JPH0337466A - 歯車噛み合い軸間隔自動決定機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は歯車機構に関し、各種歯車の伝達及び増減速機
構の歯車同志の噛み合い精度を決定する軸間隔の決定に
用いる。

（従来技術） 従来歯車の噛み合わせは、お互いに噛み合う歯車の軸の
間隔を決定する、軸固定装置の軸間隔の精度と歯車自身
の持つ加工精度に頼っていた。この噛み合い精度が悪い
と、噛み合わせが緩くバックラッシュか大きすぎ、噛み
合い騒音の原因となったり、又は噛み合わせがきつ過ぎ
て回転力の伝達が円滑に行われないような事が生しる。

（本発明か解決しようとする問題点） 従来の軸固定装置の軸間隔の精度に頼る方式は、軸固定
装置の精度を高く要求され、加工精度を高くする必要が
あり、加工費が高かった。又、歯車の軸がお互いに別々
の軸固定装置に固定されている場合、それぞれの軸固定
装置を結合させる場合のお互いの位置ぎめに、非常に高
い精度を要求され、困難であったり、非常に高額な加工
費が要求された。又、歯車同志の噛み合いは、お互いに
歯車同志を押し付けて噛み合わせると、適正なバックラ
ッシュが取れず、回転の伝達が不可能となる場合もある
。噛み合う歯車が別々の軸固定装置に有る場合、お互い
の相対位置を決める軸間隔の調整が手間がかかり且つ難
しかった。

（問題点を解決する手段） 歯車の回転軸心と同軸上に形成した、ローラー部を持つ
複数の歯車を、そのローラー同志ノ突キ当てにより噛み
合わせ、適性な過不足の無い歯車のバックラッシュを確
保し、軸固定装置の軸間隔を決定する。

（作用） お互いに噛み合う歯車の適正な噛み合い軸間隔に等しい
長さを、それぞれ歯車と同軸上に形成したローラーのそ
れぞれの半径の和とし、ローラー同志を突き当てる事に
より、歯車同志を押し付けても歯車の適正な噛み合い軸
間隔以下に接近出来ないようにすることにより、適正な
バックラッシュを確保する。

（実施例） 第一図は本発明の一実施例を示す、一対の噛み合わせた
歯車の側断面図を示す。ローラー：２とローラー：５は
それぞれの歯車のピッチ円直径に等しく作られており、
歯車：ｌと歯車：４が、噛み合っているが、噛み合いの
軸部３と６の軸中心：３ａと６ａのピッチは、ローラ一
部２と５の外径の和により決定されている。この場合、
歯車とローラーは別体に作られており、同軸上に組立ら
れている。図示しない軸固定装置の材質が歯車と異なる
場合、ローラーを軸固定装置と同一の材質にする事によ
り、歯車と軸固定装置の熱膨張係数の違いを吸収する事
が出来る。

第２図は第１図の実施例のものの、歯車とローラーを一
体化した場合の側断面図を示す。焼結合金や樹脂により
一体成形する場合はこの形となる場合がある。

第３図は本発明の他の実施例の側断面図を示す。本実施
例は、第１図とほぼ同じで有るが、ローラ一部がそれぞ
れのピッチ円直径と異なり、ローラ一部２はピッチ円直
径より小さく、ローラ一部５はピッチ円直径より大きく
構成している。それぞれのローラーの外径の和を、噛み
合い軸間隔に等しくすることにより適性な軸間を保持す
る。

第４図は本発明の他の実施例の側断面図を示す。本図は
、歯車中心軸が直交又は略直交するか、又はねじれの位
置にある歯車同志の組み合わせの場合を示す。この場合
は、ローラ一部２及び５はそれぞれ円鉗°形とし円錐面
同志が突き当たる形となる。又図示しないが、ローラー
を円筒形としロラー２の側面にローラー５の周面が突き
当たる形でもよい 第５図は本発明の他の実施例の側断面図を示す。本図は
ラックアンドピニオンの組み合わせの場合を示し、ラッ
ク側のラックローラー受は部８は、円形では無く直線状
の物となる。ローラー２とラックローラー受は部８は突
き当て状態で噛み合いピッチ距離を確保する。

第６図は本発明の実施例の一応用例を示す正面図を示す
。回転支軸３と６の距離を適正な距離に合わせる２、Ｋ
に、回中云支輔３をＷ　足している軸固定装置ＩＯには
長穴１２が設けられている。この長穴を利用し軸固定装
置１０の固定装置１３に対する相対位置を調整し、ロー
ラー２と５が突き当たる状態にし連結ポルト１２で固定
する。

第７図は本発明の実施例の他の応用例を示す正面図を示
す。回転支軸６は軸固定装置１０に固定されており、回
転支軸３は軸固定装置１３に固定されいる。それぞれの
歯車が固定されている軸固定装置１０と１３の相対位置
を図示下方の連結ボルト１１を中心に、長穴１２の余裕
を利用し図示矢印方向に付首調幣することによりローラ
ー５と２が突き当て状態に成る様に連結ボルト１１で固
定する。

第８図は本発明の実施例の他の応用例を示す正面図を示
す。固定リンク回転中心軸２１を中心にリンク２０は歯
車の回転支軸３を保持した状態で左右に回転し左右の歯
車の回転支軸６へ接近する。歯車同士の食い込み作用に
より、回転支軸３は回転支軸６へ接近しようとする。ロ
ーラ一部５と２が突き当たりそれ以」二接近するのを規
制し、適正な噛み合い軸間隔を保つ。

第９図は本発明の実施例の他の応用例を示す正面図を示
す。固定リンク回転中心軸２１を中心にリンク２０は左
右に回転が可能に固定さており、バネ２２により、回転
支軸６の方向へ負勢され、ローラ一部５と２が突き当て
状態になり、それぞれの歯車の噛み合い軸間隔を保持し
ている。

（発明の効果） 従来の歯車の噛み合い軸間隔の調整は軸間の距離をａｌ
ｌｌ定し適正な価に調整するか、各部品粕皮を」二げ、
それぞれの部品の加工桔度に依存する必要があった。し
かし本発明のローラーの突き当てを利用することにより
、単純に歯車のローラー同士を突き当てる事により自動
的に噛み合い軸間隔が決定され、簡単に適正噛み合い軸
間隔を得る事が出来るように成った。又、歯車の材質と
軸固定装置の材質が異なった構成の場合、歯車とローラ
の材質を変え、ローラ一部の材質と軸固定装置の材質を
同一とし熱膨張係数を揃えた軸間の設定が可能となった
。更に歯車とローラ一部を一体インジェクション成形し
た場合、仮に歯車の寸法が何方かにばらついても、ロー
ラ一部も同一方向へばらつく為、必然的に軸間距離はば
らつきを吸収する方向で決定される効果を持つ。

又、ローラーの径をピッチ円直径と異ならせることによ
り、歯車の伝達回転数とローラ一部の伝達回転数に差が
生し常に歯車が一方向に負勢される効果が生し、歯車の
噛み合い騒音が抑えられる効果も発生ずる。

４図の簡単な説明 第一図は本発明の一実施例を示す、一対の噛み合わせた
歯車の側断面図を示す。

第２図は第１図の実施例のものの、歯車とローラーを一
体化した場合の側断面図を示す。

第３図は本発明の他の実施例の側断面図を示すものであ
る。

第４図は本発明の他の実施例の側断面図を示す。本図は
、歯車中心軸が略直交するか、又はねじれの位置にある
歯車同志の組み合わせの場合を示す。

第５図は本発明の他の実施例の側断面図を示す。本図は
ラックアンドピニオンの組み合わせの場合を示す。

第６図は本発明の実施例の一応用例を示す正面図を示す
。

第７図は本発明の実施例の他の応用例を示す正面図を示
す。

第８図は本発明の実施例の他の応用例を示す正面図を示
す。

第９図は本発明の実施例の他の応用例を示す正面図を示
す。

Ｉ：歯車、Ｉａ：歯車ピッチ円直径、　２：ローラ一部
、３：回転支軸、３ａ：回転支軸、４：歯車、４ａ：歯
車ピッチ円直径、　　５：ローラ一部、６：回転支軸、
６ａ：回転支軸、７：ラック、７ａミニラックピッチ直
径、８ニラツクローラー受は部、１０．１３：軸固定装
置、Ｉｌ：連結ボルト、１２：長穴、１４：穴、２０：
リンク、２１：固定リンク回転中心軸、２２：バネ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　歯車の回転軸心と同軸上に形成した、ローラー部を持
   つ複数の歯車を、ローラーどうしの突き当てにより、噛
   み合わせ、お互いに噛み合う歯車の軸間隔を決定する事
   を特徴とする、歯車噛み合い軸間隔自動決定機構。