JPH0335862Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0335862Y2
JPH0335862Y2 JP10809485U JP10809485U JPH0335862Y2 JP H0335862 Y2 JPH0335862 Y2 JP H0335862Y2 JP 10809485 U JP10809485 U JP 10809485U JP 10809485 U JP10809485 U JP 10809485U JP H0335862 Y2 JPH0335862 Y2 JP H0335862Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil pressure
rotation speed
engine
idle
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10809485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6216744U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10809485U priority Critical patent/JPH0335862Y2/ja
Publication of JPS6216744U publication Critical patent/JPS6216744U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0335862Y2 publication Critical patent/JPH0335862Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関のアイドル回転数を制御する
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、エンジン油を加圧する油ポンプはエン
ジン自体によつて駆動されているために、その吐
出側の圧力であるエンジン油圧も、エンジンの回
転数の変化と共にかなり大きな幅で変動する。
一方、最近は、エンジンの燃費を向上させるた
めに、アイドル回転数を従来よりも低目に設定す
る傾向があること、また、油ポンプの駆動ロスを
低減したりエンジンを小型化する必要上、エンジ
ン油容量を増大することが許されないこと、更
に、エンジンの高性能化や最高回転数の上昇に伴
つて、摩擦をより一層低減させる必要上、従来よ
りも低粘度のエンジン油を使う傾向が強くなつて
来たこと、等の理由から、アイドル時のエンジン
油圧は一般に低くなりがちであつて、アイドル時
の油圧が油圧警告灯の点灯する圧力よりも僅かに
高い程度のエンジンが多くなつてきた。
このようなエンジンにおいて、高負荷、或いは
高速運転を続けてエンジン油の温度が高くなり、
その粘度が低下した後にアイドル運転に入つたよ
うな状態では、エンジン油の粘度が低いために潤
滑油路における粘性抵抗が減少しているので、同
じアイドル回転数であつてもエンジン油圧が一層
低目となつて、油圧警告灯が点灯してしまうこと
があり、正常な状態であるにもかかわらず、油圧
の異常な低下と間違えられる恐れがあつた。この
ような誤点灯を防止するため、従来、エンジンの
シリンダブロツクに設けた油圧スイツチの出力信
号をアイドル回転回転装置に入力して、油圧警告
灯が点灯した場合にアイドル回転数を上昇させる
構造が提案されている(特開昭57−124043号公
報) 〔考案が解決しようとする問題点〕 上記従来の提案装置は、車両が走行してエンジ
ン回転数が所定値以上になると、その後アイドル
回転数を上昇させる制御を行なうようには構成さ
れていない。したがつて、走行後に再びアイドル
運転に入つた場合に油圧警告灯が再び点灯する可
能性がある。本考案は油圧警告灯が二度と誤点灯
するのを防止することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るアイドル回転速度制御装置は、第
1図に示す考案の構成図に示されるように、エン
ジン油の圧力を検知する油圧検知手段イと、アイ
ドル回転数をエンジン状態に応じて設定する回転
数設定手段ロと、エンジン油の圧力が一度でも所
定値以下になつたり、その後のアイドル回転数の
設定値を上記回転数設定手段による設定値よりも
所定値だけ高くする回転数変更手段ハとを備える
ことを特徴としている。
〔実施例〕
以下図示実施例により本考案を説明する。
第2図において、シリンダブロツク10に形成
されたボア11内にはピストン12が摺動自在に
収容され、燃焼室15内の爆発に基くピストン1
2の昇降運動はコンロツド13を介してクランク
シヤフト14に伝達される。燃焼室15内へ空気
を導く吸気通路16の途中には、流路面積を変更
させるスロツトル弁17が設けられ、このスロツ
トル弁17の上流側と下流側とを連結するバイパ
ス通路18には、これの開度を調節するバイパス
弁19が設けられる。アイドル運転時、スロツト
ル弁17は全閉位置にあり、空気はバイパス通路
18を通つて燃焼室15内へ流入するようになつ
ている。したがつてアイドル回転数はバイパス弁
19の開度を調節することにより制御され、この
バイパス弁19の開度はパルスモータ20へ付与
するパルス数により制御される。
アイドル回転数を制御すべくバイパス弁19の
開度を調節するために、次に述べる種々のセンサ
が設けられる。スロツトルセンサ21はスロツト
ル弁17の軸に取付けられてスロツトル弁17の
開度を検出する。水温センサ22および油圧スイ
ツチ23はシリンダブロツク10に取付けられ、
それぞれ冷却水温およびエンジン油圧を検出す
る。クランク角センサ24はクランクシヤフト1
4の近傍に配設されてクランク角を検出し、車速
センサ25は車速を検出する。これらの各センサ
の検出した各データはマイクロコンピユータを備
えた電子制御部30に入力され、後述する処理に
供され、これによりバイパス弁19の開度、すな
わちアイドル回転数が制御される。
電子制御部30は公知の構成を有し、入出力ポ
ート(I/Oポート)31を介して外部の各セン
サ等との信号の授受を行ない、入力された信号は
データとしてランダムアクセスメモリ(RAM)
32に格納される。中央演算処理装置(CPU)
33はこれらのデータに基いてバイパス弁19の
開度を決定する。このCPU33の制御はリード
オンリメモリ(ROM)34に記憶されたプログ
ラムに従つて行なわれる。なお、I/Oポート3
1、CPU33、ROM34、およびRAM32は
バスライン35により相互に接続される。
第3図は電子制御部30による制御を示すフロ
ーチヤートである。本プログラムはエンジンのイ
グニツシヨンスイツチをONにした時、スタート
する。まずステツプ101においてフラグFが0に
定められる。このエンジン始動時、エンジン回転
数が低いためにエンジンによつて駆動されている
油ポンプの回転数も低く、その吐出油圧が油圧ス
イツチ23の設定値を越えるまでに多少の時間が
必要であり、その間に油圧スイツチ23が油圧低
下時と同じONの信号を発するので、始動後所定
時間(例えば約8秒間)の間、ステツプ102へは
移らず、フラグFはOに維持される。しかして所
定時間経過後、ステツプ102において油圧スイツ
チ23がON状態か否か、すなわち油圧が所定値
より低いか否か判別される。もし油圧が所定値よ
り高ければステツプ103は実行されずステツプ104
へ移るが、油圧が所定値より低ければステツプ
103が実行されてフラグFが1に定められる。
ステツプ104では車速センサ25から読込んだ
データから、車速が0か否を判別する。車両が走
行していればアイドル回転数の制御の必要はない
ので以下のステツプをとばし、再びステツプ102
の直前へ戻る。車速が0である時、ステツプ105
へ移り、スロツトルセンサ21から得られたデー
タを基に、スロツトル弁17が全閉位置にあるか
否かを判別する。スロツトル弁17が全開でなけ
れば以下のステツプをとばすが、全閉であればア
イドル回転を制御すべくステツプ106へ移る。
ステツプ106では水温センサ22から読込んだ水
温からアイドル運転における目標回転数NTを計
算する。これは、例えばROM34に記憶されてい
る水温とアイドル回転数のマツプを読取ることに
より行なわれる。次いでステツプ107ではフラグ
Fが1か否か、すなわち油圧が一度でも所定値よ
り低下したことがあるか否かを判別し、フラグF
が1であればステツプ108を実行して、ステツプ
106で算出した目標回転数NTを一定値α(例えば
50rpm)だけ高くする。逆にフラグFが0であれ
ば、油圧は所定値より一度も低くなつたことがな
いので目標回転数NTを高める必要はなく、ステ
ツプ108を飛ばしてステツプ109へ移る。
ステツプ109以下はパルスモータ20を駆動し
てバイパス弁19の開度を制御するルーチンであ
る。ステツプ109では、目標回転数NTが実際の回
転数NEをより大きいか否か判別する。もし目標
回転数NTの方が大きければステツプ112へ移つて
パルスモータ20のステツプ位置PMTに1を加
算する。次いでステツプ113においてパルスモー
タ20を新たに定められたステツプ位置PMTに
制御し、バイパス弁19の開度を大きくしてバイ
パス通路18を流れる空気量を増加させ、アイド
ル回転数を高める。そしてステツプ102へ戻る。
ステツプ109において否定判定された場合、ステ
ツプ110へ移り、目標回転数NTが実際の回転数
NEより小さいか否か判別する。もし目標回転数
NTの方が小さければステツプ111へ移つてパルス
モータ20のステツプ位置PMTから1を減算する。
次いでステツプ113においてパルスモータ20のス
テツプ位置を変え、バイパス弁19の開度を小さ
くしてステツプ102へ戻る。ステツプ110において
否定判定された場合、これは目標回転数NTが実
際の回転数NEに等しいことになるので、パルス
モータ20のステツプ位置PMTを変更する必要
はない。すなわちステツプ113へ移つても実際に
は、何もせず、再びステツプ102へ戻る。
以上のようにこのプログラムによれば、アイド
ル運転時において油圧が所定値よりも低い場合、
ステツプ101,102,103,104,105,106,107,
108,109,112,113の順に実行されてバイパス弁
19の開度が大きくされ、これによりアイドル回
転数は所定値だけ高くなり、エンジン油圧が上昇
する。その後、油圧スイツチ23がOFF状態に
なつても、フラグFは常に1であるので、ステツ
プ108においてアイドル回転数はステツプ106にお
いて水温から計算される常に目標回転数NTより
も所定値だけ高く設定される。したがつて、一度
油圧が所定値より低くなつて油圧警告灯が点灯す
ると、その後イグニツシヨンスイツチを切るまで
誤点灯することはなくなる。ただし、油ポンプや
油圧系統の故障等によつてエンジン油圧が低下し
たときは、それを検出するのが目的ある油圧スイ
ツチ23がONになり、この時もステツプ108に
おいてアイドルの目標回転数を所定値だけ高くす
る作動が起きるが、それによつて実際に回転数が
増大しても、その程度の回転数増加では故障によ
る油圧低下を補うことはできないので、警告灯は
点灯したままとなつて運転者に異常を知らせるこ
とができ、本考案の手段によつて本来の警告動作
に何ら影響を与えることはない。
なお、フラグFをOに定めるステツプ101をイ
グニツシヨンスイツチのOFF時に実行するよう
にしてもよい。
また、アイドル回転数を制御する手段として
は、バイパス弁19を開閉する構成に限定される
ものではなく、従来公知のすべての構成を適用す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、従来のアイド
ル回転速度制御装置では、アイドル時にたまたま
エンジン油圧が油圧スイツチの設定値よりも僅か
に低くなつて油圧警告灯が点灯しても、運転者は
それが本当に異常な状態なのか否かを判断するこ
とができないし、一般に油圧低下はエンジンに重
大な故障を起こすことが多いだけに、不安な状態
で運転を続けなければならない。その場合、エン
ジンの回転数を増加して油ポンプの吐出量及び吐
出圧を高めてやれば、一時的に油圧警告灯は消え
るが、一旦アイドル回転数のフイードバツク制御
が解除されて後、再びフイードバツク制御が再開
されたときは、またも低い回転数が設定されて油
圧警告灯が点灯することになり、運転者の不安を
払拭することはできないという問題があつたが、
本考案によれば、一度でも油圧低下が検出されれ
ば、その情報が制御装置によつて記憶され、その
後は、エンジンの運転状態に応じて設定されるア
イドル回転数に常に所定値を上乗せして目標アイ
ドル回転数を設定するので、イグニツシヨンスイ
ツチを切るまで誤りの油圧低下の信号によつて警
告灯が再度点灯することがなく、安心して運転を
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成図、第2図は本考案の一
実施例を適用したエンジンを示す一部を断面とし
た系統図、第3図は実施例における制御を示すフ
ローチヤートである。 19……バイパス弁、21……スロツトルセン
サ、22……水温センサ、23……油圧スイツ
チ、24……回転数センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン油の圧力を検知する油圧検知手段と、
    アイドル回転数をエンジン状態に応じて設定する
    回転数設定手段と、エンジン油の圧力が一度でも
    所定値以下になつたら、その後のアイドル回転数
    の設定値を上記回転数設定手段による設定値より
    も所定値だけ高くする回転数変更手段とを備える
    ことを特徴とするアイドル回転速度制御装置。
JP10809485U 1985-07-17 1985-07-17 Expired JPH0335862Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10809485U JPH0335862Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10809485U JPH0335862Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6216744U JPS6216744U (ja) 1987-01-31
JPH0335862Y2 true JPH0335862Y2 (ja) 1991-07-30

Family

ID=30984966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10809485U Expired JPH0335862Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0335862Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6216744U (ja) 1987-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4779597A (en) Fail-safe system for vehicle engine
US5529031A (en) Valve timing control device for an internal combustion engine
US4883034A (en) Engine idling speed control system
US5881552A (en) Control system for internal combustion engines and control system for vehicles
US4491115A (en) Method for controlling fuel supply to an internal combustion engine at deceleration
JP3876648B2 (ja) エンジンのバルブタイミング制御装置
JP2002130014A (ja) 内燃機関の燃料供給量制御装置
CA2010361C (en) Apparatus for controlling the number of idle rotations of an internal combustion engine
JPH0335862Y2 (ja)
US5701866A (en) Malfunction diagnosis device for engine speed controller
JP4271618B2 (ja) スロットルバルブ制御装置
US5277161A (en) Engine controller
JP3586975B2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置
JP2001032737A (ja) 内燃機関のスロットル制御装置
JPS6067740A (ja) 内燃機関の吸入空気量制御装置
JPH0243903B2 (ja)
JP2979872B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置における暖機制御方法
JP2004116405A (ja) バルブタイミング制御システムの異常診断装置
JP7418933B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPH0214981B2 (ja)
JPH0415538Y2 (ja)
JPH04203265A (ja) 点火時期制御装置
JPH0526259Y2 (ja)
JPH02238145A (ja) 燃料噴射制御装置
JPH0730923Y2 (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御装置