JPH03356A - 4輪駆動車 - Google Patents
4輪駆動車Info
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- JPH03356A JPH03356A JP13359389A JP13359389A JPH03356A JP H03356 A JPH03356 A JP H03356A JP 13359389 A JP13359389 A JP 13359389A JP 13359389 A JP13359389 A JP 13359389A JP H03356 A JPH03356 A JP H03356A
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- Japan
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- oil passage
- rotor
- wheel drive
- hydraulic
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Links
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- 238000004891 communication Methods 0.000 description 12
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/38—Control of exclusively fluid gearing
- F16H61/40—Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
- F16H61/4043—Control of a bypass valve
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/04—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
- B60K17/10—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of fluid gearing
- B60K17/105—Units comprising at least a part of the gearing and a torque-transmitting axle, e.g. transaxles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
- B60K17/356—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having fluid or electric motor, for driving one or more wheels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、駆動源たるエンジンが発生する駆動力を前、
後輪双方に伝達して走行する4輪駆動車に関する。
後輪双方に伝達して走行する4輪駆動車に関する。
エンジンの駆動力を前、後輪双方に伝達して走行する4
輪駆動車は、路面状況、天候等の自然条件及び走行状態
の如何に拘わらず高い走行安定性を実現できるものとし
て脚光を浴びている。
輪駆動車は、路面状況、天候等の自然条件及び走行状態
の如何に拘わらず高い走行安定性を実現できるものとし
て脚光を浴びている。
4輪駆動車は、基本的には、前、後輪の夫々を駆動源た
るエンジンに直結することにより実現し得るが、この場
合、前、後輪間に生じる回転速度差を吸収できず、所謂
タイトコーナブレーキング現象の発生により旋回性能が
悪化するという難点がある。従って近年の4輪駆動車は
、前、後輪の一方をエンジンに直結せしめた駆動輪とし
、これから他方、即ち従動輪への伝動系の中途に、両輪
間の回転速度差を吸収しつつこの回転速度差に応じた駆
動力を従動輪へ配分する動作をなす駆動連結装置を配設
したものが主流となっている。
るエンジンに直結することにより実現し得るが、この場
合、前、後輪間に生じる回転速度差を吸収できず、所謂
タイトコーナブレーキング現象の発生により旋回性能が
悪化するという難点がある。従って近年の4輪駆動車は
、前、後輪の一方をエンジンに直結せしめた駆動輪とし
、これから他方、即ち従動輪への伝動系の中途に、両輪
間の回転速度差を吸収しつつこの回転速度差に応じた駆
動力を従動輪へ配分する動作をなす駆動連結装置を配設
したものが主流となっている。
前記駆動連結装置としては、ハウジング内の封入油が前
記回転速度差に応じた速度にて剪断される際の剪断抵抗
により駆動力の配分を行うビスカスカップリングを用い
てなるもの、又は、前記両輪の一方と連動回転するロー
タを他方と連動回転するケーシング内に収納して油圧ポ
ンプを構成し、これの内部に前記回転速度差に応じて発
生する油圧を媒介として駆動力の配分を行うもの等が実
用化されている。
記回転速度差に応じた速度にて剪断される際の剪断抵抗
により駆動力の配分を行うビスカスカップリングを用い
てなるもの、又は、前記両輪の一方と連動回転するロー
タを他方と連動回転するケーシング内に収納して油圧ポ
ンプを構成し、これの内部に前記回転速度差に応じて発
生する油圧を媒介として駆動力の配分を行うもの等が実
用化されている。
ところがこれらの4輪駆動車はいずれも、前記駆動連結
装置にて配分される駆動力を従動輪に伝達するために駆
動輪と従動輪とを機械的に連結するプロペラシャフトが
必要であり、車室の下部を縦断する態様にて配設される
このプロペラシャフトによって車室内部の足元空間が狭
められ、また該プロペラシャフトに発生する捩り振動に
より乗り心地が悪化する等の難点がある。そこで本願出
願人は、従動輪への駆動力の伝達がプロペラシャフトを
介することなく行え、前述の難点を解消し得る4輪駆動
車を特訓昭63−47889号において提案した。この
4輪駆動車は、駆動輪と連動回転するロータを車体の一
部に固設されたケーシング内に収納してなり、駆動輪の
回転速度に応じた油圧を発生する第1の油圧ポンプと、
同様に従動輪の回転速度に応じた油圧を発生する第2の
油圧ポンプとを設けると共に、両者間を、前者の吐出口
を後者の吸込口に連通ずる油路と、後者の吐出口を前者
の吸込口に連通ずる油路とにて夫々連結し、第1の油圧
ポンプからの吐出油が前者の油路を経て第2の油圧ポン
プに導かれ、これの内部を通流した後、後者の油路を経
て第1の油圧ポンプの吸込口に還流する構成としたもの
である。この構成により、駆動輪の回転速度と従動輪の
回転速度との間に差異が生じた場合、第2の油圧ポンプ
が、第1の油圧ポンプの吐出側における抵抗要素となり
、第1の油圧ポンプから供給される油圧により回転力を
付与される油圧モータとして機能し、駆動輪から従動輪
への駆動力の伝達がなされる。この4輪駆動車において
は、駆動輪と従動輪との間に第1、第2の油圧ポンプを
相互に連結する前記油路が必要なだけであり、プロペラ
シャフトが不要であるから、前述した如き難点が生じる
虞はない。
装置にて配分される駆動力を従動輪に伝達するために駆
動輪と従動輪とを機械的に連結するプロペラシャフトが
必要であり、車室の下部を縦断する態様にて配設される
このプロペラシャフトによって車室内部の足元空間が狭
められ、また該プロペラシャフトに発生する捩り振動に
より乗り心地が悪化する等の難点がある。そこで本願出
願人は、従動輪への駆動力の伝達がプロペラシャフトを
介することなく行え、前述の難点を解消し得る4輪駆動
車を特訓昭63−47889号において提案した。この
4輪駆動車は、駆動輪と連動回転するロータを車体の一
部に固設されたケーシング内に収納してなり、駆動輪の
回転速度に応じた油圧を発生する第1の油圧ポンプと、
同様に従動輪の回転速度に応じた油圧を発生する第2の
油圧ポンプとを設けると共に、両者間を、前者の吐出口
を後者の吸込口に連通ずる油路と、後者の吐出口を前者
の吸込口に連通ずる油路とにて夫々連結し、第1の油圧
ポンプからの吐出油が前者の油路を経て第2の油圧ポン
プに導かれ、これの内部を通流した後、後者の油路を経
て第1の油圧ポンプの吸込口に還流する構成としたもの
である。この構成により、駆動輪の回転速度と従動輪の
回転速度との間に差異が生じた場合、第2の油圧ポンプ
が、第1の油圧ポンプの吐出側における抵抗要素となり
、第1の油圧ポンプから供給される油圧により回転力を
付与される油圧モータとして機能し、駆動輪から従動輪
への駆動力の伝達がなされる。この4輪駆動車において
は、駆動輪と従動輪との間に第1、第2の油圧ポンプを
相互に連結する前記油路が必要なだけであり、プロペラ
シャフトが不要であるから、前述した如き難点が生じる
虞はない。
さてこの4輪駆動車における従動輪への伝達駆動力の大
小は、第1の油圧ポンプ内部における発生油圧の高低に
対応し、この油圧の高低は駆動輪と従動輪との間の回転
速度差の大小に対応するから、従動輪への伝達駆動力の
大小は前記回転速度差の大小に対応することになり、望
ましい4輪駆動状態が得られるが、一方、このような回
転速度差の大小のみならず、例えば、車速の高低、操舵
角度の大小、操舵頻度、路面の、状況等、走行状態に応
じて駆動力の伝達特性を変更し得る4輪駆動車の開発が
切望されているが、前述の構成の4輪駆動車においては
このような要求に対応することができないという難点が
あった。
小は、第1の油圧ポンプ内部における発生油圧の高低に
対応し、この油圧の高低は駆動輪と従動輪との間の回転
速度差の大小に対応するから、従動輪への伝達駆動力の
大小は前記回転速度差の大小に対応することになり、望
ましい4輪駆動状態が得られるが、一方、このような回
転速度差の大小のみならず、例えば、車速の高低、操舵
角度の大小、操舵頻度、路面の、状況等、走行状態に応
じて駆動力の伝達特性を変更し得る4輪駆動車の開発が
切望されているが、前述の構成の4輪駆動車においては
このような要求に対応することができないという難点が
あった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、プロ
ペラシャフトの省略による利点を確保しつつ、走行状態
に応じた伝達特性を得ることが可能な4輪駆動車を提供
することを目的とする。
ペラシャフトの省略による利点を確保しつつ、走行状態
に応じた伝達特性を得ることが可能な4輪駆動車を提供
することを目的とする。
本発明に係る4輪駆動車は、駆動輪の回転速度に応じた
油圧を発生する第1の油圧ポンプと、従動輪の回転速度
に応じた油圧を発生する第2の油圧ポンプとを備え、一
方の吐出口と他方の吸込口との間を各別の油路にて連通
させてある4輪駆動車であって、前記両袖路を相互に連
通ずるバイパス油路と、該バイパス油路の中途に配設さ
れた可変絞り手段とを具備することを特徴とする。
油圧を発生する第1の油圧ポンプと、従動輪の回転速度
に応じた油圧を発生する第2の油圧ポンプとを備え、一
方の吐出口と他方の吸込口との間を各別の油路にて連通
させてある4輪駆動車であって、前記両袖路を相互に連
通ずるバイパス油路と、該バイパス油路の中途に配設さ
れた可変絞り手段とを具備することを特徴とする。
本発明においては、第1の油圧ポンプの吐出油は、可変
絞り手段の開度に応じてバイパス油路と第2の油圧ポン
プとに分配され、後者への送給油を介して行われる従動
輪への駆動力の伝達量は、可変絞り手段の開度に応じて
変化する。従って、この開度の調節を、車速の高低、操
舵角度の大小、操舵頻度、及び路面状態の良否等、走行
状態に応じて行うことにより、走行状態に応じた所望の
伝達特性を得ることができる。
絞り手段の開度に応じてバイパス油路と第2の油圧ポン
プとに分配され、後者への送給油を介して行われる従動
輪への駆動力の伝達量は、可変絞り手段の開度に応じて
変化する。従って、この開度の調節を、車速の高低、操
舵角度の大小、操舵頻度、及び路面状態の良否等、走行
状態に応じて行うことにより、走行状態に応じた所望の
伝達特性を得ることができる。
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述する
。第1図は本発明に係る4輪駆動車の駆動系の全体構成
を示す模式的平面図である。
。第1図は本発明に係る4輪駆動車の駆動系の全体構成
を示す模式的平面図である。
図中1は車体前部に横置きされたエンジンである。該エ
ンジン1が発生する駆動力は、これの出力端に連設され
た変速機2の出力軸3に取出され、該出力軸3の軸端に
嵌着された、ドライブギヤ3a、アイドルギヤ4及び平
歯車5aを介して、該平歯車5aをその一端に嵌着して
なる中間伝動軸5に伝達される。中間伝動軸5への伝達
力は、該伝動軸5の他端に嵌着された平歯車5b及びこ
れに噛合する平歯車7aを介して、該平歯車7aをその
外側に周設しである前輪用差動歯車装置7のハウジング
に伝達されており、該差動歯車装置7の公知の動作によ
りハウジング内部の一対の差動歯車に配分され、これら
に各別に連結された左右の前輪6.6に伝達されるよう
になっている。
ンジン1が発生する駆動力は、これの出力端に連設され
た変速機2の出力軸3に取出され、該出力軸3の軸端に
嵌着された、ドライブギヤ3a、アイドルギヤ4及び平
歯車5aを介して、該平歯車5aをその一端に嵌着して
なる中間伝動軸5に伝達される。中間伝動軸5への伝達
力は、該伝動軸5の他端に嵌着された平歯車5b及びこ
れに噛合する平歯車7aを介して、該平歯車7aをその
外側に周設しである前輪用差動歯車装置7のハウジング
に伝達されており、該差動歯車装置7の公知の動作によ
りハウジング内部の一対の差動歯車に配分され、これら
に各別に連結された左右の前輪6.6に伝達されるよう
になっている。
前記差動歯車装置7の後側には、車体の一部に固設され
たケーシング22の内部にロータ21を同軸回動自在に
収納してなり、該ロータ21の回転速度に応じた油圧を
その内部に発生する第1の油圧ポンプ20が配設されて
いる。ロータ21の回転軸であるロータ軸14はケーシ
ング22の外部に延設してあり、該ロータ軸14の軸端
に嵌着された平歯車14aは、平歯車5aと異なる位置
にて前記平歯車7aに噛合させてある。而して、第1の
油圧ポンプ20のロータ21は、差動歯車装置7のハウ
ジングと連動して左右の前輪6.6の平均速度にて回転
することになり、第1の油圧ポンプ20の内部には、エ
ンジン1に直結された駆動輪である前輪6,6の回転速
度に応じた油圧が発生する。
たケーシング22の内部にロータ21を同軸回動自在に
収納してなり、該ロータ21の回転速度に応じた油圧を
その内部に発生する第1の油圧ポンプ20が配設されて
いる。ロータ21の回転軸であるロータ軸14はケーシ
ング22の外部に延設してあり、該ロータ軸14の軸端
に嵌着された平歯車14aは、平歯車5aと異なる位置
にて前記平歯車7aに噛合させてある。而して、第1の
油圧ポンプ20のロータ21は、差動歯車装置7のハウ
ジングと連動して左右の前輪6.6の平均速度にて回転
することになり、第1の油圧ポンプ20の内部には、エ
ンジン1に直結された駆動輪である前輪6,6の回転速
度に応じた油圧が発生する。
一方、従動輪である左右の後輪13.13は、車体の後
部中央に配設された後輪用差動歯車装置12内部の一対
の差動歯車に夫々連結されており、これらの差動歯車に
噛合する遊星歯車をその内部に回動自在に保持する前記
差動歯車装置12のハウジングは、前輪用差動歯車装置
7と同様、外側に周設された平歯車12aを有している
。差動歯車装置12の前側には、車体の一部に固設され
たケーシング32の内部にロータ31を同軸回動自在に
収納してなる第2の油圧ポンプ30が配設されている。
部中央に配設された後輪用差動歯車装置12内部の一対
の差動歯車に夫々連結されており、これらの差動歯車に
噛合する遊星歯車をその内部に回動自在に保持する前記
差動歯車装置12のハウジングは、前輪用差動歯車装置
7と同様、外側に周設された平歯車12aを有している
。差動歯車装置12の前側には、車体の一部に固設され
たケーシング32の内部にロータ31を同軸回動自在に
収納してなる第2の油圧ポンプ30が配設されている。
ロータ31の回転軸であるロータ軸15はケーシング3
2の外部に延設されており、該ロータ軸15の軸端に嵌
着された平歯車15aは、前記平歯車12aに噛合させ
てある。而して、第1の油圧ポンプ30のロータ31は
、差動歯車装置12のハウジングと連動し、左右の後輪
13.13の平均速度にて回転する。
2の外部に延設されており、該ロータ軸15の軸端に嵌
着された平歯車15aは、前記平歯車12aに噛合させ
てある。而して、第1の油圧ポンプ30のロータ31は
、差動歯車装置12のハウジングと連動し、左右の後輪
13.13の平均速度にて回転する。
第2図は以上の如く構成された第1.第2の油圧ポンプ
20.30の略示横断面図と共に示す本発明に係る4輪
駆動車の油圧回路図である。
20.30の略示横断面図と共に示す本発明に係る4輪
駆動車の油圧回路図である。
第1.第2油圧ポンプ20.30としては、例えば、本
図に示す如きベーンポンプが用いられる。第1の油圧ポ
ンプ20のロータ21は、短寸の円筒状をなす部材であ
り、これの外周側には、半径方向に所定の深さを有する
複数本の清が周方向に略等配をなして形成され、これら
の溝の夫々には、矩形平板形のベーン21a、21a・
・・が摺動自在に内挿しである。またケーシング22は
、その中心部に長円形の空洞部22aを有する図示の如
き偏肉筒形のカムリングと、これの軸長方向両側に封着
された図示しないサイドプレートとを備えてなり、前記
ロータ21は、液密に封止された前記空洞部22a内に
同軸回動自在に収納しである。このロータ21は、前述
した如(、軸心位置に嵌着されたロータ軸14を介して
前輪用差動歯車装置7のハウジングに連動連結されてお
り、ケーシング22の内部において左右の前輪6.6の
平均速度にて回転する。
図に示す如きベーンポンプが用いられる。第1の油圧ポ
ンプ20のロータ21は、短寸の円筒状をなす部材であ
り、これの外周側には、半径方向に所定の深さを有する
複数本の清が周方向に略等配をなして形成され、これら
の溝の夫々には、矩形平板形のベーン21a、21a・
・・が摺動自在に内挿しである。またケーシング22は
、その中心部に長円形の空洞部22aを有する図示の如
き偏肉筒形のカムリングと、これの軸長方向両側に封着
された図示しないサイドプレートとを備えてなり、前記
ロータ21は、液密に封止された前記空洞部22a内に
同軸回動自在に収納しである。このロータ21は、前述
した如(、軸心位置に嵌着されたロータ軸14を介して
前輪用差動歯車装置7のハウジングに連動連結されてお
り、ケーシング22の内部において左右の前輪6.6の
平均速度にて回転する。
このように構成された第1の油圧ポンプ20は、ロータ
21の外周面と空洞部22aの内周面との間に形成され
る三日月形をなすポンプ室23.23内の圧油を、互い
に相隣する2枚のベーン21a、21a間に封止し、ロ
ータ21の回転に伴って回転せしめて昇圧するものであ
り、前記ポンプ室23.23の夫々には、三日月形の両
端に開口する各一対の吸込吐出口23a、23bが形成
されている。これらの吸込吐出口23a、23bは、ロ
ータ21の回転方向に応じて吸込口又は吐出口として機
能するものであり、例えば、ロータ21が図中に矢符に
て示す向きに回転した場合、回転方向上流側に開口する
吸込吐出口23aが吸込口として、同じく下流側に開口
する吸込吐出口23bが吐出口として夫々機能し、前者
、即ち吸込吐出口23aからポンプ室23に導入される
圧油が、ロータ21の回転により昇圧されて、後者、即
ち吸込吐出口23bから外部に送出される。
21の外周面と空洞部22aの内周面との間に形成され
る三日月形をなすポンプ室23.23内の圧油を、互い
に相隣する2枚のベーン21a、21a間に封止し、ロ
ータ21の回転に伴って回転せしめて昇圧するものであ
り、前記ポンプ室23.23の夫々には、三日月形の両
端に開口する各一対の吸込吐出口23a、23bが形成
されている。これらの吸込吐出口23a、23bは、ロ
ータ21の回転方向に応じて吸込口又は吐出口として機
能するものであり、例えば、ロータ21が図中に矢符に
て示す向きに回転した場合、回転方向上流側に開口する
吸込吐出口23aが吸込口として、同じく下流側に開口
する吸込吐出口23bが吐出口として夫々機能し、前者
、即ち吸込吐出口23aからポンプ室23に導入される
圧油が、ロータ21の回転により昇圧されて、後者、即
ち吸込吐出口23bから外部に送出される。
第2の油圧ポンプ30も第1の油圧ポンプ20と同様、
偏肉筒形をなすカムリングとこれの両側に封着されたサ
イドプレートとからなり、長円形の空洞部32aを内部
に有するケーシング32に、複数枚のベーン31a、3
1a・・・を半径方向への摺動自在に保持する円筒形の
ロータ31を同軸回動自在に収納して構成され、ロータ
31の外周面と空洞部32aの内周面との間に形成され
たポンプ室33.33の内部にロータ31の回転に応じ
て油圧を発生するベーンポンプである。各ポンプ室33
には、第1の油圧ポンプ20における前記吸込吐出口2
3a、23bと同様、ロータ31の回転方向に応じて吸
込口又は吐出口として機能する吸込吐出口33a 、
33bが形成されている。
偏肉筒形をなすカムリングとこれの両側に封着されたサ
イドプレートとからなり、長円形の空洞部32aを内部
に有するケーシング32に、複数枚のベーン31a、3
1a・・・を半径方向への摺動自在に保持する円筒形の
ロータ31を同軸回動自在に収納して構成され、ロータ
31の外周面と空洞部32aの内周面との間に形成され
たポンプ室33.33の内部にロータ31の回転に応じ
て油圧を発生するベーンポンプである。各ポンプ室33
には、第1の油圧ポンプ20における前記吸込吐出口2
3a、23bと同様、ロータ31の回転方向に応じて吸
込口又は吐出口として機能する吸込吐出口33a 、
33bが形成されている。
なおロータ31は、前述した如く、これの軸心位置に嵌
着されたロータ軸15を介して後輪用差動歯車装置12
のハウジングに連動連結されており、ケーシング32の
内部において左右の後輪13.13の平均速度にて回転
する。
着されたロータ軸15を介して後輪用差動歯車装置12
のハウジングに連動連結されており、ケーシング32の
内部において左右の後輪13.13の平均速度にて回転
する。
さて、第1の油圧ポンプ20における吸込吐出口23b
、23bは、夫々に接続された送油管41,41、これ
らの合流管42、及び該合流管42から2方向に分岐さ
れた送油管43.43からなる連通油路40により、第
2の油圧ポンプ30における吸込吐出口33a、 33
aに連通させてあり、また、第2の油圧ポンプ30にお
ける他方の吸込吐出口33b、33bは、送油管51゜
51、合流管52及び送油管53.53からなる連通油
路50により、第1の油圧ポンプ20における他方の吸
込吐出口23a、23aに連通させてある。第1の油圧
ポンプ20の吸込吐出口23b、 23bは、ロータ2
1が図中に矢符にて示す向きに回転した場合、各ポンプ
室23.23からの吐出口として機能するものであり、
これらの吸込吐出口23b、23bに連通油路40にて
連通せしめた第2の油圧ポンプ30の吸込吐出口33a
。
、23bは、夫々に接続された送油管41,41、これ
らの合流管42、及び該合流管42から2方向に分岐さ
れた送油管43.43からなる連通油路40により、第
2の油圧ポンプ30における吸込吐出口33a、 33
aに連通させてあり、また、第2の油圧ポンプ30にお
ける他方の吸込吐出口33b、33bは、送油管51゜
51、合流管52及び送油管53.53からなる連通油
路50により、第1の油圧ポンプ20における他方の吸
込吐出口23a、23aに連通させてある。第1の油圧
ポンプ20の吸込吐出口23b、 23bは、ロータ2
1が図中に矢符にて示す向きに回転した場合、各ポンプ
室23.23からの吐出口として機能するものであり、
これらの吸込吐出口23b、23bに連通油路40にて
連通せしめた第2の油圧ポンプ30の吸込吐出口33a
。
33aは、ロータ31の回転方向が図中に矢符にて示す
向きであってロータ21のそれと対応するとき、各ポン
プ室33.33への吸込口として機能するようになしで
ある。同様に、第1の油圧ポンプ20の吸込吐出口23
a、23aが吸込口として機能するとき、これらと連通
油路50にて連通された第2の油圧ポンプ30の吸込吐
出口33b、 33bは、各ポンプ室33゜33からの
吐出口として機能する。つまり、連通油路40.50は
、第1.第2の油圧ポンプ20.30の一方の吸込口を
他方の吐出口に夫々連通する油路である。
向きであってロータ21のそれと対応するとき、各ポン
プ室33.33への吸込口として機能するようになしで
ある。同様に、第1の油圧ポンプ20の吸込吐出口23
a、23aが吸込口として機能するとき、これらと連通
油路50にて連通された第2の油圧ポンプ30の吸込吐
出口33b、 33bは、各ポンプ室33゜33からの
吐出口として機能する。つまり、連通油路40.50は
、第1.第2の油圧ポンプ20.30の一方の吸込口を
他方の吐出口に夫々連通する油路である。
以上の油路構成は、前述した特願昭63−47889号
において提案した4輪駆動車の油路構成と同様のもので
あり、本発明に係る4輪駆動車は、前記連通油路40.
50に加えて、これらを相互に連通ずるバイパス油路8
が設けてあり、該バイパス油路8の中途に可変絞り部9
が設けであることを特徴としている。バイパス油路8は
、例えば、第2図に示す如く、吸込吐出口23bに接続
された送油管41と、吸込吐出口23bに接続された送
油管53とに両端を夫々接続して設ければよ(、また、
可変絞り部9としては、例えば、回転スプール9aの回
転位置に応じて絞り開度の変更が行えるものを用いれば
よい。図中9bは、回転スプール9aのアクチュエータ
たるステップモータであり、該ステップモータ9aの図
示しない駆動回路には、開閉制御部60が出力する開閉
信号が与えられており、この信号に応じてステップモー
タ9bが駆動された場合、回転スプール9aの回転位置
が変更され、可変絞り部9における絞り開度が変化する
。開閉制御部60の入力側には、車体各部に装着された
夫々のセンサから、例えば、車速、操舵角、エンジン回
転数等の検出結果、即ち、走行状態に関連する種々の情
報が与えられており、開閉制御部60は、これらの情報
に基づいて認識される現状の走行状態に対し、可変絞り
部9における適正な絞り開度を求め、これに対応する開
閉信号を出力し、回転スプール9aを回転せしめて可変
絞り部9の開度調節を行う6以上の如く構成された本発
明に係る4輪駆動車においては、可変絞り部9がの開度
が一定に維持されている場合、前記特願昭63−478
89号において提案した4輪駆動車と全く同様の挙動を
示す。
において提案した4輪駆動車の油路構成と同様のもので
あり、本発明に係る4輪駆動車は、前記連通油路40.
50に加えて、これらを相互に連通ずるバイパス油路8
が設けてあり、該バイパス油路8の中途に可変絞り部9
が設けであることを特徴としている。バイパス油路8は
、例えば、第2図に示す如く、吸込吐出口23bに接続
された送油管41と、吸込吐出口23bに接続された送
油管53とに両端を夫々接続して設ければよ(、また、
可変絞り部9としては、例えば、回転スプール9aの回
転位置に応じて絞り開度の変更が行えるものを用いれば
よい。図中9bは、回転スプール9aのアクチュエータ
たるステップモータであり、該ステップモータ9aの図
示しない駆動回路には、開閉制御部60が出力する開閉
信号が与えられており、この信号に応じてステップモー
タ9bが駆動された場合、回転スプール9aの回転位置
が変更され、可変絞り部9における絞り開度が変化する
。開閉制御部60の入力側には、車体各部に装着された
夫々のセンサから、例えば、車速、操舵角、エンジン回
転数等の検出結果、即ち、走行状態に関連する種々の情
報が与えられており、開閉制御部60は、これらの情報
に基づいて認識される現状の走行状態に対し、可変絞り
部9における適正な絞り開度を求め、これに対応する開
閉信号を出力し、回転スプール9aを回転せしめて可変
絞り部9の開度調節を行う6以上の如く構成された本発
明に係る4輪駆動車においては、可変絞り部9がの開度
が一定に維持されている場合、前記特願昭63−478
89号において提案した4輪駆動車と全く同様の挙動を
示す。
例えば、可変絞り部9が全閉状態であり、ロータ21.
31が第2図中の矢符の方向に回転している場合、第1
の油圧ポンプ20のポンプ室23.23からの吐出油は
、その全量が、連通油路40を経て第2の油圧ポンプ3
0のポンプ室33.33内に導入され、更に連通油路5
0を経て前記ポンプ室23.23の吸込側に還流する。
31が第2図中の矢符の方向に回転している場合、第1
の油圧ポンプ20のポンプ室23.23からの吐出油は
、その全量が、連通油路40を経て第2の油圧ポンプ3
0のポンプ室33.33内に導入され、更に連通油路5
0を経て前記ポンプ室23.23の吸込側に還流する。
ロータ21,31の回転速度が等しい場合、即ち、直進
定速走行時等、前輪6,6と後輪13.13との間に回
転速度差が生じていない場合には、第2の油圧ポンプ3
0への導入油は、抵抗を受けることなくポンプ室33.
33の内部を通過し、このとき、第1の油圧ポンプ20
のポンプ室23.23の内部には、これからの送出油が
連通油路40を経て第2の油圧ポンプ30に達するまで
の間の通流抵抗に抗する油圧が、また、第2の油圧ポン
プ30のポンプ室33.33の内部には、これからの送
出油が連通油路50を経て第1の油圧ポンプ20に還流
するまでの間の通流抵抗に抗する油圧が夫々発生する。
定速走行時等、前輪6,6と後輪13.13との間に回
転速度差が生じていない場合には、第2の油圧ポンプ3
0への導入油は、抵抗を受けることなくポンプ室33.
33の内部を通過し、このとき、第1の油圧ポンプ20
のポンプ室23.23の内部には、これからの送出油が
連通油路40を経て第2の油圧ポンプ30に達するまで
の間の通流抵抗に抗する油圧が、また、第2の油圧ポン
プ30のポンプ室33.33の内部には、これからの送
出油が連通油路50を経て第1の油圧ポンプ20に還流
するまでの間の通流抵抗に抗する油圧が夫々発生する。
連通油路40,50は中途に抵抗要素を有しておらず、
前記通流抵抗はわずかであるから、このときポンプ室2
3又はポンプ室33内の発生油圧はいずれも小さく、油
圧回路内の封入油は第1.第2の油圧ポンプ20.30
間を循環するにすぎない。
前記通流抵抗はわずかであるから、このときポンプ室2
3又はポンプ室33内の発生油圧はいずれも小さく、油
圧回路内の封入油は第1.第2の油圧ポンプ20.30
間を循環するにすぎない。
これに′対し、ロータ21.31間に回転速度差が生じ
ている場合、第2の油圧ポンプ30におけるロータ31
の回転は、第1の油圧ポンプ20の吐出側における抵抗
要素となり、第1の油圧ポンプ20からの送出油は、連
通油路40を経て第2の油圧ポンプ3゜のポンプ室33
.33内に導入された後、ロータ31の回転速度が過大
であるときにはこれを減速すべく作用し、ロータ31の
回転速度が過小であるときにはこれを加速すべく作用す
る。即ちこの場合、第2の油圧ポンプ30は、第1の油
圧ポンプ20の吐出油にて動作する油圧モータとして機
能し、ロータ31に付与される回転力は、これの回転軸
であるロータ軸15に取出され、平歯車15a及び平歯
車12aを介して後輪用差動歯車装置12のハウジング
に伝達され、更に、該差動歯車装置12の動作により左
右の後輪13.13に配分されて伝達され、4輪駆動状
態が実現される。
ている場合、第2の油圧ポンプ30におけるロータ31
の回転は、第1の油圧ポンプ20の吐出側における抵抗
要素となり、第1の油圧ポンプ20からの送出油は、連
通油路40を経て第2の油圧ポンプ3゜のポンプ室33
.33内に導入された後、ロータ31の回転速度が過大
であるときにはこれを減速すべく作用し、ロータ31の
回転速度が過小であるときにはこれを加速すべく作用す
る。即ちこの場合、第2の油圧ポンプ30は、第1の油
圧ポンプ20の吐出油にて動作する油圧モータとして機
能し、ロータ31に付与される回転力は、これの回転軸
であるロータ軸15に取出され、平歯車15a及び平歯
車12aを介して後輪用差動歯車装置12のハウジング
に伝達され、更に、該差動歯車装置12の動作により左
右の後輪13.13に配分されて伝達され、4輪駆動状
態が実現される。
本発明に係る4輪駆動車においては、前記バイパス油路
8の中途の可変絞り部9の開度を変更することにより、
駆動力の伝達特性を変更できる。
8の中途の可変絞り部9の開度を変更することにより、
駆動力の伝達特性を変更できる。
可変絞り部9が適宜の開度を有している場合、第1の油
圧ポンプ20のポンプ室23 、23からの吐出油の一
部は、第2の油圧ポンプ30に送給されることなく、バ
イパス油路8を経て吸込口23a、23aに直接的に還
流する。この場合、第1の油圧ポンプ20の吐出側には
、第2の油圧ポンプ30に並設された態様にてバイパス
油路8が存在することになり、ポンプ室23.23の内
部には、第2の油圧ポンプ30における通流抵抗と、バ
イパス油路8、主として可変絞り部9における通流抵抗
とに抗して油圧が発生する。この油圧は、ロータ21の
回転速度が一定である場合、可変絞り部9の絞り開度が
増し、バイパス油路8における通流抵抗が減少する伴っ
て低下するから、この油圧を媒介として第2の油圧ポン
プ30のロータ軸15に取出される回転力、即ち、後輪
13.13へ伝達される駆動力は、前記絞り開度の増大
に従って低下する。
圧ポンプ20のポンプ室23 、23からの吐出油の一
部は、第2の油圧ポンプ30に送給されることなく、バ
イパス油路8を経て吸込口23a、23aに直接的に還
流する。この場合、第1の油圧ポンプ20の吐出側には
、第2の油圧ポンプ30に並設された態様にてバイパス
油路8が存在することになり、ポンプ室23.23の内
部には、第2の油圧ポンプ30における通流抵抗と、バ
イパス油路8、主として可変絞り部9における通流抵抗
とに抗して油圧が発生する。この油圧は、ロータ21の
回転速度が一定である場合、可変絞り部9の絞り開度が
増し、バイパス油路8における通流抵抗が減少する伴っ
て低下するから、この油圧を媒介として第2の油圧ポン
プ30のロータ軸15に取出される回転力、即ち、後輪
13.13へ伝達される駆動力は、前記絞り開度の増大
に従って低下する。
例えば、可変絞り部9の絞り開度を車速の高低に応じて
大小に変更した場合、前輪6.6と後輪13.13との
間に、低速走行時において高速走行時におけるよりもリ
ジッドな連結状態が得られることになる。このような絞
り開度の変更は、入力される検出車速の増大に応じて可
変絞り部9の開度を増加せしめるべく開閉信号を発する
ように前記開閉制御部60を構成することにより容易に
実現できる。またこのとき、車速の増大に対する開度変
更の割合を適宜に設定することにより、例えば、前輪6
.6と後輪13.13との間に車速の如何に拘わらず略
一定の連結状態を実現するような伝達特性、また、車速
の上昇に伴ってよりリジッドな連結状態を実現す・るよ
うな伝達特性等、種々の伝達特性を得ることが可能であ
る。
大小に変更した場合、前輪6.6と後輪13.13との
間に、低速走行時において高速走行時におけるよりもリ
ジッドな連結状態が得られることになる。このような絞
り開度の変更は、入力される検出車速の増大に応じて可
変絞り部9の開度を増加せしめるべく開閉信号を発する
ように前記開閉制御部60を構成することにより容易に
実現できる。またこのとき、車速の増大に対する開度変
更の割合を適宜に設定することにより、例えば、前輪6
.6と後輪13.13との間に車速の如何に拘わらず略
一定の連結状態を実現するような伝達特性、また、車速
の上昇に伴ってよりリジッドな連結状態を実現す・るよ
うな伝達特性等、種々の伝達特性を得ることが可能であ
る。
更に、開閉制御部60に、操舵角、エンジン回転数等、
走行状態に関連する種々の情報を与え、これらに応じて
可変絞り部9の開度調節を行わしめることにより、現状
の走行状態に対して最適な伝達特性を実現することが可
能となり、あらゆる走行条件において最適な4輪駆動状
態の実現が図れる。例えば、操舵角の増加に伴って可変
絞り部9の絞り開度を増加せしめるべくなした場合、急
旋回時においてルーズな連結状態が得られ、タイトコー
ナブレーキング現象の発生を効果的に抑制することが可
能となる。また、可変絞り部9を運転者によるスイッチ
操作等により手動操作可能に構成し、運転者の好みに合
致する4輪駆動状態が得られるようになすことも可能で
ある。
走行状態に関連する種々の情報を与え、これらに応じて
可変絞り部9の開度調節を行わしめることにより、現状
の走行状態に対して最適な伝達特性を実現することが可
能となり、あらゆる走行条件において最適な4輪駆動状
態の実現が図れる。例えば、操舵角の増加に伴って可変
絞り部9の絞り開度を増加せしめるべくなした場合、急
旋回時においてルーズな連結状態が得られ、タイトコー
ナブレーキング現象の発生を効果的に抑制することが可
能となる。また、可変絞り部9を運転者によるスイッチ
操作等により手動操作可能に構成し、運転者の好みに合
致する4輪駆動状態が得られるようになすことも可能で
ある。
なお、第1.第2の油圧ポンプ20.30として、本実
施例に示すべごンボンプに限らず、内接ギヤポンプ、ト
ロコイドポンプ等、他の形式の油圧ポンプを用いてもよ
く、第1の油圧ポンプ20と第2の油圧ポンプ30とが
相互に異なる形式の油圧ポンプであってもよい。
施例に示すべごンボンプに限らず、内接ギヤポンプ、ト
ロコイドポンプ等、他の形式の油圧ポンプを用いてもよ
く、第1の油圧ポンプ20と第2の油圧ポンプ30とが
相互に異なる形式の油圧ポンプであってもよい。
また本実施例においては、ステップモータ9bにて駆動
される回転スプール9aの回転位置に応じて絞り開度が
変更される可変絞り部9を用いた場合について説明した
が、可変絞り部9の構成はこれに限るものではなく、例
えば、ソレノイドにて駆動されるスプールの摺動により
絞り開度を変更する構成としたもの等を用いることがで
きる。
される回転スプール9aの回転位置に応じて絞り開度が
変更される可変絞り部9を用いた場合について説明した
が、可変絞り部9の構成はこれに限るものではなく、例
えば、ソレノイドにて駆動されるスプールの摺動により
絞り開度を変更する構成としたもの等を用いることがで
きる。
更に本実施例においては、前輪6,6が駆動輪である場
合について説明したが、後輪13.13が駆動輪である
場合においても本発明の適用は可能であることは言うま
でもない。
合について説明したが、後輪13.13が駆動輪である
場合においても本発明の適用は可能であることは言うま
でもない。
以上詳述した如く本発明に係る4輪駆動車においては、
駆動輪と従動輪との間に回転速度差が生じた場合、前者
と連動回転する第1の油圧ポンプの発生油圧が後者と連
動回転する第2の油圧ポンプに送給され、該油圧ポンプ
が油圧モータとして動作して、これの出力端に取出され
る回転力が従動輪へ伝達されるから、プロペラシャフト
を用いることなく4輪駆動状態が実現されることは勿論
、バイパス油路中途の可変絞り手段の開度調節により該
バイパス油路の通流抵抗を変化せしめることによって、
従動輪側への駆動力の伝達量を適宜に変更することがで
きるから、走行状態に応じた適正な4輪駆動状態を実現
することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する
。
駆動輪と従動輪との間に回転速度差が生じた場合、前者
と連動回転する第1の油圧ポンプの発生油圧が後者と連
動回転する第2の油圧ポンプに送給され、該油圧ポンプ
が油圧モータとして動作して、これの出力端に取出され
る回転力が従動輪へ伝達されるから、プロペラシャフト
を用いることなく4輪駆動状態が実現されることは勿論
、バイパス油路中途の可変絞り手段の開度調節により該
バイパス油路の通流抵抗を変化せしめることによって、
従動輪側への駆動力の伝達量を適宜に変更することがで
きるから、走行状態に応じた適正な4輪駆動状態を実現
することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する
。
第1図は本発明に係る4輪駆動車の駆動系の全体構成を
示す模式的平面図、第2図は本発明に係る4輪駆動車に
おける油圧回路図である。 1・・・エンジン 6・・・前輪 8・・・バイパ
ス油路 9・・・可変絞り部 13・・・後輪
20・・・第1の油圧ポンプ 30・・・第2の油圧
ポンプ 21.31・・・ロータ 23,33・・・ポ
ンプ室 40.50・・・連通油路60・・・開閉制御
部 特 許 出願人 光洋精工株式会社 代理人 弁理士 河 野 登 失 策 2 図
示す模式的平面図、第2図は本発明に係る4輪駆動車に
おける油圧回路図である。 1・・・エンジン 6・・・前輪 8・・・バイパ
ス油路 9・・・可変絞り部 13・・・後輪
20・・・第1の油圧ポンプ 30・・・第2の油圧
ポンプ 21.31・・・ロータ 23,33・・・ポ
ンプ室 40.50・・・連通油路60・・・開閉制御
部 特 許 出願人 光洋精工株式会社 代理人 弁理士 河 野 登 失 策 2 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、駆動輪の回転速度に応じた油圧を発生する第1の油
圧ポンプと、従動輪の回転速度に応じた油圧を発生する
第2の油圧ポンプとを備え、一方の吐出口と他方の吸込
口との間を各別の油路にて連通させてある4輪駆動車で
あって、 前記両油路を相互に連通するバイパス油路と、 該バイパス油路の中途に配設された可変絞り手段と を具備することを特徴とする4輪駆動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13359389A JPH03356A (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 4輪駆動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13359389A JPH03356A (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 4輪駆動車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03356A true JPH03356A (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=15108437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13359389A Pending JPH03356A (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 4輪駆動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03356A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3029860A1 (fr) * | 2014-12-11 | 2016-06-17 | Renault Sa | Transmission hydrostatique comprenant une vanne de debit de derivation pilotable et procede de pilotage de la vanne associe |
-
1989
- 1989-05-25 JP JP13359389A patent/JPH03356A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3029860A1 (fr) * | 2014-12-11 | 2016-06-17 | Renault Sa | Transmission hydrostatique comprenant une vanne de debit de derivation pilotable et procede de pilotage de la vanne associe |
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