JPH0339197Y2 - - Google Patents

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JPH0339197Y2
JPH0339197Y2 JP1987101493U JP10149387U JPH0339197Y2 JP H0339197 Y2 JPH0339197 Y2 JP H0339197Y2 JP 1987101493 U JP1987101493 U JP 1987101493U JP 10149387 U JP10149387 U JP 10149387U JP H0339197 Y2 JPH0339197 Y2 JP H0339197Y2
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JP
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dripping
cover
insulating cover
connecting member
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JP1987101493U
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JPS6339400U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はスチーム効率を高めたスチームアイロ
ンに関する。
(ロ) 従来の技術 従来、タンク内の水をベースに設けた気化室に
滴下し、該気化室内で気化したスチームをスチー
ム孔より噴出するこの種のスチームアイロンは、
例えば特開昭58−75600号公報に示されているよ
うに、タンクの滴下ノズルの直下に気化室への滴
下口を設けた構成となつている。
ところで、斯かる構成によれば、滴下ノズルか
ら滴下された水が直接気化室に落下して気化室の
急激な温度低下を招き、スチーム発生の効率が悪
くなるとともに、ベース温度が低い場合は気化室
に落下した水が気化されないでスチーム孔より飛
散し、衣服を濡らしてしまうという問題がある。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案は上記の問題を解決し、気化能力が大き
くスチーム発生効率のよいスチームアイロンを提
供することを課題とする。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案はベースの上面を気化蓋により覆つて形
成した気化室と、これらを覆つて設けた絶縁カバ
ーと、該絶縁カバーの上方に位置し底部に滴下部
を設けたタンクと、前記気化室と滴下部を連通す
る連絡部材とを備え、前記滴下部と前記連絡部材
との連結部を前記連絡部材と前記気化室との連通
部に対して偏位させ、しかも前記連絡部材の下部
を水平方向に延出して水を水平方向に案内する水
平連絡部を設けるとともに、該水平連絡部を前記
絶縁カバーと前記ベースの間の空間内に配設して
構成したものである。
(ホ) 作用 滴下部を開口しタンクの水を連結部を介して連
絡部材内に滴下すると、この水は水平連絡部材に
達し、水平方向にゆつくりとした速さで移動す
る。前記水平連絡部は、ベースの熱を受けて高温
となる絶縁カバーとベースの間の空間に配設され
ているので、前記水平連絡部を移動する水は気化
室との連通部に達するまでに十分に高温となり、
気化室内に滴下したときは素早く気化される。
また、前記水平連絡部を通る水は、前記絶縁カ
バーに達する熱を効率よく吸収し、絶縁カバーの
温度上昇を抑える。
(ヘ) 実施例 本考案の実施例を第1図乃至第3図に基づいて
説明する。1は鋳物製で略三角形状のベース、2
は該ベースに埋設したシーズ型のヒーター、3は
前記ベース1の上面で前記ヒーター2に近接して
設けた凹設部、4は該凹設部の上面を密閉すべく
覆つたアルミニウムの如き熱伝導の良好な材料よ
りなる気化蓋で、比較的前側に連通孔5を穿設し
さらに外周縁に複数個のネジ孔6,6,6,6,
7を穿設している。8は前記凹設部3と気化蓋4
とにより形成される略台形の気化室、9は前記ベ
ース1の底面に設けられ気化室8と連通するスチ
ーム孔、10は前記凹設部に隣接して設けた固定
ボスで、前記気化蓋4を固定する。11は前記固
定ボス10の後方に設けた広面積の収納部、12
は前記収納部11に配設したサーモスタツトで、
前記気化蓋4のネジ孔7を介して固定ボス10に
固定する。13は前記ベース1の上面に固定し絶
縁下カバー、14は前記気化蓋4の上面に固定さ
れ前記絶縁下カバー13を固定した凸状の押え金
具で、前側に挿通孔15を穿設し両側に前記気化
蓋4のネジ孔6,6を連通して気化蓋4と共にベ
ース1に固定するネジ孔16,16を穿設してい
る。
17はシリコンゴムの如き耐熱性ゴムよりなる
筒状の連絡部材で、上部に連結孔18を設け、下
部にはその内径を大径として水平方向に延出する
フランジ19を形成しており、該フランジを前記
押え金具14と気化蓋4間に挟持すると共に筒状
部分は前記挿通孔15を挿通せしめて上方に穿設
している。20は前記連絡部材17に滴下された
水を水平方向に案内する水平連絡部で、気化蓋4
とフランジ19とで構成されており、前記絶縁下
カバーの温度上昇防止のために該下カバーとベー
ス上面間に設けた空間21内に位置する。前記連
絡部材17は押え金具14と気化蓋4間への挟持
に伴ない下端周縁を気化蓋4の上面に密着せしめ
ると共に前記連通孔5は連結孔18の中心より偏
位せしめる。22は前記絶縁下カバー13の上面
に設けた絶縁上カバーで、前記絶縁上カバー22
と共に絶縁カバーを構成すると共に前側に前記連
絡部材17を囲む保護筒23と該筒に連設した係
止部24を設けている。25は前記絶縁上カバー
22の上面に設けられ前記サーモスタツト12を
調節する回転ツマミである。
26は前面に前記保護筒23の収納孔27を有
する保護カバー28を設けた着脱自在のハンド
ル、29は前記保護カバー28の上部に収納する
着脱自在のタンクで、底部に滴下部30を有して
いる。
次に動作を説明する。始めにハンドル26の装
着について、前側を固定する場合は収納孔27内
に保護筒23を収納し、前記収納孔27の孔壁を
係止部24に係止し、後側を固定する場合は前記
絶縁上カバー22の上面に設けたロツク機構31
により係止する。そして、タンク29の装着は、
タンク29の下部をハンドル26の保護カバー2
8の上面に装着し滴下部30を前記連絡部材17
の連絡孔18に嵌合し連結部とする。そして、こ
の連結部は絶縁カバーとベース1上面の空間内に
配設している。
而して、滴下部30を開口しタンク内の水を連
結部を介して連絡部材17内に滴下すると、この
水滴は前述の様に連結孔18の中心と連通孔5と
が偏位していることから、前記連絡部材17と気
化室8との連通部に達するまでに水平連絡部20
の底面を成る気化蓋4の上面に付着し高温とな
り、その一部は気化して連通孔5を介して気化室
8に入り、その多くは水平方向に移動して連通孔
5を介して気化室8内に落下し、該気化室より瞬
間的に気化しスチーム孔9より噴出する。
第4図は他の実施例を示すもので、連絡部材1
7のフランジ19をさらに空間21内の後側に延
出し、水平連絡部20の水平方向の長さを長くす
るとともに複数個の連通孔5,5を設けている。
この実施例では、水平連絡部20に沿つて水平方
向に移動する水の加熱時間を長くすることができ
るので、気化室8に入る水の初期温度をより高
め、気化室8の気化能力を一層大きくすることが
できる。
尚、上記実施例はハンドル及びタンクを着脱自
在としているが、必ずしも着脱自在にする必要は
ない。
(ト) 考案の効果 以上のように本考案は、タンクの滴下部と連絡
部材との連結部を連絡部材と気化室との連通部に
対して偏位させ、しかも前記連絡部材の下部を水
平方向に延出して水を水平方向に案内する水平連
絡部を設けるとともに、この水平連絡部を絶縁カ
バーとベースの間の空間内に配設したものである
から、タンクから連結部材に入つた水を水平連絡
部で水平方向に移動させ、その間ベースの熱によ
り高温に加熱し、気化室に入る水の初期温度を確
実に高めることができる。そのため、気化室の気
化能力が増大し、スチーム発生の効率を一層高く
することができる。
さらに、絶縁カバーに達するベースの熱を水平
連絡部を通る水に効率よく吸収させて絶縁カバー
の温度上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスチームアイロンの部分断面
図、第2図は要部拡大断面図、第3図は部分分解
斜視図、第4図は他の実施例を示す部分断面図で
ある。 1……ベース、4……気化蓋、8……気化室、
13,22……絶縁カバーを構成する絶縁上カバ
ーと絶縁下カバー、17……連絡部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースの上面を気化蓋により覆つて形成した気
    化室と、これらを覆つて設けた絶縁カバーと、該
    絶縁カバーの上方に位置し底部に滴下部を設けた
    タンクと、前記気化室と滴下部を連通する連絡部
    材とを備え、前記滴下部と前記連絡部材との連結
    部を前記連絡部材と前記気化室との連通部に対し
    て偏位させ、しかも前記連絡部材の下部を水平方
    向に延出して水を水平方向に案内する水平連絡部
    を設けるとともに、該水平連絡部を前記絶縁カバ
    ーと前記ベースの間の空間内に配設したことを特
    徴とするスチームアイロン。
JP1987101493U 1987-07-01 1987-07-01 Expired JPH0339197Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987101493U JPH0339197Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987101493U JPH0339197Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6339400U JPS6339400U (ja) 1988-03-14
JPH0339197Y2 true JPH0339197Y2 (ja) 1991-08-19

Family

ID=30972275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987101493U Expired JPH0339197Y2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01

Country Status (1)

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JP (1) JPH0339197Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5875600A (ja) * 1981-10-30 1983-05-07 松下電器産業株式会社 スチ−ムアイロン

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5875600A (ja) * 1981-10-30 1983-05-07 松下電器産業株式会社 スチ−ムアイロン

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Publication number Publication date
JPS6339400U (ja) 1988-03-14

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