JPH0336206A - ベルレス高炉における原料装入方法 - Google Patents
ベルレス高炉における原料装入方法Info
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- JPH0336206A JPH0336206A JP16652289A JP16652289A JPH0336206A JP H0336206 A JPH0336206 A JP H0336206A JP 16652289 A JP16652289 A JP 16652289A JP 16652289 A JP16652289 A JP 16652289A JP H0336206 A JPH0336206 A JP H0336206A
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Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はベルレス高炉における原料装入方法に関し、高
炉内に通気性に冨んだ鉱石類とコークスの混合層を形成
するための方法を提供するものである。
炉内に通気性に冨んだ鉱石類とコークスの混合層を形成
するための方法を提供するものである。
〈従来の技術〉
高炉の操業においては、炉内ガスの顕熱と還元能力を効
率良く発揮させるため、炉内のガス分布や通気性を制御
することが重要な要件である。このInII i11方
法として、従来、原料装入部に設けたムーバブルアーマ
−や装入シュートにより、炉内のコークス及び鉱石の層
厚や層厚比のコントロールがなされてきた。
率良く発揮させるため、炉内のガス分布や通気性を制御
することが重要な要件である。このInII i11方
法として、従来、原料装入部に設けたムーバブルアーマ
−や装入シュートにより、炉内のコークス及び鉱石の層
厚や層厚比のコントロールがなされてきた。
しかし従来のこの調整方法は必ずしも十分なものではな
く、特に通気性において充分な効果が上げられないのが
実情である。そこで炉内通気性を改善する方法として、
炉内に鉱石類とコークスの混合層を形成させる方法が知
られている。
く、特に通気性において充分な効果が上げられないのが
実情である。そこで炉内通気性を改善する方法として、
炉内に鉱石類とコークスの混合層を形成させる方法が知
られている。
混合層の形成手段としては、例えば、特開昭61−24
3107号公報に開示されているように、複数の炉頂バ
ンカに鉱石類及びコークスを別々にストツりしておき、
炉頂バンカの流調ゲート弁をコントロールして鉱石類、
コークス類を同時に装入し、炉内に鉱石類とコークスの
混合層を形成する方法や、特開昭51− f3B501
号公報に開示されているように、炉頂のベルホ・ツバ内
に鉱石類とコークスを積層させ同時に装入することで炉
内に鉱石類とコークスの混合層を形成する方法のように
、炉内装入時に混合バッチを作る方法が知られている。
3107号公報に開示されているように、複数の炉頂バ
ンカに鉱石類及びコークスを別々にストツりしておき、
炉頂バンカの流調ゲート弁をコントロールして鉱石類、
コークス類を同時に装入し、炉内に鉱石類とコークスの
混合層を形成する方法や、特開昭51− f3B501
号公報に開示されているように、炉頂のベルホ・ツバ内
に鉱石類とコークスを積層させ同時に装入することで炉
内に鉱石類とコークスの混合層を形成する方法のように
、炉内装入時に混合バッチを作る方法が知られている。
また混合バッチの作り方のちがう方法には、特開昭61
−243108号公報に開示されているように、装入コ
ンベアにコークスと鉱石類を切り出すタイ藁ングを調整
し、コンベア上にコークスと鉱石類とを積層させ、炉内
へ原料を装入する炉頂バンカの段階で混合バッチを作る
方法や、あるいは、特開昭61−243106号公報に
開示されているように装入コンベアに鉱石類を切り出す
原料ホッパ内に鉱石類の他にコークスを貯蔵しておき、
これを装入コンベア上に切り出す時に混合バッチを作る
方法が知られている。
−243108号公報に開示されているように、装入コ
ンベアにコークスと鉱石類を切り出すタイ藁ングを調整
し、コンベア上にコークスと鉱石類とを積層させ、炉内
へ原料を装入する炉頂バンカの段階で混合バッチを作る
方法や、あるいは、特開昭61−243106号公報に
開示されているように装入コンベアに鉱石類を切り出す
原料ホッパ内に鉱石類の他にコークスを貯蔵しておき、
これを装入コンベア上に切り出す時に混合バッチを作る
方法が知られている。
〈発明が解決しようとするlf!題〉
しかし、従来知られている方法には、いずれも十分に混
合装入の特性を生かしきれないという問題点や、実操業
にそぐわないという問題点がある。
合装入の特性を生かしきれないという問題点や、実操業
にそぐわないという問題点がある。
まず混合バッチを作るタイミングとしては、鉱石類とコ
ークスは密度や粒径が異なり、コークスに比べ鉱石類は
一般に細く(鉱石類の平均粒径1゜〜25m/m、コー
クスの平均粒径30〜50m/m)かつ重い(鉱石2〜
3 kg/ N 、 コークス0.5〜1.5kg/f
)ため、混合バッチを形成しても、その後の移動過程が
長い程再分離してしまう。そのため、特開昭61−24
3106号公報に開示されている方法では、装入コンベ
アから炉頂バンカへの装入時にコークスと鉱石類が分離
し、局部的にコークスの多い部分と鉱石の多い部分がで
きてしまうため、炉内へもその偏析が持ち込まれ、ガス
流れの制御が困難であるという問題点がある。
ークスは密度や粒径が異なり、コークスに比べ鉱石類は
一般に細く(鉱石類の平均粒径1゜〜25m/m、コー
クスの平均粒径30〜50m/m)かつ重い(鉱石2〜
3 kg/ N 、 コークス0.5〜1.5kg/f
)ため、混合バッチを形成しても、その後の移動過程が
長い程再分離してしまう。そのため、特開昭61−24
3106号公報に開示されている方法では、装入コンベ
アから炉頂バンカへの装入時にコークスと鉱石類が分離
し、局部的にコークスの多い部分と鉱石の多い部分がで
きてしまうため、炉内へもその偏析が持ち込まれ、ガス
流れの制御が困難であるという問題点がある。
また、特開昭61−243108号公報に開示されてい
る、炉頂バンカ内に混合バッチをつくる方法では、いく
ら炉頂ホッパ内に均一な混合バッチを作成しても、炉内
への装入時に鉱石類がコークスに優先して落下しやすい
ため、炉内の混合層にやはり偏析が生じる問題点がある
。
る、炉頂バンカ内に混合バッチをつくる方法では、いく
ら炉頂ホッパ内に均一な混合バッチを作成しても、炉内
への装入時に鉱石類がコークスに優先して落下しやすい
ため、炉内の混合層にやはり偏析が生じる問題点がある
。
さらに、特開昭51−138501号公報に開示されて
いる炉頂ホッパ内で粒径が近似した鉱石とコークス層を
形成し、これを炉内へ装入し炉内に混合層を形成せしめ
る方法では、まず第1に粒径を合わせるために粉砕、篩
分はコストが必要であるし、そうやって粒径を近似さ−
1+、でも、近似させるが故に反対にコークスへの鉱石
の混入が生じにくくなり、炉内へ装入する際、混入の悪
い積層状態がほとんど変ることなく装入され、従来の層
別装入に近い混合装入となり、混合装入本来の通気改善
効果が減少するという問題点がある。
いる炉頂ホッパ内で粒径が近似した鉱石とコークス層を
形成し、これを炉内へ装入し炉内に混合層を形成せしめ
る方法では、まず第1に粒径を合わせるために粉砕、篩
分はコストが必要であるし、そうやって粒径を近似さ−
1+、でも、近似させるが故に反対にコークスへの鉱石
の混入が生じにくくなり、炉内へ装入する際、混入の悪
い積層状態がほとんど変ることなく装入され、従来の層
別装入に近い混合装入となり、混合装入本来の通気改善
効果が減少するという問題点がある。
また、特開昭61−243107号公報に開示されてい
る複数の炉頂ホッパーに別個に鉱石類とコークスを貯蔵
し、同時に炉内へ装入する方法は、炉内への装入段階で
の鉱石類とコークスの偏析は生じにくい方法であるが、
限られた炉頂スペースの複数のホッパーを鉱石類とコー
クスとから成る1つのバッチに使用するので、jバッチ
の量を、従来の層別装入に比べ約2倍にするか、装入量
を一定とすればバッヂ数を倍にせねばならないという問
題点がある。
る複数の炉頂ホッパーに別個に鉱石類とコークスを貯蔵
し、同時に炉内へ装入する方法は、炉内への装入段階で
の鉱石類とコークスの偏析は生じにくい方法であるが、
限られた炉頂スペースの複数のホッパーを鉱石類とコー
クスとから成る1つのバッチに使用するので、jバッチ
の量を、従来の層別装入に比べ約2倍にするか、装入量
を一定とすればバッヂ数を倍にせねばならないという問
題点がある。
この時、装入バッチ量が大きくなれば炉頂の装入間隔が
その分長くなり、炉頂ガス温度の変動及び炉頂ガス速度
の変動が大きくなるため、炉頂機器あるいは配管の耐用
温度上限を上げるか、冷却設備を設置せねばならないと
い・う問題点や、炉頂の実ガス速度が大きくなれば装入
した装入物の流動化(装入物の再偏析が生じる)が起る
ため、これを防止するためには、炉内ガス量を少なくす
る(生産量減少となる)か、炉内散水によってで炉頂ガ
ス温度を低下させる等の対策を講じなければならない。
その分長くなり、炉頂ガス温度の変動及び炉頂ガス速度
の変動が大きくなるため、炉頂機器あるいは配管の耐用
温度上限を上げるか、冷却設備を設置せねばならないと
い・う問題点や、炉頂の実ガス速度が大きくなれば装入
した装入物の流動化(装入物の再偏析が生じる)が起る
ため、これを防止するためには、炉内ガス量を少なくす
る(生産量減少となる)か、炉内散水によってで炉頂ガ
ス温度を低下させる等の対策を講じなければならない。
以上要約すれば、装入バッチ量を大きくすれば必然的に
設備対応が余儀なくされ、そのための投資、技術対応が
必要となる。一方、装入バッチ数理で対応すれば前述の
問題点は回避できるが、炉頂ホッパの均排圧の回数がそ
の分増加するため、均排圧の弁の耐用年数が減少するし
、排圧によるエネルギーロスも増加する。さらに、炉頂
ホッパに装入するための装入コンベア上に切り出す原料
ホッパの切り出しもその分煩雑になり、それらの機器の
耐用年数も同時に減少するという問題点がある。
設備対応が余儀なくされ、そのための投資、技術対応が
必要となる。一方、装入バッチ数理で対応すれば前述の
問題点は回避できるが、炉頂ホッパの均排圧の回数がそ
の分増加するため、均排圧の弁の耐用年数が減少するし
、排圧によるエネルギーロスも増加する。さらに、炉頂
ホッパに装入するための装入コンベア上に切り出す原料
ホッパの切り出しもその分煩雑になり、それらの機器の
耐用年数も同時に減少するという問題点がある。
本発明は前記問題点を鑑み、炉内に通気改首効果を充分
に発揮する鉱石類とコークスの全混合層を炉内に形成さ
せ得る高炉における原料装入方法を提(」(することを
目的とするものである。
に発揮する鉱石類とコークスの全混合層を炉内に形成さ
せ得る高炉における原料装入方法を提(」(することを
目的とするものである。
く課題を解決するための手段〉
上記目的を遠戚するための本発明のベルレス高炉におけ
る原料の装入方法は、装入コンベア上に設置したコーク
ス原料ホッパおよび鉱石原料ホッパにそれぞれコークス
および鉱石類を貯蔵しておき、上記のコークス原料ホッ
パおよび鉱石原料ホッパから装入コンベア上にコークス
および鉱石類を切り出すタイもングをコントロールする
ことにより、炉頂ホッパ内にまずコークスを貯蔵し、引
続き鉱石類を貯蔵することによって下部にコークス層を
上部に鉱石類層を所定割合で形成さセ、上記炉頂ホッパ
から旋回シュートを介して、炉内に装入する過程でコー
クスと鉱石類とを混合せしめ、炉内にコークスと鉱石類
の全混合層を形成することを特徴とするものである。
る原料の装入方法は、装入コンベア上に設置したコーク
ス原料ホッパおよび鉱石原料ホッパにそれぞれコークス
および鉱石類を貯蔵しておき、上記のコークス原料ホッ
パおよび鉱石原料ホッパから装入コンベア上にコークス
および鉱石類を切り出すタイもングをコントロールする
ことにより、炉頂ホッパ内にまずコークスを貯蔵し、引
続き鉱石類を貯蔵することによって下部にコークス層を
上部に鉱石類層を所定割合で形成さセ、上記炉頂ホッパ
から旋回シュートを介して、炉内に装入する過程でコー
クスと鉱石類とを混合せしめ、炉内にコークスと鉱石類
の全混合層を形成することを特徴とするものである。
本発明は上記手段により、鉱石とコークスとの粒径、密
度の差による混合特性を有効に利用するものであり、す
なわち炉頂ホッパ内に所定割合で下部にコークス層、上
部に鉱石層を形成することによって炉頂ホッパ下部から
コークスを排出する時に上部の鉱石類が下部のコークス
に混入して混合を促進する作用を利用するようにしたも
のである。
度の差による混合特性を有効に利用するものであり、す
なわち炉頂ホッパ内に所定割合で下部にコークス層、上
部に鉱石層を形成することによって炉頂ホッパ下部から
コークスを排出する時に上部の鉱石類が下部のコークス
に混入して混合を促進する作用を利用するようにしたも
のである。
以下、本発明の具体的構成を作用と共に第1図により説
明する。第1図は、旋回シュートを用い炉内に原料を装
入する高炉の一般的な原料装入系の模式図である。
明する。第1図は、旋回シュートを用い炉内に原料を装
入する高炉の一般的な原料装入系の模式図である。
第1図において従来の層別装入を行う場合、コークス原
料ホッパ6及び鉱石原料ホッパ7よりそれぞれ所定割合
のコークスおよび鉱石類を切り出し、装入コンベア5に
より高炉lの炉頂ホッパ3aおよび3bに導かれる。こ
の時装入物レシービングシュート4により、コークス1
0および鉱石1fillはそれぞれ別の炉頂ホッパ3a
および3bに振り分けられる。
料ホッパ6及び鉱石原料ホッパ7よりそれぞれ所定割合
のコークスおよび鉱石類を切り出し、装入コンベア5に
より高炉lの炉頂ホッパ3aおよび3bに導かれる。こ
の時装入物レシービングシュート4により、コークス1
0および鉱石1fillはそれぞれ別の炉頂ホッパ3a
および3bに振り分けられる。
コークスおよび鉱石類は、炉頂ホッパを炉頂圧力に均圧
後、装入垂直シュート8を通り旋回シュート9により炉
内の任意の位置へ落下装入されるのであるが、これをコ
ークス10と鉱石!1111とに交互にくり返すことで
炉内にコークスN10.鉱石層11が交互に形成される
。
後、装入垂直シュート8を通り旋回シュート9により炉
内の任意の位置へ落下装入されるのであるが、これをコ
ークス10と鉱石!1111とに交互にくり返すことで
炉内にコークスN10.鉱石層11が交互に形成される
。
上記のような従来の装入法に対して本発明の装入方法で
は、上記層別装入実施高炉において、第1図に示すよう
にまずコークス原料ホッパ6から装入コンベア5上への
コークス10の切り出しを定量のコークス10を切り出
したら切り出しを停止し、次に鉱石類原料ホッパ7から
鉱石類11を切り出し、所定量の鉱石類11を切り出し
たら切り出しを停止する。このような切り出し操作を装
入バッチ毎に繰り返すことによって装入コンベア5上に
おいてコークス10の直後に鉱石類11が積載された状
態で搬送される。
は、上記層別装入実施高炉において、第1図に示すよう
にまずコークス原料ホッパ6から装入コンベア5上への
コークス10の切り出しを定量のコークス10を切り出
したら切り出しを停止し、次に鉱石類原料ホッパ7から
鉱石類11を切り出し、所定量の鉱石類11を切り出し
たら切り出しを停止する。このような切り出し操作を装
入バッチ毎に繰り返すことによって装入コンベア5上に
おいてコークス10の直後に鉱石類11が積載された状
態で搬送される。
かくして装入コンベア5上で先行するコークス10およ
び後行する鉱石類ltのバッチはレシービングシュート
4を介して炉頂ホッパ3aにまずコークス10が装入さ
れ、引続き鉱石類11が装入される。
び後行する鉱石類ltのバッチはレシービングシュート
4を介して炉頂ホッパ3aにまずコークス10が装入さ
れ、引続き鉱石類11が装入される。
その結果、炉頂ホッパ3aの下部にコークス層lOを、
上部に鉱石層11を形成させるものである。なお、装入
時に炉頂ホッパ3aにおいて、下部のコークス層中には
一部鉱石類が混入してた状態となる。同様にして、他方
の炉頂ホッパ3bにも下部にコークス層10を上部に鉱
石類N11を形成するように装入される。
上部に鉱石層11を形成させるものである。なお、装入
時に炉頂ホッパ3aにおいて、下部のコークス層中には
一部鉱石類が混入してた状態となる。同様にして、他方
の炉頂ホッパ3bにも下部にコークス層10を上部に鉱
石類N11を形成するように装入される。
炉内へ装入する際には、鉱石用炉頂ホッパ3aおよび3
bの下部を開口し、第1図に示すように炉頂ホッパ内の
コークス10および鉱石類11を装入垂直シュート8お
よび旋回シュー1−9へ導く。この時の旋回シュート9
から落下するコークス10および鉱石類11の混合度は
、第2図(C)に示すように排出スタートから排出完了
までほぼ所定の混合度で排出される。対照データとして
従来法による排出結果も第2図の(a)および(b)に
示す。
bの下部を開口し、第1図に示すように炉頂ホッパ内の
コークス10および鉱石類11を装入垂直シュート8お
よび旋回シュー1−9へ導く。この時の旋回シュート9
から落下するコークス10および鉱石類11の混合度は
、第2図(C)に示すように排出スタートから排出完了
までほぼ所定の混合度で排出される。対照データとして
従来法による排出結果も第2図の(a)および(b)に
示す。
第2図(a)は炉頂ホッパ内に鉱石とコークスを均一に
混合したバッチをつくって炉内に装入するものを、また
第2図(b)は炉頂ホッパ内に粒径を225m / m
に近似させた鉱石とコークスをそれぞれ上部に鉱石を下
部にコークスを積層したバッチをつくって炉内に装入す
るものである。本発明法による結果第2図(C)と比べ
第2図(a)および(b)に示す従来法は混合度のバラ
ツキが大きく、これがそのまま炉内円周方向でのコーク
スの偏析となり、炉内ガス流れの制御の上で好ましくな
い。
混合したバッチをつくって炉内に装入するものを、また
第2図(b)は炉頂ホッパ内に粒径を225m / m
に近似させた鉱石とコークスをそれぞれ上部に鉱石を下
部にコークスを積層したバッチをつくって炉内に装入す
るものである。本発明法による結果第2図(C)と比べ
第2図(a)および(b)に示す従来法は混合度のバラ
ツキが大きく、これがそのまま炉内円周方向でのコーク
スの偏析となり、炉内ガス流れの制御の上で好ましくな
い。
上記のように本発明による装入方法を行えば、炉頂ホッ
パ3a、3bからコークス10および鉱石!rillの
排出に際し、排出当初は一時的にコークス10が多く排
出されるが、下部のコークス層10中に鉱石類11が混
入しているため、鉱石類11もすぐに排出され始め、以
降上部にある鉱石類11が中央部へと流れ込むため鉱石
類11は継続的に排出され、中央の流れに巻きこまれる
形でコークス10も随伴して排出される。このため、鉱
石[11とコークス10はほぼ一定割合で排出されるこ
とになるのである。
パ3a、3bからコークス10および鉱石!rillの
排出に際し、排出当初は一時的にコークス10が多く排
出されるが、下部のコークス層10中に鉱石類11が混
入しているため、鉱石類11もすぐに排出され始め、以
降上部にある鉱石類11が中央部へと流れ込むため鉱石
類11は継続的に排出され、中央の流れに巻きこまれる
形でコークス10も随伴して排出される。このため、鉱
石[11とコークス10はほぼ一定割合で排出されるこ
とになるのである。
〈実施例〉
以下、木発’!IIの実施例を図面に基いて説明する。
能力9000 t 7日、通常送風量6500 N n
′r/ win、炉頂ホッパは第1図に示すように並列
で38および3bの2個有し、旋回シュート8により原
料を装入する高炉において、本発明の方法を前述の手順
で実施した結果を説明する。
′r/ win、炉頂ホッパは第1図に示すように並列
で38および3bの2個有し、旋回シュート8により原
料を装入する高炉において、本発明の方法を前述の手順
で実施した結果を説明する。
実施例1
第3図に本発明の方法を実施した時の高炉操業推移を従
来法と比較して示す。第3図においてa点までは、鉱石
1ffi(110t /ch)コークス(35t /c
h)で従来法の層別装入を実施していた。a点より本発
明の炉頂ホッパ3a、3bからの全混合装入を実施し、
コークス(平均粒径45〜55m/m)のチャージを2
つに分け、17.5t、ずつのバッチとし、また鉱石(
平均粒径15〜25m/m)のチャージも2つに分け、
55【、ずつのバッチとする。そしてコークス17.5
Lを鉱石551の切り出し先行して切り出すことによ
って、炉頂ホッパ3aおよび3bにそれぞれ下部に17
.5 tのコークス層、上部に55tの鉱石層を積層さ
せたのち、炉内に装入し、全混合層を形成させた。
来法と比較して示す。第3図においてa点までは、鉱石
1ffi(110t /ch)コークス(35t /c
h)で従来法の層別装入を実施していた。a点より本発
明の炉頂ホッパ3a、3bからの全混合装入を実施し、
コークス(平均粒径45〜55m/m)のチャージを2
つに分け、17.5t、ずつのバッチとし、また鉱石(
平均粒径15〜25m/m)のチャージも2つに分け、
55【、ずつのバッチとする。そしてコークス17.5
Lを鉱石551の切り出し先行して切り出すことによ
って、炉頂ホッパ3aおよび3bにそれぞれ下部に17
.5 tのコークス層、上部に55tの鉱石層を積層さ
せたのち、炉内に装入し、全混合層を形成させた。
第3図に示すように全混合層形成により、a点以降、炉
内の通気抵抗指数(→がそれまでの層別装入より約15
%低下、通気抵抗指数では0.95が0.82まで低下
した。これは、炉内に形成された鉱石類とコークスの混
合層による炉内融着併重の減少によると推定される。ま
た、同時に炉内でのガス利用率向上により出銑した溶銑
〔S1〕は低下した。
内の通気抵抗指数(→がそれまでの層別装入より約15
%低下、通気抵抗指数では0.95が0.82まで低下
した。これは、炉内に形成された鉱石類とコークスの混
合層による炉内融着併重の減少によると推定される。ま
た、同時に炉内でのガス利用率向上により出銑した溶銑
〔S1〕は低下した。
さらにb点以降は炉内通気抵抗減分、送風量を増加(6
400N rrT / m →6B00 N g /
m )させたため、出銑量は増加し、出銑比(1日の出
銑量+炉内容積)もその分増加した。炉頂ガス成分の(
Co/CO+COz )X100で示されるガス利用率
は低下したものの、出銑1:si )は増産効果でb点
以降さらに低下した。
400N rrT / m →6B00 N g /
m )させたため、出銑量は増加し、出銑比(1日の出
銑量+炉内容積)もその分増加した。炉頂ガス成分の(
Co/CO+COz )X100で示されるガス利用率
は低下したものの、出銑1:si )は増産効果でb点
以降さらに低下した。
尚、本実施例1では、通気抵抗が減じ増産効果となった
例を示したが、これに限ることなく、通気抵抗減分を装
入物の強度あるいは粒度低下に充当するようにしてもか
わまない。
例を示したが、これに限ることなく、通気抵抗減分を装
入物の強度あるいは粒度低下に充当するようにしてもか
わまない。
実施例2
第4図は同高炉における他の実施例として、鉱石類の強
度を低下した場合を示す。
度を低下した場合を示す。
第4図において、a点から従来法の層別装入を本発明法
の混合装入に変更した(K石とコークスのチャージ当り
の量1割合は実施例1と同じとしている)a点以降の混
合装入により通気抵抗指数が低下し、スリップ発生頻度
(回/日)で示される装入物の降下異常も減少したため
、b点より鉱石類の約80%を占める焼結鉱の強度指数
をシャッター強度でそれまでの89%から85%まで低
下させた。強度低下により炉内装入時に粉化する焼結鉱
の割合が増えたため、通気抵抗、スリップ共、層別装入
時のレベルまで増加した。そこで0点で装入方法を層別
装入に戻したところ、通気抵抗、スリップはさらに増加
した。d点で混合装入に再度戻したところ、操業は安定
した。
の混合装入に変更した(K石とコークスのチャージ当り
の量1割合は実施例1と同じとしている)a点以降の混
合装入により通気抵抗指数が低下し、スリップ発生頻度
(回/日)で示される装入物の降下異常も減少したため
、b点より鉱石類の約80%を占める焼結鉱の強度指数
をシャッター強度でそれまでの89%から85%まで低
下させた。強度低下により炉内装入時に粉化する焼結鉱
の割合が増えたため、通気抵抗、スリップ共、層別装入
時のレベルまで増加した。そこで0点で装入方法を層別
装入に戻したところ、通気抵抗、スリップはさらに増加
した。d点で混合装入に再度戻したところ、操業は安定
した。
以上述べてきたように、本発明には、装入物スペックを
低下できる効果もある。内装入物スペック低下の実施例
2では鉱石強度低下についてのみ示したが、鉱石の粒度
低下、コークスの強度低下。
低下できる効果もある。内装入物スペック低下の実施例
2では鉱石強度低下についてのみ示したが、鉱石の粒度
低下、コークスの強度低下。
コークスの粒度低下についても同様の効果がある。
また、混合比率についても、本実施例2で示す割合に限
るものではなく、任意の比率において効果は発揮される
ものである。
るものではなく、任意の比率において効果は発揮される
ものである。
〈発明の効果〉
本発明は、大きな設備投資を必要とせず炉頂装入ホッパ
ー内に、下部にコークス層、上部に鉱石層を形成し、炉
内への排出時点で両袋入物を混合するだけで、炉内に偏
析のない全混合層が形成される。このため、従来の層別
装入に比べ、炉内の通気抵抗を減少させることができ、
これにより送風系の電力コストの低下が可能となった。
ー内に、下部にコークス層、上部に鉱石層を形成し、炉
内への排出時点で両袋入物を混合するだけで、炉内に偏
析のない全混合層が形成される。このため、従来の層別
装入に比べ、炉内の通気抵抗を減少させることができ、
これにより送風系の電力コストの低下が可能となった。
また、通気抵抗減分、送風能力が増し、出銑量を増すこ
とも可能であるし、装入物のスペック(強度2粒度)の
低下も可能である。さらに、混合装入によるガス利用率
の向上により出銑(Si )の低下にもつながる。出銑
量を増加させればさら5 に出銑(Si )は低下し、製鋼工程での精錬フランク
スコストの低下につながるばかりでなく、装入物スペッ
クを低下させれば、コークス工程、焼結工程での処理コ
スト・低下にもつながる。
とも可能であるし、装入物のスペック(強度2粒度)の
低下も可能である。さらに、混合装入によるガス利用率
の向上により出銑(Si )の低下にもつながる。出銑
量を増加させればさら5 に出銑(Si )は低下し、製鋼工程での精錬フランク
スコストの低下につながるばかりでなく、装入物スペッ
クを低下させれば、コークス工程、焼結工程での処理コ
スト・低下にもつながる。
以上、述べたように本発明により、高炉操業及び製鋼工
程あるいはコークス、焼結工程で大きな省コストが図れ
、その効果は莫大である。
程あるいはコークス、焼結工程で大きな省コストが図れ
、その効果は莫大である。
第1図は本発明に係る設備の概要を略示する模式図、第
2図は炉頂ホッパの装入物排出スターI・から排出完了
までと鉱石類とコークスとの混合度をコークス率の推移
で示すグラフ、第3図は装入条件による溶銑(Si:l
、ガス利用率9通気抵抗指数、送風量および出銑比の推
移を示すグラフ、第4図は装入条件による鉱石強度指数
、スリップ発生頻度および通気抵抗指数の推移を示すグ
ラフである。 工・・・高 炉、 3・・・炉頂ホッパ、5・・
・装入コンベア、 6・・・コークス原料ホッパ、6 7・・・鉱石原料ホッパ、 9・・・旋回シュート、 10・・・コークス、 11・ 鉱石類。
2図は炉頂ホッパの装入物排出スターI・から排出完了
までと鉱石類とコークスとの混合度をコークス率の推移
で示すグラフ、第3図は装入条件による溶銑(Si:l
、ガス利用率9通気抵抗指数、送風量および出銑比の推
移を示すグラフ、第4図は装入条件による鉱石強度指数
、スリップ発生頻度および通気抵抗指数の推移を示すグ
ラフである。 工・・・高 炉、 3・・・炉頂ホッパ、5・・
・装入コンベア、 6・・・コークス原料ホッパ、6 7・・・鉱石原料ホッパ、 9・・・旋回シュート、 10・・・コークス、 11・ 鉱石類。
Claims (1)
- 装入コンベア上に設置したコークス原料ホッパおよび鉱
石原料ホッパにそれぞれコークスおよび鉱石類を貯蔵し
ておき、上記のコークス原料ホッパおよび鉱石原料ホッ
パから装入コンベア上にコークスおよび鉱石類を切り出
すタイミングをコントロールすることにより炉頂ホッパ
内にまずコークスを貯蔵し、引続き鉱石類を貯蔵するこ
とによって下部にコークス層を上部に鉱石類層を所定割
合で形成させ、上記炉頂ホッパから旋回シュートを介し
て炉内に装入する過程でコークスと鉱石類とを混合せし
め、炉内にコークスと鉱石類の全混合層を形成すること
を特徴とするベルレス高炉における原料装入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16652289A JPH0336206A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | ベルレス高炉における原料装入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16652289A JPH0336206A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | ベルレス高炉における原料装入方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0336206A true JPH0336206A (ja) | 1991-02-15 |
Family
ID=15832878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16652289A Pending JPH0336206A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | ベルレス高炉における原料装入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0336206A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010150644A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Jfe Steel Corp | 高炉への原料装入方法 |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP16652289A patent/JPH0336206A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010150644A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Jfe Steel Corp | 高炉への原料装入方法 |
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