JPH033623Y2 - - Google Patents

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JPH033623Y2
JPH033623Y2 JP10661284U JP10661284U JPH033623Y2 JP H033623 Y2 JPH033623 Y2 JP H033623Y2 JP 10661284 U JP10661284 U JP 10661284U JP 10661284 U JP10661284 U JP 10661284U JP H033623 Y2 JPH033623 Y2 JP H033623Y2
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JP
Japan
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gate
pulley
pulleys
elevating body
raised
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JP10661284U
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JPS6123324U (ja
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は例えばダム等の水路に設けられる二段
ゲートの開閉装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 第2図に示すように、ダム等の水路1には、下
段ゲート2の上面に上段ゲート3を有する二段ゲ
ート4が設けられている。そして、水路を開閉す
る場合、上段ゲートだけを開閉したり、また上段
ゲートの開度を一定に保つたまま、下段ゲートを
昇降させる必要がある。従来、この種の二段ゲー
トの開閉装置は、モータ駆動による巻取式である
ため、ドラム機構及び滑車機構を必要とし、また
上記したように、各ゲートを互いに連動又は単独
で作動させたりするため、複雑な差動歯車機構及
び伝導機構を必要とし(例えば実開昭57−96223
号公報)、従つて装置がコスト高になると共にメ
ンテナンスも面倒であるという欠点があつた。
考案の目的 本考案は上記従来の欠点を解消し得る二段ゲー
ト開閉装置を提供することを目的とする。
考案の構成 上記目的を達成するため、本考案の二段ゲート
開閉装置は、下段ゲートと該下段ゲートの上面に
取付けられた上段ゲートとから成る二段ゲートの
開閉装置であつて、下段ゲート用シリンダー装置
により昇降自在にされた第1昇降体と、上段ゲー
ト用シリンダー装置により昇降自在にされた第2
昇降体と、第1昇降体に設けられた第1滑車及び
第2滑車と、下段ゲート及び上段ゲートに設けら
れた第3滑車及び第4滑車と、第1昇降体上方に
おいてしかも第1及び第2滑車に対応する位置で
水路のピア側に設けられた第5及び第6滑車と、
ゲート上方においてしかも第3及び第4滑車に対
応する位置で水路のピア側に設けられた第7及び
第8滑車と、一端がピア側に連結されると共に他
端が第1、第5、第7、第3、他の第7、他の第
5及び他の第1滑車を順次掛け渡されてピア側に
連結された第1索体と、一端が上記第2昇降体に
連結されると共に他端が第2、第6、第8、第
4、他の第8、他の第6及び他の第2滑車を順次
掛け渡されて第2昇降体に連結された第2索体と
から構成したものである。この構成において、第
1昇降体を昇降させると、下段ゲートは第1索体
を介して昇降するが、この時上段ゲートを開閉さ
せるための第2索体途中に介在された第2滑車
は、第1昇降体により昇降させられるので、上段
ゲートも下段ゲートと同じストローク量でもつて
昇降し、従つて上段ゲートの開閉度に関係なく下
段ゲートを昇降させることができる。また、第2
昇降体を昇降させると、上段ゲートは第2索体を
介して、下段ゲートとは無関係に開閉する。
実施例と作用 以下、本考案の一実施例を第1図に基づき説明
する。第1図は下段ゲート11と、この下段ゲー
ト11の上面に揺動自在に取付けられた上段ゲー
ト12とから成る二段ゲート13の開閉装置の概
略構成を示すものである。なお、開閉装置は、ゲ
ートの両側に設けられているが、本実施例におい
ては、片側だけについて説明する。14は下段ゲ
ート用シリンダー装置(油圧シリンダー)15に
連結されて昇降自在にされた第1昇降体、16は
上段ゲート用シリンダー装置(油圧シリンダー)
17に連結されて昇降自在にされた第2昇降体で
ある。上記第1昇降体14には、第1滑車18が
6個並列に配置されると共に第2滑車19が2個
並列に配置されている。なお、これら第1及び第
2滑車18,19は、同一の支持軸20により、
第1昇降体14のブラケツト21,21′に支持
されている。そして、上記下段ゲート11の一端
側上面には、第1滑車18に対応して第3滑車2
2が3個並列に配置され、また上段ゲート12の
一端部には、第2滑車19に対応して第4滑車2
3が1個配置されている。なお、第3滑車22は
下段ゲート11上に一対のブラケツト24,2
4′を介して設けられた支持軸25に支持され、
また第4滑車23は、図示していないが、勿論支
持軸を介して上段ゲート12に支持されている。
26は上記第1滑車18上に対応して並列に6個
配置された第5滑車、27は第2滑車19上に対
応して並列に2個配置された第6滑車、28は第
3滑車22上方に対応して並列に6個配置された
第7滑車、29は第4滑車23上方に対応して並
列に2個配置された第8滑車である。上記第5及
び第6滑車26,27は、ピア側に支持軸30を
介して支持され、また第7及び第8滑車28,2
9は、ピア側に支持軸31を介して支持されてい
る。なお、32は第5滑車26のゲートとは反対
側位置において、2個並列に配置された第9滑車
で、上記と同様に、ピア側に支持軸33を介して
支持されている。そして、上記各滑車18,1
9,22,23,26,27,28,29,32
には、第1昇降体14の昇降に、下段ゲート11
を追従させるための第1索体34が掛け渡される
と共に、第2昇降体16の昇降に、上段ゲート1
2のみを追従させるための第2索体35が掛け渡
されている。即ち、第1索体34の一端はピア側
に連結されると共に、他端は第1滑車18、第5
滑車26、第7滑車28、第3滑車22、第7滑
車28、第5滑車26及び第1滑車18という順
序でしかも第1滑車18と第5滑車26との間に
は適宜第9滑車32が介在されて、第1、第3、
第5、第7、第9滑車18,22,26,28,
32をすべて掛け渡された後、ピア側に連結され
ている。また、第2索体35の一端は第2昇降体
16に連結されると共に、他端は第2滑車19、
第6滑車27、第8滑車29、第4滑車23、第
8滑車29、第6滑車27及び第2滑車19を順
次掛け渡された後、第2昇降体16に連結されて
いる。
なお、第1索体34の両端部とピア側との連結
部及び第2索体35の両端部とピア側との連結部
には、それぞれロープ調整装置36が設けられて
いる。また、下段用及び上段用シリンダー装置1
5,17には、各ゲート11,12の位置を保持
するためのロツク装置(メカニカルロツキング)
37がそれぞれ設けられている。
上記構成において、下段ゲート用シリンダー装
置15により第1昇降体14を昇降させると、下
段ゲート11は第1索体34を介して昇降する。
この時、上段ゲート12を開閉させるための第2
索体35途中に介在された第2滑車19は、第1
昇降体14により昇降させられるので、上段ゲー
ト12も下段ゲート11と同じストローク量でも
つて昇降するため、上段ゲート12の開閉度に関
係なく下段ゲート11を昇降させることができ
る。また、上段ゲート用シリンダー装置17によ
り第2昇降体16を昇降させると、上段ゲート1
2は第2索体35を介して、下段ゲート11とは
無関係に揺動即ち開閉する。勿論、上記両方のシ
リンダー装置15,17を一緒に作動させれば、
下段ゲート11を昇降させながら同時に上段ゲー
ト12の開閉もさせることがきる。また、下段ゲ
ート11を昇降させるのに、動滑車(第1滑車)
18を介して第1索体34を引張つたり又は緩め
たりしているので、ゲート側の揚程を1とすれ
ば、下段ゲート用シリンダー装置15側の揚程は
1/2の0.5でよく、従つて洪川ゲート等の構造物が
低い場合には、特に有利である。
ところで、上記実施例においては、第1と第2
滑車18,19とを、第5と第6滑車26,27
とを、第7と第8滑車28,29とをそれぞれ同
じ支持軸25,30,31を介して支持させた
が、勿論、別々に支持するようにしてもよい。
考案の効果 上記本考案の構成によると、下段ゲートを昇降
させる第1滑車及び上段ゲートを開閉させる第2
滑車とを第1昇降体に設けたので、第1昇降体を
昇降させれば、上段ゲート及び下段ゲートは同じ
ストローク量でもつて昇降するため、上段ゲート
の開度を変えることなく下段ゲートを昇降させる
ことができ、また第2昇降体を昇降させるだけ
で、上段ゲートを下段ゲートとは無関係に開閉さ
せることができ、従つて従来のように複雑な機構
を必要とするものに比べて、索体をシリンダー装
置で引張つたり緩めたりするだけで済むため、そ
の構成が非常に簡単になると共にそのメンテナン
スも極めて容易となる。更に、下段ゲートを昇降
させるための第1滑車は動滑車となるため、シリ
ンダー装置のストローク量はゲートのそれに比べ
て半分で済み、従つて河川ゲート等の構造物が低
い場合には、特に有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略構成図、第2
図は二段ゲートの断面図である。 11……下段ゲート、12……上段ゲート、1
3……二段ゲート、14……第1昇降体、15…
…下段ゲート用シリンダー装置、16……第2昇
降体、17……上段ゲート用シリンダー装置、1
8……第1滑車、19……第2滑車、22……第
3滑車、23……第4滑車、26……第5滑車、
27……第6滑車、28……第7滑車、29……
第8滑車、34……第1索体、35……第2索
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下段ゲートと該下段ゲートの上面に取付けられ
    た上段ゲートとから成る二段ゲートの開閉装置で
    あつて、下段ゲート用シリンダー装置により昇降
    自在にされた第1昇降体と、上段ゲート用シリン
    ダー装置により昇降自在にされた第2昇降体と、
    第1昇降体に設けられた第1滑車及び第2滑車
    と、下段ゲート及び上段ゲートに設けられた第3
    滑車及び第4滑車と、第1昇降体上方においてし
    かも第1及び第2滑車に対応する位置で水路のピ
    ア側に設けられた第5及び第6滑車と、ゲート上
    方においてしかも第3及び第4滑車に対応する位
    置で水路のピア側に設けられた第7及び第8滑車
    と、一端がピア側に連結されると共に他端が第
    1、第5、第7、第3、他の第7、他の第5及び
    他の第1滑車を順次掛け渡されてピア側に連結さ
    れた第1索体と、一端が上記第2昇降体に連結さ
    れると共に他端が第2、第6、第8、第4、他の
    第8、他の第6及び他の第2滑車を順次掛け渡さ
    れて第2昇降体に連結された第2索体とから構成
    したことを特徴とする二段ゲート開閉装置。
JP10661284U 1984-07-13 1984-07-13 二段ゲ−ト開閉装置 Granted JPS6123324U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10661284U JPS6123324U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 二段ゲ−ト開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10661284U JPS6123324U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 二段ゲ−ト開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS6123324U JPS6123324U (ja) 1986-02-12
JPH033623Y2 true JPH033623Y2 (ja) 1991-01-30

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JP10661284U Granted JPS6123324U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 二段ゲ−ト開閉装置

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