JPH0337880A - フロッピディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フロッピディスクなどの可撓性媒体を安定に
回転させ、高信頼化が可能なフロッピディスクカートリ
ッジに関する。

〔従来の技術〕

従来のフロッピディスクカートリッジは、実開昭５７−
１９１９８３号に記載のように、ケース内に抑圧手段を
設け、磁気ディスクの塵埃の除去および、ゆがみを除去
をすることによって、ドロップアウトを減少させるとな
っていた。

また、特開昭６３−２２９６７５号記載のように、カー
トリッジ本体の内面にディスクを挟装するガイド部をセ
ラミックにより形成することにより、ディスクの反りに
よる回転時の、所謂ばたつきを規制して防止するとなっ
ていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上記従来技術のうち前者は、カートリッジ
内の抑圧手段（リフタ）により磁気ディスク（フロッピ
ディスク、以下ディスクという）の塵埃の除去および、
ゆがみの除去が出来るものの、ディスクを高速に回転し
て使用する場合、前記抑圧手段によりディスクが加振さ
れ、磁気ヘッドを押入する孔付近で面振れが発生しやす
く、また、抑圧部でディスクの磁性面とライナ材が高速
に摺動するため、ディスクの磁性面が損傷する問題があ
った。

また、後者の従来技術は、セラミンク材を用いてディス
クをはさみ、面振れは減少するものであるが、規制によ
ってディスクの面振れは減少するが、ディスクの上下に
移動できる範囲が、回転基準面に対してせまくなる。し
たがって、ディスクの回転基準面に対して、磁気ヘッド
との相対高さに差があるディスク装置では、磁気ヘッド
とディスクを安定にコンタクトできなく、磁気ヘッドに
よる再生信号のモジュレーションが悪くなる（これをペ
ネトレーション特性が悪くなるという）。

本発明の目的は、ディスクを高速回転して使用するカー
トリッジにおいて、ディスクと磁気ヘッドとが安定にコ
ンタクトするように、■ディスクの回転により発生する
流体力によりディスクの而振れを抑制する。■この抑制
方法は、ディスク磁性面と非接触とするため、ライナ等
との摺動による塵埃が発生することがなく、また、ケー
ス内に入ってきた塵埃は、ライナで除去することにある
。

本発明の他の目的は、ディスク装置のペネトレーション
特性をそこなうことなくディスクの面振れを抑制し、デ
ィスクとヘッドとのコンタクトな安定にすることである
。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達１戊するために、カートリッジケース内の
磁気ヘッドを押入する孔のディスクが流入する側の付近
に、このディスクをはさむように、しかも、ディスクの
回転方向に直角にステップ状の凸部を設け、さらに、こ
のディスクの記録再生面外の外周部および内周部にあた
るケースの内側にディスクを中心とする同心円弧状にレ
ール状のガイドを設けたものである。

あるいは、上記目的を達成するために、前記したステッ
プ状の凸部のかわりに、ディスクをはさみ、このディス
クの回転方向側に徐々に狭くなるテーパ状の凸部を設け
たものである。

また、上記他の目的を達成するために、カートリッジケ
ース内の磁気ヘッドを押入する孔付近に。

ディスクをはさみ、このディスクの面外方向に移動可能
な２枚のパッド状の部材を設けるようにしたものである
。

〔作用〕

ディスクが回転することにより発生する空気流は、この
ディスク外周部および内周部にあたるケース内に設けら
れたレール状のガイドにより柴められる。そして、磁気
ヘッドの押入孔のディスクの流入側に設けられたステッ
プ状およびテーパ状の凸部のところで空気圧力が高くな
り、ディスクをケース内の回転空間に支持するように働
く。またディスクをはさむレール状のガイドは、ある程
度、ディスクの面振れを規制する働きをする。このよう
にディスクの回転により発生する流体力によりディスク
の面振れを抑制しているため、塵埃の発生が少なく、磁
気ヘッドとディスクのコンタクトが安定になる。このこ
とは、ディスクの耐久性を向上させることにもなる。

カートリッジの磁気ヘッドを押入する孔付近に、ディス
クをはさみ、さらにディスクの面外方向に移動可能な２
枚のパッド状の部材は、ディスクの反りによる面振れを
規制する。また磁気ヘッドとディスクの摺動により発生
する振動等も抑制する。

さらに、この２枚のパッド状の部材は、ディスクの面外
方向に移動が可能な為、ディスクの回転基準面に対して
磁気ヘッドとの相対高さに差があるディスク装置におい
ても、ペネトレーションは一定となる。したがって、磁
気ヘッドとディスクは安定にコンタクトする。また、パ
ッド状の部材とソフトに接触することにより、カートリ
ッジ内の塵埃を除去する働きをする。これらは、前記と
同様に、ディスクの耐久性を向上させることにもなる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第↓図ないし第５図により説明
する。

第工図は第１実施例を示すもので、第工図（ａ）はフロ
ッピディスクカートリッジ（以下ディスクカートリッジ
という）２の正面図、第１図（ｂ）はこの側面の断面を
示し、第１図（ａ）のＡ−Ａ線の断面図である９ このディスクカートリッジ２は、上ケース３および下ケ
ース４により平らな箱型で構成されている。第２図は、
この上ケース３をとりのぞいた下ケース４だけの正面図
を示す。この上下のケースにそれぞれ形成された相対向
する一対のヘッド挿入孔６があり、このヘッド挿入孔６
を開閉するシャッタ７を備えている。このシャツタフに
もヘッドを挿入するための開閉孔８が設けられている。

ディスクカートリッジ２の上ケース３と下ケース４とで
出来る仝閣内には、信号を記録するディスク１が回転自
在に収容されている。

このディスク１の中央にハブ２１が設けられ、下ケース
４の中央の恥動軸の挿入孔１３（第２図に示す）により
ディスクドライブ装置の開動軸（図示せず）が挿入され
、ハブ２１を吸着し、ディスク１を回転させる。

さらに上下ケース３，４には、ヘッド挿入孔６のディス
クが流入する側の付近に、このディスク上をはさむよう
に、しかも、ディスク上の回転方向に直角にステップ状
の凸部１０を備える。

また、このステップ状の凸１０からディスク１が流入す
る側に、ディスク１の記録再生面外の外周部および内周
部にあたる上下ケース３，４の内側に、ディスク上を中
心とする同心円弧状に、空気流を案内するレール状のガ
イド９，１１を設けた。

上記のような構成において、ディスク１が回転すること
により発生する空気流は、上下ケース３゜４に設けられ
たレール状のガイド９．工１により集められる。そして
ステップ状の凸部１０のところで空気圧力が高くなり、
ディスク１を上下ケース３，４の回転空間に支持するよ
うに働く。このレール状のガイド９，１１は、ある程度
ディスク１の面振れを規制するような働きもする。これ
により、反り等のあるディスク１を回転することにより
起る面振れを、ディスク１の回転により発生する流体力
で抑制が可能であり、また、流体力で抑制しているため
、塵埃の発生が少なく、磁気ヘッドとディスク１とのコ
ンタクトが安定になる。

このことは、ディスクの耐久性を向上することにもなる
。

第３図は、第１実施例におけるステップ状の凸部１ｏの
形状を扇形の凸部１４に変えた変形例で、その他の構成
は第１実施例と同じであり、同様の動作及び効果を奏す
る。

第４図は、第２実施例を示すもので、第４（ａ）はディ
スクカートリッジ２の正面図であり、第４図（ｂ）は、
この側面の断面Ｂ−Ｂを示す。

本実施例の構成は、前記第１実施例とほとんど同じであ
るが、ヘッド挿入孔６のディスク１が流入する側の付近
に、このディスク１をはさむように、しかも、ディスク
１の回転方向の直角にテーパ状の凸部１５を備えたもの
である。

これ′により、前記と同様にディスク１の回転により発
生する空気流は、上下ケース３，４に設けられたレール
状のガイド９，１１により集められ。

テーパ状の凸部１５のところで空気圧力が高くなり、デ
ィスク１をこの空気圧力ではさむように支持する。した
がって、前記第工実施例と同様の作用効果がある。

第５図は、第３実施例のディスクカー１−リッジ２を示
すもので、第５図（ａ）は正面図、第５図（ｂ）はこの
側面の断面Ｃ−Ｃである。

このディスクカートリッジ２は、上ケース３および下ケ
ース４により平らな箱型で構成されている。この上下の
ケースにそれぞれ形成された相対向する一対のヘッド挿
入孔６があり、このヘッド挿入孔６を開閉するシャッタ
７を備えている。このシャツタフにもヘッドを挿入する
ための開閉孔８が設けられている。

上ケース３と下ケース４とで出来る空間内には、信号を
記録するディスク上が回転自在に収容されている。この
ディスク１の中央にハブ２１が設けられ、下ケース４の
中央の駆動軸の挿入孔（図示せず）よりディスクドライ
ブ装置の駆動軸が挿入され、ハブ２１を吸着し、ディス
ク１を回転させるのである。

また、前記空間内には、ディスク上の画記録面と対向し
てライナ１２が上下ケース３，４の裏面に接着等で固定
しである。ライナ１２の例としては、レーヨン、ポリエ
ステル等が挙げられる。

さらに、前記ライナ１２と上下ケース３，４との間に部
分的に扇状の突起部５を設け、ある程度ディスク１の動
ける範囲を規制している。

さらに、カートリッジケース２の上下ケース３゜４内に
は、ヘッド挿入孔６の付近にディスク１をはさみ、この
ディスク１の面外方向に移動可能な２枚のパッド１６．
１９を設けた。このパッド↓６．１９は、ヘッドが挿入
される孔があり、バネ部材１７．１８を介して上下ケー
ス３，４に取り付けられている。

これにより、ディスク１の反り等による面振れを抑制す
ることが出来るし、また、この２枚のパッド１６．１９
は、ディスクの面外方向に移動が可能な為、ディスク１
の回転基準面に対してヘッドとの相対高さに差があるデ
ィスク装置においてもペネトレーションは一定となる。

したがって、軽い荷重でもディスク上とヘッドとは安定
にコンタクトし、再生出力信号のモジュレーションが良
好になる。

第６図は、ディスク面振れ量について、カートリッジケ
ースの従来品と本発明の実施例とを比較したものである
。第↓実施例、第２実施例、第３実施例とも、従来品よ
り面振れ量が減少しており。

面振れ抑制効果があることがわかる３ 第７図は、ヘッド出力信号のモジュレーション特性を示
しており、本発明のどの実施例とも従来のカートリッジ
よりもすぐれていることがいえる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、フロッピディスクを回転自在に収納す
るディスクカートリッジにおいて、■ケース内に設けら
れたステップ状の凸部により発生する流体力により、回
転するディスクをはさむように支持する為、ディスクの
面振れが抑制される。

■ケース内に設けたテーパ状の凸部により発生する流体
力により、回転するディスクをはさむように支持する為
、ディスクの面振れが抑制される。

■ケース内に設けたヘッドを挿入する孔付近に、ディス
クの面外方向に移動可能な２枚のパッドにより、ディス
クの面振れが抑制でき、さらにペネトレーション特性が
良好になる。

以上のように面振れが抑制されれば、軽いヘッド荷重に
おいても、ヘッド、ディスクのコンタクトは、安定にな
り、したがって再生出力信号もモジュレーション特性は
良好になる。さらに軽いヘッド荷重で再生が可能な為、
ディスクの長力命化の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示し、（ａ）はディスク
カートリッジの正面図、（ｂ）は（ａ）の側面ＡＡ断面
図、第２図は第１図の下ケース部の正面図、第３図は第
１実施例のを変形した下ケース部の正面図、第４図は第
２実施例を示し、（ａ）はディスクカートリッジの正面
図、（ｂ）は（ａ）の側面Ｂ−Ｂ断面図、第５図は第３
実施例を示し、（ａ）はディスクカートリッジの正面図
、　（ｂ）は（、）の側面Ｃ−Ｃ断面図、第６図は本発
明の各実施例のディスク回転数に対するディスクの面振
れ特性図、第７図は本発明の各実施例のモジュレーショ
ン特性である。 １・・・ディスク、５・・・突起部。 ６・・・ヘッド挿入孔、７・・・シャッタ、９・・・ガ
イド。 ｌＯ・・・ステップ状凸部、１１・・・ガイド。 工５・・・テーパ状凸部、１６・・・パッド、１７・・
・バネ。 １８・・・バネ。 工９・・・パッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、上下２枚を組み合わせたケース内にディスク状の可
   撓性磁気媒体（以下媒体という）を内蔵し、該媒体の両
   面をライナ部材で回転自在に挾んで成ると共に、該ケー
   スの外部より該媒体を挾んで情報の記録再生をする磁気
   ヘッドの押入孔を備えたフロッピディスクカートリッジ
   において、 前記磁気ヘッドの押入孔の前記媒体が流入する側の付近
   のケース内面に、該媒体を挾んで該媒体の回転方向に直
   角にステップ状の凸部を設けると共に、該媒体の記録再
   生面外の外周部及び内周部にあたるケース内面に、該媒
   体と同心の円弧状に該凸部に向かって空気流を案内する
   レール状のガイドを設けたことを特徴とするフロッピデ
   ィスクカートリッジ。２、上下２枚を組み合わせたケー
   ス内にディスク状の可撓性磁気媒体（以下媒体という）
   を内蔵し、該媒体の両面をライナ部材で回転自在に挾ん
   で成ると共に、該ケースの外部より該媒体を挾んで情報
   の記録再生をする磁気ヘッドの押入孔を備えたフロッピ
   ディスクカートリッジにおいて、 前記磁気ヘッドの押入孔の前記媒体が流入する側の付近
   のケース内面に、該媒体を挾んで該媒体の回転方向に直
   角に扇形のステップ状の凸部を設けると共に、該媒体の
   記録再生面外の外周部及び内周部にあたるケース内面に
   、該媒体と同心の円弧状に該凸部に向かって空気流を案
   内するレール状のガイドを設けたことを特徴とするフロ
   ッピディスクカートリッジ。 ３、上下２枚を組み合わせたケース内にディスク状の可
   撓性磁気媒体（以下媒体という）を内蔵し、該媒体の両
   面をライナ部材で回転自在に挾んで成ると共に、該ケー
   スの外部より該媒体を挾んで情報の記録再生をする磁気
   ヘッドの押入孔を備えたフロッピディスクカートリッジ
   において、 前記磁気ヘッドの押入孔の前記媒体が流入する側の付近
   のケース内面に、該媒体を挾んで該媒体の回転方向に直
   角に且つ回転方向に向かって厚みを増すテーパ状の凸部
   を設けると共に、該媒体の記録再生面外の外周部及び内
   周部にあたるケース内面に、該媒体と同心の円弧状に該
   凸部に向かって空気流を案内するレール状のガイドを設
   けたことを特徴とするフロッピディスクカートリッジ。 ４、上下２枚を組み合わせたケース内にディスク状の可
   撓性磁気媒体（以下媒体という）を内蔵し、該媒体の両
   面をライナ部材で回転自在に挾んで成ると共に、該ケー
   スの外部より該媒体を挾んで情報の記録再生をする磁気
   ヘッドの押入孔を備えたフロッピディスクカートリッジ
   において、 前記磁気ヘッドの押入孔の付近のケース内に、前記媒体
   を挾んで該媒体の面外方向に移動可能な２枚のパッド状
   部材を設け、該パッド状部材は、反りのある該媒体の回
   転によって発生する該媒体の面振れを規制するものであ
   ることを特徴とするフロッピディスクカートリッジ。 ５、上下２枚を組み合わせたケース内にディスク状の可
   撓性磁気媒体（以下媒体という）を内蔵し、該媒体の両
   面をライナ部材で回転自在に挾んで成ると共に、該ケー
   スの外部より該媒体を挾んで情報の記録再生をする磁気
   ヘッドの押入孔を備えたフロッピディスクカートリッジ
   において、 前記磁気ヘッドの押入孔付近のケース内に、該ケースの
   上下の内面にそれぞれ板バネによって支持された２枚の
   パッド状部材を備え、該パッド状部材はそれぞれ前記媒
   体の表面に接近して設けられていることを特徴とするフ
   ロッピディスクカートリッジ。