレメント11と小電流遮断エレメント13を並列
にしたものと、大電流遮断エレメント14との関係は第
7図となるように構成する。
同図において、曲線M”は大電流遮断エレメント14の
電流■−溶断時間Tの特性であり、M11+13は電流
軸(横軸)を検出エレメント11と小電流遮断エレメン
ト13に流れる電流の和にしたI−T特性であるが、こ
れは前記のように常時は検出エレメント11に大半の電
流が流れるので、検出エレメント11単独のI−T特性
に近い。
検出エレメント11と大電流遮断エレメント14を流れ
る電流は通常■1の領域を流れて釦り、過電流が流れる
と、これが■2以下であると前記のように検出エレメン
ト11が溶断し、開極機構12により開極し、小電流遮
断エレメント13により遮断動作を行う。
また、過電流が■2以上であると、大電流遮断エレメン
ト14が溶断し、過電流を遮断するのである。
大電流1断エレメント14は前記のように過電圧を小さ
くするため、むよびアーク電圧の持続性を良くするため
に断面を複断面あるいは複々断面等に形成して二段ある
いは三段となるように多段発弧が行われ、しかもその断
面比は大きく構成され、またエレメント14の強度上ち
・よびエレメントの相互の接触の問題をなくするために
できるだけ少ない本数で構成するのが有利である。
小電流遮断エレメント13と大電流遮断エレメント14
との遮断作用の分担点■2第7図は大電流遮断エレメン
ト14の小電流遮断限界に幾分の安全率をとった電流に
設定する。
検出エレメント11と大電流mエレメント14との相互
間に、第7図に示す如き特性を得るには従来技術で容易
に可能である。
すなわち、大電流域で検出エレメント11が大電流遮断
エレメント14より遅い溶断特性を得るには、前者のエ
レメントの断面積を後者のそれより大きくすることで容
易に遠戚できる。
寸た、小電流域で検出エレメント11を大電流遮断エレ
メント14より先に溶断させるには前者の一部に低融点
金属を用いるとか、前者の冷却条件を後者のそれより悪
ぐするとか(例えば周囲を真空にする方法)、前者のエ
レメント表面に異質の金属を付着させて融点を下げる(
例えば、銀エレメントには錫やテルルが有効である)等
の手段がある。
検出エレメント11が溶断し、その溶断個所を開極機構
12により開極する時には、小電流遮断エレメント13
が変列に接続されているために検出エレメント110両
端には非常に低い電圧しかかからず、従って検出エレメ
ント11の溶断個所の開極動作時にはアークが全く発生
しないので、検出エレメント110部分には消弧機能は
全く不要であり、また開極機構12は簡単な機構で容易
に開極できる。
次に、第11図乃至第13図において、開極機にばねの
付勢力を利用する場合の例を説明する。
第11図は引張ばねを利用する方式のもので、16は絶
縁性内筒を示し、この内筒16の両端に端子金17をそ
れぞれ設け、この一方の端子金17に引張ばね18の一
端を直接固定し、さらに引張ばね18の他端には検出エ
レメント11の一端を接続して、検出エレメント11の
他端を他方の端子金17に固定し、これにより常時検出
エレメント11に矢印方向の張力がかかるようにしであ
る。
また、前記引張ばね18の両端はフレキシブル導体19
で電気的に短絡されており、これにより電流は引張ばね
18を流れずにフレキシブル導体19を流れるように構
成する。
捷た、20は前記するように小電流域で検出エレメント
11が大電流遮断エレメント14より先に溶断させるよ
うに細工した部分であって、例えば、低融点金属で構成
する。
上記構成において、過電流が流れると、検出エレメント
11の低融点金属部分20で溶融し、引張ばね18によ
り溶融部を開極する。
開極の距離は前記のようにヒユーズの遮断後にかかる回
復電圧以上の電圧に耐えるように引張ばね18の長さ等
を設計することにより行われる。
また、第12図は引張ばね18,18を溶断部分20に
近接する検出エレメント11と外筒16の内壁間に張架
し、引張ばねの引張力が検出エレメント11に直角に作
用させるようにしたものである。
第13図は圧縮ばね21を用いたもので、ヒユーズの2
次機能としての動作表示機能を同時に行わせるものであ
る。
すなわち、動作表示棒22に結合されたロッド23の片
端に検出エレメント11の一端を接続し、そして動作表
示棒22と端子金17間に圧縮ばね21を介在させ、こ
れによりロッド23を介して検出エレメント11に矢印
方向の張力を付与するようになっていると共に、検出エ
レメント11のロッド23側接合端と表示棒22側端子
金17間はフレキシブル導体19により電気的に接続さ
れている。
よって過電流が流れれば、第11図の場合と同様に溶断
部分20が作動し、これに伴いばね21により動作表示
棒22が突出してヒユーズの動作を表示することになる
上記各実施例ではばねにコイルばねを用いた場合につい
て例示したが、これを板ばねなどにしても全く同様の効
果が得られることは勿論である。
第14図は前記第4図に示すブロック図に基づいて構造
的に具体化したヒユーズの一例を示すもので、検出部1
00に第13図に示す構造のものを用い、この検出部1
00は耐熱絶縁性外筒5内の一方のキャップ端子4側に
片寄らせて設置され、そして検出部100の端子金17
と他方のキャップ端子4間に大電流遮断エレメント14
の両端を固着すると共に、端子金17と一方のキャップ
端子4間には小電流遮断エレメント13の両端を固着し
、さらに外筒5の空間部には消弧剤6を充填している。
筐た24は動作表示部のカバーである。以上の説明は検
出エレメント11と小電流遮断エレメント13とを並列
に接続し、そしてこれらと大電流遮断エレメント14を
直列に接続した場合のものであるが、第5図に示すよう
に検出エレメント11と大電流遮断エレメント14とを
直列に接続し、さらにこれらと並列に小電流遮断エレメ
ント13を接続することも可能である。
この実施例においても第4図の場合と略同様な効果が得
られる。
たたし、この実施例においては、各エレメントの特性を
第8図1よび第9図に示すようにする必要がある。
、すなわち、第8図は検出エレメント11と大電流遮断
エレメント14を直列にしたものと、小電流1エレメン
ト13との関係を示すもので、曲線M1□+14は検出
エレメント11と大電流aエレメント14を直列にした
ものの電圧Vど溶断時間Tとの特性を示し、曲線M□3
は小電流エレメント13のV−T特性である。
ヒユーズの両端には、平時はヒユーズの合成抵抗に通過
電流を乗じた電圧V1がかかつており、過電流が流れる
と、電圧がv2 に上昇し、検出エレメント11と大電
流遮断エレメント14とを合成したのの方が小電流遮断
エレメント13より先に、すなわち時間T2秒後に溶断
し全電流が小電流遮断エレメント13に移行し、電圧が
v3に上昇し、T3秒後に溶断して過電流を遮断する。
第9図は検出エレメント11と大電流遮断エレメント1
4との関係を示し、曲線M11は検出エレメント11の
、また曲線M14は大電流遮断エレメント14の電流■
−溶断時間Tの特性を示している。
電流は通常11 の領域を流れ、過電流が流れ、これが
■2以下であると、検出エレメント11が溶断し、溶断
部が開極し、小電流遮断エレメント13により遮断動作
を行う。
昔た、過電流が■2以上であると、大電流遮断エレメン
ト14が溶断し、引続き小電流遮断エレメントが溶断し
て両者で遮断するのである。
このような方式に釦いて、前記第4図に示すものと異な
るところは、小電流遮断エレメント13にも大電流遮断
機能が必要となることと、常時は小電流遮断エレメント
13にほとんど電流を流さないようにするために、小電
流遮断エレメント13と検出エレメント11との電気抵
抗の比を上げる必要があることである。
普通の限流ヒユーズに釦いて、前記のように大電流遮断
能力を得るのは小電流遮断能力を得るよりも容易であり
、小電流遮断が可能なエレメント長にしておけば、大電
流のmは可能であり、この要件を満足するのは容易であ
る。
徐た小電流遮断エレメント13と検出エレメント11と
の電気抵抗比を上げるには、小電流遮断エレメントの一
部に数ミクロン視数百ミクロンのギャップを設けたり、
エレメント材料より高い電気抵抗体を設けることで可能
となる。
第15図は第5図のブロック図に基づいて構造的に具体
化したヒユーズの一例を示すもので、内筒16と小電流
mエレメント13が外筒5の両端のギャップ端子4,4
間に差渡される状態に配列され、かつ小電流遮断エレメ
ント13の接続方式が異なる以外は第14図の場合と同
様であり、したがって、各構成要素の符号は同一のもの
をもって示している。
以上の各実施flcおける説明では、検出エレメント1
1を過電流により溶断させる方式を採用しているが、第
16図に示すように、検出エレメント11の一部に中空
部25を形成し、この中空部25内に火薬等の物質26
を充填して、検出エレメント11に過電流が流れたとき
、中空魚肉の物質26を爆発、あるいは物体の気化時の
体積膨張、その他の方法で変化させて検出エレメント1
1を機械的に破断することも可能である。
気化時の体積膨張を利用する場合は、例えば弗化ジルコ
ニウムZrF’等の昇華性物質を用いるのが有効である
オた、上述する如き機械的エネルギーを利用して開極さ
せたり、溶断表示を行う等の変形、改良は容易である。
検出エレメントの溶断あるいは破断個所の開極距離は過
電流を遮断後にヒユーズの両端にかかる回復電圧に耐え
る距離以上必要であるが、少なくとも検出エレメント1
1の溶断個所または検出部100全体を真空にするか、
あるいは高絶縁性ガスを封入すれば開極距離を縮小する
ことができる。
lた、この発明の実施例では、検出部100、/J・電
流遮断エレメント13釦よび大電流遮断エレメント14
の3つの部分を一つの容器内に収納したものについて説
明したが、これに限定されるものではなく、例えば必要
に応じ三者を各別に、あるいはその内の適当な王者を容
器に収納し、ヒユーズとして使用するときにこれらを外
部接続する構造にしても良い。
さらに三者を別々の容器に収納したものをコンポーネン
トとして構成し、王者を外部容器にカセット状に組合せ
ることにより種種の性能を得ることができる。
以上のようにこの発明のヒユーズによれば、溶断、大電
流遮断、小電流遮断の3つの一次機能が別々の部分で作
動するので、互いに相反するこれら機能を独立に設計で
き、それぞれの機能を最良に発揮させるように構成する
ことができる。
このため、溶断特性のバラツキが小さくなり、大電流に
よび小電流とも遮断性能の優れたヒユーズを得ることが
できる。
特に小電流遮断性能においては適切なる手段を講するこ
とよりヒユーズが定格電流域において溶断しても遮断す
ることができ、文字通り全領域遮断の可能なヒユーズが
得られるほか、従来の限流ヒユーズでは不可能であった
機器の過負荷保護が可能となるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来におけるヒユーズの一例を示す断面図、第
2図はその■−■線の断面図、第3図は従来に釦けるヒ
ユーズエレメントの拡大図である。 捷た、第4図はこの発明にかかるヒユーズの構成を示す
ブロック図、第5図はこの発明の他の実施例を示すブロ
ック図、第6図1よび第7図は第4図の構成によるもの
の動作特性を示す図、第8図むよび第9図は第5図の構
成によるものの動作特性を示す図、第10図は小電流斬
新のために細隙効果を利用する場合の例を示す断面図、
第11図乃至第13図はそれぞれ開極機構にばねを用い
た場合の例を示す検出部の断面図、第14図は第4図の
ブロック図に基づくヒユーズの構造的例を示す断面図、
第15図は第5図のブロック図に基づくヒユーズの構造
的例を示す断面図、第16図は検出エレメントを機械的
エネルギーにより破断する場合の例を示す断面図である
。 100・・・・・・検出部、11・・・・・・検出エレ
メント、12・・・・・・開極機構、13・・・・・・
小電流遮断エレメント、14・・・・・大電流遮断エレ
メント18,21・・・・・・ばね、26・・・・・・
火薬等の物質。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 過電流が流れることにより溶断寸たは破断する検出
    エレメント11と、この検出ニレメントノ溶断オたは破
    断個所を少なくともヒユーズが過電流を迦析完了後にヒ
    ユーズの両端にかかる回復電圧に耐える距離に引き離す
    ための開極機構12とからなる検出部100を有し、該
    検出部100と直列に大電流遮断エレメント14を設け
    、これら直列部分100.14とは並列に、もしくは上
    記検出部100と並列に小電流遮断エレメント13を設
    けると共に、過電流が比較的小電流のとき前記検出エレ
    メント11が前記大電流遮断エレメント14より先に動
    作して前記小電流遮断エレメント13により過電流を遮
    断し、過電流が大電流のとき前記大電流遮断エレメント
    14が検出エレメント11より先に動作して過電流を遮
    断するようにしたことを特徴とするヒユーズ。 2、特許請求の範囲第1項記載のヒユーズに唱いて、小
    電流mエレメントの一部にエレメント材料に比して高い
    電気抵抗を有する材料を用いたヒユーズ。 3 特許請求の範囲第1項記載のヒユーズにネ・いて、
    小電流遮断エレメントの一部に微小ギャップを設けたヒ
    ユーズ。 4 特許請求の範囲第1項記載のヒユーズにおいて、検
    出部の開極機構をばねとしたヒユーズ。 5 特許請求の範囲第1項記載のヒユーズにおいて、開
    極機構のばねの付勢力によりヒユーズの動作表示を行わ
    せるようにしたヒユーズ。 6 特許請求の範囲第1項記載のヒユーズにおいて、過
    電流が流れたとき検出エレメントを火薬等の爆発、筐た
    は物体の気化時の体積膨張により破断させるようにした
    ヒユーズ。 7 特許請求の範囲第1項記載のヒユーズにおいて、少
    なくとも検出エレメントの溶断筐たは破断し開極する個
    所を真空にしたヒユーズ。 8 特許請求の範囲第1項記載のヒユーズにおいて、少
    なくとも検出エレメントの溶断寸たは破断し開極する個
    所に高絶縁性ガスを封入したヒユーズ。 9 特許請求の範囲第1項記載のヒユーズにむいて、検
    出部、小電流遮断エレメントおよび大電流遮断エレメン
    トの三者を単独あるいはその内の三者を組合せて容器に
    収納したものをコンポーネントとして構成し、これらを
    外部容器にカセット状に組合せるようにしたヒユーズ。 10特許請求の範囲第1項記載のヒユーズにおいて、検
    出部、小電流遮断エレメントおよび大電流遮断エレメン
    トを同一容器内に収納したヒユーズ。
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JPS5010507U (ja) * 1973-05-26 1975-02-03

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