JPH0337509A - 対象物の計測方法 - Google Patents

対象物の計測方法

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JPH0337509A
JPH0337509A JP17159389A JP17159389A JPH0337509A JP H0337509 A JPH0337509 A JP H0337509A JP 17159389 A JP17159389 A JP 17159389A JP 17159389 A JP17159389 A JP 17159389A JP H0337509 A JPH0337509 A JP H0337509A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、三次元測定機等の計測装置によって対象物
を無人運転で自動計測する場合に用いて好適な計測方法
に関するものである。
(従来の技術) 三次元測定機等の計測装置は、あらかじめ教示した複数
の計測位置に順次にセンサを移動させながら、その計測
位置から対象物へ向けてセンサを移動させてセンサが対
象物への接触により出力する信号からその計測位置につ
いての対象物の位置を計測するというアプローチ手順を
繰返し行い、それらの対象物の位置を表す魚群から対象
物の形状を計測する。
そして、上述の如き計測装置は通常、あらかじめ持って
いるセンサ移動プログラム中に、教示された計測位置を
組込み、そのプログラムに従って作動することにより、
上述したセンサの移動による対象物の計測を自動的に行
うことができる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した計測装置は対象物の形状を魚群とし
て計測することから、計測結果の詳細度を高めようとす
ると魚群を構成する点数を増す必要があり、従って計測
時間も長時間を要するようになるため、夜間等に無人運
転で計測を行い得れば工数がかからず都合が良い。
しかしながら、上記従来の計測装置にあっては、教示し
た計測位置でセンサを対象物へ向けて移動させた時に、
センサが移動限位置まで移動しても対象物への接触を示
す信号を出力しない場合、例えば教示した計測位置では
センサが対象物から外れてしまうような場合には、その
移動限位置でセンサを停止させた後、指示の人力を待つ
待機状態となってしまい、これがため、夜間等の無人運
転ができないという問題があった。
この発明は、かかる課題を有利に解決した計測方法を提
供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の対象物の計測方法は、あらかじめ定めた複数
の計測位置に順次にセンサを移動させながら、その計測
位置から対象物へ向けてセンサを移動させてセンサが対
象物への接触により出力する信号からその計測位置につ
いての対象物の位置を計測するというアプローチ手順を
繰返し行うに際し、前記計測位置の一つでの前記アプロ
ーチ手順の過程で前記センサを所定位置まで移動さセて
もそのセンサが対象物への接触を示す信号を出力しない
場合には、次の計測位置について前記アプローチ手順を
行うことを特徴とするものである。
(作 用) かかる方法によれば、アプローチ手順の過程でセンサが
対象物から外れても、次の計測位置へ移ってアプローチ
手順を行うので、無人運転を行っても計測装置が待機状
態のままになって計測が終了しないということがなく、
従って多くの工数を要することな(計測結果の詳細度を
高めることができる。
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図は、この発明の対象物の計測方法の一実施例を適
用した、車体パネル成形用金型の計測システムを機能ブ
ロックで示す構成国であり、図中1は、コンピュータ支
援設計(CAD)の他、コンピュータ支援加工(CAM
)のためにも用いられる、比較的大きな演算処理能力お
よび記憶容量を持つホストコンピュータ、2は、計測装
置の制御および計測データの処理のために用いられる、
ホストコンピュータ1よりは小さな演算処理能力および
記憶容量を持つミニコンピユータ、3は、車体パネル成
形用金型の形状計測のために用いられる、計測装置とし
ての三次元測定機をそれぞれ示す。
ここにおけるホストコンピュータ1は、グイフェースC
AD部4、自由曲面CAD部5、規定曲面CAD部6お
よび型構造CAD部7の四つのCAD部と、基準データ
作成部8と、外部通信部9とを具えるとともに、データ
ベースファイル10、威形面形状データファイル11、
トリム、フランジ形状データファイル12、構造部形状
データファイル13、基準データファイル14および計
測データファイル15の六つの記憶ファイルとを具えて
なり、また、ここにおけるミニコンピユータ2は、外部
通信部16と、誤差量算出部17と、計測用NCデータ
作底部18と、機器制御部19と、計測データ補正部2
0とを具えるとともに、基準データファイル21および
計測データファイル22の二つの記憶ファイルを具え、
さらに、各々キーボードおよび画像表示器を持つ二つの
入出力端末装置Z23.24と、入力信号に基づき線図
を描<x−yプロッタ25と、人力信号に基づき印字出
力するプリンタ26とを接続されてなる。
尚、上記ホストコンピュータ1およびミニコンピユータ
2の各部の機能は後述の計測手順を教示する際の説明に
おいて述べる。
そして、ここにおける三次元測定機3は、直角座標型ロ
ボットと同様の構成でその動作精度を高められたもので
ある測定機本体27と、センサ移動制御装置28と、現
在位置演算装置29と、操作盤30と、位置表示装置3
1とを具えるとともに、各々測定機本体27の移動する
腕の手首部の下端に選択的に取付けられて計測対象物に
対し移動される、通常のタッチセンサ32と、対象物に
接触した後その対象物に対する距離を連続的に計測する
リニアセンサ33とを具え、さらに、センサ位置を手動
操作による信号入力で移動させるための、手動パルス発
生器34と、ジョイステインクペンダント35と、それ
ら手動パルス発生器34およびジョイステイ・ツクペン
ダント35とセンサ移動制御装置28とを接続するイン
タフェース(1/F)36とを具えてなる。
第2図は上記三次元測定機3の計測制御系を示す構成図
であり、ここにおけるセンサ移動装置28は、通常のマ
イクロコンピュータを具え、測定機本体27に各々設け
られて上記腕のX軸、Y軸およびZ軸方向の現在位置を
出力するX軸すニアエンコータ37、Y軸すニアエンコ
ーダ38およびZ軸すニアエンコーダ39と、上記腕の
手首部にセンサを装着するためのコネクタに結合されて
センサの現在方向を出力するθ軸ロータリエンコーダ4
0とからの信号によって、上記腕および上記コネクタの
現在位置ひいてはセンサの現在位置を直接的に検出し、
その現在位置を用いたフィードバック制御により、測定
機本体27のX軸方向駆動用ボールねし軸41、Y軸方
向駆動用ボールねし軸42、Z軸方向駆動用ボールねし
軸43および手首部駆動軸に各々結合されたX軸モータ
44、Y軸モータ45、Z軸モータ46およびθ軸モー
タ47を作動させて、センサ32もしくは33を、ミニ
コンピユータ2から与えられた自動計測用NCプログラ
ムに基づき、対象物の形状に応じた径路で移動させ、タ
ッチセンサ32を用いる場合は、前記移動の間に、その
センサのプローブが対象物に接触したことおよびその接
触方向を示すセンサ32からの信号を取込んでその接触
点の測定機座標系上での座標をセンサの位置から演算し
ミニコンピユータ2へ出力するという処理を繰返し実行
し、リニアセンサ33を用いる場合は前記移動のみを行
わせる。
尚、センサ移動制御装置28は、操作盤30からの運転
モード切替え信号により、上述した自動運転モードの他
、手動パルス発生器34やジョイスティックペンダント
35を作業者が操作することによるそれらからの移動指
令信号に基づいてセンサを移動させる手動運転モードも
行うことができ、さらに、操作盤30からの非常停止信
号によってセンサの移動を非常停止し、また操作盤30
からのサイクルスタート信号によって上述の如き自動計
測を繰返し実行することができる。
そして、タッチセンサ32およびリニアセンサ33は、
ミニコンピユータ2によるフィードバック制御により、
プローブの図中矢印αおよびγで示す如き揺動と図中矢
印βおよびδで示ず如き回動とを任意の角度で行い、そ
れ自身でもプローブを所要の向きへ向けることができる
この一方、現在位置演算装置29は、これも通常のマイ
クロコンピュータを具え、三つのリニアエンコーダ37
〜39とロータリエンコーダ40とからの信号を人力し
てそれらの信号からセンサの現在位置をセンサ移動制御
装置28とは別に実質上連続的にかつ、極めて短時間で
求め、その位置を、くニコンピュータ2を介し位置表示
装置31へ出力してそこに刻々と表示させる。
また現在位置演算装置29は、リニアセンサ33からの
信号も人力し、その信号からそのセンサのプローブの現
在位置を算出してミニコンピユータ2へ出力する。
かかる計測システムのホストコンピュータ1は、先に述
べたようにCAD、 CAMの機能を有しており、この
実施例での計測は、そのホストコンピュータ1のCAD
、 CAM機能を用いて以下の如く設計製造した金型を
対象としている。
すなわち、ここにおける金型は、図示しない他のCAD
装置を用いた車体設計の際に作威した、車体パネルの形
状を数式の形で示すCADデータをホストコンピュータ
1に人力し、その車体パネルのCADデータから、パネ
ルのスプリングバックや伸び等の成形性に関するデータ
ベースファイル10内のデータに基づきダイスフェース
CAD部4により金型のポンチ等の成形面形状を設計し
、その戒形面形状を数式で示すCADデータを自由曲面
CAD部7へ転送して成形面形状データファイル13内
に記憶させ、その後自由曲面CAD部7により、上記デ
ータファイル13から取出した、成形面形状を数式で表
す上記CADデータから、数値制御(NC)工作機械や
ここにおける三次元測定機3に工具やセンサの移動径路
を教示するのに適した、成形面形状を魚群で表す数値モ
デルを作威し、これとともに、0 ダイフェースC40部4により車体パネルの輪郭形状か
ら作成したトリム、フランジライン形状データを規定曲
面CAD部6へ転送してトリム、フランジライン形状デ
ータファイル12内に記憶させ、その後規定曲面CAD
部6により、上記データファイル12から取出したトリ
ム、フランジライン形状に、比較的単純な円筒面等の規
定曲面や平面等を対応させて、ポンチ等の周囲の、トリ
ム加工やフランジ成形に用いる垂直壁面や傾斜壁面等の
プロファイル面の形状を魚群で表す数値モデルを作成し
、さらに、型構造CAD部5により、カム面や位置決め
孔等の構造部形状に関する構造部形状データファイル1
1内のデータに基づき、金型のカム面や位置決め孔等の
配置を設計して、それらの面の配置を魚群で示す数値モ
デルを作成し、上記自由曲面CAD部7および規定曲面
CAD部6にて作成した数値モデルからNC工作機械の
工具移動径路を作成して工作機械に教示することにより
金型のポンチ、グイ、パッド等の部品を切削および仕上
げ加工した後、型構造CAD部5にて設計した型構造に
基づきそれらの部品を組立てたものである。
尚、上記数値モデルは、例えば成形頭のものでは、第3
図に示す如き、威形図を覆う所定基準平面(通常は金型
座標系でのx、y軸を含む平面と平行な平面)上に格子
状に配置した基準線を上記基準平面と直角な方向へ上記
CADデータにおける成形面上に投影した場合の、その
成形面上での基準線の各交点(格子点)の魚群でその成
形頭の一次元形状を表し、それらの格子点の、上記金型
座標系におけるx、y、z軸座標値のデータからなる。
ただし、基準平面の向きや傾きは形状を表すべき面の向
きや傾きに応して適宜選択でき、例えばプロファイル面
や型構造に関する数値データについても、形状を表すべ
き面に沿った向きや傾きの基準平面を用いて作成するこ
とができる。
しかしてここでは、上記金型の各部形状の計測手順を、
以下に述べるようにして三次元測定機に教示する。
すなわち、ここでは先ず、基準データ作成部8に、上記
数値モデルから、成形頭、プロファイル面および、カム
面や位置決め孔等の型構造面の計測手順の教示基準とな
る基準データを作成させる。
ここにおける基準データは、好ましくは数値モデルの作
成に用いたと同一の基準平面上に、例えば成形頭の計測
については第4図(a) 、 (b)に示すように、数
値モデルの基準線よりは間隔が粗い格子状もしくは縞状
に断面線を配置し、それらの断面線を通って上記基準平
面と直交する平面で上記数値モデルの三次元形状を切っ
た場合の断面形状を点列によって詳細に表すものとする
ここで、断面線の配置は、数値モデルの全体的な起伏の
特徴を縞状でも充分とらえられる場合には縞状(方向は
適宜選択し得る)とし、縞状では充分でない場合には格
子状とする。また、断面線は、数値モデルの基準線と重
なっていればその格子点から点列のデータが直接求まる
ので、好ましくは基準線と重なるように配置するが、基
準線と必ずしも重ねる必要はなく、重ならない場合は格
子点間を直線や曲線補間する演算によって点列のデータ
を求める。そして、基準データの点列を構3 或する各点のデータは、例えば第5図に断面を正面方向
から見た点列An (n=1.2・・・)で示す如く、
金型座標系におけるx、y、z軸座標値の他、後述する
センサの向きおよびアプローチ方向の制御のため、その
点での数値モデルが表す面の法線ベクトル■l、、を含
むものとする。
さらに、ここにおける基準データは、上記基準平面上に
、第6図に示すように、断面線の開始点Sおよび終了点
Eを任意に指定することにて、上述した格子状もしくは
縞状の断面線に対し任意の角度で傾斜するように配置し
たーもしくは二組上の断面線についても、上述した格子
状もしくは縞状の断面線と同様に、それに沿った数値モ
デルの断面形状を点列によって詳細に表すものとする。
かかる傾斜した断面線は、車体パネルの一部に形成され
る特徴的な起伏(キャラクタ部)やジョグル加工部の計
測に適している。
尚、上記基準データの作成は、ξニコンピュータ2の一
方の端末装置24の画像表示器にホストコンピュータ1
から外部通信部9.16を介して入力4 した数値データに基づ(金型各部形状を表示させてその
形状を観察しながらキーボードを用いて入力した作成指
示をくニコンピュータ2からホストコンビ1−夕1へ伝
達することによって行わせ、その作成指示には、断面線
の配置を格子状とするか縞状とするかの選択、格子状あ
るいは縞状の断面線の方向(通常はX軸もしくはy軸あ
るいは両者と平行とする)の選択、それらの断面線に対
し傾斜する断面線の指定、そして、格子状もしくは縞状
の断面線の間隔ピッチおよび点列をなす点間の間隔ピッ
チの指定を含める。ここにおける線間および点間のピッ
チは、等間隔でも良いが所要に応じて部分的につめたり
広げたりしても良い。
しかして、上記成形面やプロファイル面の数値データは
、工作機械の工具の移動径路をも与えるものであるため
本来の成形面やプロファイル面の周囲に縁の部分が加え
られているが、上記基準データの作成の際しては、トリ
ム、フランジライン形状データ等を参照し、例えば第7
図に、第6図の上記傾斜した断面線に沿う断面を正面方
向から見た点列で示す如く、計測対象物が実際には無く
なっている部分は取り除いて作成する。
かかる、ホストコンピュータ1の基準データ作成部8が
作成した基準データを、ここでは−旦基準データファイ
ル14内に記憶させた後、外部通信部9.16を介しホ
ストコンピュータ1からミニコンピユータ2へ転送し、
そのミニコンピユータ2の基準データファイル21内へ
記憶させる。このように基準データを全てミニコンピユ
ータ2内に持たせることにより、後述する計測指令や計
測データと基準データとの比較を極めて短時間で行わせ
ることができる。
その後ここでは、上記基準データの断面線を第8図に示
すようにミニコンピユータ2の上記端末装置24の画像
表示器に表示させて、キーボードやマウス等の人力手段
により、その表示された断面線のうちの実際に計測が必
要な範囲を図中破線で示す如く指定するとともに、後述
する基本アプローチ量APOおよび追加アプローチ量A
 P Iを指定する。尚、基準データの断面線が格子状
の場合は縞状の計測およびその方向も指定できる。
上述の如くして計測範囲、断面線の種類、アプローチ量
等の指定を入力した後は、ミニコンピユータ2の計測用
NCデータ作底部18に、前記指定内容に応して基準デ
ータファイル21から取出した基準データに基づきセン
サの移動径路および計測処理内容を具体的に教示するた
めの自動計測用NCデータを作成させる。尚、その作成
に先立ち、確認のため指定内容をプリンタ26に印字さ
せることもできる。
第9図は金型の成形面計測のためのセンサの具体的移動
径路を例示するものであり、図中50は実際の成形面、
32はタッチセンサを示す。
すなわちここでは、金型とセンサとの干渉が生じない任
意の高さに設定した水平面であるクリアプレーンP上で
、センサ32ひいてはそのプローブをそのクリアプレー
ンPから向かう最初の計測点AIからその法線ベクトル
方向へ基本アプローチ量A、Oと追加アプローチ量A□
とを加えた距離だけ離れた、計測位置としてのアプロー
チ点B1の7 上方の位置へ図中破線で示すように早送り速度で移動さ
せ、次いで、そのクリアプレーンP上からセンサ32の
プローブを図中実線で示すように高速切削送り速度で上
記アプローチ点B1へ降下させる。
しかる後ここでは、センサ32のプローブを、計測点A
1を通るよう、その法線に沿って通常切削速度(低速)
で成形面へ接近させ、その移動の途中で、プローブが成
形面50に接触したことを示す信号をセンサ32が出力
したら、その接触時のプローブの中心位置をセンサの位
置および向きから求めるとともに接触方向をセンサの出
力信号から求め、これらからその計測点AIに対応する
実際の成形面50の位置を求めるというアプローチ手順
を実行する。
そして、プローブの接触後は上記成形面50の位置を求
める演算と並行して、センサ32を高速切削送り速度で
上記と逆方向へ移動させ、プローブが計測点AIから基
本アプローチ量A9oの距離まで戻ったら、次にプロー
ブを、次の計測点A2から8 その法線ヘクトル方向へ基本アプローチ量Apoの距離
だけ離れたアプローチ点B、へ移動させ、その後計測点
A2.A3.A4に対応する成形面50の位置を計測点
A1におけると同様のアプローチ手順を繰返すことによ
り計測する。
次いでここでは、計測点A4とA5とは断面線が異なる
ことから一旦センサ32をクリアプレーンP上へ上昇さ
セ、その後計測点As 、 At、についても上述した
と同様にして計測する。
ここで、実際の成形面に孔かあったり成形面の水平方向
輪郭が小さめであったりして、センサの移動方向が、成
形面が実際に存在する部分から外れ、アプローチ手順の
過程で計測点を過ぎてもプローブが成形面50に接触し
ない場合には、第10図に示すように、計測点Aから法
線ヘクトル方向へ所定距離Tだけさらに進み、それでも
接触しなかった場合はその旨を表示および記録するとと
もに次の計測点についての計測へ移行するものとする。
タッチセンサ32を用いる場合は、かかる移動径路およ
び計測処理内容を指示する自動訓測用NCデータを作成
させ、そのNCデータを、機器制御部19を介し三次元
測定機3のセンサ移動制御装置28に入力すなわち教示
する。
この一方、リニアセンサ33を用いて計測を行う場合に
は、基準データ上の計測点列からなる面とセンサのプロ
ーブとの距離をリニアセンサ33の計測可能範囲内に維
持しなからセンサを断面線に沿って連続的に移動させる
ような自動計測用NCデータを作成させ、それを三次元
測定機3に教示する。
上述した例は成形面の形測のものであるが、ここではさ
らに、プロファイル面および型構造に関する面について
も同様にして基準データから自動計測用NCデータを作
成し、それを三次元測定機に教示する。従ってこの計測
システムによれば、金型の形状精度のみならず組立て精
度についての評価も可能となる。
しかして、上記自動計測用NCデータの教示の後は、他
の基準データおよびNCデータの作成を計測と並行して
行い得るよう設置したもう一つの入出力端末装置23か
ら計測開始指令を入力し、三次元測定機3に、入力した
自動計測用NCデータに基づく金型計測を行わせる。
そして、ここでは三次元測定機3のセンサ移動装置28
が計測動作中次々に出力する、計測点に対応する実際の
計測面の位置を機器制御部19によりミニコンピユータ
2内に人力し、その計測した位置データに、三次元測定
機本体27の組立て誤差や周囲温度の変化による変形量
分の補正および、測定機座標系から金型座標系への座標
変換を計測データ補正部20により施し、これによって
得た各点の計測データを逐次、計測データファイル22
に記憶させるとともに、その計測データに対応する計測
点の基準データと一緒に誤差量算出部17に入力して、
そこで基準データ上の計測点に対する計測データの、そ
の基準データの法線方向での位置誤差量(偏差)を演算
させ、その位置誤差量を色相差に変換させた後、第11
図に示すように上記入出力端末装置23の画像表示器の
、その計測点に対応する位置に、その位置誤差量に応じ
た色相の点と1 して逐次表示させ、あわせてその画像表示器に、誤差量
を示す数値をも表示させる。
かかる計測動作および計測中の誤差量表示が終了した後
ここでは、第12図(a)に示すように、上記法線方向
位置誤差量を基準データの断面線に沿って表示する図と
、同図(b)に示すように、その断面線に沿う基準デー
タに基づく断面形状の輪郭線E(図中実線で示す)およ
び計測データに基づく断面形状の輪郭線F(図中−点鎖
線で示す)を重ね合わせて一緒に表示する図とを、x−
Yプロッタ25に作図させる。ここで、計測データに基
づく断面形状の輪郭線Fは、誤差傾向を強調したものと
し、具体的には第13図に示すように、基準データに基
づく断面形状の輪郭線Eの各計測点につき、そこからの
法線方向単位ベクトルi+に上記位置誤差gを乗したベ
クトルg’j+の先端の点である実際の計測データを点
列化した実際の断面形状の輪郭線Gでなく、上記ベクト
ルg’f+に2 点を点列化したものとする。
尚、リニアセンサ33を用いた計測を行う場合にも、そ
の計測結果を、上記タッチセンサを用いた場合と同様に
して表示しても良い。
上記計測結果の表示の他、ここではさらに、計測データ
をξニコンピュータ2からホストコンピュータlへ転送
して計測データファイル15に一旦記憶させ、ホストコ
ンピュータ1に、その計測データに基づく実際の金型の
形状により、グイフェースCAD部4で用いるデータム
−スフアイル10内の金型設計データを補正する学習を
行わせる。
上述の如くしてここにおける計測システムによれば、金
型の計測に際しその断面形状を詳細に計測してその計測
結果を表示させ得るので、金型の特徴的凹凸形状を感覚
的に適切に評価することができ、しかもここでは、タッ
チセンサ32による計測の際に、アプローチ手順の過程
でセンサが金型から外れても、次の計測位置へ移ってア
プローチ手順を行うので、無人運転を行っても計測シス
テムが待機状態のままになって計測が終了しないという
ことがなく、従って、多くの工数を要することなく計測
結果の詳細度を高めることができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例
に限定されるものでなく、他の対象物、例えば車体パネ
ルの計測にも適用することができる。
また、計測位置が、上記例の如く対象物の設計形状から
自動的に定められたものでなく、あらかじめタッチセン
サを手動操作で移動させることにて一点づつ定められた
ものであっても良いことはもちろんであり、この場合に
は、その計測位置から一定距離以上進んでもセンサが対
象物への接触を示さなかった場合に次のアプローチ手順
を行うこととすれば良い。
(発明の効果) かくしてこの発明の計測方法によれば、アプローチ手順
の過程でセンサが対象物から外れても、次の計測位置へ
移ってアプローチ手順を行うので無人運転を行っても計
測装置が待機状態のままになって計測が終了しないとい
うことがなく、従って、多くの工数を要することなく計
測結果の詳細度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の対象物の計測方法の一実施例を適
用した、車体パネル成形用金型の計測システムを機能ブ
ロックで表す構成図、 第2図は、上記三次元測定機の計測制御系を示す構成図
、 第3図は、上記計測システムで用いる数値モデルを例示
する説明図、 第4図(a) 、 (b)は上記計測システムで用いる
基準データの作成基準とする格子状および縞状の断面線
を例示する説明図、 第5図は、上記基準データにおける点列を例示する説明
図、 第6図は、上記基準データの作成基準とする傾斜した断
面線を例示する説明図、 第7図は第6図に示す断面線に沿う基準データにおける
点列を例示する説明図、 第8図は上記基準データから実際の計測に必要5 な範囲を指示する方法を示す説明図、 第9図および第10図は、上記計測システムにおける自
動計測用NCデータの、この発明に基づくセンサの移動
方法を例示する説明図、 第11図は上記計測システムの、計測作動中における計
測データの表示方法を例示する説明図、第12図は上記
計測システムの、計測作動の終了後における計測データ
の図示方法を例示する説明図、 第13図は計測データの強調方法を示す説明図である。 1・・・ホストコンピュータ 2・・・ξニコンピュータ  3・・・三次元測定機4
〜7・・・CAD部    8・・・基準データ作成部
17・・・誤差量算出部 I8・・・計測用NCデータ作作成 20・・・計測データ補正部  23.24・・・入出
力端末装置25・・・x−yプロッタ   27・・・
測定機本体28・・・センサ移動制御装置 29・・・
現在位置演算装置32、33・・・センサ 6 第3図 第4図 (a・) (b) ト一一一一一一一一一 竹X卑昼覧輛 r

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、あらかじめ定めた複数の計測位置に順次にセンサを
    移動させながら、その計測位置から対象物へ向けてセン
    サを移動させてセンサが対象物への接触により出力する
    信号からその計測位置についての対象物の位置を計測す
    るというアプローチ手順を繰返し行うに際し、 前記計測位置の一つでの前記アプローチ手順の過程で前
    記センサを所定位置まで移動させてもそのセンサが対象
    物への接触を示す信号を出力しない場合には、次の計測
    位置について前記アプローチ手順を行うことを特徴とす
    る、対象物の計測方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082745A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Mitsutoyo Corp ワーク測定方法及びその装置
JP2013186045A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Nidek Co Ltd 眼鏡枠形状測定装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2013186045A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Nidek Co Ltd 眼鏡枠形状測定装置

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