JPH0335994Y2 - - Google Patents

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JPH0335994Y2
JPH0335994Y2 JP1983138943U JP13894383U JPH0335994Y2 JP H0335994 Y2 JPH0335994 Y2 JP H0335994Y2 JP 1983138943 U JP1983138943 U JP 1983138943U JP 13894383 U JP13894383 U JP 13894383U JP H0335994 Y2 JPH0335994 Y2 JP H0335994Y2
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refrigerant
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rising
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JP1983138943U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱サイフオン式の熱交換器に関するも
のである。
この種熱交換器には、水平部と立上り部とから
なる中空容器内に冷媒を封入してなるL字形のも
のが知られているが、冷媒と中空容器内壁との実
質的な接触面積が小さいため熱交換効率が悪く、
さらに、被冷却物から熱量を吸収する水平部と、
この吸収熱量を放出する立上り部とが同じ構造と
なつているので、被冷却物から効率よく熱量を吸
収してこれを効率よく放出することができないと
いう欠点があつた。
本考案は上述の欠点を除去するためになされた
もので、熱伝導性のよい2枚の材料を圧延溶着し
て水平部と立上り部とからなる略L字形板状に形
成し、前記水平部と前記立上り部との2枚の板材
間にそれぞれ形成した冷媒通路部を内部に封入し
た冷媒が互いに循環するように連通形成し、前記
立上り部に冷気の通気孔と放熱フインとを形成し
た熱サイフオン式のロールボンド型熱交換器とし
てなるものである。これによつて、冷媒と冷媒通
路部内壁との実質的な接触面積を大きくして熱交
換効率を高め、さらに被冷却物(例えば冷凍負
荷)を水平部(吸熱側)のどこにおいても、ま
た、たくさん置いても効率のよい熱交換ができる
ようにしたものである。
以下、本考案による熱交換器を冷蔵庫に用いた
場合の一実施例を、第1図から第6図までの図面
に基づいて説明する。第1図および第2図におい
て、12は冷蔵庫本体で、この本体12内は中仕
切板13によつて上部の冷凍室14と下部の冷蔵
室15とに区分されている。前記冷凍室14、冷
蔵室15のそれぞれの前面には、上部扉16、下
部扉17が開閉自在に枢着されている。前記冷凍
室15の背面には、背面仕切板18と本体12の
背板19とで区分して形成された冷却室20が設
けられ、この冷却室20内には図示しない圧縮器
とキヤピラリーチユーブによつて冷却作用を行う
一次冷却器21、フアン22、フアンモータ2
3、アキユムレータ(図示せず)等が収納されて
いる。前記背面仕切板18の上部であつて、前記
フアン22に対向した部分およびその両側部分に
は、一体に切起したガイド翼24をもつた冷気吹
出口25が形成されている。この冷気吹出口25
の前面には、本考案に特有の熱サイフオン式のロ
ールボンド型熱交換器26が所定の間隙27をも
つて設けられている。なお、この間隙27をなく
して熱交換器26を密接して設けてもよい。前記
熱交換器26は第3図から第6図に示すように、
アルミニウムや銅などの熱伝導性のよい材料でで
きた2枚の矩形板材の冷媒通路部28となる対向
面に、カーボン粉末などを塗布して閉回路網を作
り、この2枚の矩形板材を高温下で圧延溶着しつ
つ水平部29と立上り部30とからなるL字形に
折り曲げ、さらに前記カーボン粉末を塗布した閉
回路網部分を膨出して冷媒通路部28を形成して
ロールボンド型とし、この冷媒通路部28内に冷
媒(例えばR12のようなフロン形冷媒)31を
封入してなるものである。このとき、前記冷媒通
路28は、これに限る必要はないが、水平部29
では密状態に形成され、立上り部30では疎状態
に形成されていることが望ましい。なお、この疎
密状態は第7図と第8図とに示すような疎密の関
係であつてもよい。上述のように構成された熱交
換器26は、水平部29において冷媒31が冷凍
負荷から熱を奪つて気化すると、この気化した冷
媒31が立上り部30に移動し、この立上り部3
0において冷媒が冷気により凝縮液化すると、重
力により水平部29に戻る熱サイフオンの作用を
する。
前記熱交換器26の立上り部30に形成された
冷媒通路部28は、略水平の上端冷媒通路32
と、この上端冷媒通路32から垂直方向に、複数
列に分岐した垂直冷媒通路33,33…33とか
らなつている。
前記第3図の上端冷媒通路32は略水平とし
たが、これに限るものでなく、例えば第7図のよ
うに両側に傾斜したゆるやかな山形に形成しても
よい。このように傾斜して形成した場合には、上
端冷媒通路32内で凝縮液化した冷媒の水平部2
9の冷媒通路部28への移動がより促進される。
前記熱交換器26の水平部29に形成された冷
媒通路部28は、前記垂直冷媒通路33,33,
…33に連通する縦列冷媒通路34,34…34
と、これらの縦列冷媒通路34,34…34を3
列の矩形波状に連通する横列冷媒通路35〜3
5、36〜36、37〜37と、1列に連通する
1本の横列冷媒通路38とからなつている。
前記熱交換器26の立上り部31には、冷媒通
路部28の存在しない所であつて、かつ垂直冷媒
通路33,33,…33の略中間に位置して、外
側に一体に切起した放熱フイン39,39…39
をもつた通気孔40,40…40が穿設されてい
る。前記放熱フイン39,39…39は立上り部
30の外側に切起したものに限らず、第6図鎖線
で示すように立上り部30の内側に切起して形成
してもよい。また、前記放熱フイン39,39…
39は通気孔40,40…40の下側辺から切起
して形成したが、これに限るものでなく、上側辺
から切起したり、第7図の左側と第9図に示すよ
うに、放熱フイン39a,39a…39aを通気
孔40,40…40の左側辺から切起したり、さ
らには、第7図の右側と第10図に示すように、
放熱フイン39b,39b…39bを通気孔4
0,40…40の下部に突設して形成してもよ
い。
第1図、第2図に示すように、前記冷凍室14
の上半部は垂直な仕切板41で製氷室42と急速
冷凍室43とに仕切り、この仕切板41と、前記
冷凍室14の図中右側内面44とにそれぞれ係止
用突起部45,45を形成し、この係止用突起部
45,45によつて前記熱交換器26が着脱可能
に、かつ略水平に係止されている。46は前記冷
凍室14を中部冷凍室47と下部冷凍室48とに
仕切るとともに冷気を通過せしめる棚板である。
前記急速冷凍室43と下部冷凍室48のそれぞれ
の前面には中扉49,50が設けられている。5
1は前記背面仕切板18と一体に形成された底面
仕切板で、この底面仕切板51と前記中仕切板1
3との間には冷気通路52が形成されている。こ
の冷気通路52の一端側には、前記下部冷凍室4
8に連通する冷気吸入口53が形成され、他端側
は前記冷却室20に連通している。54は前記冷
気通路52を通過する冷気の一部を前記冷蔵室1
5へ送るための連通孔、55はこの冷蔵室15か
ら前記冷却室20へ冷気を戻すための連通孔であ
る。
つぎに本考案の作用を説明する。
冷却室20の一次冷却器21で冷却された冷気
は、フアン22により上方に吸引され、冷気吹出
口25から冷凍室14へ送られる。この冷気は、
間隙27を通り、一部は第1図中矢印イのよう
に、熱交換器26の立上り部30の放熱フイン3
9,39…39に案内されて通気孔40,40…
40を通り、急速冷凍室43を通つてから中部冷
凍室47へ導かれ、残りは図中矢印ロのように立
上り部30の放熱フイン39,39…39や冷媒
通路部28などにぶつかつてここを冷却してから
中部冷凍室47へ導かれ、ついで下部冷凍室4
8、冷気吸入口53、冷気通路52を経て冷却室
20内の一次冷却器21に戻る。このように一次
冷却器21で冷却された冷気は、フアン22によ
つて冷凍室14内を強制循環する。上述のよう
に、急速冷凍室43には冷却度の高い冷気が導か
れているので、急速冷凍室43内は急速に冷却さ
れる。さらに、急速冷凍室43に冷凍負荷例えば
製氷皿56が収容されていると、熱交換器26の
水平部29の冷媒通路部28内に封入されている
冷媒31が製氷皿56の温度によつて蒸発し、そ
の気化熱が製氷皿56の温度を奪うとともに、気
化した冷媒31は立上り部30の冷媒通路部28
に上昇する。そして、この立上り部30の放熱フ
イン39,39…39と冷媒通路部28などに
は、冷気吸出口25から送られた冷却度の高い冷
気が吹きつけられるとともに通気孔40,40…
40を通過しているので、ここに上昇してきた気
化冷媒31が効率良く冷却されて液化し、水平部
29の冷媒通路部28に戻る。上述のように急速
冷凍室43内の製氷皿56は、通気孔40,40
…40を経て導入された冷気と、熱交換器26と
の双方によつて急速に冷却される。例えば、常温
の水を製氷する場合、熱交換器26のない従来例
では2時間近くかかつていたのが、本考案による
熱交換器26を設けたときは30分しかからなかつ
た。しかも、熱交換器26はその水平部29が係
止用突起部45,45に着脱可能に係止されてい
るだけなので、取りはずして掃除が簡単にできる
とともに、製氷皿56のような冷凍負荷の出し入
れが簡単になる。
前記実施例では、本考案による熱交換器を冷蔵
庫に利用した場合を説明したが、冷蔵庫以外のも
のにも利用できることは勿論である。
なお、前記実施例では熱交換器に形成される冷
媒通路部は1つの閉回路網状としたが、複数の閉
回路網状としてもよい。すなわち、熱交換器の水
平部と立上り部との内部を連通する閉回路網状の
冷媒通路部を複数組設けるようにしてもよい。
本考案による熱交換器は上記のようにロールボ
ンド型に構成したもので、冷媒と冷媒通路内壁と
の接触面積が大きくなり、すなわち、従来の中空
容器型熱交換器と比べて実質的な吸熱面積と放熱
面積が大きくなり、熱交換効率が極めてよい。
さらに、水平部に互いに連通する複数の縦列冷
媒通路と横列冷媒通路とを形成し、立上り部に水
平部の冷媒通路と複数個所で連通するとともに上
端冷媒通路によつて連通する複数の垂直冷媒通路
を形成したので、水平部における冷媒の移動、立
上り部における冷媒の移動および水平部と立上り
部の間における冷媒の移動がきわめて容易とな
り、冷媒の循環が促進されて熱交換効率がさらに
向上する。すなわち、水平部の冷媒通路において
局部的に冷媒が蒸発して冷媒が減少しても他の冷
媒通路から容易に冷媒が流入して効果的に吸熱
し、水平部の冷媒通路で気化した冷媒が容易に立
上り部の冷媒通路に移動し、この立上り部の冷媒
通路において気化冷媒が容易に分散して効果的に
放熱するからである。その上、立上り部の複数の
垂直冷媒通路の間に冷気の通気孔を穿設するとと
もに放熱フインを形成したので、冷気強制循環式
の冷蔵庫などに利用した場合には、水平部(吸熱
側)上に冷気を導くことができるとともに、立上
り部(放熱側)の放熱面積が増加するので、被冷
却物を水平部(吸熱側)のどこに置いても、ま
た、たくさん置いても効率の良い熱交換ができ
る。
また、熱交換器の立上り部に形成した冷媒通路
部を複数の垂直冷媒通路と、これらの垂直冷媒通
路の上端部を傾斜して連通する傾斜冷媒通路とで
構成した場合には、立上り部の傾斜冷媒通路内で
凝縮液化した冷媒が水平部の冷媒通路部に移動し
易くなり、冷媒の循環が促進されて熱交換効率が
さらに向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による熱交換器を冷蔵庫に利用
した場合の一実施例を示す側部断面図、第2図は
第1図の外扉をはずした状態の正面図、第3図、
第4図、第5図および第6図は本考案による熱交
換器を示し、第3図は正面図、第4図は平面図、
第5図は側面図、第6図は第3図のA−A線断面
図、第7図および第8図は他の実施例を示す熱交
換器の正面図および平面図、第9図は第7図のB
−B線拡大断面図、第10図は第7図のC−C線
拡大断面図である。 14…冷凍室、21…一次冷却器、22…フア
ン、25…冷気吹出口、43…急速冷凍室、56
…製氷皿、26…熱交換器、28…冷媒通路部、
29…水平部、30…立上り部、31…冷媒、3
9,39a,39b…放熱フイン、40…通気
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱伝導性のよい2枚の板材を圧延溶着して水
    平部と立上り部とからなる略L字形板状に形成
    し、前記水平部の2枚の板材間に複数の縦列冷
    媒通路と、これらの縦列冷媒通路を連通する複
    数の横列冷媒通路とを形成し、前記立上り部の
    2枚の板材間に複数の垂直冷媒通路と、これら
    の垂直冷媒通路の上端部を連通する上端冷媒通
    路とを形成し、前記水平部の冷媒通路と前記立
    上り部の冷媒通路とを内部に封入した冷媒が互
    いに循環するように複数個所で連通形成し、前
    記立上り部の複数の垂直冷媒通路の間に冷気の
    通気孔と放熱フインとを形成してなることを特
    徴とする熱サイフオン式のロールボンド型熱交
    換器。 (2) 立上り部の上端冷媒通路は、複数の垂直冷媒
    通路の上端部を傾斜して連通する傾斜冷媒通路
    としてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のロールボンド型熱交換器。
JP13894383U 1983-09-07 1983-09-07 ロ−ルボンド型熱交換器 Granted JPS6012076U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13894383U JPS6012076U (ja) 1983-09-07 1983-09-07 ロ−ルボンド型熱交換器

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JP13894383U JPS6012076U (ja) 1983-09-07 1983-09-07 ロ−ルボンド型熱交換器

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Publication Number Publication Date
JPS6012076U JPS6012076U (ja) 1985-01-26
JPH0335994Y2 true JPH0335994Y2 (ja) 1991-07-30

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ID=30311588

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13894383U Granted JPS6012076U (ja) 1983-09-07 1983-09-07 ロ−ルボンド型熱交換器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55143390A (en) * 1979-04-24 1980-11-08 Pioneer Electronic Corp Natural convection type radiator

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55111088U (ja) * 1979-01-26 1980-08-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55143390A (en) * 1979-04-24 1980-11-08 Pioneer Electronic Corp Natural convection type radiator

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JPS6012076U (ja) 1985-01-26

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