JPH0340586B2 - - Google Patents
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- JPH0340586B2 JPH0340586B2 JP6943981A JP6943981A JPH0340586B2 JP H0340586 B2 JPH0340586 B2 JP H0340586B2 JP 6943981 A JP6943981 A JP 6943981A JP 6943981 A JP6943981 A JP 6943981A JP H0340586 B2 JPH0340586 B2 JP H0340586B2
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- coil
- pole group
- rotor magnet
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- poles
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K29/00—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
- H02K29/03—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with a magnetic circuit specially adapted for avoiding torque ripples or self-starting problems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はパターン状導体(エツチングやメツキ
等の製法により渦巻状に薄膜の導体を形成したも
の)で形成したモータ用の固定子コイルの構造に
関するものである。
等の製法により渦巻状に薄膜の導体を形成したも
の)で形成したモータ用の固定子コイルの構造に
関するものである。
従来のモータを第1図に示す。これは巻線によ
る扁平な8極3相24コイル極の固定子コイルを用
いた例である。第2図はこのモータのコイル1相
分の平面図、第3図は各相コイルの相対位置の説
明図、第4図は回転子マグネツトの磁極の平面図
である。本例の3相コイルは、第2図に示す形状
のコイル3個を、第3図のように、コイル極が互
いに2π/3(電気角)づつ回転子マグネツト2の回 転方向にずれるようにして積層し第1図のように
固定子ヨーク3の面上に接着剤等で固定した構成
である。固定子コイルの各相コイルの形状、素線
径及び巻線は等しい。モータ電磁部においては、
回転子マグネツト2の磁極面はコイルに対向し、
マグネツト磁束がコイルと鎖交するようになつて
いる。さらに固定子ヨーク3、コイルおよび回転
子マグネツト2を包むようにカツプ型のシールド
ケース4を設けてあり、回転子マグネツト2の漏
洩磁界がシールドケース4の外部に漏洩しないよ
うにしてある。
る扁平な8極3相24コイル極の固定子コイルを用
いた例である。第2図はこのモータのコイル1相
分の平面図、第3図は各相コイルの相対位置の説
明図、第4図は回転子マグネツトの磁極の平面図
である。本例の3相コイルは、第2図に示す形状
のコイル3個を、第3図のように、コイル極が互
いに2π/3(電気角)づつ回転子マグネツト2の回 転方向にずれるようにして積層し第1図のように
固定子ヨーク3の面上に接着剤等で固定した構成
である。固定子コイルの各相コイルの形状、素線
径及び巻線は等しい。モータ電磁部においては、
回転子マグネツト2の磁極面はコイルに対向し、
マグネツト磁束がコイルと鎖交するようになつて
いる。さらに固定子ヨーク3、コイルおよび回転
子マグネツト2を包むようにカツプ型のシールド
ケース4を設けてあり、回転子マグネツト2の漏
洩磁界がシールドケース4の外部に漏洩しないよ
うにしてある。
このモータの電磁部における回転子マグネツト
2の磁束分布を第5図及び第6図に示す。第5図
は軸方向分布図、第6図は円周方向分布図であ
る。回転子マグネツト2の磁束10は固定子ヨー
ク3に到達するものの他に回転軸6側に漏洩する
もの、シールドケース4側に漏洩するものおよび
回転子マグネツト2の隣接磁極に短絡的に入るも
のがある。固定子ヨーク3に到達する磁束は磁束
の経路途中にある固定子コイルの全部の相コイル
1,1′,1″鎖交するが、シールドケース4や回
転軸6及び隣接磁極に漏洩する磁束は全部の相の
コイルには鎖交せずに一部のコイルに鎖交する
か、またはいずれのコイルにも鎖交しないのかの
いずれかである。従つて鎖交磁束量は各相コイル
によつて異なり、各相コイルの形状及び巻数が等
しくされている。この従来のモータにおいては、
回転子マグネツト2の回転により各相コイルに誘
起される逆起電圧値が異なる。一般に直流モータ
においては発生トルクτと1相分のコイルの逆起
電圧e0との間には次式の関係がある。すなわち τ∝e0・r・i ……(1) ここでrは平均駆動半径、iはコイルの通電電
流である。該平均駆動半径は、回転子マグネツト
に対しコイルが設置される半径方向位置によつて
規制される。また、逆起電圧e0は、コイル導体が
鎖交する磁束量と、その鎖交部の半径位置の両方
の関数でもある。従つて半径位置等設置位置寸法
及び形状の等しい各相コイルに一定の電流を通電
した場合、各相コイルと回転子マグネツト間に発
生するトルクはそれぞれの相の逆起電圧値e0に比
例することになる。従つて逆起電圧値に相間で差
がある本例においては、発生トルクには相間でそ
れぞれの逆起電圧差に対応した差を生ずる。本従
来例の固定子コイルの各相に発生する逆起電圧波
形のモデルを第7図に示す。固定子コイルは回転
子マグネツト2の磁極面に近いコイルから順に
U、V、W相とし逆起電圧波形はそれぞれ正弦波
としその振幅比を3:2:1としている。本固定
子コイルの各相に一定振幅の電流を3相的にスイ
ツチングして通電した場合の発生トルク波形を第
8図に示す。逆起電圧の振幅比に対応して相間で
3:2:1のトルク比があり合成トルクτtは同図
のように大きなリツプルを持つた波形となる。基
本波の周波数は各相コイルの発生トルクの周波数
と等しく、これにこの3倍の周波数の高調波が重
畳されている。これがモータ回転軸の回転むらを
ひき起こす支配的要因となる。
2の磁束分布を第5図及び第6図に示す。第5図
は軸方向分布図、第6図は円周方向分布図であ
る。回転子マグネツト2の磁束10は固定子ヨー
ク3に到達するものの他に回転軸6側に漏洩する
もの、シールドケース4側に漏洩するものおよび
回転子マグネツト2の隣接磁極に短絡的に入るも
のがある。固定子ヨーク3に到達する磁束は磁束
の経路途中にある固定子コイルの全部の相コイル
1,1′,1″鎖交するが、シールドケース4や回
転軸6及び隣接磁極に漏洩する磁束は全部の相の
コイルには鎖交せずに一部のコイルに鎖交する
か、またはいずれのコイルにも鎖交しないのかの
いずれかである。従つて鎖交磁束量は各相コイル
によつて異なり、各相コイルの形状及び巻数が等
しくされている。この従来のモータにおいては、
回転子マグネツト2の回転により各相コイルに誘
起される逆起電圧値が異なる。一般に直流モータ
においては発生トルクτと1相分のコイルの逆起
電圧e0との間には次式の関係がある。すなわち τ∝e0・r・i ……(1) ここでrは平均駆動半径、iはコイルの通電電
流である。該平均駆動半径は、回転子マグネツト
に対しコイルが設置される半径方向位置によつて
規制される。また、逆起電圧e0は、コイル導体が
鎖交する磁束量と、その鎖交部の半径位置の両方
の関数でもある。従つて半径位置等設置位置寸法
及び形状の等しい各相コイルに一定の電流を通電
した場合、各相コイルと回転子マグネツト間に発
生するトルクはそれぞれの相の逆起電圧値e0に比
例することになる。従つて逆起電圧値に相間で差
がある本例においては、発生トルクには相間でそ
れぞれの逆起電圧差に対応した差を生ずる。本従
来例の固定子コイルの各相に発生する逆起電圧波
形のモデルを第7図に示す。固定子コイルは回転
子マグネツト2の磁極面に近いコイルから順に
U、V、W相とし逆起電圧波形はそれぞれ正弦波
としその振幅比を3:2:1としている。本固定
子コイルの各相に一定振幅の電流を3相的にスイ
ツチングして通電した場合の発生トルク波形を第
8図に示す。逆起電圧の振幅比に対応して相間で
3:2:1のトルク比があり合成トルクτtは同図
のように大きなリツプルを持つた波形となる。基
本波の周波数は各相コイルの発生トルクの周波数
と等しく、これにこの3倍の周波数の高調波が重
畳されている。これがモータ回転軸の回転むらを
ひき起こす支配的要因となる。
第9図及び第10図は従来の固定子コイルを用
いた扁平モータの逆起電圧と電磁部における磁束
密度の実測結果例を示した図である。第9図は逆
起電圧を、また、第10図は磁束密度の回転軸方
向の成分を、それぞれ相対値で示してある。実験
には、外径40mm、内径12mm、厚さ5mmで円周方向
に扇形に8極に等分割着磁した回転子マグネツト
と、外径41mm、内径13mm、3相積層厚2.6mm(1
相分厚さ0.75mm)の固定子コイルを用い、回転子
マグネツト磁極面と固定子ヨーク面間距離g0は
3.1mmとした。この結果、逆起電圧の相対値は、
相間で回転子マグネツト2の磁極面に近いコイル
から順に、1、0.87、0.80の比になる。これが各
相間のトルク比になる。合成トルクのリツプルは
約±12%になる。また、各相コイルの位置の磁束
密度値の比は、ほぼ上記逆起電圧の比に等しい。
また距離g0を4mmとし、コイル厚を3.5mmとする
と、磁束密度分布も大幅に変化し逆起電圧比は、
1:0.85:0.70となり、合成トルクのリツプルは
±18%に増大する。
いた扁平モータの逆起電圧と電磁部における磁束
密度の実測結果例を示した図である。第9図は逆
起電圧を、また、第10図は磁束密度の回転軸方
向の成分を、それぞれ相対値で示してある。実験
には、外径40mm、内径12mm、厚さ5mmで円周方向
に扇形に8極に等分割着磁した回転子マグネツト
と、外径41mm、内径13mm、3相積層厚2.6mm(1
相分厚さ0.75mm)の固定子コイルを用い、回転子
マグネツト磁極面と固定子ヨーク面間距離g0は
3.1mmとした。この結果、逆起電圧の相対値は、
相間で回転子マグネツト2の磁極面に近いコイル
から順に、1、0.87、0.80の比になる。これが各
相間のトルク比になる。合成トルクのリツプルは
約±12%になる。また、各相コイルの位置の磁束
密度値の比は、ほぼ上記逆起電圧の比に等しい。
また距離g0を4mmとし、コイル厚を3.5mmとする
と、磁束密度分布も大幅に変化し逆起電圧比は、
1:0.85:0.70となり、合成トルクのリツプルは
±18%に増大する。
上記の如くこの種の従来の固定子コイルにおい
ては、(1)電磁部の磁束量分布特性に基づく回転軸
の大きなトルクリツプルが発生し回転軸の回転む
らの主原因となるという欠点がある。さらに(2)細
線を巻線して製作するため、専用の巻線設備が必
要である上に、巻線作業に時間がかかりコスト高
になる。さらに、(3)コイル極の形状も一様にしに
くい上に、極の配列角精度も低いため出力の安定
性も低い。また、(4)薄型のコイルを製作しにくい
ため薄型モータを構成することがむずかしい。(5)
各コイル極の端末接続のためのスペースが固定子
コイル内に必要である、等の欠点がある。
ては、(1)電磁部の磁束量分布特性に基づく回転軸
の大きなトルクリツプルが発生し回転軸の回転む
らの主原因となるという欠点がある。さらに(2)細
線を巻線して製作するため、専用の巻線設備が必
要である上に、巻線作業に時間がかかりコスト高
になる。さらに、(3)コイル極の形状も一様にしに
くい上に、極の配列角精度も低いため出力の安定
性も低い。また、(4)薄型のコイルを製作しにくい
ため薄型モータを構成することがむずかしい。(5)
各コイル極の端末接続のためのスペースが固定子
コイル内に必要である、等の欠点がある。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、各相内に発生する逆起電圧の値を等しくし
て、低トルクリツプルで、かつ高出力安定性を有
するモータを低コストに構成できる固定子コイル
を提供するにある。
くし、各相内に発生する逆起電圧の値を等しくし
て、低トルクリツプルで、かつ高出力安定性を有
するモータを低コストに構成できる固定子コイル
を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の固定子コ
イルでは、複数相のコイル極群のコイル極が、回
転子マグネツトの磁極面に対向し順次遠ざかる方
向に配された複数の平面上に、パターン状導体で
渦巻状に形成され、各相のコイル極群に発生され
る逆起電圧の値が相間で等しくまたは略等しくさ
れた固定子コイルであつて、しかも、 回転子マグネツトの磁極面に近い側の磁極対向
平面上にあつて上記回転子マグネツトの回転軸に
同心状に複数のコイル極が配され同相を形成する
構成を有する第1のコイル極群と、 上記第1のコイル極群とは異なる一つの相また
は複数の相を形成するコイル極群であつて、該第
1のコイル極群の配された磁極対向平面とは異な
る対向平面のうち上記回転子マグネツトの磁極面
から遠い側に配された対向平面上にあつて、上記
回転子マグネツトの回転軸に同心状に複数個のコ
イル極が配され、上記第1のコイル極群内のコイ
ル極よりも、そのパターン状導体の上記回転子マ
グネツトの回転方向に直角な方向の長さの成分
が、長くされた構成を有する第2のコイル極群
と、 を備えた構成とする。
イルでは、複数相のコイル極群のコイル極が、回
転子マグネツトの磁極面に対向し順次遠ざかる方
向に配された複数の平面上に、パターン状導体で
渦巻状に形成され、各相のコイル極群に発生され
る逆起電圧の値が相間で等しくまたは略等しくさ
れた固定子コイルであつて、しかも、 回転子マグネツトの磁極面に近い側の磁極対向
平面上にあつて上記回転子マグネツトの回転軸に
同心状に複数のコイル極が配され同相を形成する
構成を有する第1のコイル極群と、 上記第1のコイル極群とは異なる一つの相また
は複数の相を形成するコイル極群であつて、該第
1のコイル極群の配された磁極対向平面とは異な
る対向平面のうち上記回転子マグネツトの磁極面
から遠い側に配された対向平面上にあつて、上記
回転子マグネツトの回転軸に同心状に複数個のコ
イル極が配され、上記第1のコイル極群内のコイ
ル極よりも、そのパターン状導体の上記回転子マ
グネツトの回転方向に直角な方向の長さの成分
が、長くされた構成を有する第2のコイル極群
と、 を備えた構成とする。
第1のコイル極群は、回転子マグネツトの磁極
面に近い部分の比較的強磁界中に配されパターン
導体の単位長当たりに鎖交する磁束量が多い。こ
のため、短い導体長でも所定の逆起電圧を発生す
るように働く。
面に近い部分の比較的強磁界中に配されパターン
導体の単位長当たりに鎖交する磁束量が多い。こ
のため、短い導体長でも所定の逆起電圧を発生す
るように働く。
また、一方、第2のコイル極群は、回転子マグ
ネツトの磁極面から遠い部分の比較的弱磁界中に
配されパターン導体の単位長当たりに鎖交する磁
束量が上記第1のコイル極群よりも少ない。この
ため、本第2のコイル極群は回転子マグネツトに
対し、上記第1のコイル極群と同じかまたは略同
じ半径位置に設置されている場合、上記第1のコ
イル極群よりも長い導体長で上記第1のコイル極
群と等しいかまたは略等しい逆起電圧を発生する
ように働く。
ネツトの磁極面から遠い部分の比較的弱磁界中に
配されパターン導体の単位長当たりに鎖交する磁
束量が上記第1のコイル極群よりも少ない。この
ため、本第2のコイル極群は回転子マグネツトに
対し、上記第1のコイル極群と同じかまたは略同
じ半径位置に設置されている場合、上記第1のコ
イル極群よりも長い導体長で上記第1のコイル極
群と等しいかまたは略等しい逆起電圧を発生する
ように働く。
以下本発明を実施例に基づいて説明する。第1
1図及び第12図は、エツチングやメツキ等によ
つて形成するパターン状導体で本発明の固定子コ
イルを構成するシートコイルの構造例図で、うち
第11図は1枚のシート状コイルの平面図、また
第12図はそのコイル極の拡大図である。また第
13図はパターン状導体の断面図、第14図は結
線図である。本例も相当たり8極のコイル極構成
である。薄膜状の絶縁シート11の表面上にそれ
ぞれ8極の渦巻き状のパターン状導体12を形成
し、各コイル極の内部の中央に設けたスルーホー
ル電極14で、表裏のコイル極間を直列に接続
し、コイル厚を増加させずに表裏の16個のコイル
極を全部直列に接続してある。絶縁シート11の
表裏面のパターン状導体12は、ほぼ同一形状
で、かつ表裏で互に重なり合うように同位置に形
成してある。コイル極のパターン状導体12の渦
巻き方向は、隣接極で互に反対方向になるように
してある。巻き始め端と巻き終り端にはコイル端
末電極13,13′をパターン状導体で形成して
ある。パターン状導体12の表面部は薄い絶縁膜
15で覆つてあり、積層しても短絡等を起こさな
いようにしてある。本構造のシートコイルでは
a1,a2,……a8がシートの表面のパターンコイ
ル、a1′,a2′,……a8′が裏面のパターンコイルで
ある。各パターンコイルの接続順序は次のように
なつている。すなわち、巻き始め端末電極13〜
表面パターンコイルa1〜スルーホール電極P1〜裏
面パターンコイルa1′〜裏面パターンコイルa2′〜
スルーホール電極P2〜表面パターンコイルa2〜表
面パターンコイルa3〜……裏面パターンコイル
a8′〜スルーホール電極P8〜表面パターンコイル
a8〜巻き終り端末電極13′、となつている。パ
ターン状導体12の製作方法としてはエツチング
による方法、メツキによる方法またこれらを併用
した方法等がある。パターン状導体12の断面積
は、パターン幅wpとパターン厚さtpでコントロー
ルする。モータ用固定子コイルとしてはモータ電
磁部(モータ固定子と回転子の間の電磁部)の磁
束との鎖交量が多く、低抵抗である程モータ効率
を高くできて望ましい。このためには本シートコ
イルではパターン状導体12の厚さtpの方を極力
厚くして断面積を増大させて低抵抗化を図りなが
ら導体間ギヤツプgpを極力狭くして巻数を増大さ
せてパターン状導体群をコイル極の外周部に集中
させ磁束鎖交量を増大させるようにする。また各
コイル極の形状もモータの効率及び回転円滑性に
影響する。このためコイル極形状としてはこれら
性能を向上できるような形状とする必要がある。
例えばブラシレスモータの場合には回転子マグネ
ツトの磁極から発生する磁束の分布形状に対応さ
せてコイル極形状を磁束との鎖交量が多くかつト
ルクリツプの少ない形状とする。本シートコイル
の場合には、複雑なコイル極形状も容易にかつ均
一に製作することができる上、コイル極の配列角
精度を非常に高くできるため、モータ出力の回転
安定性をも大幅に向上できる。また上記のように
化学的方法により製作する場合には、特に生産性
を著しく向上でき大幅に低コスト化できる。
1図及び第12図は、エツチングやメツキ等によ
つて形成するパターン状導体で本発明の固定子コ
イルを構成するシートコイルの構造例図で、うち
第11図は1枚のシート状コイルの平面図、また
第12図はそのコイル極の拡大図である。また第
13図はパターン状導体の断面図、第14図は結
線図である。本例も相当たり8極のコイル極構成
である。薄膜状の絶縁シート11の表面上にそれ
ぞれ8極の渦巻き状のパターン状導体12を形成
し、各コイル極の内部の中央に設けたスルーホー
ル電極14で、表裏のコイル極間を直列に接続
し、コイル厚を増加させずに表裏の16個のコイル
極を全部直列に接続してある。絶縁シート11の
表裏面のパターン状導体12は、ほぼ同一形状
で、かつ表裏で互に重なり合うように同位置に形
成してある。コイル極のパターン状導体12の渦
巻き方向は、隣接極で互に反対方向になるように
してある。巻き始め端と巻き終り端にはコイル端
末電極13,13′をパターン状導体で形成して
ある。パターン状導体12の表面部は薄い絶縁膜
15で覆つてあり、積層しても短絡等を起こさな
いようにしてある。本構造のシートコイルでは
a1,a2,……a8がシートの表面のパターンコイ
ル、a1′,a2′,……a8′が裏面のパターンコイルで
ある。各パターンコイルの接続順序は次のように
なつている。すなわち、巻き始め端末電極13〜
表面パターンコイルa1〜スルーホール電極P1〜裏
面パターンコイルa1′〜裏面パターンコイルa2′〜
スルーホール電極P2〜表面パターンコイルa2〜表
面パターンコイルa3〜……裏面パターンコイル
a8′〜スルーホール電極P8〜表面パターンコイル
a8〜巻き終り端末電極13′、となつている。パ
ターン状導体12の製作方法としてはエツチング
による方法、メツキによる方法またこれらを併用
した方法等がある。パターン状導体12の断面積
は、パターン幅wpとパターン厚さtpでコントロー
ルする。モータ用固定子コイルとしてはモータ電
磁部(モータ固定子と回転子の間の電磁部)の磁
束との鎖交量が多く、低抵抗である程モータ効率
を高くできて望ましい。このためには本シートコ
イルではパターン状導体12の厚さtpの方を極力
厚くして断面積を増大させて低抵抗化を図りなが
ら導体間ギヤツプgpを極力狭くして巻数を増大さ
せてパターン状導体群をコイル極の外周部に集中
させ磁束鎖交量を増大させるようにする。また各
コイル極の形状もモータの効率及び回転円滑性に
影響する。このためコイル極形状としてはこれら
性能を向上できるような形状とする必要がある。
例えばブラシレスモータの場合には回転子マグネ
ツトの磁極から発生する磁束の分布形状に対応さ
せてコイル極形状を磁束との鎖交量が多くかつト
ルクリツプの少ない形状とする。本シートコイル
の場合には、複雑なコイル極形状も容易にかつ均
一に製作することができる上、コイル極の配列角
精度を非常に高くできるため、モータ出力の回転
安定性をも大幅に向上できる。また上記のように
化学的方法により製作する場合には、特に生産性
を著しく向上でき大幅に低コスト化できる。
第15図及び第16図は本発明の固定子コイル
の実施例図で、第15図は各相のシートコイルの
平面図、第16図は結線図である。本例も3相8
極の構成で、1相当たり1枚のシートコイルを用
いこれを3枚積層し3相コイルを構成する。本例
はモータ電磁部の磁場分布に対応させて各相のシ
ートコイルのパターン状導体の巻数Nを変化させ
該パターン状導体長を相間で変えて磁束鎖交量を
各相で等しくし相コイル間での逆起電圧を等しく
する構成例である。シートコイル20はU相コイ
ル、シートコイル20′はV相コイル、シートコ
イル20″はW相コイルで、それぞれ片側平面1
極当たりのパターン状導体の巻数はN1,N2,N3
(N1<N2<N3)であり、また各相のコイル極寸
法及び設置半径位置は同一である。積層は互に電
気角で2π/3づつずらせてU層、V層、W層の順に 積層し各シート層間を接着剤等で固定する。モー
タ電磁部内ではU相のシートコイルは磁場強度の
高い位置側に配置しW相のシートコイルは低い位
置側に配置する。各相のシートコイルの巻数N1,
N2,N3はそれぞれモータ電磁部内の磁場強度分
布に対応してその固定位置において、そこの磁束
との鎖交量を等しくできるような値にしてあるた
め、モータに組込んだ場合、各相のシートコイル
端間に発生する逆起電圧値は互に等しい値とな
る。各シートコイル内のパターン状導体の結線方
法は、前記第11図のシートコイルの場合と同様
である。本構造においては、パターン状導体の占
有スペースを各相で同一とする場合、巻数の少な
いU相及びV相のパターン状導体の断面積をそれ
ぞれW相のパターン状導体の断面積より増大させ
より一層低抵抗とすることができる。低抵抗化に
よりモータの発生トルクの増大とコイル内の銅損
の減少とが可能となりモータ効率を向上できる。
シートコイル積層数を増し、相当たり2枚以上の
シートコイルを用いて構成する場合についても上
記と同様である。
の実施例図で、第15図は各相のシートコイルの
平面図、第16図は結線図である。本例も3相8
極の構成で、1相当たり1枚のシートコイルを用
いこれを3枚積層し3相コイルを構成する。本例
はモータ電磁部の磁場分布に対応させて各相のシ
ートコイルのパターン状導体の巻数Nを変化させ
該パターン状導体長を相間で変えて磁束鎖交量を
各相で等しくし相コイル間での逆起電圧を等しく
する構成例である。シートコイル20はU相コイ
ル、シートコイル20′はV相コイル、シートコ
イル20″はW相コイルで、それぞれ片側平面1
極当たりのパターン状導体の巻数はN1,N2,N3
(N1<N2<N3)であり、また各相のコイル極寸
法及び設置半径位置は同一である。積層は互に電
気角で2π/3づつずらせてU層、V層、W層の順に 積層し各シート層間を接着剤等で固定する。モー
タ電磁部内ではU相のシートコイルは磁場強度の
高い位置側に配置しW相のシートコイルは低い位
置側に配置する。各相のシートコイルの巻数N1,
N2,N3はそれぞれモータ電磁部内の磁場強度分
布に対応してその固定位置において、そこの磁束
との鎖交量を等しくできるような値にしてあるた
め、モータに組込んだ場合、各相のシートコイル
端間に発生する逆起電圧値は互に等しい値とな
る。各シートコイル内のパターン状導体の結線方
法は、前記第11図のシートコイルの場合と同様
である。本構造においては、パターン状導体の占
有スペースを各相で同一とする場合、巻数の少な
いU相及びV相のパターン状導体の断面積をそれ
ぞれW相のパターン状導体の断面積より増大させ
より一層低抵抗とすることができる。低抵抗化に
よりモータの発生トルクの増大とコイル内の銅損
の減少とが可能となりモータ効率を向上できる。
シートコイル積層数を増し、相当たり2枚以上の
シートコイルを用いて構成する場合についても上
記と同様である。
前記のように、コイル極に発生される逆起電圧
は、コイル極が設置される半径位置と、磁束鎖交
量との双方の関数であり、さらに磁束鎖交量は、
導体の巻数等導体長と磁束量との積である。この
ため、コイル極の設置半径位置、導体長、磁束量
のうちいずれか一つの条件を独立的に変えるか、
またはこれらの組み合わせの条件を連動的に変え
ることにより、該コイル極に発生される逆起電圧
の値を変化させることができる。
は、コイル極が設置される半径位置と、磁束鎖交
量との双方の関数であり、さらに磁束鎖交量は、
導体の巻数等導体長と磁束量との積である。この
ため、コイル極の設置半径位置、導体長、磁束量
のうちいずれか一つの条件を独立的に変えるか、
またはこれらの組み合わせの条件を連動的に変え
ることにより、該コイル極に発生される逆起電圧
の値を変化させることができる。
第17図はこのうち各コイル極の半径方向寸法
を各相間で変化させパターン状導体長を変えると
同時にコイル極の半径方向設置位置を変えて各相
の逆起電圧を等しくするようにした場合の構成例
である。巻数、パターン状導体断面積及びコイル
最外径(r0)は各相で等しくしてある。シートコ
イル20はU相コイル、シートコイル20
′′′′はV相コイル、シートコイル20′′′′′は
W相コ
イルでそれぞれ半径方向長さはΔr1、Δr2、Δr3で
ある(Δr1<Δr2<Δr3)。積層方法及びコイル極
の結線方法は前記第1の実施例の固定子コイルの
場合と同様である。本構造の固定子コイルでは半
径方向長さの短いシートコイルの内周部の余白部
に端末配線パターン状導体や速度制御用の周波数
信号発電用パターン状導体等を設けモータとして
の必要な機能を固定子コイルに一体化して付加す
ることができモータをコンパクトな構成にでき
る。シートコイル積層数を相当たり2枚以上とし
た場合も同様である。
を各相間で変化させパターン状導体長を変えると
同時にコイル極の半径方向設置位置を変えて各相
の逆起電圧を等しくするようにした場合の構成例
である。巻数、パターン状導体断面積及びコイル
最外径(r0)は各相で等しくしてある。シートコ
イル20はU相コイル、シートコイル20
′′′′はV相コイル、シートコイル20′′′′′は
W相コ
イルでそれぞれ半径方向長さはΔr1、Δr2、Δr3で
ある(Δr1<Δr2<Δr3)。積層方法及びコイル極
の結線方法は前記第1の実施例の固定子コイルの
場合と同様である。本構造の固定子コイルでは半
径方向長さの短いシートコイルの内周部の余白部
に端末配線パターン状導体や速度制御用の周波数
信号発電用パターン状導体等を設けモータとして
の必要な機能を固定子コイルに一体化して付加す
ることができモータをコンパクトな構成にでき
る。シートコイル積層数を相当たり2枚以上とし
た場合も同様である。
さらに、コイル極の半径方向寸法を各相間で異
ならしめる構成において、巻数や、パターン状導
体の断面積や、コイルの最外径寸法等を、相間で
変化させた構成であつてもよい。特に、コイルの
最外径寸法を各相間で変え、かつ回転子マグネツ
トの磁極面に近い側のシート面上のコイル極の配
列最外径寸法及びそのコイル極中心位置を、回転
子マグネツトの磁極面から遠い側のシート面上の
コイル極のそれらよりも、それぞれ大半径位置に
設ける構成では、次の特徴を有する。すなわち、
かかる構成では、回転子マグネツトの回転時にお
いて、コイル導体に対する回転子マグネツトの磁
界の変化速度が、回転子マグネツトの磁極面に近
い側のコイル極の方が、遠い側のコイル極よりも
大きい。このため、単位長さのコイル導体で発生
される逆起電圧の値は、該近い側のコイル極の方
が高い。従つて該近い側のコイル極の導体長をこ
の点からもさらにその分だけ短くできコイルの低
抵抗化や簡易構造化を容易に実現することができ
る。
ならしめる構成において、巻数や、パターン状導
体の断面積や、コイルの最外径寸法等を、相間で
変化させた構成であつてもよい。特に、コイルの
最外径寸法を各相間で変え、かつ回転子マグネツ
トの磁極面に近い側のシート面上のコイル極の配
列最外径寸法及びそのコイル極中心位置を、回転
子マグネツトの磁極面から遠い側のシート面上の
コイル極のそれらよりも、それぞれ大半径位置に
設ける構成では、次の特徴を有する。すなわち、
かかる構成では、回転子マグネツトの回転時にお
いて、コイル導体に対する回転子マグネツトの磁
界の変化速度が、回転子マグネツトの磁極面に近
い側のコイル極の方が、遠い側のコイル極よりも
大きい。このため、単位長さのコイル導体で発生
される逆起電圧の値は、該近い側のコイル極の方
が高い。従つて該近い側のコイル極の導体長をこ
の点からもさらにその分だけ短くできコイルの低
抵抗化や簡易構造化を容易に実現することができ
る。
第18図は本発明の固定子コイルの更に他の実
施例図である。本例はシートコイルのコイル極数
を各相間で変化させパターン導体長を変える場合
のシートコイル構成例である。磁束の多い位置に
設置する相のシートコイルは、そのコイル極数を
少なくし、磁束の少ない位置に設置する相のシー
トコイルは、そのコイル極数を多くして磁束鎖交
量を各相間で等しくし、発生する逆起電圧を等し
くする。本図はコイル極を片側平面当たり7極と
した例である。本実施例の場合も上記第2実施例
の場合と同様、シートコイル面上のコイルパター
ンを設けない余白の部分にコイル端末配線パター
ン状導体等を設け生産性を一層向上した構造にす
ることができる。コイル極数を変える方法として
はこの他シートコイル積層枚数を各相で変える方
法もある。
施例図である。本例はシートコイルのコイル極数
を各相間で変化させパターン導体長を変える場合
のシートコイル構成例である。磁束の多い位置に
設置する相のシートコイルは、そのコイル極数を
少なくし、磁束の少ない位置に設置する相のシー
トコイルは、そのコイル極数を多くして磁束鎖交
量を各相間で等しくし、発生する逆起電圧を等し
くする。本図はコイル極を片側平面当たり7極と
した例である。本実施例の場合も上記第2実施例
の場合と同様、シートコイル面上のコイルパター
ンを設けない余白の部分にコイル端末配線パター
ン状導体等を設け生産性を一層向上した構造にす
ることができる。コイル極数を変える方法として
はこの他シートコイル積層枚数を各相で変える方
法もある。
上記各実施例では各相コイルのパターン状導体
長さをそれぞれ別個の方法で変化させた構成例に
ついて述べたが、これらを組み合わせ併用した構
成としても上記と同様の効果が得られる。
長さをそれぞれ別個の方法で変化させた構成例に
ついて述べたが、これらを組み合わせ併用した構
成としても上記と同様の効果が得られる。
第19図は本発明の固定子コイルの第4の実施
例の側断面図である。本例は1相当たり2枚、合
計6枚のシートコイルを積層した3相固定子コイ
ル例で回転子マグネツトの磁極面に対向させ固定
子ヨーク3の面上に固定した様態を示す。6枚の
シートコイルはそれぞれコイル極寸法、巻数、パ
ターン状導体寸法等を同一にしてある。シートコ
イルの積層順序を上側3枚と下側3枚で逆にして
あり相当たり2枚のシートコイルの合計の磁束鎖
交量が相間で等しくなるようにしてある。本例の
構成では各シートコイルのコイル極仕様を全部同
一にでき製作し易い利点がある。
例の側断面図である。本例は1相当たり2枚、合
計6枚のシートコイルを積層した3相固定子コイ
ル例で回転子マグネツトの磁極面に対向させ固定
子ヨーク3の面上に固定した様態を示す。6枚の
シートコイルはそれぞれコイル極寸法、巻数、パ
ターン状導体寸法等を同一にしてある。シートコ
イルの積層順序を上側3枚と下側3枚で逆にして
あり相当たり2枚のシートコイルの合計の磁束鎖
交量が相間で等しくなるようにしてある。本例の
構成では各シートコイルのコイル極仕様を全部同
一にでき製作し易い利点がある。
以上各相コイルの逆起電圧をバランスさせる方
法としてパターン状導体長さを変える構成例とシ
ートコイルの半径方向設置位置またはギヤツプ方
向設置位置を変える構成例、またはこれらを組み
合わせる構成例につき述べた。これらはモータの
種類・構造等によつて使い分けて実施すると、そ
れぞれの効果がさらに一段と活かされる。
法としてパターン状導体長さを変える構成例とシ
ートコイルの半径方向設置位置またはギヤツプ方
向設置位置を変える構成例、またはこれらを組み
合わせる構成例につき述べた。これらはモータの
種類・構造等によつて使い分けて実施すると、そ
れぞれの効果がさらに一段と活かされる。
第20図は本発明の固定子コイルを用いたモー
タの発生トルクの説明図である。本発明の固定子
コイルでは相間の逆起電圧値が等しくなるように
構成するために発生トルク値も各相間で等しくな
り合成トルクも各相電流の切換周波数の3倍の周
波数の高調波成分のみとなりそのリツプル量は約
±8%以下となる。モータの回転軸の回転むらは
一般にトルクリツプル量に比例し、リツプル周波
数に反比例する。従つて本発明の固定子コイルを
用いると従来の固定子コイルの場合に比べモータ
軸の回転むらを大幅に低減できる。
タの発生トルクの説明図である。本発明の固定子
コイルでは相間の逆起電圧値が等しくなるように
構成するために発生トルク値も各相間で等しくな
り合成トルクも各相電流の切換周波数の3倍の周
波数の高調波成分のみとなりそのリツプル量は約
±8%以下となる。モータの回転軸の回転むらは
一般にトルクリツプル量に比例し、リツプル周波
数に反比例する。従つて本発明の固定子コイルを
用いると従来の固定子コイルの場合に比べモータ
軸の回転むらを大幅に低減できる。
第21図、第22図は本発明の固定コイルを用
いたモータのトルク対回転数特性及びトルク対電
流特性の説明図である。第21図はモータのトル
ク定数を一定にして固定子コイルの抵抗値を変化
させた場合の説明図である。前記第1実施例のよ
うに巻数等を減らしたコイルはそのパターン状導
体の断面積を広くしてその抵抗値を小さくでき
る。コイルに印加する電圧が一定の場合、抵抗値
の小さいコイルを組込んだモータのトルク対回転
数特性線40は抵抗値の大きいコイルの場合の特
性線41よりもトルク値が増大する側にずれる。
図中aは定常動作点(定常回転数ns、定常負荷ト
ルクτs、)、bは特性41のモータにおいて回転数
nsで発生できる最大トルク点、cは同様に特性4
0のモータで発生できる最大トルク点である。本
図から明らかなように固定子コイルを低抵抗にし
て特性40とすることにより定常回転数における
負荷トルク増加の場合のトルク変化幅(トルクマ
ージンと呼ぶ)をより大きくとれる(τn1>τn2)
し、また起動トルクもより大きくできる(τst1
>τst2)ためモータの起動時間を短縮できる。さ
らに固定子コイルの銅損も低減できモータ効率を
その分向上させ得る。
いたモータのトルク対回転数特性及びトルク対電
流特性の説明図である。第21図はモータのトル
ク定数を一定にして固定子コイルの抵抗値を変化
させた場合の説明図である。前記第1実施例のよ
うに巻数等を減らしたコイルはそのパターン状導
体の断面積を広くしてその抵抗値を小さくでき
る。コイルに印加する電圧が一定の場合、抵抗値
の小さいコイルを組込んだモータのトルク対回転
数特性線40は抵抗値の大きいコイルの場合の特
性線41よりもトルク値が増大する側にずれる。
図中aは定常動作点(定常回転数ns、定常負荷ト
ルクτs、)、bは特性41のモータにおいて回転数
nsで発生できる最大トルク点、cは同様に特性4
0のモータで発生できる最大トルク点である。本
図から明らかなように固定子コイルを低抵抗にし
て特性40とすることにより定常回転数における
負荷トルク増加の場合のトルク変化幅(トルクマ
ージンと呼ぶ)をより大きくとれる(τn1>τn2)
し、また起動トルクもより大きくできる(τst1
>τst2)ためモータの起動時間を短縮できる。さ
らに固定子コイルの銅損も低減できモータ効率を
その分向上させ得る。
第22図はトルクマージンを一定値(τm2)に
固定した場合の本発明の固定子コイルの特性の説
明図である。図中の特性40′の固定子コイルは
第21図における特性40を有する固定子コイル
より巻数を増しトルク定数を増加させてある。各
相コイルの逆起電圧値を等しく巻線スペースの許
す限りパターン状導体断面積を広くとつてコイル
抵抗値を低減するようにしていることは第21図
の特性40を有する固定子コイルと同様である。
トルク定数を増大させた本固定子コイルではトル
ク対電流特性は特性43のように負荷トルクに対
し電流値が低減する特性となる。本コイルでは定
常動作点における負荷電流値を低減できるため駆
動電子回路の出力段の消費電力とコイルの銅損を
低減できモータ効率の大幅な向上が可能となる。
固定した場合の本発明の固定子コイルの特性の説
明図である。図中の特性40′の固定子コイルは
第21図における特性40を有する固定子コイル
より巻数を増しトルク定数を増加させてある。各
相コイルの逆起電圧値を等しく巻線スペースの許
す限りパターン状導体断面積を広くとつてコイル
抵抗値を低減するようにしていることは第21図
の特性40を有する固定子コイルと同様である。
トルク定数を増大させた本固定子コイルではトル
ク対電流特性は特性43のように負荷トルクに対
し電流値が低減する特性となる。本コイルでは定
常動作点における負荷電流値を低減できるため駆
動電子回路の出力段の消費電力とコイルの銅損を
低減できモータ効率の大幅な向上が可能となる。
本発明によれば固定子コイルをして、
(1) 相間の逆起電圧差をなくせるためモータの発
生トルクリツプルを極めて小さくでき、回転む
らを大幅に低減できる。
生トルクリツプルを極めて小さくでき、回転む
らを大幅に低減できる。
(2) モータのトルク定数値を減少させることなく
コイル抵抗を低減できるためモータの発生トル
クを増大できるとともにモータ効率も向上でき
る。
コイル抵抗を低減できるためモータの発生トル
クを増大できるとともにモータ効率も向上でき
る。
(3) 定常回転時のトルク制御幅を広くできかつ起
動時間を短縮できる。
動時間を短縮できる。
(4) 薄型形状のコイルにし易いため薄型のモータ
を構成できる。
を構成できる。
(5) 製作はエツチングやメツキ等の化学的方法で
行うために多極構造のコイルも高精度、低コス
トかつ短時間に製作できる。
行うために多極構造のコイルも高精度、低コス
トかつ短時間に製作できる。
(6) 容易に各相コイルを極間連続構造にでき端末
処理工程数を大幅に減らせるため低コスト化が
可能である。
処理工程数を大幅に減らせるため低コスト化が
可能である。
(7) 製作を自動化し易い。
(8) コイル極形状の均一性及び配列精度を高くで
きるためモータ出力の安定性を向上できる。
きるためモータ出力の安定性を向上できる。
等の効果が得られる。
第1図は従来のモータの断面図、第2図及び第
3図は固定子コイルの構造を示す平面図、第4図
はマグネツトの平面図、第5図及び第6図はモー
タ電磁部の磁束分布図、第7図は従来の固定子コ
イルによる逆起電圧波形の説明図、第8図はそれ
により発生するモータトルク波形説明図、第9図
及び第10図は従来コイルの逆起電圧値とモータ
電磁部の磁場分布の実測特性図、第11図及び第
12図は本発明の固定子コイルのシートコイルの
構造を示す平面図、第13図は固定子コイルの断
面図、第14図は結線図、第15図は本発明の固
定子コイルの実施例を示す平面図、第16図はそ
の結線図、第17図は本発明の固定子コイルの他
の実施例を示す平面図、第18図は本発明の他の
実施例を示す平面図、第19図は本発明の固定子
コイルの更に他の実施例を示す断面図、第20図
は本発明の固定子コイルを用いたモータの発生ト
ルクの説明図、第21図及び第22図は本発明の
固定子コイルを用いたモータのトルク対回転数特
性及びトルク対電流特性の特性図である。 11:絶縁シート、12:渦巻き状パターン状
導体、14:スルーホール電極。
3図は固定子コイルの構造を示す平面図、第4図
はマグネツトの平面図、第5図及び第6図はモー
タ電磁部の磁束分布図、第7図は従来の固定子コ
イルによる逆起電圧波形の説明図、第8図はそれ
により発生するモータトルク波形説明図、第9図
及び第10図は従来コイルの逆起電圧値とモータ
電磁部の磁場分布の実測特性図、第11図及び第
12図は本発明の固定子コイルのシートコイルの
構造を示す平面図、第13図は固定子コイルの断
面図、第14図は結線図、第15図は本発明の固
定子コイルの実施例を示す平面図、第16図はそ
の結線図、第17図は本発明の固定子コイルの他
の実施例を示す平面図、第18図は本発明の他の
実施例を示す平面図、第19図は本発明の固定子
コイルの更に他の実施例を示す断面図、第20図
は本発明の固定子コイルを用いたモータの発生ト
ルクの説明図、第21図及び第22図は本発明の
固定子コイルを用いたモータのトルク対回転数特
性及びトルク対電流特性の特性図である。 11:絶縁シート、12:渦巻き状パターン状
導体、14:スルーホール電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 異なつた極性の磁極がその回転軸の周りに配
列された回転子マグネツトの磁極面に対向して設
けられ、1相当たり複数個のコイル極を有して成
る複数相のコイル極群のコイル極が、上記回転子
マグネツトの上記磁極面に対向し該磁極面から順
次遠ざかる方向に配された複数の異なる平面上に
パターン状導体で渦巻状に形成され、上記回転子
マグネツトの回転時において該回転子マグネツト
の磁極面からの磁束により上記各相のコイル極群
に発生される逆起電圧の値が相間で等しくまたは
略等しくされる、構成を有する固定子コイルにお
いて、 上記回転子マグネツトの磁極面に近い側の対向
平面上にあつて上記回転子マグネツトの回転軸に
対し複数個同心状に配され極相互間を接続されて
同相のコイルを形成した第1のコイル極群と、 該第1のコイル極群とは異なる位相を形成する
コイル極群であつて、かつ該第1のコイル極群の
配された平面とは異なる対向平面のうち上記回転
子マグネツトの磁極面から遠い側に配された対向
平面の上にあつて上記回転子マグネツトの回転軸
に対し複数個同心状に配され、上記第1のコイル
極群内のコイル極よりも、そのパターン状導体の
上記回転子マグネツトの回転方向に直角な方向の
長さの成分が長くされた構成の第2のコイル極群
と、 を備えたことを特徴とする固定子コイル。 2 上記第2のコイル極群は、 そのコイル極の渦巻状のパターン状導体の巻数
が、上記第1のコイル極群のコイル極の渦巻状の
パターン状導体の巻数よりも多くされた構成を備
えている、 特許請求の範囲第1項に記載の固定子コイル。 3 上記第1のコイル極群及び上記第2のコイル
極群は共に、 コイル極が、それぞれ上記回転子マグネツトの
回転軸方向に直角な平面内において、上記回転軸
に対し同心状に複数個配列されて形成された構成
を有し、 かつ、 上記第2のコイル極群は、 上記第1のコイル極群よりも、そのパターン状
導体の長さの半径方向成分が長くされた構成を有
している、 特許請求の範囲第1項に記載の固定子コイル。 4 上記第1のコイル極群は、 そのパターン状導体の渦巻状部分のうち少なく
とも回転子マグネツトの回転軸寄りに配された部
分が、上記第2のコイル極群よりも、大半径位置
に配された構成を有している、 特許請求の範囲第3項に記載の固定子コイル。 5 上記第1のコイル極群は、 上記第2のコイル極群よりも、そのパターン状
導体の断面積が広くされた構成を備えている、 特許請求の範囲第1、2、3または4項に記載
の固定子コイル。 6 上記第1のコイル極群は、 上記第2のコイル極群よりも、そのパターン状
導体の幅が広くされた構成を備えている、 特許請求の範囲第5項に記載の固定子コイル。 7 上記第1のコイル極群は、 上記第2のコイル極群よりも、その配列コイル
極数を少なくされた構成を備えている、 特許請求の範囲第1項に記載の固定子コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6943981A JPS57186972A (en) | 1981-05-11 | 1981-05-11 | Stator coil |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6943981A JPS57186972A (en) | 1981-05-11 | 1981-05-11 | Stator coil |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3822490A Division JPH02269449A (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 固定子コイル |
| JP3822590A Division JPH02269450A (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 固定子コイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57186972A JPS57186972A (en) | 1982-11-17 |
| JPH0340586B2 true JPH0340586B2 (ja) | 1991-06-19 |
Family
ID=13402663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6943981A Granted JPS57186972A (en) | 1981-05-11 | 1981-05-11 | Stator coil |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57186972A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0628500B2 (ja) * | 1983-12-19 | 1994-04-13 | キヤノン株式会社 | 積層コイルモ−タ |
| JPS60141153A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | Canon Inc | 積層コイルモ−タ |
| JPH0763214B2 (ja) * | 1985-08-29 | 1995-07-05 | ソニー株式会社 | シ−トコイルモ−タ |
| JPH0161848U (ja) * | 1987-10-13 | 1989-04-20 |
-
1981
- 1981-05-11 JP JP6943981A patent/JPS57186972A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57186972A (en) | 1982-11-17 |
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