JPH0336094Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0336094Y2 JPH0336094Y2 JP1981179491U JP17949181U JPH0336094Y2 JP H0336094 Y2 JPH0336094 Y2 JP H0336094Y2 JP 1981179491 U JP1981179491 U JP 1981179491U JP 17949181 U JP17949181 U JP 17949181U JP H0336094 Y2 JPH0336094 Y2 JP H0336094Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- signal
- delay
- signal wave
- limiter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 3
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、FM信号波を復調するカウンタ形
の周波数復調器に関するものである。
の周波数復調器に関するものである。
カウンタ形の周波数復調器は、FM信号波から
零交叉点で発生するパルス信号（微分パルス）を
形成し、このパルス信号をローパスフイルタに通
すことによつて、もとの変調信号を復調するもの
である。
零交叉点で発生するパルス信号（微分パルス）を
形成し、このパルス信号をローパスフイルタに通
すことによつて、もとの変調信号を復調するもの
である。
第１図はかゝるカウンタ形の周波数復調器の従
来例を示したもので、１はFM信号波の振幅を制
限し矩形波とするリミツタ回路、２は一定の遅延
時間を与える遅延回路、３は排他的論理和回路
で、２つの入力信号が不一致のときＨ出力を、一
致しているときはＬ出力を発生する回路、４はロ
ーパスフイルタである。
来例を示したもので、１はFM信号波の振幅を制
限し矩形波とするリミツタ回路、２は一定の遅延
時間を与える遅延回路、３は排他的論理和回路
で、２つの入力信号が不一致のときＨ出力を、一
致しているときはＬ出力を発生する回路、４はロ
ーパスフイルタである。
この回路の動作を第２図の波形図を参照して説
明すると、端子T1より入力されたFM信号波Ａ
は、リミツタ回路１によつて矩形波Ｂに変換さ
れ、この矩形波Ｂは、さらに遅延回路２でτだけ
遅延された矩形波Ｃとされる。排他的論理和回路
３には矩形波Ｂと、矩形波Ｃが入力されているの
で、その出力には前記２つの矩形波Ｂ，Ｃが一致
していない期間にエツジパルスＤが発生する。こ
のエツジパルスＤにはFM変調した変調信号の情
報がパルスの密度として含まれているから、これ
をローパスフイルタ４に加えることによつてその
出力に復調した変調波信号Ｅが抽出される。
明すると、端子T1より入力されたFM信号波Ａ
は、リミツタ回路１によつて矩形波Ｂに変換さ
れ、この矩形波Ｂは、さらに遅延回路２でτだけ
遅延された矩形波Ｃとされる。排他的論理和回路
３には矩形波Ｂと、矩形波Ｃが入力されているの
で、その出力には前記２つの矩形波Ｂ，Ｃが一致
していない期間にエツジパルスＤが発生する。こ
のエツジパルスＤにはFM変調した変調信号の情
報がパルスの密度として含まれているから、これ
をローパスフイルタ４に加えることによつてその
出力に復調した変調波信号Ｅが抽出される。
この回路はFM信号波Ａが比較的低いときは良
好な復調動作を行うが、FM信号波Ａの周波数帯
域が広くなると、遅延回路２の遅延特性が悪くな
り復調した信号に歪が発生する。
好な復調動作を行うが、FM信号波Ａの周波数帯
域が広くなると、遅延回路２の遅延特性が悪くな
り復調した信号に歪が発生する。
すなわち、遅延回路２としては、通常、群遅延
特性が比較的よい遅延線を用いているが、遅延線
で形成されるインピーダンスの分布定数も遅延線
の構造上必ずしも均一でなく、周波数帯域が広く
なると、その群遅延特性も第３図に示すように高
い方の周波数で、例えば50MHz位から波をうつ特
性となる。したがつてFM信号波Ａの帯域幅が
25MHz位になると、この周波数帯域の波形を矩形
波に変換した場合は、その第５次高調波として
125MHzの周波数成分が含まれることになり、こ
の高調波信号成分が前記第３図に示したような群
遅延特性の悪い遅延回路を通過すると、基本周波
数の遅延時間と高域の信号成分の遅延時間に差異
が生じ、元の信号波形が再現されない。特に、信
号波形の立上がり特性に大きく影響する高域の信
号波形の遅延時間が、基本周波数の信号波形より
長くなると、出力波形の立上がりが鈍り、この遅
延回路に後続されている２値化論理回路のシユレ
シヨルドレベルの影響を受けて、位相歪が発生
し、これが復調歪となるという問題があつた。
又、集中定数回路で遅延回路２を形成する場合も
広い範囲で良好な群遅延特性を与えることは困難
であつた。
特性が比較的よい遅延線を用いているが、遅延線
で形成されるインピーダンスの分布定数も遅延線
の構造上必ずしも均一でなく、周波数帯域が広く
なると、その群遅延特性も第３図に示すように高
い方の周波数で、例えば50MHz位から波をうつ特
性となる。したがつてFM信号波Ａの帯域幅が
25MHz位になると、この周波数帯域の波形を矩形
波に変換した場合は、その第５次高調波として
125MHzの周波数成分が含まれることになり、こ
の高調波信号成分が前記第３図に示したような群
遅延特性の悪い遅延回路を通過すると、基本周波
数の遅延時間と高域の信号成分の遅延時間に差異
が生じ、元の信号波形が再現されない。特に、信
号波形の立上がり特性に大きく影響する高域の信
号波形の遅延時間が、基本周波数の信号波形より
長くなると、出力波形の立上がりが鈍り、この遅
延回路に後続されている２値化論理回路のシユレ
シヨルドレベルの影響を受けて、位相歪が発生
し、これが復調歪となるという問題があつた。
又、集中定数回路で遅延回路２を形成する場合も
広い範囲で良好な群遅延特性を与えることは困難
であつた。
この考案は、かゝる点にかんがみてなされたも
ので、あらたにリミツタ回路を１つつけ加えるこ
とによつて、従来の周波数復調器の欠点を除去し
たものである。
ので、あらたにリミツタ回路を１つつけ加えるこ
とによつて、従来の周波数復調器の欠点を除去し
たものである。
以下、この考案の周波数復調器について説明す
る。
る。
第４図はこの考案の一実施例を示す広帯域の周
波数復調器の一実施例を示すもので、１１は第１
のリミツタ回路、１２は遅延回路、１３は第２の
リミツタ回路、１４は排他的論理和回路、１５は
ローパスフイルタ、１６は増幅器である。
波数復調器の一実施例を示すもので、１１は第１
のリミツタ回路、１２は遅延回路、１３は第２の
リミツタ回路、１４は排他的論理和回路、１５は
ローパスフイルタ、１６は増幅器である。
この回路の動作及び、各部波形図は第１図、及
び第２図とほぼ同一であり、その詳細な説明を省
略するが、復調すべきFM信号波Ａは第１のリミ
ツタ回路１１に入力されて矩形波Ｂを形成すると
同時に、直接遅延回路１２へも入力され、そのあ
と第２のリミツタ回路１３で矩形波Ｃを形成する
ようにしたものである。
び第２図とほぼ同一であり、その詳細な説明を省
略するが、復調すべきFM信号波Ａは第１のリミ
ツタ回路１１に入力されて矩形波Ｂを形成すると
同時に、直接遅延回路１２へも入力され、そのあ
と第２のリミツタ回路１３で矩形波Ｃを形成する
ようにしたものである。
したがつて遅延回路１２に入力される信号は、
正弦波であるFM信号波Ａであるから、遅延回路
１２で遅延すべき信号の周波数帯域は、FM信号
波Ａの周波数帯域内のものになり、第１図の従来
例で説明したように高調波信号成分を含まない。
正弦波であるFM信号波Ａであるから、遅延回路
１２で遅延すべき信号の周波数帯域は、FM信号
波Ａの周波数帯域内のものになり、第１図の従来
例で説明したように高調波信号成分を含まない。
このような回路構成にすると、遅延線の群遅延
特性もほぼ平坦な範囲内を使用することができる
から、復調時の非直線性歪も少なく、良好な変調
波信号Ｅが得られる。
特性もほぼ平坦な範囲内を使用することができる
から、復調時の非直線性歪も少なく、良好な変調
波信号Ｅが得られる。
なお、上記実施例でFM信号波Ａの零交叉点を
示すエツジパルスＤの発生回路は、排他的論理和
回路１４を使用しているが、このような回路に限
ることなく、２つのパルス状波形の排他的論理和
を出力するような回路であれば、他のパルス成形
回路でもよい。又、遅延回路１２として集中定数
回路を使用することもできる。
示すエツジパルスＤの発生回路は、排他的論理和
回路１４を使用しているが、このような回路に限
ることなく、２つのパルス状波形の排他的論理和
を出力するような回路であれば、他のパルス成形
回路でもよい。又、遅延回路１２として集中定数
回路を使用することもできる。
以上説明したように、この考案の周波数復調回
路は、第２のリミツタ回路を設けることによつて
遅延回路で遅延すべき周波数帯域を狭くすること
ができるので、広帯域の周波数復調回路が形成で
きると共に、遅延回路の設計が容易になるという
利点を有する。
路は、第２のリミツタ回路を設けることによつて
遅延回路で遅延すべき周波数帯域を狭くすること
ができるので、広帯域の周波数復調回路が形成で
きると共に、遅延回路の設計が容易になるという
利点を有する。
第１図は、従来のカウンタ形の周波数復調器の
ブロツク回路図、第２図は第１図の各ブロツクの
波形図、第３図は遅延回路の遅延特性図、第４図
はこの考案の周波数復調器のブロツク回路図であ
る。 図中、１１は第１のリミツタ回路、１２は遅延
回路、１３は第２のリミツタ回路、１４は排他的
論理和回路、１５はローパスフイルタを示す。
ブロツク回路図、第２図は第１図の各ブロツクの
波形図、第３図は遅延回路の遅延特性図、第４図
はこの考案の周波数復調器のブロツク回路図であ
る。 図中、１１は第１のリミツタ回路、１２は遅延
回路、１３は第２のリミツタ回路、１４は排他的
論理和回路、１５はローパスフイルタを示す。
Claims (1)
- FM信号波を復調するカウンタ形の周波数復調
器において、復調すべきFM信号波を入力する入
力端子と、前記入力端子から直接供給される前記
FM信号波の振幅を制限する第１のリミツタ回路
と、前記入力端子から供給される前記FM信号波
に所定量の遅延を与えると共に、前記FM信号波
の偏移周波数範囲内の群遅延特性が平坦である遅
延回路と、前記遅延回路の出力を振幅制限する第
２のリミツタ回路と、前記第１及び第２のリミツ
タ回路の排他的論理和信号を出力するエツジパル
ス形成回路と、前記エツジパルス形成回路の出力
を低域濾波するローパスフイルタとを備えたこと
を特徴とする周波数復調器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17949181U JPS5883814U (ja) | 1981-12-03 | 1981-12-03 | 周波数復調器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17949181U JPS5883814U (ja) | 1981-12-03 | 1981-12-03 | 周波数復調器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5883814U JPS5883814U (ja) | 1983-06-07 |
| JPH0336094Y2 true JPH0336094Y2 (ja) | 1991-07-31 |
Family
ID=29975235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17949181U Granted JPS5883814U (ja) | 1981-12-03 | 1981-12-03 | 周波数復調器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5883814U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53122351A (en) * | 1977-04-01 | 1978-10-25 | Hitachi Ltd | Generating circuit for double frequency signal |
| JPS5520418A (en) * | 1978-07-29 | 1980-02-13 | Matsushita Electric Works Ltd | Signal processing circuit of light ray-system detector |
-
1981
- 1981-12-03 JP JP17949181U patent/JPS5883814U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53122351A (en) * | 1977-04-01 | 1978-10-25 | Hitachi Ltd | Generating circuit for double frequency signal |
| JPS5520418A (en) * | 1978-07-29 | 1980-02-13 | Matsushita Electric Works Ltd | Signal processing circuit of light ray-system detector |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5883814U (ja) | 1983-06-07 |
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