JPH0335983B2 - - Google Patents
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- JPH0335983B2 JPH0335983B2 JP6824983A JP6824983A JPH0335983B2 JP H0335983 B2 JPH0335983 B2 JP H0335983B2 JP 6824983 A JP6824983 A JP 6824983A JP 6824983 A JP6824983 A JP 6824983A JP H0335983 B2 JPH0335983 B2 JP H0335983B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/10—Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
- H01J29/18—Luminescent screens
- H01J29/30—Luminescent screens with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots, in lines
- H01J29/32—Luminescent screens with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots, in lines with adjacent dots or lines of different luminescent material, e.g. for colour television
- H01J29/327—Black matrix materials
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B03—SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C—MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C3/00—Separating dispersed particles from gases or vapour, e.g. air, by electrostatic effect
- B03C3/02—Plant or installations having external electricity supply
- B03C3/16—Plant or installations having external electricity supply wet type
Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は湿式静電集塵装置に係り、特に転炉の
排ガスから塵埃を除去するに好適な水平方向のガ
ス流路用の湿式静電集塵装置に関する。
排ガスから塵埃を除去するに好適な水平方向のガ
ス流路用の湿式静電集塵装置に関する。
背景技術とその問題点
転炉の排ガスから塵埃を除去する装置として、
従来はしばしばスクラツバー（洗浄器）が使用さ
れていた。このスクラツバーは一般に冷却段と飽
和段と本来の洗浄段とから構成されていて、その
第１段において排ガスは60℃〜80℃に冷却され
る。そして第１段では200〜400mm水柱の圧力低下
を来し、一方第２段では1200〜1400mm水柱の圧力
低下が必要である。塵埃は非常に微細であるた
め、この種のスクラツバーの塵埃効率は約100
mg／Ｎm3程度に制限される。
従来はしばしばスクラツバー（洗浄器）が使用さ
れていた。このスクラツバーは一般に冷却段と飽
和段と本来の洗浄段とから構成されていて、その
第１段において排ガスは60℃〜80℃に冷却され
る。そして第１段では200〜400mm水柱の圧力低下
を来し、一方第２段では1200〜1400mm水柱の圧力
低下が必要である。塵埃は非常に微細であるた
め、この種のスクラツバーの塵埃効率は約100
mg／Ｎm3程度に制限される。
省エネルギー並びに可燃性排ガスの回収の可能
性という観点から、スクラツバーによる浄化では
十分に対応できなくなつて来ている。スクラツバ
ーにおいては圧力損失がかなり大きいために送風
用の電力消費が著しく、またスクラツバーにより
得られるガス浄化度は、更に別の用途に利用する
には不十分である。
性という観点から、スクラツバーによる浄化では
十分に対応できなくなつて来ている。スクラツバ
ーにおいては圧力損失がかなり大きいために送風
用の電力消費が著しく、またスクラツバーにより
得られるガス浄化度は、更に別の用途に利用する
には不十分である。
新設された設備においては、スクラツバーに代
わつてエネルギーを節約でき且つ効率の良い円形
構造の乾式静電集埃装置が実際に使用されてい
る。しかしながら現在稼動中の設備については多
くの場合、必要とされるスペース上の問題や交換
のための稼動停止の問題などの種々の問題がある
ため、スクラツバーの代わりに乾式静電集塵装置
を設置することは難しい。
わつてエネルギーを節約でき且つ効率の良い円形
構造の乾式静電集埃装置が実際に使用されてい
る。しかしながら現在稼動中の設備については多
くの場合、必要とされるスペース上の問題や交換
のための稼動停止の問題などの種々の問題がある
ため、スクラツバーの代わりに乾式静電集塵装置
を設置することは難しい。
従つてエネルギー消費の大きい第２段または洗
浄段に代えて湿式静電集塵装置を使用することは
望ましい措置であるといえよう。この場合現在の
生産を継続したまま、微細な塵埃の除去のための
新しい浄化装置を製鋼所の外部で建造し、この建
造後新しくガス流路を接続することにより、長期
間にわたる稼動停止の問題を回避することができ
る。
浄段に代えて湿式静電集塵装置を使用することは
望ましい措置であるといえよう。この場合現在の
生産を継続したまま、微細な塵埃の除去のための
新しい浄化装置を製鋼所の外部で建造し、この建
造後新しくガス流路を接続することにより、長期
間にわたる稼動停止の問題を回避することができ
る。
このように転炉の排ガスを湿式静電集塵装置に
より浄化することは既に大きな問題となつていた
のであるが、これまでに有益な提案はなされてい
なかつた。システム全体に爆発の危険があるた
め、集塵装置のハウジングは耐圧構造になつてい
る。又設備費が必要以上に高くなるのを防ぐため
に、複数のユニツトを並置しないようにするのが
望ましい。しかしながらこの場合、間欠的に送ら
れて来る多量のガスを有効に、即ち１〜1.8ｍ／
ｓの流速で浄化するためには、ガスの流路断面を
かなり大きくしなければならない。そのため10ｍ
又はそれ以上の高さとなり、表面の広い集塵電極
を使用しなければならず、十分な剛性を得るた
め、又は運転中電極間を所要の間隔に保つておく
ためには、付加的な構造上の対策が講じられなけ
ればならない。
より浄化することは既に大きな問題となつていた
のであるが、これまでに有益な提案はなされてい
なかつた。システム全体に爆発の危険があるた
め、集塵装置のハウジングは耐圧構造になつてい
る。又設備費が必要以上に高くなるのを防ぐため
に、複数のユニツトを並置しないようにするのが
望ましい。しかしながらこの場合、間欠的に送ら
れて来る多量のガスを有効に、即ち１〜1.8ｍ／
ｓの流速で浄化するためには、ガスの流路断面を
かなり大きくしなければならない。そのため10ｍ
又はそれ以上の高さとなり、表面の広い集塵電極
を使用しなければならず、十分な剛性を得るた
め、又は運転中電極間を所要の間隔に保つておく
ためには、付加的な構造上の対策が講じられなけ
ればならない。
３〜５ｍを越える高さを有する集塵電極板は、
塵埃の種類やその他の条件によつては有効に洗浄
できないから、前述の目的に適合しない。通常転
炉の排ガスは集塵装置の集塵領域内に入る前に飽
和され、凝縮物は湿つた塵埃と共に集塵電極に堆
積する。転炉の排ガスは間欠的に送られて来るの
で、転炉の送風が停止されている間に、集塵電極
に洗浄用の液体を吹付けて洗浄する時間は十分に
ある。従つて連続的に洗浄する必要は全くない。
送風が行なわれている間、即ち集塵装置が最大の
集塵能力で動作していなければならない時には、
集塵装置ができる限り高い電圧で動作することが
でき、且つ吹付けられる液体の小滴により電圧制
御が悪影響を受けないようにするために、洗浄は
行なわれない。
塵埃の種類やその他の条件によつては有効に洗浄
できないから、前述の目的に適合しない。通常転
炉の排ガスは集塵装置の集塵領域内に入る前に飽
和され、凝縮物は湿つた塵埃と共に集塵電極に堆
積する。転炉の排ガスは間欠的に送られて来るの
で、転炉の送風が停止されている間に、集塵電極
に洗浄用の液体を吹付けて洗浄する時間は十分に
ある。従つて連続的に洗浄する必要は全くない。
送風が行なわれている間、即ち集塵装置が最大の
集塵能力で動作していなければならない時には、
集塵装置ができる限り高い電圧で動作することが
でき、且つ吹付けられる液体の小滴により電圧制
御が悪影響を受けないようにするために、洗浄は
行なわれない。
集塵装置に湿つた状態又は泥状に堆積した塵埃
を、電界の外に配設されたノズルから液体を吹付
けて洗浄する場合、堆積物の種類と粘度によつて
吹付ける液体噴流を適切な細さに調節すると共
に、液体の小滴が所定の最小エネルギーで衝突す
るようにしなければならない。既に使用されてい
る湿式静電集塵装置に関する数多くの実験と経験
から、洗浄すべき面が噴射ノズルから余り離れて
いなければ、前述の２つの条件は同時に満たされ
得ることが分かつている。即ち、流体噴流はノズ
ルからの距離が遠くなるにつれて運動エネルギー
を徐々に失ない、一定の距離を越えて吹付けられ
たときには、集塵電極を十分有効に洗浄できな
い。許容される最大の吹付け距離と、それから考
えられる電極板の可能な最大の高さについては、
その他にも個々の場合に応じた制限条件を考慮し
なければならないので、固定した値とすることは
できないが、いずれにしても３〜５ｍがその限界
値である。
を、電界の外に配設されたノズルから液体を吹付
けて洗浄する場合、堆積物の種類と粘度によつて
吹付ける液体噴流を適切な細さに調節すると共
に、液体の小滴が所定の最小エネルギーで衝突す
るようにしなければならない。既に使用されてい
る湿式静電集塵装置に関する数多くの実験と経験
から、洗浄すべき面が噴射ノズルから余り離れて
いなければ、前述の２つの条件は同時に満たされ
得ることが分かつている。即ち、流体噴流はノズ
ルからの距離が遠くなるにつれて運動エネルギー
を徐々に失ない、一定の距離を越えて吹付けられ
たときには、集塵電極を十分有効に洗浄できな
い。許容される最大の吹付け距離と、それから考
えられる電極板の可能な最大の高さについては、
その他にも個々の場合に応じた制限条件を考慮し
なければならないので、固定した値とすることは
できないが、いずれにしても３〜５ｍがその限界
値である。
このように湿式静電集塵装置により転炉の排ガ
スからの塵埃を除去する問題については、一方で
はできる限り経済的に浄化を行なうための方法を
考慮し、他方では構造及び機能上の条件を満たさ
なければならない。
スからの塵埃を除去する問題については、一方で
はできる限り経済的に浄化を行なうための方法を
考慮し、他方では構造及び機能上の条件を満たさ
なければならない。
発明の目的
従つて本発明の目的は、スクラツバーに比べて
圧力損失が著しく少なく、しかもより有効にガス
を浄化することができ（一酸化炭素ガスの回収は
約10mg／Ｎm3まで）、排ガスの流れ全体を処理す
ることができ、起こりうる爆発の圧力に耐え、且
つ送風停止中に集塵電極に堆積した塵埃と凝縮物
との混合物を洗浄システムにより有効に除去でき
る湿式静電集塵装置を提供することにある。
圧力損失が著しく少なく、しかもより有効にガス
を浄化することができ（一酸化炭素ガスの回収は
約10mg／Ｎm3まで）、排ガスの流れ全体を処理す
ることができ、起こりうる爆発の圧力に耐え、且
つ送風停止中に集塵電極に堆積した塵埃と凝縮物
との混合物を洗浄システムにより有効に除去でき
る湿式静電集塵装置を提供することにある。
発明の概要
耐圧ハウジングと、このハウジングの中にガス
の流れ方向に対して横切る方向に等間隔で交互に
配置されたコロナ電極及び集塵電極と、電極の洗
浄手段と、電極の支持手段とを夫々具備する湿式
静電集塵装置において、(a)、上記ハウジングは流
路の横断面積が少なくとも20m2である円筒状に構
成され、(b)、高さ方向に少なくとも２つの部分に
分割された１つまたは複数の集塵領域が上記ガス
の流れ方向に配置され、(c)、上記集塵領域の上部
及び下部における上記集塵電極を洗浄する上部洗
浄管及び下部洗浄管が上記集塵電極の上方部分を
指向する噴射ノズルとともに設けられ、上記集塵
領域の上部における上記集塵電極の下端が上記下
部洗浄管によつて位置決めされるように構成し
た。
の流れ方向に対して横切る方向に等間隔で交互に
配置されたコロナ電極及び集塵電極と、電極の洗
浄手段と、電極の支持手段とを夫々具備する湿式
静電集塵装置において、(a)、上記ハウジングは流
路の横断面積が少なくとも20m2である円筒状に構
成され、(b)、高さ方向に少なくとも２つの部分に
分割された１つまたは複数の集塵領域が上記ガス
の流れ方向に配置され、(c)、上記集塵領域の上部
及び下部における上記集塵電極を洗浄する上部洗
浄管及び下部洗浄管が上記集塵電極の上方部分を
指向する噴射ノズルとともに設けられ、上記集塵
領域の上部における上記集塵電極の下端が上記下
部洗浄管によつて位置決めされるように構成し
た。
本発明のその他の有利な実施の態様は、特許請
求の範囲第２項から第４項に記載されている。
求の範囲第２項から第４項に記載されている。
実施例
以下添付の図面を参照して本発明の実施例をさ
らに詳細に説明する。
らに詳細に説明する。
第１図に示されるように、円筒状のハウジング
１の内部には、複数の板状の集塵電極９がガスの
流れの方向に平行に配設されている。集塵電極９
は支持手段１３によりハウジング１内に吊り下げ
られている。そして集塵領域は上部５と下部６と
に二分されているから、更に別の支持手段１３を
設けなければならない。下部６にある集塵電極９
は、上部５の隣接する集塵電極９に対して、夫々
その集塵電極間隔Ｂ（第５図参照）で画定される
ガス流路幅の二分の一に相当する幅だけずらして
配置されている。このことは第５図において、更
に詳細に説明する。ハウジング１の外部にはコロ
ナ電極用の支持手段４の一部が配されている。
１の内部には、複数の板状の集塵電極９がガスの
流れの方向に平行に配設されている。集塵電極９
は支持手段１３によりハウジング１内に吊り下げ
られている。そして集塵領域は上部５と下部６と
に二分されているから、更に別の支持手段１３を
設けなければならない。下部６にある集塵電極９
は、上部５の隣接する集塵電極９に対して、夫々
その集塵電極間隔Ｂ（第５図参照）で画定される
ガス流路幅の二分の一に相当する幅だけずらして
配置されている。このことは第５図において、更
に詳細に説明する。ハウジング１の外部にはコロ
ナ電極用の支持手段４の一部が配されている。
第２図に示すように、ハウジング１内に設けら
れる集塵領域２及び３は、ガスの流れ方向に相前
後して配置され、夫々上部５と下部６とに分割さ
れている（符号７は境界面である）。ガスの流れ
方向は矢印により示されており、符号４はコロナ
電極用の支持手段の上部である。
れる集塵領域２及び３は、ガスの流れ方向に相前
後して配置され、夫々上部５と下部６とに分割さ
れている（符号７は境界面である）。ガスの流れ
方向は矢印により示されており、符号４はコロナ
電極用の支持手段の上部である。
第３図の横断面図に示すように、集塵電極９と
コロナ電極１１とは、ガスの流れ方向に対してこ
れを横切る方向に交互に配置されている。図面を
明瞭にするため、集塵電極９の支持手段は省略し
てある。コロナ電極１１用の支持手段４は、集塵
装置のハウジング１本体に設けられた別のハウジ
ングの内部に取付けられた絶縁体から構成され、
この絶縁体には支持棒が固定されている。そして
この支持棒はワイヤ又は条片から形成されたコロ
ナ電極を支持する支持枠に連結されている。この
ような構造は先行技術において公知であるので、
詳細には図示されていない。ただし、ほぼ半円形
状に示された構造部分もコロナ電極１１用の支持
手段４の一部であり、夫々ガスの流れ方向におい
て集塵電極９のある集塵領域の前後に配置されて
おり、コロナ電極１１の支持枠を互いに等間隔で
支持している。
コロナ電極１１とは、ガスの流れ方向に対してこ
れを横切る方向に交互に配置されている。図面を
明瞭にするため、集塵電極９の支持手段は省略し
てある。コロナ電極１１用の支持手段４は、集塵
装置のハウジング１本体に設けられた別のハウジ
ングの内部に取付けられた絶縁体から構成され、
この絶縁体には支持棒が固定されている。そして
この支持棒はワイヤ又は条片から形成されたコロ
ナ電極を支持する支持枠に連結されている。この
ような構造は先行技術において公知であるので、
詳細には図示されていない。ただし、ほぼ半円形
状に示された構造部分もコロナ電極１１用の支持
手段４の一部であり、夫々ガスの流れ方向におい
て集塵電極９のある集塵領域の前後に配置されて
おり、コロナ電極１１の支持枠を互いに等間隔で
支持している。
第４図は洗浄手段と集塵電極９とを示す。液体
供給管１４から上部洗浄管１０及び下部洗浄管１
０に液体が供給され、液体は加圧された状態で噴
射ノズルにより集塵電極９に吹付けられる。下部
の集塵電極９の洗浄用の下部洗浄管１０は、同時
に上部の集塵電極９の下端８（第５図参照）の位
置を定めるためにも利用される。このように大き
なスペースをとらずに必要な高さ分割を実現する
ことができると共に、「集塵領域を通過しない」
ガスの流れの横断面をできる限り小さくすること
ができる。また集塵電極９の位置が上部と下部で
ずれていることにより、最良の状態で洗浄が行な
われる。
供給管１４から上部洗浄管１０及び下部洗浄管１
０に液体が供給され、液体は加圧された状態で噴
射ノズルにより集塵電極９に吹付けられる。下部
の集塵電極９の洗浄用の下部洗浄管１０は、同時
に上部の集塵電極９の下端８（第５図参照）の位
置を定めるためにも利用される。このように大き
なスペースをとらずに必要な高さ分割を実現する
ことができると共に、「集塵領域を通過しない」
ガスの流れの横断面をできる限り小さくすること
ができる。また集塵電極９の位置が上部と下部で
ずれていることにより、最良の状態で洗浄が行な
われる。
集塵領域の上部と下部との間の境界面近傍の構
造が、第５図に拡大図で示されている。集塵電極
９はコロナ電極１１を支持する支持枠と交互に配
置され、下部の集塵電極９は上部の集塵電極９に
対して集塵電極間隔Ｂで画定されるガス流路幅の
二分の一の距離だけずれた位置にある。従つて下
部洗浄管１０は上部の集塵電極９と同じ平面にあ
り、このため噴射ノズル１２を最適の位置に位置
できるばかりでなく、この下部洗浄管１０により
前述のように上部の集塵電極９の横方向の位置を
定めることができる。噴射ノズル１２は、第４図
及び第５図に示すように集塵電極９の上方部分を
指向するように配置されている。
造が、第５図に拡大図で示されている。集塵電極
９はコロナ電極１１を支持する支持枠と交互に配
置され、下部の集塵電極９は上部の集塵電極９に
対して集塵電極間隔Ｂで画定されるガス流路幅の
二分の一の距離だけずれた位置にある。従つて下
部洗浄管１０は上部の集塵電極９と同じ平面にあ
り、このため噴射ノズル１２を最適の位置に位置
できるばかりでなく、この下部洗浄管１０により
前述のように上部の集塵電極９の横方向の位置を
定めることができる。噴射ノズル１２は、第４図
及び第５図に示すように集塵電極９の上方部分を
指向するように配置されている。
本発明の要旨を既述の実施例を例示しつつ概略
的に述べると、本発明の湿式静電集塵装置は、円
筒状のハウジングと、相前後して配置された少な
くとも１つの集塵領域とから成り、この集塵領域
の各々は高さ方向に少なくとも２つの部分に分割
されており、この分割された上下の集塵電極は、
隣接する電極間のガス流路幅の二分の一だけ互い
にずらされている。そして更にコロナ電極と集塵
電極とを夫々支持する支持手段と、洗浄手段とを
備えている。これらの構成要素は、流路断面が最
良の状態で利用され得るように、上記ハウジング
内に配置されている。
的に述べると、本発明の湿式静電集塵装置は、円
筒状のハウジングと、相前後して配置された少な
くとも１つの集塵領域とから成り、この集塵領域
の各々は高さ方向に少なくとも２つの部分に分割
されており、この分割された上下の集塵電極は、
隣接する電極間のガス流路幅の二分の一だけ互い
にずらされている。そして更にコロナ電極と集塵
電極とを夫々支持する支持手段と、洗浄手段とを
備えている。これらの構成要素は、流路断面が最
良の状態で利用され得るように、上記ハウジング
内に配置されている。
第５図は、互いに集塵電極間隔Ｂで画定される
ガス流路幅の二分の一だけ位置がずれている集塵
領域の下部と上部との間の境界面近傍における集
塵電極９、支持手段１３、コロナ電極１１及び洗
浄手段１０，１２の配置を示す。
ガス流路幅の二分の一だけ位置がずれている集塵
領域の下部と上部との間の境界面近傍における集
塵電極９、支持手段１３、コロナ電極１１及び洗
浄手段１０，１２の配置を示す。
本発明の湿式静電集塵装置においては、ガスが
湿式静電集塵装置に供給されていない時に、この
湿式静電集塵装置に高電圧を印加し、液体の噴流
を集塵電極９に吹付けることにより湿式洗浄を行
なうことができる。
湿式静電集塵装置に供給されていない時に、この
湿式静電集塵装置に高電圧を印加し、液体の噴流
を集塵電極９に吹付けることにより湿式洗浄を行
なうことができる。
発明の効果
以上説明したように本発明によれば、ガスの流
路として利用できるハウジングの横断面を最良の
状態で利用することができ、しかもコロナ電極と
集塵電極との間の距離や、洗浄用の液体の供給手
段及び噴射手段等に関する制限が全くない。この
結果、集塵電極の洗浄という観点からいうと前記
の通りその高さに限界があるが、本発明によれば
集塵領域は少くとも上下に２分割されているか
ら、上記制限された高さに適合した集塵電極を、
大きさの制約を受けることなく必要なだけ大きく
した大きさのガス流路横断面内に備えることがで
きる。そして、分割された集塵領域の上部におけ
る集塵電極の下端は、下部洗浄管により位置決め
されるから、ガス流路横断面内において大きなス
ペースをとらずに高さ方向の分割を実現できる。
従つて、従来のスクラツバーに比べて、圧力損失
が著しく少ないためエネルギー消費が非常に少な
く、送風停止中に集塵電極に堆積した塵埃と凝縮
物との混合物を有効に除去でき、排ガスの流れ全
体を処理できるとともにはるかに有効に排ガスを
浄化できる耐圧構造の湿式静電集塵装置を提供す
ることができる。
路として利用できるハウジングの横断面を最良の
状態で利用することができ、しかもコロナ電極と
集塵電極との間の距離や、洗浄用の液体の供給手
段及び噴射手段等に関する制限が全くない。この
結果、集塵電極の洗浄という観点からいうと前記
の通りその高さに限界があるが、本発明によれば
集塵領域は少くとも上下に２分割されているか
ら、上記制限された高さに適合した集塵電極を、
大きさの制約を受けることなく必要なだけ大きく
した大きさのガス流路横断面内に備えることがで
きる。そして、分割された集塵領域の上部におけ
る集塵電極の下端は、下部洗浄管により位置決め
されるから、ガス流路横断面内において大きなス
ペースをとらずに高さ方向の分割を実現できる。
従つて、従来のスクラツバーに比べて、圧力損失
が著しく少ないためエネルギー消費が非常に少な
く、送風停止中に集塵電極に堆積した塵埃と凝縮
物との混合物を有効に除去でき、排ガスの流れ全
体を処理できるとともにはるかに有効に排ガスを
浄化できる耐圧構造の湿式静電集塵装置を提供す
ることができる。
第１図は集塵電極を有する湿式静電集塵装置の
横断面図、第２図は同上図の縦断面図、第３図は
コロナ電極と集塵電極とを有する湿式静電集塵装
置の横断面図、第４図は集塵電極と洗浄手段とを
有する湿式静電集塵装置の横断面図、第５図は境
界面近傍の部分拡大図である。 なお図面に用いられた符号において、１……ハ
ウジング、２，３……集塵領域、４……コロナ電
極の支持手段、５……集塵領域の上部、６……集
塵領域の下部、７……境界面、９……集塵電極、
１０……上部洗浄管及び下部洗浄管、１１……コ
ロナ電極、１２……噴射ノズル、１３……集塵電
極の支持手段、１４……液体供給管、８……集塵
電極の下端、Ｂ……集塵電極間隔である。
横断面図、第２図は同上図の縦断面図、第３図は
コロナ電極と集塵電極とを有する湿式静電集塵装
置の横断面図、第４図は集塵電極と洗浄手段とを
有する湿式静電集塵装置の横断面図、第５図は境
界面近傍の部分拡大図である。 なお図面に用いられた符号において、１……ハ
ウジング、２，３……集塵領域、４……コロナ電
極の支持手段、５……集塵領域の上部、６……集
塵領域の下部、７……境界面、９……集塵電極、
１０……上部洗浄管及び下部洗浄管、１１……コ
ロナ電極、１２……噴射ノズル、１３……集塵電
極の支持手段、１４……液体供給管、８……集塵
電極の下端、Ｂ……集塵電極間隔である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 特に転炉の排ガスから塵埃を除去するための
水平方向のガス流路用の集塵装置であつて、耐圧
ハウジング１と、このハウジング１の中にガスの
流れ方向に対して横切る方向に等間隔で交互に配
置されたコロナ電極１１及び集塵電極９と、電極
の洗浄手段１０，１２と、電極の支持手段４，１
３とを夫々具備する湿式静電集塵装置において、 (a) 上記ハウジング１は流路の横断面積が少なく
とも20m2である円筒状に構成され、 (b) 高さ方向に少なくとも２つの部分に分割され
た１つまたは複数の集塵領域２，３が上記ガス
の流れ方向に配置され、 (c) 上記集塵領域２，３の上部５及び下部６にお
ける上記集塵電極９を洗浄する上部洗浄管１０
及び下部洗浄管１０が、上記集塵電極９の上方
部分を指向する噴射ノズル１２とともに設けら
れ、上記集塵領域２，３の上記上部５における
上記集塵電極９の下端８が上記下部洗浄管１０
によつて位置決めされることを特徴とする湿式
静電集塵装置。 ２ 連続して配置されている上記集塵領域２，３
における境界面７が互いに異なる高さに位置して
いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
の湿式静電集塵装置。 ３ 上記各集塵領域２，３の上記上部５における
上記電極９，１１が、上記集塵領域２，３の上記
下部６における上記電極９，１１に対して集塵電
極間隔Ｂの二分の一だけずれて夫々配置されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第
２項記載の湿式静電集塵装置。 ４ 上記各集塵領域２，３は、互いに等間隔に
夫々配置されてガス流路を画定する垂直板状の集
塵電極９と、上記ガス流路の中央部に夫々配置さ
れたコロナ電極１１と、上記集塵電極９の中間に
あつてその上方に夫々配置された洗浄手段１０，
１２と、上記集塵電極９及び上記コロナ電極１１
を支持する支持手段４，１３と、上記洗浄手段１
０，１２に液体を供給する液体供給手段１４とか
ら構成されていることを特徴とする特許請求の範
囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の湿式静
電集塵装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE3215400.3 | 1982-04-24 | ||
| DE19823215400 DE3215400A1 (de) | 1982-04-24 | 1982-04-24 | Nasselektrofilter fuer konverterabgase |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58189053A JPS58189053A (ja) | 1983-11-04 |
| JPH0335983B2 true JPH0335983B2 (ja) | 1991-05-30 |
Family
ID=6161888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58068249A Granted JPS58189053A (ja) | 1982-04-24 | 1983-04-18 | 湿式静電集塵装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4505724A (ja) |
| EP (1) | EP0092854B1 (ja) |
| JP (1) | JPS58189053A (ja) |
| AU (1) | AU560806B2 (ja) |
| CS (1) | CS268657B2 (ja) |
| DE (2) | DE3215400A1 (ja) |
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