JPH0338169Y2 - - Google Patents

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JPH0338169Y2
JPH0338169Y2 JP7327787U JP7327787U JPH0338169Y2 JP H0338169 Y2 JPH0338169 Y2 JP H0338169Y2 JP 7327787 U JP7327787 U JP 7327787U JP 7327787 U JP7327787 U JP 7327787U JP H0338169 Y2 JPH0338169 Y2 JP H0338169Y2
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JP
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belt
block
magnetic
tension
tension band
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JP7327787U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、貨客の輸送、運搬などに用いるに好
適な磁性ベルトの改良に関する。
(従来の技術) 最近、貨客輸送に供する新しい輸送システムと
して、第12図に示すように無端回転する磁性ベ
ルトAと1対のプーリB,Bとで構成されたコン
ベアユニツトCを所要路線箇所に沿って敷設また
は架設することによりこれを輸送路となし、該輸
送路上へ送り出される貨客乗載用の移動体Dと上
記磁性ベルトAの磁性部分とを該移動体Dに設け
た磁石Eによる界磁を介して相互に吸着結合し、
かつ該磁性ベルトAを無端回転させることによ
り、移動体Dを目的地まで運ぶようにしたもので
ある。
そして、上記コンベアユニツトに用いられる磁
性ベルトとしては、例えば特開昭54−113172号公
報に開示されるように、平ベルト又はタイミング
ベルトの外周面に、界磁などにより吸着される被
吸着面を有する複数個の磁性材を、その被吸着面
を露呈せしめて埋設した構造のものが多用されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上記従来の磁性ベルトにおいては、
下記の如き問題点があつた。
ベルトに磁性材が埋込まれているため、ベル
ト内部に応力の集中する箇所が存在し、そこが
ベルトの破壊開始点となる。
部品点数が多く、かつ磁性材をベルトに埋込
んだ構造であるため、構造が複雑でかつ加工工
数が多くなる。
平ベルトの場合にはベルトの伝動能力が小さ
く、またタイミングベルトの場合は騒音が大き
くなる。
ベルトの仕上り精度が悪いため、使用中に磁
性材と磁石との間で衝撃による摩耗や振動が大
きい。
(考案の目的) 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、1
対のエンドレスの張力帯に多数のブロツクが張力
帯の長手方向に一定ピツチで隣接状態で係止固定
されてなるVベルトを利用することに着目したも
のである。すなわち、このVベルトは、伝動能力
が大きいこと、及びベルトの仕上り精度が良いこ
とに加えて、張力を分担する張力帯に対して側圧
を分担するブロツクが別部品であることから、こ
のブロツクに磁性材を設けることにより、ベルト
(張力帯)での応力集中箇所をなくして磁性ベル
トの耐久性、耐寿命性を向上させるとともに、そ
の製作を容易なものとすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案では、上述
の如く1対のエンドレスの張力帯と多数のブロツ
クとからなるVベルトにおいて、磁性材を上記ブ
ロツクに設けることにある。
具体的に、本考案の講じた解決手段は、心線が
埋設された1対のエンドレスの張力帯と、左右側
部に上記各張力帯を幅方向から着脱可能に嵌装せ
しめる嵌合部を有する多数のブロツクとからな
り、上記各張力帯に各ブロツクに対応して幅方向
に延びる一定ピツチの係止部が形成されている一
方、各ブロツクの嵌合部に上記張力帯の係止部に
係合する係合部が形成され、各ブロツクがその係
合部を張力帯の係止部に係合せしめて該張力帯の
ベルト長手方向に係止固定されたVベルトよりな
る磁性ベルトを前提とする。
さらに、上記各ブロツクに、界磁などにより吸
着される被吸着面を有する磁性材が該被吸着面を
ブロツク上面に露呈せしめて設けられている構成
としたものである。
(作用) このことにより、本考案では、磁性材を張力帯
に係止されたブロツクに組込むにすぎず、張力を
分担するベルト部分(張力帯)には埋設しないの
で、該張力帯において応力集中を起こす部分はな
く、耐久性、耐寿命性に優れている。しかも、こ
の張力帯と磁性材を設けたブロツクとは別部品で
あるため、製作が容易なものとなる。
また、上記構成のVベルトよりなるため、伝動
能力が大きく、また騒音が少ない。しかも、ベル
トの仕上り精度が良いため、使用中に磁性材と磁
石との間で発生する摩耗や振動が少ないものとな
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図は本考案の実施例に係る磁
性ベルトAを示し、第12図に示すような輸送シ
ステムに使用されるものである。この磁性ベルト
Aは、内部に心線2,2,……が埋設された1対
のエンドレスの張力帯1,1と、左右側部に上記
各張力帯1を幅方向から着脱可能に嵌装せしめる
嵌合部4,4を有する多数のブロツク3,3,…
…とで構成されるVベルトA0からなる。
上記各張力帯1の上面には各ブロツク3に対応
する部分にその幅方向に延びる一定ピツチの係止
部としての凸条5,5……が形成されている一
方、各ブロツク3の嵌合部4の上面(天井面)に
は上記張力帯1の各凸条5に嵌合する係合部とし
ての凹溝7が形成されており、各ブロツク3がそ
の凹溝7を張力帯1上面の対応する凸条5に嵌合
せしめてベルト長手方向に隣接状態で係止固定さ
れている。また、各張力帯1の下面には各ブロツ
ク3に対応してその幅方向に延びる一定ピツチの
係止部としての凹溝6,6,……が形成され、一
方、各ブロツク3の嵌合部4の下面(底面)には
上記張力帯1下面の各凹溝6に嵌合する係合部と
しての凸条8が形成されている。尚、Bは上記V
ベルトA0が巻掛けられるVプーリである。
そして、上記VベルトA0において、各ブロツ
ク3には、第3図にも示すように、磁石に吸着さ
れる被吸着面9aを有する断面I形状の磁性材9
がその被吸着面9aをブロツク3の上面に面一状
態に露呈せしめて埋設されていて、磁性ベルトA
が構成されている。
したがつて、上記実施例では、磁性ベルトA
が、張力を分担する1対のエンドレスの張力帯1
と側圧を分担する多数のブロツク3,3……とか
らなるVベルトA0で構成され、かつ該ブロツク
3に磁性材9が設けられてなるので、高張力のか
かるベルト部分としての張力帯1に応力集中を起
こす箇所がなくなり、ベルトの耐久性、耐寿命性
を向上させることができる。また、上記Vベルト
A0を構成する張力帯1とブロツク3とは係止さ
れているだけで別部品であるので、単にブロツク
3に対してのみ磁性材9を埋め込むだけで済み、
製作が容易である。
また、上記VベルトA0は、高い伝動能力およ
び優れた側圧性を有するので、磁性ベルトとして
広範囲に使用でき、また騒音が少ないものとな
る。しかも、ベルトの仕上り精度が良いので、使
用中に磁性材9と磁性Eとの間で発生する摩耗や
振動が少なく、耐久性の向上を一層図ることがで
きる。
尚、上記VベルトA0としては、第4図に示す
ように張力帯1の下面に設ける係止部を凸条5′
とし、ブロツク3の嵌合部4の下面に設ける係合
部を該凸条5′に嵌合する凹溝7′としたものであ
つてもよく、また第5図に示すように張力帯1の
上面に設ける係止部を凹溝6′とし、ブロツク3
の嵌合部4上面に設ける係合部を該凹溝6´に嵌
合する凸条8′としたものも採用可能である。
また、上記きブロツク3に設ける磁性材9は、
第6図に示すようにその被吸着面9aをブロツク
3上面より突出せしめて埋設してもよい。この場
合、第7図に示すようにブロツク3上に突出する
被吸着面9aをブロツク3の上面と同形状の大き
さとして、各ブロツク3の磁性材9の被吸着面9
aがベルト長手方向に間〓なく連なり、磁性Eと
の接触開始点および離脱点において磁性Eとの接
触及び離脱がスムーズに行われる利点がある。
また、第8図に示すようにブロツク3上に突出
する被吸着面9aをブロツク3のベルト長手方向
前後に所定寸法だけ延出した大きさとすると、磁
性材9をブロツク3の1つ置きに設けるだけで済
む利点がある。
さらに、上記の如く磁性材9をブロツク3に埋
設する構造とせずに、第9図に示すようにブロツ
ク3を、I形状の磁性材9と1対の樹脂製ブロツ
ク10とが凹溝9bと凸条10bとの係合によつ
て係止して組立てた構造としてもよい。
また、第10図および第11図に示すように、
各ブロツク3自体を磁性材9で構成するようにし
てもよい。この場合、隣接するブロツク3,3
(磁性材9,9)相互は一方に設けた凹部9cと
他方に設けた凸部9dとの係合により連接されて
いる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、1対の
エンドレスの張力帯と該張力帯に係止される多数
のブロツクとからなるVベルトの構造を利用し
て、磁性材を張力帯に埋設せずに上記ブロツクに
設けたので、弾力帯での応力集中箇所をなくして
耐久性,耐寿命性を向上させることができるとと
もに、磁性材を設けるブロツクと張力帯とが別部
品であることから製作を容易なものとすることが
できる。しかも、伝動性及び側圧性に優れ、騒音
が少ないとともに、摩耗や振動の少ない磁性ベル
トを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を例示し、第1図は磁性
ベルトの斜視図、第2図は同縦断正面図であり、
第3図はブロツクの側面図である。第4図および
第5図はそれぞれVベルトの変形例を示す斜視図
である。第6図〜第11図はそれぞれ磁性材のブ
ロツクへの設置態様の変形例を例示し、第6図お
よび第10図はそれぞれ第2図相当図、第7図、
第8図および第11図はそれぞれ第3図相当図、
第9図はブロツクの分解斜視図である。第12図
は磁性ベルトを用いた搬送システムの概略構成図
である。 1……張力帯、2……心線、3……ブロツク、
4……嵌合部、5,5′……凸条、6,6′……凹
溝、7,7′……凹溝、8,8′……凸条、9……
磁性材、9a……被吸着面、A0……Vベルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 心線が埋設された1対のエンドレスの張力帯
    と、左右側部に上記各張力帯を幅方向から着脱可
    能に嵌装せしめる嵌合部を有する多数のブロツク
    とからなり、上記各張力帯に各ブロツクに対応し
    て幅方向に延びる一定ピツチの係止部が形成され
    ている一方、各ブロツクの嵌合部に上記張力帯の
    係止部に係合する係合部が形成され、各ブロツク
    がその係合部を張力帯の係止部に係合せしめて該
    張力帯のベルト長手方向に係止固定されたVベル
    トよりなる磁性ベルトであつて、 上記各ブロツクに、界磁などにより吸着される
    被吸着面を有する磁性材が該被吸着面をブロツク
    上面に露呈せしめて設けられていることを特徴と
    する磁性ベルト。
JP7327787U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH0338169Y2 (ja)

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JP2007084263A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Yunimatekku Kk ベルト
US8028823B2 (en) * 2007-02-23 2011-10-04 Laitram, L.L.C. Stacked attachments for modular conveyor belts

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