JPH0338606B2 - - Google Patents

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JPH0338606B2
JPH0338606B2 JP58100506A JP10050683A JPH0338606B2 JP H0338606 B2 JPH0338606 B2 JP H0338606B2 JP 58100506 A JP58100506 A JP 58100506A JP 10050683 A JP10050683 A JP 10050683A JP H0338606 B2 JPH0338606 B2 JP H0338606B2
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JP
Japan
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flow rate
pulse
digital valve
differential pressure
control
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Application number
JP58100506A
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JPS59225411A (ja
Inventor
Takahiko Takeuchi
Kyoshi Hayashi
Yasuo Shimomura
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Keiki Co Ltd filed Critical Tokyo Keiki Co Ltd
Priority to JP10050683A priority Critical patent/JPS59225411A/ja
Publication of JPS59225411A publication Critical patent/JPS59225411A/ja
Publication of JPH0338606B2 publication Critical patent/JPH0338606B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D7/00Control of flow
    • G05D7/06Control of flow characterised by the use of electric means
    • G05D7/0617Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials
    • G05D7/0629Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials characterised by the type of regulator means
    • G05D7/0635Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials characterised by the type of regulator means by action on throttling means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a 産業上の技術分野 本発明は、テーブル情報に基づいたパルスモー
タの駆動により流体の流量を調整するデイジタル
弁制御装置に関し、特に、弁を流れる流体の差圧
を検出して制御流量を補正するようにしたデイジ
タル弁制御装置に関する。
b 従来技術 従来、油圧機器における流量制御は、一般にフ
イードバツク制御によるアナログ制御方式を採用
しているが、アナログ制御方式では、ノイズや温
度ドリフト等により高い制御精度か得られにく
く、また制御精度を高めるためには、PID等の複
雑な制御ら必要となり、当然のことながらフイー
ドバツク制御であることから制御系の発振に充分
注意を払わなければならなかつた。
そこで従来のアナログ制御方式の問題を解決す
るため、本願発明者等は、パルスモータの駆動で
開度が調整される所謂デイジタル弁を使用し、こ
のデイジタル弁を開度を決めるテーブル情報と、
設定開度に移行するまでの移動パターンを決める
テーブル情報とに基づいてモータ制御パルスを発
生し、パルスモータのステツプ数で定まる精度で
かつ任意の移動パターンに従つて流量を制御でき
るようにしたデイジタル弁制御装置を提案してい
る(例えば特開昭58−45057号)。
ところで、このデイジタル弁制御装置では、制
御パルス数に応じた開度に対する流量は、予め定
めた一定の条件の下での流量特性に基づいて一義
的に定めているが、同じ制御開度であつても、流
体の温度による弁の前後差圧の変動で制御流量が
変化する。
即ち、温度が低い時には流体の粘性が高いため
に流体が流れにくくなつて大きな差圧を生じ、予
定した流量より少な目の制御流量となり、一方、
温度が高い時には流体の粘性が低下して流れ易く
なることで差圧が下がり、同じ開度であつても予
定した流量より多めの流量となつてしまい、デイ
ジタル弁の制御開度のみの精度を高めても実際の
制御精度には温度変化の大きさに応じた誤差を生
ずるという問題があつた。
c 発明の目的 本発明は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、流体の流れで生ずる弁の前後差圧
による制御誤差を防止するようにしたデイジタル
弁制御装置を提供することを目的とする。
d 発明の構成及び作用 この目的を達成するため本発明は、デイジタル
弁の開度を決めるテーブル情報および制御開度に
移行するまでのデイジタル弁の移動パターンを決
めるテーブル情報に基づいて設定流量が得られる
ようにデジタル弁のパルスモータ駆動して流量制
御するデイジタル弁制御装置において、デイジタ
ル弁を通過する流体による弁の前後差圧を差圧検
出器で検出し、この検出差圧に基づいて前記テー
ブル情報に基づいて制御されたデイジタル弁の制
御流量を補正するようにし、弁の前後差圧が変化
してもデイジタルスイツチなどによりセツトされ
た設定流量に正確に制御できるようにしたもので
ある。
e 実施例 第1図は本発明の一実施例を示したブロツク図
である。まず、構成を説明すると、1はテーブル
情報に基づいてデイジタル弁のパルスモータを駆
動するパルス信号を発生するコントロールユニツ
トであり、コントロールユニツト1に対してはデ
イジタル弁の制御手順を設定するプログラマブル
シーケンサ2の出力が与えられ、プログラマブル
シーケンサ2には流量設定用のデイジタルスイツ
チ3a〜3nと、移動パターン設定用のデイジタ
ルスイツチ4a〜4nの2つのデイジタルスイツ
チを備えたスイツチ群A1〜Anが接続され、各
スイツチ群A1〜Anのデイジタルスイツチ3a
〜3nにより制御手順に応じた流量を設定し、ま
た、デイジタルスイツチ4a〜4nにより設定流
量に移行するまでの移動パターンを設定しておく
ことにより、装置を起動した時にプログラマブル
シーケンサ2より予め定めた制御手順に従つた流
量設定信号及び移動パターン設定信号が2進化コ
ード信号に変換されてコントロールユニツト1に
出力される。
一方、コントロールユニツト1の出力段にはド
ライバ5が信号線接続され、このドライバ5の出
力は、流量制御用デイジタル弁6に供給され、流
量制御用デイジタル弁6はパルスモータ7のステ
ツプ回転により、絞り8の開度を調整して流量制
御を行なうようにしている。もちろん、ドライバ
5はコントロールユニツト1よりのパルス信号を
パルスモータ7に回転磁界を生じさせるための電
流に変換して出力する機能を有する。
次にコントロールユニツト1を説明すると、流
量制御用デイジタル弁6を制御するためのコント
ローラ9が設けられ、コントローラ9にはインタ
フエース10を介して外部接続したプログラマブ
ルシーケンサ2よりの指令信号が入力され、プロ
グラマブルシーケンサ2よりの指令信号に従つて
弁の駆動を所定の操作手順に従つて行なう。ま
た、コントロールユニツト1にはデイジタル弁6
の前後差圧ΔPに基づいて流量を補正するための
差圧補正アダプタ12が設けられ、この差圧補正
アダプタ12に対しては流量制御用デイジタル弁
6の流入側と吐出側の管路に設けた圧力検出器1
3,14の検出圧力P1,P2の差ΔPをΔP=P
1−P2として検出する差圧検出器15の出力信
号がA/D変換器16でデイジタル変換されて入
力され、差圧補正アダプタ12は検出差圧ΔPに
基づいて設定開度に制御された時の開度補正量を
演算してコントローラ9に出力し、コントローラ
9は差圧補正アダプタ12よりの補正量に基づい
てパルスモータ7の補正パルスを発生するように
なる。
第2図は第1図の実施例におけるコントローラ
9の一実施例を示したブロツク図であり、インタ
フエースを介してプログラマブルシーケンサより
与えられた設定開度Mを入力して対応するテーブ
ル情報を読み出す分割パルス数発生品17と、プ
ログラマブルシーケンサよりの移動パターンKを
入力して対応するテーブル情報を読み出すパルス
間隔発生器18とを有する。
分割パルス数発生器17はデイジタルスイツチ
で設定した設定流量に対応したパルス数を例えば
N=10分割した時の各分割区分における分割パル
ス数n0〜n9をACテーブル情報として記憶したメ
モリ17aを備える。
このメモリ17aのACテーブル情報としては、
流量制御用デイジタル弁6で最大流量が得られる
パルスモータ7の駆動パルス数を例えば255パル
スとすると、デイジタルスイツチ3a〜3nの
各々によつて1〜255種類の流量設定が可能であ
ることから、255種類の設定流量について各設定
流量をN=10分割した10区分におけるパルス数
n0〜n9を1ブロツクとした255種類のテーブルブ
ロツクの形で構成されている。
一方、パルス間隔発生器18には設定流量Nを
N=10分割した各区分の分割パルス数n0〜n9の
それぞれに対応したパルス間隔T0〜T9を1ブロ
ツクとした複数ブロツクで構成されるTSテーブ
ル情報を記憶したメモリ18aが設けられ、この
TSテーブル情報におけるパルス間隔T0〜T9は
設定流量に向けてパルスモータを駆動する時の移
動パターンの形を決めており、例えば31種類のブ
ロツクテーブルで構成されている。従つてプログ
ラマブルシーケンサよりの設定流量M及び移動パ
ターンKの指定は、メモリ17aにおけるACテ
ーブル情報のブロツクナンバー及びメモリ18a
におけるTSテーブル情報のブロツクナンバーを
指定することとなる。
分割パルス数発生器17の出力はアツプダウン
カウンタを用いたACカウンタ19に供給され、
ACカウンタ19は分割パルス数発生器17にお
けるメモリ17aの指定されたテーブルブロツク
から読み出した分割パルス数n0〜n9が順次プリ
セツトされ、後の説明で明らかにするように、タ
イマ21よりの出力パルスを計数し、プリセツト
した分割パルス数に達すると次段のPRカウンタ
20に計数出力を生ずる。PRカウンタ20はメ
モリ17a,18aにおけるテーブル情報の分割
数N=10を計数した時に出力して分割パルス数発
生器17及びパルス間隔発生器18にリセツトを
かける機能を有する。
一方、パルス間隔発生器18の出力はタイマ2
1に供給され、タイマ21はパルス間隔発生器1
8より出力されるパルス間隔T0〜T9に基づいた
パルス間隔をもつ一定パルス幅のパルスモータ駆
動パルスを出力する。このタイマ21の出力は、
マルチプレクサ22に供給され、マルチプレクサ
22には分割パルス数発生器17よりパルスモー
タの回転方向、すなわち、弁の開閉方向を決める
信号が供給されており、例えばパルスモータを時
計回り方向に回転駆動して流量を増やすCWパル
ス、またはパルスモータを反時計回り方向に回転
して流量を減少させるCCWパルスを出力する機
能を有し、このマルチプレクサ22の出力がコン
トロールユニツト1よりのパルス出力となり、第
1図に示したドライバ5に供給されている。
更に、パルス21の出力はACカウンタ19に
供給され、このパルス計数値がプリセツトされた
分割パルス数n0〜n9に達する毎にACカウンタ1
5がPRカウンタ20に対し、出力を生ずるよう
にしている。
次に、第2図に示したコントローラ9の分割パ
ルス数発生器17に設けたメモリ17aのACテ
ーブル情報、及びパルス間隔発生器18のメモリ
18aのTSテーブル情報について具体的に説明
する。
第3図は本発明のAC及びTSテーブルの原理を
示した説明図であり、設定流量に対応した制御パ
ルス数を縦軸に示すようにN=10分割して各分割
区分における分割パルス数n0〜n9を定め、この
分割パルス数n0〜n9に対応したメモリのアドレ
スA0〜A9に分割パルス数n0〜n9の値を記憶し、
これを1つのテーブルブロツクとし、最大設定流
量に対応したパルスモータの最大ステツプ数が例
えば255パルスであつたとすると、1〜255までの
255種類のブロツクテーブルが作成される。
第4図はこのようにして作成されたACテーブ
ルを示した説明図であり、AC−1〜255となる
255種類のテーブルブロツクが予め作成されてメ
モリ17aに記憶されている。
一方、TSテーブル情報は第3図の縦軸に示す
分割パルス数n0〜n9に対応して横軸に示すよう
に各分割区分のパルス間隔T0〜T9をメモリのア
ドレスa0〜a9に記憶することにより作り出され、
パルス間隔T0〜T9の値は制御負荷の特性に応じ
た任意のパルス間隔を決めることで設定流量に至
るまでの移動パターンを得ることができ、例えば
この実施例では31種類の移動パターンを決めてい
る。
第5図は、このようにして定められたACテー
ブル情報を示した説明図であり、TS−1〜31の
ブロツクナンバーで示される31種類のブロツクテ
ーブルがメモリ18aに記憶されており、第5図
においては、パルス間隔T0〜T9は10μs単位の値
が記憶されている。
この第4,5図のAC及びTSテーブルから明ら
かなように本発明によるデイジタル弁の制御は、
まず第1回目はパルス間隔TOでパルスをn0個発
生し、続いてパルス間隔T1でパルスをn1個発生
し、最終的にパルス間隔T9でパルスをn9個発生
することとなり、その結果、第3図の斜線部で示
す区分内での制御特性を決定し、これらの制御特
性を連続的に結んだ折れ線近似をもつて流量制御
用デイジタル弁の制御特性を得るものである。
次に第2図に示したコントローラ9による流量
制御弁の制御動作を第6図のプログラムフローに
従つて説明する。
まず、第1図に示したA1〜Anのスイツチ群、
例えばA1のデイジタルスイツチ3a,3aによ
り設定流量に応じた制御パルス数N及び移動パタ
ーンKをセツトした状態で装置をスタートさせる
と、ブロツクaでコントローラ9はインタフエー
ス10を介して入力された制御パルス数M,移動
パターンKを読み込み、ブロツクbは進んでPR
カウンタ20をPR=0にプリセツトし、続いて
ブロツクcにおいてACテーブルのブロツクM及
びTSテーブルのブロツクKを選択する。続いて
ブロツクdでACテーブルにおけるブロツクMの
第1アドレスA0に記憶している分割パルス数n0
をACカウンタ19にプリセツトし、次のブロツ
クeでTSテーブルの指定ブロツクKの第1アド
レスA0に記憶しているパルス間隔T0をタイマ2
1にセツトする。このようにパルス間隔T0がセ
ツトされたタイマ21はブロツクfに示すように
パルス間隔T0となる一定パルス幅のパルスを発
生し、このタイマ21よりの出力パルスはマルチ
プレクサ22を介して第1図に示すドライバ5に
供給され、流量制御用デイジタル弁6のパルスモ
ータ7をプログラマブルシーケンサ2だ設定され
た方向、例えば開方向に回転駆動する。同時にタ
イマ21の出力はACカウンタ19に供給され、
ブロツクgに示すようにACカウンタ19がイン
クリメントされる。続いて判別ブロツクhにおい
てACカウンタ19の計数値がブロツクdでプリ
セツトした分割パルス数n0に一致するかどうか
を判別し、一致しなければブロツクfにもどつて
パルス間隔T0で次のパルスを出力する。従つて
ブロツクf〜hにおいては、ACカウンタ19に
ブロツクdでプリセツトされた分割パルス数n0
に一致する数のパルスが出力されるまでタイマ2
1によるパルス出力を繰り返す。
続いて判別ブロツクhでACカウンタ19の計
数値がプリセツトした分割パルス数n0に一致し
たとすると、ACカウンタ19が計数出力が生じ、
ブロツクiに示すようにPRカウンタ20がイン
クリメントされる。続いて判別ブロツクjでPR
カウンタ20の計数値が分割数N=10に一致する
かどうかを判別し、PRカウンタ20の計数値が
10未満の時には制御の途中であることからブロツ
クkに進んだアドレスA0をインクリメントし、
再びブロツクdにもどつて次のアドレスA1の分
割パルス数n1のACカウンタ19に対するプリセ
ツト及びブロツクeにアドレスA1のパルス間隔
T1のタイマ21に対するセツトを行ない、同様
にブロツクf〜hでパルス間隔T1となるパルス
をn1個発生する。
以下、同様に指定したテーブルM,Kにおける
アドレスA2〜A9に基づいたタイマ21よりのパ
ルス出力が行なわれ、アドレスA9によるパルス
出力が終了して判別ブロツクjに致るとPRカウ
ンタ20の計数値はPR=10となつていることか
ら、指定されたPR及びTSテーブルに基づいたパ
ルスモータの制御を終了し、ブロツクlに進んで
後の説明で明らかにする差圧補正を行なうように
なる。
第7A図は第1図の実施例における差圧補正ア
ダプタ12の一実施例を示したブロツク図であ
る。
まず構成を説明すると、差圧補正アダプタ12
はプログラム制御により補正演算を行なうマイク
ロコンピユータで構成され、マイクロコンピユー
タの中央処理ユニツト25に入出力インタフエー
ス24を介して第2図に示したコントローラ9よ
りデイジタル弁6に出力されるモータ駆動パルス
Niおよびデイジタル弁6における絞り8の前後
差圧ΔPを入力し、更に中央処理ユニツト25の
補正演算で得られた数の補正パルスΔNを出力す
るようにしている。中央処理ユニツト25はモー
タ駆動パルスの数Niに基づいてデイジタル弁に
おける絞りの開口面積Aiを選択するテーブル情
報を記憶したテーブルメモリ26と、中央処理ユ
ニツト25に入力したパルス数Niおよび差圧ΔP
のそれぞれを一時記憶するデータメモリ27が接
続されている。
次に第7A図の差圧補正アダプタ12で行なわ
れる演算処理を説明する。まず流量制御用デイジ
タル弁6の制御流量Qは次式で与えられる。
Q=CA√2 …(1) 但し、C:流量係数 A:弁の開口面積[cm2] ΔP:弁の前後差圧[Kg/cm2] ρ:油の密度[Kg・s2/cm4] この第(1)式から明らかなように制御流量Qは、
流量係数C,弁の開口面積A,油の密度ρ,およ
び弁の前後差圧ΔPで定まり、弁の開口面積Aは
デイジタル弁のパルスモータに対するパルス数に
絞りの開度が依存していることから、駆動パルス
数Nにより開口面積Aが一義的に定まつており、
この開口面積Aについてはテーブルメモリ26に
第8図に示すような駆動パルス数N1〜Nnをアド
レスとした各パルス数に対応した開口面積A1〜
Anをテーブルデータとして記憶しておくことに
より、駆動パルス数Nに基づいたアドレス指定で
対応する弁の開口面積Aをテーブルデータとして
求めることができる。
一方、流量係数Cは、レイノルズ数により変化
する値であり、また、油の密度ρも油の温度によ
り変動する値であるが、この実施例では流量係数
Cおよび油の密度ρを定数として取り扱う。
従つて、前記第(1)式は Q=K・A√ …(2) 但し、K=C√2で定数 と簡略化するとができ、この第(2)式の演算によ
り第6図のフローチヤートに従つて行なわれた流
量制御用デイジタル弁の設定開度における実流量
を演算することができる。そこで、前記第(2)式で
演算されたデイジタル弁の実流量と、駆動パルス
数のみ依存したデイジタルスイツチによりセツト
された流量との間には、弁の前後差圧ΔPに応じ
た誤差を生じていることから、この流量誤差ΔQ
を補正流量として計算し、補正流量ΔQに対応し
た駆動パルス数ΔNを補正パルス数として計算
し、デイジタル弁のパルスモータを補正制御する
ようになる。
第7B図は第7A図の中央処理ユニツト25を
機能ブロツクにて示した実施例構成図であり、中
央処理ユニツト25は、開口面積演算部30、実
流量演算部31で、補正流量演算部32及び補正
パルス演算部33で構成される。
次に第9図のフローチヤートを参照して第7
A,B図に示した差圧補正アダプタによる演算処
理を説明する。
まず、第6図のフローチヤートに示したよう
に、ブロツクjでコントローラ9による流量制御
の終了が判別されたとすると、ブロツクkに進
み、第9図に示す差圧補正ルーチンを実行する。
この差圧補正ルーチンにおいては、まず、ブロ
ツクAでコントローラ9より出力されたデイジタ
ル弁6のパルスモータ7に対する駆動パルス数
Niから第8図に示したテーブル情報に基づいて
開口面積Aiをテーブル選択する。続いて、ブロ
ツクBにおいて入出力インタフエース24を介し
て検出差圧ΔPiを読込み、ブロツクCにおいて予
め定めた定数K,開口面積Ai,および検出差圧
ΔPiを用いてパルスモータの駆動パルス数Niに対
応したデイジタル弁6の実流量Qrを計算する。
続いてブロツクDにおいてデイジタルスイツチ
設定流量Qと実流量Qrとの差から補正流量ΔQを
計算する。勿論、補正流量ΔQは正または負の値
をもつ。
続いて、ブロツクEにおいてブロツクDで求め
補正流量ΔQから、補正流量ΔQを得るために必
要なパルスモータの駆動パルス数を補正パルス数
ΔNとして計算し、判別ブロツクFにおいて補正
パルス数ΔNが1以上の時にはブロツクGに進ん
で補正パルスを出力し、一方、補正パルス数ΔN
が小数桁の時にはパルスモータの駆動による流量
補正ができないことから、そのまま流量補正をを
行なわずに演算処理を終了する。
第10図は本発明の差圧補正を行なつた時の時
間軸に対するデイジタル弁のパルスモータ回転量
を示したタイムチヤートであり、時刻Tnでコン
トローラ9による流量制御が指定された移動パタ
ーンに従つて終了したとすると、第9図に示した
演算処理により求められた補正パルス数−ΔNに
よりパルスモータが補正駆動され、デイジタル弁
の前後差圧ΔPによる誤差を取り除いたデイジタ
ルスイツチによる設定流量に一致する実流量が得
られる。
尚、上記の実施例では、第(2)式に示したように
流量係数Cおよび油の密度ρを定数として取り扱
つているが、更に制御精度を高めるためには、次
の演算処理を行なうようにすればよい。
まず、流量係数Cは修正レイノルズ数Rmの関
数として C=f(Rm) …(2) 但し、Rmは修正レイノルズ数 で与えられ、ここで修正レイノルズ数Rmは弁の
変位、即ち開口面積Aで変わる係数kでレイノル
ズ数Reを修正した値、即ち Rm=k・Re …(3) 但し、Re:レイノルズ数 k:弁の変位で変る係数 で与えられ、更にレイノルズ数Reは Rc=vA/ν …(4) 但し、v:油の流速[cm/s] ν:粘度係数(温度Tで変る) で与えられることから、これらの演算により流量
係数Cを求めるようにすればよい。
また、油の密度ρについては温度により変るこ
とから、デイジタル弁を流れる油の温度を検出し
て温度に応じた密度ρを求める。そして、上記の
演算により求めた流量係数Cおよび密度ρを前記
第(1)式に代入し、開口面積Aおよび前後差圧ΔP
を用いて実流量Qrを演算すればよい。
また、上記の実施例ではテーブル情報に基づい
たデイジタル弁の流量制御が終了した時に、検出
差圧ΔPに基づいた流量補正を行なうようにして
いるが、この差圧ΔPに基づいた流量補正のタイ
ミングは、コントローラ9による制御中の任意の
タイミングで行なうようにしてもよい。
f 発明の効果 次に本発明の効果を説明すると、デイジタル弁
の開度を決めるテーブル情報および設定開度に移
行するまでのデイジタル弁の移動パターンを決め
るテーブル情報に基づいて設定流量が得られるよ
うにデイジタル弁のパルスモータを駆動して流量
制御するデイジタル弁制御装置において、デイジ
タル弁の前後差圧を検出し、この検出差圧に応じ
て前記テーブル情報により制御されたデイジタル
弁の制御開度を補正するようにしたため、デイジ
タル弁の前後差圧に依存してバラ付く流量誤差を
除去することができ、極めて精度の高い流量制御
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示したブロツク
図、第2図は第1図におけるコントローラの具体
的構成を示したブロツク図、第3図は第2図のコ
ントローラで用いるテーブル情報の原理を示した
説明図、第4図はコントローラで用いるACテー
ブル情報の一例を示した説明図、第5図は第2図
のコントローラで用いるTSテーブル情報の一例
を示した説明図、第6図は第2図のコントローラ
によるデイジタル弁の制御処理を示したフローチ
ヤート図、第7A,B図は第1図の実施例におけ
る差圧補正アダプタの具体例を示したブロツク
図、第8図は第7A,B図の差圧補正アダプタで
用いるテーブル情報を示した説明図、第9図は第
7A,B図の差圧補正アダプタによる補正演算処
理を示したフローチヤート図、第10図は本発明
による流量制御を示したタイムチヤート図であ
る。 1:コントロールユニツト、2:プログラマブ
ルシーケンサ、3a〜3n:開度設定用デイジタ
ルスイツチ、4a〜4n:パターン設定用デイジ
タルスイツチ、5:ドライバ、6:流量制御用デ
イジタル弁、7:パルスモータ、8:絞り、9:
コントローラ、10:インタフエース、12:差
圧補正アダプタ、13,14:圧力検出器、1
5:差圧検出器、16:A/D変換器、17:分
割パルス数発生器、18:パルス間隔発生器、1
9:ACカウンタ、20:PRカウンタ、21:タ
イマ、22:マルチプレクサ、24:入出力イン
タフエース、25:中央処理ユニツト、26:テ
ーブルメモリ、27:データメモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デイジタル弁の開度を決めるテーブル情報お
    よび設定開度に移行するまでのデイジタル弁の移
    動パターンを決めるテーブル情報に基づいて設定
    流量が得られるようにデイジタル弁のパルスモー
    タを駆動して流量制御するデイジタル弁制御装置
    において、 前記デイジタル弁を通過する流体による弁前後
    差圧を検出する差圧検出器と、 該差圧検出器の検出差圧に基づいて制御された
    デイジタル弁の制御開度を補正する差圧補正手段
    とを設けたことを特徴とするデイジタル弁制御装
    置。
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