JPH033888Y2 - - Google Patents

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JPH033888Y2
JPH033888Y2 JP7269787U JP7269787U JPH033888Y2 JP H033888 Y2 JPH033888 Y2 JP H033888Y2 JP 7269787 U JP7269787 U JP 7269787U JP 7269787 U JP7269787 U JP 7269787U JP H033888 Y2 JPH033888 Y2 JP H033888Y2
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heat exchanger
heat
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water
heat exchange
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スプレイド熱交換方式を用いて熱回
収を行なう熱回収装置に関し、特に冬期における
噴霧水の凍結を防止することができる熱回収装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来より、室内から排気される排気中の熱を熱
交換器を用いて回収し、室外からの給気に供給す
る熱回収装置が提案されている。
この熱回収装置でスプレイド熱交換方式を用い
るものでは、室外からの給気が通されるフイン付
熱交換器と室内からの排気が通されるフイン付熱
交換器とを連結して閉回路を構成し、熱媒を循環
させるとともに、給気側のフイン付熱交換器の通
風前面に噴霧ノズルを設けて水を噴霧して全熱交
換を行ない、たとえば冬期における熱回収効率を
高めるようにしている。
第3図には、このスプレイド熱交換方式を用い
る従来の熱回収装置が示されている。同図で、室
外側に外気取入れ口30が設けられ、室内側に給
気口31を設けた給気側のケーシング32内に
は、ドレンパン33,34を下部に設けたフイン
付熱交換器35,36が2基直列に配設されてい
る。そして、各ドレンパン33,34は、中途部
にポンプ37,38を設けたパイプ39,40に
よつて、各熱交換器35,36の通風前面に設け
た噴霧ノズル41,42に接続されており、ドレ
ンパン33,34内の水が循環されて、噴霧ノズ
ル41,42より熱交換器35,36にそれぞれ
水が噴霧されるようになつている。
また室内側に空気取入れ口43が設けられ、室
外側に排気口44を設けたケーシング45内に
は、2基のフイン付熱交換器46,47が直列に
配設されており、熱交換器35と46、および熱
交換器36と47は、中途部にポンプ48,49
を設けた配管により連結されてそれぞれ閉回路が
構成され、両熱交換器間に熱媒が循環されるよう
になつている。また各配管には膨張タンク50が
接続されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところでこの従来の熱回収装置では、冬期にお
いて外気温度が0℃以下の場合、外気取入れ口3
0側の熱交換器35のフイン外表面上で噴霧水が
凍結して、通風路が閉塞され、外気の取入れが困
難となる。そこで冬期においては従来、フイン外
表面での噴霧水の凍結を防止するために、外気取
入れ口30側の熱交換器35への水噴霧を停止
し、熱交換器35では顕熱交換のみが行なわれる
ようにしている。この熱交換器35を通過する
際、外気は0℃以上に加温されるので、後段の熱
交換器36では全熱交換を行なうことができる。
しかしこのようにすると熱交換器36のみで全
熱交換が行なわれるだけであり、熱交換効率を著
しく悪化させるという問題が生じるようになる。
本考案はこのような従来の問題点を解決するた
めに提案されたものであり、熱交換器のフイン外
表面での噴霧水の凍結を防止でき、しかも熱交換
を高効率で行なえる熱回収装置を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために本考案の熱回収装置
は、室外から室内への通風路に第1の熱交換器を
設け、室内から室外への通風路に第2の熱交換器
を設けて、これら第1、第2の熱交換器を連結し
て閉回路を構成し、両熱交換器間に熱媒を循環さ
せるとともに、中途部に開閉弁が設けられた水配
管が接続され第1の熱交換器に対して水噴霧を行
なう噴霧ノズルを、第1の熱交換器の通風正面部
に設け、この通風正面部に温度センサを設けて、
外気温度が0℃以下の時に温度センサの検知出力
に基づき上記開閉弁を閉成し、第1の熱交換器の
上面部に、通風正面部寄りの熱交換器部分へは水
噴霧を行なわない噴霧ノズルを設けてなる構成と
なつている。
〔作用〕
冬期、外気温度が0℃以下の時は、上記開閉弁
が閉成されて通風正面部からの水噴霧が停止され
るとともに、上面部に設けた噴霧ノズルからは通
風正面部寄りの熱交換器部分へは水噴霧されない
ので、冬期における熱交換器表面での噴霧水の凍
結が停止される。0℃以下の外気は、通風正面部
寄りの熱交換器部分を通過する際に0℃以上に加
温されるので後列の熱交換部分では噴霧水は連結
しない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に示す一具体例に
基づき詳細に説明する。
第1図は、本考案に係る熱回収装置の構成を示
している。
同図で、室外側に外気取入れ口1が設けられ、
室内側に給気口2が設けられた給気側のケーシン
グ3内には、熱交換コイル4aを配した第1のフ
イン付熱交換器4が設けられている。また室内側
に空気取入れ口5が設けられ室外側に排気口6が
設けられた排気側のケーシング7内には、熱交換
コイル8aを配した第2のフイン付熱交換器8が
設けられている。そして、給気側の熱交換コイル
4aの排気側の熱交換コイル8aの入口が、中途
部にポンプ9を設けた配管10によつて連結され
ている。この配管10には、膨張タンク11が接
続されている。また上記熱交換コイル8aの出口
と上記熱交換コイル4a入口が連結されており、
熱媒が両コイル4a,8aを循環する閉回路が構
成されている。
また給気側の熱交換器4の下方には、ドレンパ
ン12が設けられている。また外気取入れ口1に
面する熱交換器4の通気正面部には、噴霧ノズル
13が設けられており、熱交換器4の上面部にも
噴霧ノズル14が設けられている。そして、中途
部にポンプ15を設けた配管16がドレンパン1
2に接続され、この配管16の他端は噴霧ノズル
13,14につながる配管17,18に接続され
ている。これにより、ドレンパン12内の水がポ
ンプ15によつて送水されて噴霧ノズル13,1
4に供給され、通気正面部および上面部の両方よ
り熱交換器4に噴霧できるようになつている。こ
のポンプ15は、冬期に運転され、夏期に停止さ
れる。
また外気取入れ口1側に通気正面に配設された
噴霧ノズル13に接続されている上記配管17に
は、管路を開閉する電磁弁26が設けられてお
り、外気取入れ口1には、外気温度が0℃以下と
なつたときに作動して接点が開放され、電磁弁2
6を閉成するように制御するサーモスタツト27
が設けられている。
また上記噴霧ノズル14は、第2図に示すよう
に多数の孔28aが穿設された散水板28を下面
に設けたケーシング14aに収容されている。ま
たケーシング14aの下面の外気取入れ口1側に
は、熱交換コイル4aの通風正面部の所定の列数
までは噴霧ノズル14による噴霧水がかからない
ようにするための盲板29が設けられている。
また排気側の熱交換器8の通気正面部(空気取
入れ口5側)および上面部にも、噴霧ノズル19
および20が設けられている。なお、噴霧ノズル
20は、下面に散水板を設けたケーシング20a
に入れられている。また熱交換器8の下方に設け
られたドレンパン21には、中途部にポンプ22
を設けた配管23が接続され、この配管23の他
端には、噴霧ノズル19,20につながる配管2
4,25に接続されている。これによりドレンパ
ン21内の水がポンプ22によつて循環しなが
ら、熱交換器8の通気正面および上面部の両方よ
り熱交換器8に対して噴霧されるようになつてい
る。このポンプ22は冬期に停止され、夏期に運
転される。
上記熱回収装置では、通気正面部に設けられた
噴霧ノズル13,19によつて熱交換器4,8に
噴霧されるとともに、噴霧ノズル14,20によ
つて上面部より噴霧されるので、熱交換器4,8
の奥行全体に亘つて噴霧することができる。
また上記熱回収装置では、外気温度が0℃以下
になると外気取入れ口1に設けられたサーモスタ
ツト27が作動し、電磁弁26が閉成されるので
噴霧ノズル13による通気正面からの噴霧が停止
される。。また噴霧ノズル14の上記ケーシング
14aの下面には、外気取入れ口1寄りに盲板2
9が設けられているので熱交換コイル4aの通気
正面側の数列には噴霧ノズル14による噴霧水が
かからないようになつており、この通気正面側の
数列の熱交換コイル4a部分では顕熱交換が行な
われる。
0℃以下の外気は、顕熱交換が行なわれるこの
通気正面側の数列の熱交換コイル4aを通過する
際に0℃以上に加温されて後列の熱交換コイル4
aに送られるので、散水板28を通して後列の熱
交換コイル4aに噴霧された水滴は、熱交換コイ
ル4aの表面で凍結することがない。水噴霧され
た熱交換コイル4a部分では全熱交換が行なわれ
る。
このように上記熱回収装置では、顕熱交換が行
なわれる熱交換コイル4a部分の面積を従来に比
べて非常に小さくすることができ、全熱交換が行
なわれる面積が広くとることができるので、高い
効率で熱回収を行なうことができる。
ここで、上記熱回収装置では、冬期にポンプ1
5が運転されて、熱交換器4に噴霧されることに
より、給気側の空気が加湿されるとともに、熱交
換器4,8の熱媒の温度差が大きくなり(熱交換
器4側が低い)排気側の熱交換器8での熱回収効
率が高められる。
逆に夏期では、室内で冷房されるので室内の冷
気を排気側の熱交換器8で回収するために、ポン
プ22を運転し、熱交換器8に噴霧し、回収効率
を高める。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案では、室外から室内
への通風路に設けた熱交換器に対して、通風正面
部及び上面部より水噴霧を行なうようにしてお
り、外気温度が0℃以下の時は通風正面部からの
水噴霧を停止するようにしている。また上面部か
らの水噴霧は、通風正面部寄りの熱交換器部分に
はかからないようになつているので、冬期におけ
る噴霧水の熱交換器表面での凍結が防止される。
ここで、0℃以下の外気は、前列の熱交換器部分
を通過する際に0℃以上に加温されるので後列の
熱交換器表面では噴霧水は凍結しない。
また従来では噴霧水の凍結を防止するために、
全体の熱交換面積の1/2〜1/3で顕熱交換を行なわ
ざるをえなかつたが、本考案では顕熱交換面積を
非常に少なくすることができ、熱回収効率が高め
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の熱回収装置を示す
構成図、第2図は上記熱回収装置の噴霧ノズルの
ケーシングを示す断面図、第3図は従来の熱回収
装置の構成図である。 図中、1……外気取入れ口、2……給気口、
3,7……ケーシング、4,8……熱交換器、4
a,8a……熱交換コイル、5……空気取入れ
口、6……排気口、9,15,22……ポンプ、
10,16,17,18,23,24,25……
配管、11……膨張タンク、12,21……ドレ
ンパン、13,14,19,20……噴霧ノズ
ル、14a……ケーシング、20a……ケーシン
グ、26……電磁弁、27……サーモスタツト、
28……散水板、28a……孔、29……盲板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室外から室内への通風路に第1の熱交換器を設
    け、室内から室外への通風路に第2の熱交換器を
    設けて、これら第1、第2の熱交換器に配された
    各熱交換コイルどうしを互いに連結して熱媒の循
    環回路を構成し、中途部に開閉弁が設けられた水
    配管が接続され第1の熱交換器に対して水噴霧を
    行なう噴霧ノズルを、第1の熱交換器の通風正面
    部に設け、この通風正面部に温度センサを設け
    て、外気温度が0℃以下の時に温度センサの検知
    出力に基づき上記開閉弁を閉成し、上面部より第
    1の熱交換器に対して水噴霧を行なうが通風正面
    部寄りの熱交換器部分へは水噴霧を行なわない噴
    霧ノズルを第1の熱交換器の上面部に設けてなる
    熱回収装置。
JP7269787U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH033888Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7269787U JPH033888Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JP7269787U JPH033888Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JPS63181749U JPS63181749U (ja) 1988-11-24
JPH033888Y2 true JPH033888Y2 (ja) 1991-01-31

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JP7269787U Expired JPH033888Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JP2016214547A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 トクラス株式会社 蒸気発生装置

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JPS63181749U (ja) 1988-11-24

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