JPH0337597Y2 - - Google Patents

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JPH0337597Y2
JPH0337597Y2 JP1986032254U JP3225486U JPH0337597Y2 JP H0337597 Y2 JPH0337597 Y2 JP H0337597Y2 JP 1986032254 U JP1986032254 U JP 1986032254U JP 3225486 U JP3225486 U JP 3225486U JP H0337597 Y2 JPH0337597 Y2 JP H0337597Y2
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JP
Japan
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drum
drying air
rotating drum
clothes
drying
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は衣類を回転ドラム内で乾燥させる回転
ドラム式衣類乾燥機に関する。
(ロ) 従来の技術 この種の衣類乾燥機は、実公昭60−18232号公
報で示すように、横軸型の回転ドラムに対し軸と
直交する方向に乾燥風を送給し、ドラムは周側面
に多数の透過孔を形成している。そして、ドラム
は内部の衣類のG(遠心加速度/9.8)が1未満である ような低速度で回転する。即ち、ドラム内の衣類
はバツフルによつてかき上げられては落下してい
る。斯る従来例では落下する衣類がスクリーンを
形成するので、乾燥風がドラム内に入いりにく
く、またドラム内に入つた乾燥風も直ぐに出てい
くことが多く、熱効率が低くなつて乾燥の所要時
間が長くなる。
また、ドラムの前端面から乾燥風を導入して、
後端面から導出する型式のものもあるが、これも
ドラムが低速度で回転し、乾燥風が衣類と十分に
接触する前に導出されることが多かつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、ドラム内に乾燥風を的確に送給し、
もつて衣類との接触を良好にして乾燥効率を向上
せんとするものであつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案による解決手段は、乾燥風の入口を端面
に設けると共に出口を周側面に設けた横軸型の回
転ドラムと、この回転ドラムを内部の衣類が遠心
力によつてドラム内面に張り付く速度で回転させ
るドラム駆動装置と、上記入口から乾燥風を回転
ドラム内に軸方向に送給する乾燥風送給装置とか
ら構成される。
(ホ) 作用 回転ドラムが従来よりも高速で回転して衣類の
Gを1以上とし、衣類をドラム内面に張り付ける
ようにしておき、ここで衣類の中心に乾燥風が送
給される。従つて、乾燥風は遠心力により生じた
衣類の中空部に的確に送り込まれ、そこから周側
の出口に向けて抜け出るが、この間には衣類が積
層しているので、衣類に十分に接触して放熱する
ものである。
(ヘ) 実施例 以下洗いから乾燥まで実行する全自動洗濯乾燥
機の例を図面に基づいて説明すると、1は横長円
筒状の外槽2をスプリング等によつて弾力的に吊
持した機枠で、前面には横開き式の扉3を配設し
た開口を設けている。外槽2は前後に端面を形成
しており、前端面には上記扉3のパツキン4によ
つて水密的に開閉される奥行きのある衣類出入口
5を設け、後端面には軸受装置6を設け、底部に
は排水弁7を有する排水路8を接続している。9
は外槽2内に配設された横軸型の回転ドラムで、
その内面に軸方向に長く3個のバツフルを回転角
120度の間隔で突設しており、後端面に回転軸1
0を固定すると共に、この回転軸10を上記軸受
装置6によつて支持させ、また前端面に形成され
た衣類出入口11の周縁を上記衣類出入口5の後
端周縁に回転自在に嵌合している。ドラム9を回
転駆動するための装置として、回転軸10の突端
にはプーリが設けられ、洗濯モータ12や脱水モ
ータ13の回転軸に設けられたプーリとベルトに
よつて連係しており、この各モータ12,13の
巻線を変更したり、選択的に駆動することによ
り、回転ドラム9は洗い(すすぎ)時には低速
で、乾燥時には後述する所定速度で、遠心脱水時
には高速で夫々回転せしめられる。
また、この回転ドラム9は衣類出入口11を乾
燥風の入口に兼用し、前後の端面を除く周側面に
は乾燥風の出口を兼ねる小径の脱水孔14…を多
数設けている。
15はガスや石油等を燃焼させる型式の加熱装
置で、送風機16と共に機枠1内の上部に配設し
てあり、乾燥行程時に機能する。送風機16の送
風ダクト17は外槽2の前寄り上部から連結、連
通し、このダクト17と衣類出入口5内の上部と
を延長ダクト18によつて連通させている。19
は衣類出入口5の連通孔である。一方、上記扉3
の内面には、回転ドラム9の衣類出入口5内に所
定間隔を置いて突出する空胴の膨出部20を設け
ており、この膨出部20には一端開口が上記連通
孔19に対向すると共に他端開口が衣類出入口1
1に対向するL字型の通風路21を形成してい
る。
22は外槽2の上部に連通する排気ダクトで、
機枠1内の上部の排気室23に連通させている。
排気室23はフイルター24設けており、ここで
綿ごみ等を除去した後の排気を外部に放出する。
25は外槽2に給水弁26を介して給水する給水
管である。
次に動作を説明すると、まず洗い(すすぎ)行
程では排水弁7を閉じ、給水弁26を開いて給水
管25から所定位まで給水する。そして、回転ド
ラム9を洗濯モータ12によつて低速で間欠的に
反転させる。
遠心脱水行程では排水弁7を開き、回転ドラム
9を脱水モータ13によつて高速回転させる。
そして、乾燥行程では回転ドラム9を洗濯モー
タ12の巻線を変更することによつて低速より少
し高い速度で一方向に間欠的に、或いは交互に間
欠的に回転させる。この速度はドラム9内の衣類
のG(遠心加速度/9.8)が1以上になるような速
度であり、このためにドラム9内の衣類はドラム
9の内周面に張り付くようになる。一方では加熱
装置15及び送風機16が作動を開始し、加熱さ
れた乾燥風が送風ダクト17、延長ダクト18、
連通孔19、通風路21及び衣類出入口(入口)
11を介してドラム9内に送給される。この時に
乾燥風は、衣類がドラム9の内周面に張り付いた
ために生じる中心の空胴に向けて送られているの
で、抵抗少くドラム9内に確実に入つていく。そ
して、この乾燥風は、中心から周側面の脱水孔
(出口)14…に向けて流動し、張り付いている
衣類を加熱し、排気ダクト22に導出される。
ドラム9内の衣類は休止の度に崩れ、次の張り
付き状態では位置を変化することにより、乾燥む
らが発生しにくい。
このように、乾燥風は衣類と接触せずに排気ダ
クト22に出てしまうものが少いので、ほとんど
のものが衣類を通過して乾燥に寄与していく。従
つて、従来のように衣類がかき上げられては落下
していて、乾燥風がドラム内に入いるのを抑え、
換言すれば落下する衣類に乾燥風を当てて乾燥さ
せる型式のものと比べると、乾燥風が抵抗を受け
てそのまま側路されることが少い分だけ乾燥効率
が向上する。そして、この結果は第3図の特性か
ら明らかである。即ち、考案者の実験に依れば、
ドラム9を140r.p.m.で5秒ON、2秒OFFと云う
一方向回転を繰返した場合は63r.p.mで5秒ON、
2秒OFFと云う反転をさせた従来に比べて乾燥
率97%に到達する時間が7分(従来例に対して15
%)短縮された。
尚、本実施例ではドラム9の後端面を無孔壁と
しているが、送風圧等を考慮して調整用の孔を穿
設しても良い。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、ドラム内への乾燥風の送給が
的確に実行されるので、乾燥効率の高い回転ドラ
ム式衣類乾燥機を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による回転ドラム式衣類乾燥機
の内部機構を示す一部切欠せる側面図、第2図は
内部機構の正面図、第3図は乾燥特性図である。 2……外槽、9……回転ドラム、11……衣類
出入口(入口)、12……洗濯モータ、14……
脱水孔(出口)、15……加熱装置、16……送
風機、17……送風ダクト、18……延長ダク
ト、19……連通孔、21……通風路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 乾燥風の入口を端面に設けると共に出口を周
    側面に設けた横軸型の回転ドラムと、この回転
    ドラムを内部の衣類が遠心力によつてドラム内
    面に張り付く速度で回転させるドラム駆動装置
    と、上記入口から乾燥風を回転ドラム内に軸方
    向に送給する乾燥風送給装置とを備えた回転ド
    ラム式衣類乾燥機。 (2) 上記入口は衣類出入れ用の開口であることを
    特徴とした実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の回転ドラム式衣類乾燥機。 (3) 上記ドラム駆動装置は回転ドラムを一方向に
    間欠的に回転させることを特徴とした実用新案
    登録請求の範囲第(1)項或いは第(2)項記載の回転
    ドラム式衣類乾燥機。 (4) 上記ドラム駆動装置は回転ドラムを間欠的に
    反転させることを特徴とした実用新案登録請求
    の範囲第(1)項或いは第(2)項記載の回転ドラム式
    衣類乾燥機。
JP1986032254U 1986-03-06 1986-03-06 Expired JPH0337597Y2 (ja)

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JP1986032254U JPH0337597Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

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JPS62143497U JPS62143497U (ja) 1987-09-10
JPH0337597Y2 true JPH0337597Y2 (ja) 1991-08-08

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ID=30838757

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2434195B (en) * 2006-01-12 2010-11-24 Dyson Technology Ltd Drying apparatus
JP6207919B2 (ja) * 2013-07-31 2017-10-04 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯乾燥機
JP6207918B2 (ja) * 2013-07-31 2017-10-04 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯乾燥機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5342901A (en) * 1976-09-30 1978-04-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Image scan recording method
JPS59149193A (ja) * 1983-02-15 1984-08-27 松下電器産業株式会社 電気衣類乾燥機

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JPS62143497U (ja) 1987-09-10

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