JPH0336485Y2 - - Google Patents

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JPH0336485Y2
JPH0336485Y2 JP14835889U JP14835889U JPH0336485Y2 JP H0336485 Y2 JPH0336485 Y2 JP H0336485Y2 JP 14835889 U JP14835889 U JP 14835889U JP 14835889 U JP14835889 U JP 14835889U JP H0336485 Y2 JPH0336485 Y2 JP H0336485Y2
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hood
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば雨衣用、防寒服用、スポーツ
ウエア用などのフードで、フード周壁に外部の音
を聞き取るための聴音口が形成されたフードに関
する。
〔従来の技術〕
従来、フード周壁に聴音口が形成されたフード
として、例えば実公昭56−12258号公報に記載さ
れたものが知られている。
この従来のフードは、縫製加工が容易で、かつ
聴音効果に優れ、しかも通気性をも良好にさせる
ことを目的としたフードで、フード上部布、フー
ド下部布、および後布を備え、またこのフード下
部布の上部の表面側にフード上部布の下部を重合
させ、かつこの重合部のフード両側部に各々聴音
用通路を形成させて前記フード下部布とフード上
部布とを連接させて形成させたものである。
なお、この従来のフードの聴音用通路の通路周
壁は、平滑な下部布側部分周壁と、同じく平滑な
上部布側部分周壁とで形成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このように従来のフードは、聴音用
通路の通路周壁が、平滑な下部布側部分周壁と、
同じく平滑な上部布側部分周壁とで形成されてい
るため、これらの下部布側部分周壁と上部布側部
分周壁とが密着され易く、従って聴音用通路が容
易に閉鎖されて外部の音が聞き取り難かつた。
本考案は、このような従来技術を背景になされ
たもので、聴音用通路の開口保持ができるフ−ド
を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案は、少なくとも着用者の上頭
部を被うフード上部布と、下頭部を被うフード下
部布とを備え、また前記フード下部布の上部の表
面側に前記フード上部布の下部を重合させ、かつ
該重合部のフード両側部に各々聴音用通路を形成
させて前記フード上部布とフード下部布とを連接
させ、さらに前記聴音用通路の通路周壁にはシヤ
ーリングが形成されたことを特徴とするフードを
提供するものである。
〔作用〕
本考案のフードを頭に被ると、フード両側部に
形成された聴音用通路は、通路周壁に形成された
シヤーリングにより開口状態が保持されているた
めに、フード着用中、常時、この聴音用通路から
外部の音を聞き取ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する
が、本考案は、この実施例に限定されるものでは
ない。
なお、この実施例を述べるにあたつて、雨衣用
のフードを例にとる。
まず、本考案の第1実施例のフードは、第1図
〜第3図に示すように着用者Mの上頭部H1を被
うフード上部布10と、下頭部H2を被うフード
下部布20とを備え、またこのフード下部布20
の上部21の表面側21aに前記フード上部布1
0の下部11を重合させて重合部Wを形成させ、
かつこの重合部Wのフード両側部20a,20b
に各々聴音用通路30,30を形成させて前記フ
ード上部布10とフード下部布20とを連接さ
せ、さらにこの聴音用通路30,30の通路周壁
31,31にシヤーリング40,40を形成させ
たフードである。
なお、前記フード上部布10は、頭巾状の形状
を有する不透水性の合成樹脂製布(例えば、ナイ
ロン織布に合成ゴムをトツピングしたゴム引布)
で、対称形状を有する左右部分フード上部布10
1、102を縫着して形成されている。また、こ
のフード上部布10の縦長さは、ほぼ着用者Mの
頭頂部から顎部までの長さである。
さらにこのフード上部布10の顔面側の周縁に
は、着用者Mの視野を広げるための透明シート
(例えば、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂製のシ
ート)50が縫着されている。
また、前記フード下部布20は、着用者Mの顎
部周囲を被う長さの帯状で、かつ不透水性の合成
樹脂製布(例えば、ナイロン織布に合成ゴムをト
ツピングしたゴム引布)であり、また前記フード
上部布10とこのフード下部布20との連接は、
フード下部布20の上端をほぼ着用者Mの耳高さ
位置に配置させ、かつこれらのフード上部布10
とフード下部布20との重合部Wの横長さ方向の
中央部および両端部を縫着させることによつてな
されている。このため、前記聴音用通路30,3
0は、フード両側部20a,20bの各々ほぼ全
長にわたり形成されている。
さらに、前記透明シート50の下端部は、この
フード下部布20の上端部に縫着され、またこの
フード下部布20の両側端部には、ベルベツトフ
アスナー22が縫着されている。
さらに、前記聴音用通路30,30の通路周壁
31,31は、第4図に示すように下部布側部分
周壁31a,31aと上部布側部分周壁31b,
31bとからなり、この下部布側部分周壁31
a、31aの上端部には、しわ寄せ部であるシヤ
ーリング40,40が形成されている。このシヤ
ーリング40,40は、下部布側部分周壁31
a,31aの上端部の裏面に引張状態のゴム紐4
1,41を縫着させることにより、このゴム紐4
1,41の縮み作用を利用して形成されている。
この第1実施例のフードを使用するには、第3
図に示すように着用者Mは、このフードを頭に被
り、フード下部布20の両側端部を顎部前で交差
させ、これをベルベツトフアスナー22で係止さ
せる。このとき、着用者Mの頭の大きさに応じて
ゴム紐41,41を有するシヤーリング40,4
0が伸びてフードを着用者Mの頭に密着させ、こ
れにより頭とフ−ドとの一体的な動きが確保さ
れ、例えば路上での左右確認動作などがし易くな
る。
またこのとき、フード両側部20a,20bに
形成された聴音用通路30,30は、シヤーリン
グ40,40により、常時、開口状態となつてい
る。従つて、外部の音は、いつでも良好にこの聴
音用通路30,30から聞き取ることができる。
以上説明してきたように、第1実施例のフード
にあつては、聴音用通路30,30の通路周壁3
1,31にシヤーリング40,40を形成させた
ため、聴音用通路30,30の開口状態の保持が
でき、これにより外部の聞き損じによる事故防止
などが図れる。
また、実施例では、シヤーリング40,40が
通路周壁31,31の下部布側部分周壁31a,
31aの上端部に形成されているため、聴音用通
路30,30の開口状態をより保持し易い。
さらに、実施例では、シヤーリング40,40
の形成にゴム紐41,41を使用させているた
め、シヤーリング40,40の形成が容易で、か
つこのフードを着用者Mの頭に密着させ易くなつ
て、頭とフードとの一体的な動きが確保され、例
えば路上での左右確認の動作がし易くなる。
さらに、実施例では、聴音用通路30,30
は、フード両側部20a,20bの各々ほぼ全長
にかけて形成され、かつフード下部布20の上端
がほぼ着用者Mの耳高さ位置に配置されているた
め、小さな音でも外部の音を良好に聞き取ること
ができる。
さらにまた、実施例では、透明シート50がフ
ードの顔面側に形成されているため、左右方向が
より見易い。
さらにまた、実施例では、フード下部布20の
両側部には、ベルベツトフアスナー22が縫着さ
れているため、フードの着脱が容易である。
次に、本考案の第2実施例のフードは、第5図
に示すようにこのフードを、フード上部布10、
フード下部布60、および第3図に示す後頭部H
3を被う後布70で形成させ、また前記フード下
部布60は、後布70の下部71の両側部71
a,71aに連接される1組の左右部分フード下
部布61,62から形成させたものである。
なお、これらの左右部分フード下部布61,6
2および後布70の素材は、第1実施例のフード
上部布10およびフード下部布20と同じく不透
水性の合成樹脂製布(例えば、ナイロン織布に合
成ゴムをトツピングしたゴム引布)である。
このように後布70を設けることにより、本考
案の効果を有するフードの着用感がより良好とな
る。
なお、その他の構成および作用は、第1実施例
と同様であるため省略する。
以上、本考案の実施例を説明したが、具体的な
構成はこの実施例に限られるものではなく、本考
案の要旨を変更しない範囲における設計変更など
があつても本考案に含まれる。
例えば、実施例では、聴音用通路は、フード両
側部のほぼ全長にかけて形成させたが、これに限
定されるものではない。しかしながら、外部音を
聞き取り易くするためには、このようにフード両
側部のほぼ全長にかけて形成させた方が好まし
い。
また、実施例では、シヤーリングは、通路周壁
を構成する下部布側部分周壁の上端部に形成させ
たが、この位置に限定されるものではなく、例え
ば上部布側部分周壁の適宜位置など、この通路周
壁の範囲であれば任意位置に形成させることがで
きる。
さらに、実施例では、シヤーリングの形成にゴ
ム紐を使用しているが、必ずしもゴム紐を使用す
る必要はない。しかし、このフードを着用者の頭
に密着させ易くするためには、ゴム紐を使用した
方が好ましい。
さらにまた、実施例では、フード下部布の上端
は、ほぼ着用者の耳高さ位置に配置させている
が、必ずしもこの位置に限定させる必要はない。
しかし、外部の音を良好に聞き取るためには、
フード下部布の上端をほぼ着用者の耳高さ位置に
配置させた方が好ましい。
さらにまた、実施例では、フード下部布の両側
端部を係止させる係止具としてベルベツトフアス
ナーを採用させたが、必ずしもこれに限定されな
くともよく、例えばスナツプボタンなどを用いて
もよい。
さらにまた、この実施例は、雨衣用のフードを
例に説明したが、これに限定されるものではなく
例えば防寒服用やスポーツウエア用などのフード
に使用してもよい。
さらにまた、フードの素材は、不透水性の布帛
に限定されるものではなく、どのような布帛の素
材でもよいが、不透水性の布帛が雨などが浸透し
なくて好ましく、例えば合成樹脂製の不透水性布
であれば、前記ゴム引布の他にもポリエステル織
布なども使用でき、また例えば合成樹脂製布帛に
ポリ塩化ビニルなどをコーテイングしたいわゆる
コーテツドフアブリツクなども使用できる。
なお、この聴音用通路にシヤーリングを形成さ
せるという本考案の技術思想は、例えばフード両
側部に聴音口が形成され、かつこの聴音口を被う
耳カバーを有するフードにも応用できる。すなわ
ち、聴音口から耳カバーの開口部までの聴音用通
路にシヤーリングを形成させることによつて、本
考案のフードと同様の効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
本考案は、このように聴音用通路の通路周壁に
シヤーリングを形成させたことによつて、聴音用
通路の開口保持ができるいう効果が得られる。
また、フードを、フード上部布、フード下部
布、および後頭部を被う後布で形成させ、またこ
のフード下部布を、後布の下部の両側部に連接さ
れる左右部分フード下部布から形成させることに
より、本考案の効果を有するフードの着用感がよ
り良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例のフードの正面
図、第2図は本考案の第1実施例の左側面図、第
3図は本考案の第1実施例のフードの使用状態説
明正面図、第4図は第1図の−断面図、第5
図は本考案の第2実施例のフードの正面図であ
る。 M……着用者、H1……上頭部、H2……下頭
部、H3……後頭部、W……重合部、10……フ
ード上部布、11……下部、20,60……フー
ド下部布、21……上部、21a……表面側、2
0a,20b……フード両側部、30,30……
聴音用通路、31,31……通路周壁、40,4
0……シヤーリング、61,62……左右部分フ
ード下部布、70……後布、71……下部、71
a,71b……両側部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも着用者の上頭部を被うフード上部
    布と、下頭部を被うフード下部布とを備え、ま
    た前記フード下部布の上部の表面側に前記フー
    ド上部布の下部を重合して重合部を形成させ、
    かつ該重合部のフード両側部に各々聴音用通路
    を形成させて前記フード上部布とフード下部布
    とを連接させ、さらに前記聴音用通路の通路周
    壁にはシヤーリングが形成されたことを特徴と
    するフード。 (2) 前記フードは、フード上部布、フード下部
    布、および後頭部を被う後布で形成され、また
    前記フード下部布は、前記後布の下部の両側部
    に連接される左右部分フード下部布から形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    フード。
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