JPH0338443Y2 - - Google Patents

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JPH0338443Y2
JPH0338443Y2 JP1985041638U JP4163885U JPH0338443Y2 JP H0338443 Y2 JPH0338443 Y2 JP H0338443Y2 JP 1985041638 U JP1985041638 U JP 1985041638U JP 4163885 U JP4163885 U JP 4163885U JP H0338443 Y2 JPH0338443 Y2 JP H0338443Y2
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JP
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tube
heat exchange
working gas
heat
exchange tube
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、作動ガスへのエネルギーの授受を介
してエネルギー変換を行なう熱交換器に関し、詳
しくは熱交換チユーブの改良に関する。
本考案の熱交換器は、熱交換チユーブにおける
作動ガスと外部との熱交換が速やかであり、スタ
ーリングエンジン、の性能改善に有用である。
(従来の技術) 第5図、第6図、及び第7図は、従来のスター
リングエンジンの熱交換チユーブ3の付近を示す
図である。
作動ガスへのエネルギーの授受、及びこれに伴
う該作動ガスの圧縮、膨脹を利用して熱エネルギ
ーと力学的エネルギーとの変換を行なう熱交換器
において、外部から作動ガスへの熱エネルギーの
供給は、従来、例えば、第5図等に示す熱交換チ
ユーブ3を介して行なつている。
即ち、図において圧縮部1で圧縮された作動ガ
スは、熱交換チユーブ3を通つて膨脹部5へ流入
する際、該熱交換チユーブ3において外部の熱エ
ネルギーを受け取る。
したがつて、外部の熱エネルギーを作動ガス
(上述の如く流動状態にある)に損失なく与える
ためには、熱エネルギー授受の速やかさが要求さ
れる。
具体的には、熱交換チユーブ3内単位容積当り
の伝熱面積の大きいことが要求される。ここに伝
熱面積とは、熱交換チユーブ3内の作動ガスに対
して熱放射を行なう部分(例えば、熱交換チユー
ブの管壁内面)の面積をいう。
一方、熱交換器を適用するスターリングエンジ
ン、冷房機、冷凍機等において、熱エネルギーと
力学的エネルギーとの変換を実用的に行なうため
には、前記作動ガスの流速をある程度大きくしな
ければならない。このため、流路抵抗は小さいこ
とが望ましく、したがつて、熱交換チユーブ3の
内径をあまり小さくすることはできない。
従来、前記単位容積当りの伝熱効果が大きく、
かつ流路抵抗の小さい熱交換チユーブ、及び該チ
ユーブを用いた熱交換器を提供することは困難で
あつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記事情に鑑み案出されたものであ
り、前記伝熱効果が大きく、したがつて熱交換が
速やかな熱交換チユーブであつて、作動ガスの流
速もある程度大きな熱交換チユーブを有するスタ
ーリング機関用熱交換器を提供するものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、熱交換チユーブ内に、該熱交換用チ
ユーブ内に、その軸方向に長尺状に伸び、幅広の
一面が外部の加熱手段に対面し、両端部において
テーパ状に尖鋭化された平板を配置し、該平板を
伝熱媒体(作動ガスに対して熱放射を行なう部
材)として利用することによつて、管内の流路抵
抗をあまり増大させることなく前記伝熱面積の増
大を企図するものである。
第1図は、本考案の構成を表わす図である。
即ち本考案は、 作動ガスを圧縮する圧縮部1と、 作動ガスを膨脹する膨脹部5と、 前記圧縮部1と膨脹部5とを連結し、作動ガス
と外部との熱交換を行なう熱交換チユーブ3と、 を少なくとも有する熱交換器において、 前記熱交換チユーブ3内には、該チユーブ3の
軸方向に伸びる長尺状の平板30が配置されてい
ることを特徴とするスターリング機関用熱交換器
である。
(1) 圧縮部1 圧縮部1は、主として作動ガスの圧縮を行な
う。
本考案がスターリングエンジンに適用される場
合、圧縮部1は、圧縮室、該圧縮室内を褶動する
圧縮ピストン、及び冷却器で構成され、該冷却器
と熱交換チユーブ3との間に再生器が配置され
る。
(2) 膨脹部5 膨脹部5は、外部の熱エネルギーを受け取つた
作動ガスを膨脹する。
本考案がスターリングエンジンに適用される場
合、膨脹部5は、シリンダと、該シリンダ内を褶
動するピストンで構成され、該ピストンを介して
作動ガスの有する熱エネルギーが力学的エネルギ
ーに変換される。
(3) 熱交換チユーブ3 熱交換チユーブ3では、外部の熱エネルギーが
管壁を介して作動ガスに伝えられる。
チユーブ3内には、チユーブの軸方向に伸びる
長尺状の平板30が配置されている。該配置され
る部位は、チユーブ3内の一部でもよく、また、
チユーブ3内の全域に渡つてもよい。該平板30
の表面は、チユーブ3内の作動ガスに伝熱する伝
熱面として機能する。なお、平板30への外部か
らの伝熱は、管壁を介する熱伝導、及び/又は、
管壁内面からの熱放射によつて行なわれる。した
がつて平板30の材質は、熱伝導度が大きく、作
動ガスによつて変質しないものが望ましい。例え
ば、エンジン等高温状態ではステンレス、その他
の耐熱金属を用いると良い。
平板30をチユーブ3内に配置した状態におい
て、該チユーブ3に、曲げ加工等の機械的変型加
工を施し得るためには、チユーブ3と平板30と
は、一体的に形成されていないことが望ましい。
また同様の理由から、平板30はチユーブ3内に
おいて捩れていないことが望ましい。このことは
また、管内の流路抵抗を増大させないためにも望
ましいことである。
平板30の軸方向の両端部は、流路抵抗を減ず
るためには、テーパ状に先鋭化させることが望ま
しい。
また、本考案をスターリングエンジンに適用
し、熱交換チユーブ3における熱交換を、外部に
配置した加熱手段を用いて行なう場合は、平板3
0の一方の表面を、該加熱手段に対して対向させ
るように配置するとよい。
(作用) 本考案の熱交換器は、以下のように作用する。
まず、圧縮部1で圧縮されつつ冷却された作動
ガスは、熱交換チユーブ3内を流れつつ、外部の
熱エネルギーを吸収する。即ち、本考案がスター
リングエンジンに適用される場合は、燃焼室の火
炎の熱エネルギーを吸収する。また、冷房機に適
用される場合は、被冷房空間の空気等の有する熱
エネルギーを吸収する。
かかる吸収時において、外部の熱エネルギー
は、管壁を介して直接に、または管壁を介した後
さらに平板30を介して作動ガスに伝えられる。
即ち作動ガスは、管壁内面及び平板表面から加熱
される。
こうして外部の熱エネルギーを受け取つた後、
作動ガスは膨脹部5に至る。
(実施例) 以下、本考案を具体的な実施例に基づいて説明
する。
第2図は、本考案を適用したスターリングエン
ジン(密封された作動ガスを外部から加熱、冷却
して動力を得る外燃機関;等温加熱、等容加熱、
等温膨脹、等容冷却のサイクルからなる。)の主
要部の断面模式図である。また、第3図は、本実
施例で用いる熱交換チユーブ3の一部破断説明図
であり、第4図は、該チユーブ3の端部拡大図で
ある。
第3図に示すように、本実施例において熱交換
チユーブ(ヒータヘツド)3は、A,B,Cの3
か所で曲げ加工を施されており、また、長い直線
部Dの外表面には、吸熱面積を増すためのフイン
31が形成されている。チユーブ3の内部には平
板30(厚さ0.5mm;材質SUS310)が、上記曲げ
加工を施し得るようにして、即ち板表面を紙面と
垂直にして配置されている。平板30の端部30
1は、第4図に示すように、30のテーパで先鋭
化しており、また、該端部はチユーブ3の端部よ
り2〜5mm引つ込んでいる。
かかる熱交換チユーブ3は、第2図に示すよう
に、スターリングエンジン7の燃焼室73内に設
置される。即ち熱交換チユーブ3の一端は再生器
ハウジング10を介して圧縮室(省図示)に連結
され、他端はシリンダ50に連結される。なお、
シリンダ内を褶動するピストン51は図示しない
クランク軸に連結されている。
燃焼室73では、ノズル71から噴射される燃
料と、スワラ72を介して供給される空気との混
合気に点火されて火炎が形成される。
本実施例では、熱交換チユーブ3は、該チユー
ブ3内に配置されている平板30の一方の表面
を、燃焼室73の中心に向けるようにして燃焼室
73内に設置されている。このため、平板30
は、チユーブ3の管壁であつて、火炎側に位置す
る管壁の内表面から効率よく加熱される。即ち平
板30は、前記伝熱面として有効に機能する。
また、熱交換チユーブ3内を流れる作動ガスに
伝熱する伝熱面が、チユーブ内表面のみならず平
板表面によつても構成されるため、作動ガスに対
する伝熱が速やかである。したがつて、火炎の熱
エネルギーは、損失少なくチユーブ3内の作動ガ
スに伝えられる。
また、平板30はチユーブ3内において捩れ
ず、かつ、その端部はテーパ状に先鋭化している
ため、流路抵抗はあまり増大せず、作動ガスの実
用的な流速の確保が可能である。
上記理由により、本実施例の熱交換器を有する
スターリングエンジンは、熱エネルギーから力学
的エネルギーへのエネルギー変換効率が高い。
なお、伝熱面積を増すための他の方法として、
チユーブ内表面に突起を設けることも考えられ
る。しかし、この方法は、前記曲げ加工が困難で
あつたり、あるいは、流路抵抗を増大させるとい
う欠点を有する。これに対し本実施例では、かか
る欠点も解決されている。
[考案の効果] 以上要するに本考案は、圧縮部と、膨脹部と、
これらを連結する熱交換チユーブとを有し、熱交
換チユーブにおいて外部の熱エネルギーを受け取
る熱交換器において、熱交換チユーブ内に平板を
配置し、伝熱効果を増大させたものである。
実施例に述べたところからも明らかなように、
本考案の熱交換器は、熱交換チユーブの伝熱効果
が大きいため、熱交換が速やかである。また、チ
ユーブ内の流路抵抗も大きくないため、実用的な
作動ガス流速の確保が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の構成図である。第2図は、
実施例のスターリングエンジンの要部断面模式図
である。第3図は、実施例で用いる熱交換チユー
ブの一部破断正面図であり、第4図は、該熱交換
チユーブの端部拡大図である。第5図は、従来の
スターリングエンジンの要部断面模式図である。
第6図は、従来の熱交換器の要部平面図であり、
第7図は、第6図の熱交換器の斜視図である。 1……圧縮部、3……熱交換チユーブ、5……
膨脹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作動ガスを圧縮する圧縮部と、作動ガスを膨張
    する膨張部と、前記圧縮部と膨張部とを連結した
    熱交換用チユーブと、この熱交換用チユーブ内に
    あつて、その軸方向に長尺状に伸び、幅広の一面
    が外部の加熱手段に対面し、両端部においてテー
    パ状に尖鋭化された平板とを具備することを特徴
    とするスターリング機関用熱交換器。
JP1985041638U 1985-03-22 1985-03-22 Expired JPH0338443Y2 (ja)

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JPS61157155U JPS61157155U (ja) 1986-09-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5148205A (en) * 1974-10-23 1976-04-24 Aiwa Co Denwakaisen nyoru jidometsuseejisochi

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JPS5148205A (en) * 1974-10-23 1976-04-24 Aiwa Co Denwakaisen nyoru jidometsuseejisochi

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