JPH0335595Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0335595Y2 JPH0335595Y2 JP14956085U JP14956085U JPH0335595Y2 JP H0335595 Y2 JPH0335595 Y2 JP H0335595Y2 JP 14956085 U JP14956085 U JP 14956085U JP 14956085 U JP14956085 U JP 14956085U JP H0335595 Y2 JPH0335595 Y2 JP H0335595Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- introduction path
- ink discharge
- ink ejection
- passages
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
互いに異なる種類のインキを吐出する複数のイ
ンキ吐出路を有するペン先を備えた筆記具に関す
る。吐出されるべきインキの混り合い防止を図つ
たものである。
ンキ吐出路を有するペン先を備えた筆記具に関す
る。吐出されるべきインキの混り合い防止を図つ
たものである。
(従来の技術)
互いに異なる種類のインキを吐出する複数のイ
ンキ吐出路を有するペン先を備えた筆記具は、例
えば、実開昭55−29237号公報、実開昭56−50687
号公報、実開昭57−32184号公報、実公昭49−
32171号公報に開示されている。
ンキ吐出路を有するペン先を備えた筆記具は、例
えば、実開昭55−29237号公報、実開昭56−50687
号公報、実開昭57−32184号公報、実公昭49−
32171号公報に開示されている。
(考案が解決しようとする問題点)
インキが混り合つてしまい、この混り合つたイ
ンキが吐出されてしまうことである。即ち、イン
キ吐出路は隔壁で分離されているがインキ吐出部
でインキがこの隔壁を越えて他のインキ吐出路に
侵入してしまい所望のインキ吐出を果せなくなる
ことである。
ンキが吐出されてしまうことである。即ち、イン
キ吐出路は隔壁で分離されているがインキ吐出部
でインキがこの隔壁を越えて他のインキ吐出路に
侵入してしまい所望のインキ吐出を果せなくなる
ことである。
ここで、インキの混り合いはインキ吐出路相互
の間隔、従つて、隔壁を大きくすることによつて
抑制することはできる。しかし、このようにすれ
ば相互に離れ過ぎた複数の筆跡を呈することにな
る。
の間隔、従つて、隔壁を大きくすることによつて
抑制することはできる。しかし、このようにすれ
ば相互に離れ過ぎた複数の筆跡を呈することにな
る。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、互いに異なる種類のインキを吐出す
る複数のインキ吐出路を有するペン先を備えた筆
記具であつて、前記ペン先は、インキ吐出部にお
ける互いに隣合うインキ吐出路の中間に、該イン
キ吐出路より強い毛管力を有するインキ導入路を
位置させ、また、該インキ導入路は、該インキ導
入路より強い毛管力を有するインキ貯入室に接続
していることを特徴とする筆記具を要旨とする。
る複数のインキ吐出路を有するペン先を備えた筆
記具であつて、前記ペン先は、インキ吐出部にお
ける互いに隣合うインキ吐出路の中間に、該イン
キ吐出路より強い毛管力を有するインキ導入路を
位置させ、また、該インキ導入路は、該インキ導
入路より強い毛管力を有するインキ貯入室に接続
していることを特徴とする筆記具を要旨とする。
(作用)
インキ吐出部において隔壁を越えようとするイ
ンキはインキ導入路に入り、インキ導入路に入つ
たインキはインキ貯入室に入り、ここで貯えられ
る。即ち、インキ導入路とこれに接続するインキ
貯入室はインキが隔壁を越えて他のインキ吐出路
に入るのを妨げる。
ンキはインキ導入路に入り、インキ導入路に入つ
たインキはインキ貯入室に入り、ここで貯えられ
る。即ち、インキ導入路とこれに接続するインキ
貯入室はインキが隔壁を越えて他のインキ吐出路
に入るのを妨げる。
(実施例)
添付した図面に一例を示す。第1図において、
軸筒1に取り付けられたペン先ホルダー2の先端
に突出固定されたペン先3は、2個のインキ吐出
路4,5と、これらインキ吐出路4,5に挾まれ
たインキ導入路6とを有し、また、これらインキ
吐出路4,5とインキ導入路6の別に分割された
後部7,8,9を、互いに異なる種類のインキを
貯えるインキ室10,11及び入つてきたインキ
を貯えるインキ貯入室12に埋入している。
軸筒1に取り付けられたペン先ホルダー2の先端
に突出固定されたペン先3は、2個のインキ吐出
路4,5と、これらインキ吐出路4,5に挾まれ
たインキ導入路6とを有し、また、これらインキ
吐出路4,5とインキ導入路6の別に分割された
後部7,8,9を、互いに異なる種類のインキを
貯えるインキ室10,11及び入つてきたインキ
を貯えるインキ貯入室12に埋入している。
ここで、ペン先3は例えば繊維集束体よりなる
複数部品を仕切り板によつて仕切りながら接合さ
せたようなものであつてもよいが、成形容易性や
筆跡安定性などを考慮し、種々押出成形法によつ
て製造することがよく知られているポリアセター
ルやポリアミドなどからなる合成樹脂製のものの
一例を示してある。ちなみに、後部7,8,9は
カミソリの刃のようなもので切れ目を入れること
で容易に分割できる。また、インキ導入路6の毛
管力はインキ吐出路4,5の毛管力より強く、こ
の一例を第2図に示す。また、インキ導入路6に
よるインキ吐出路4,5の分離をより確実になす
ための一手段を第3図に示す。即ち、ペン先3の
インキ吐出部たる先端部は、単に寸断され、必要
に応じテーパーやアールを付けるだけの芯スリ加
工を施された、従つて、極めて単純な形状とされ
たものであつてもよいが、インキ導入路6の先端
部6aを側壁開口させることによつて、垂直筆記
時のみならず斜め書き時もインキ吐出路4,5間
のインキ移行を十分抑えることができる。また、
インキ貯入室12はインキ導入路6に入つたイン
キを速やかに貯えるよう、インキ導入路6よりも
毛管力の強い部分を有し、例えば、密度の高い繊
維集束体とか径の小さな連通気孔を有する発泡体
や焼結体などの多孔質体とかを使用するのが好ま
しい。
複数部品を仕切り板によつて仕切りながら接合さ
せたようなものであつてもよいが、成形容易性や
筆跡安定性などを考慮し、種々押出成形法によつ
て製造することがよく知られているポリアセター
ルやポリアミドなどからなる合成樹脂製のものの
一例を示してある。ちなみに、後部7,8,9は
カミソリの刃のようなもので切れ目を入れること
で容易に分割できる。また、インキ導入路6の毛
管力はインキ吐出路4,5の毛管力より強く、こ
の一例を第2図に示す。また、インキ導入路6に
よるインキ吐出路4,5の分離をより確実になす
ための一手段を第3図に示す。即ち、ペン先3の
インキ吐出部たる先端部は、単に寸断され、必要
に応じテーパーやアールを付けるだけの芯スリ加
工を施された、従つて、極めて単純な形状とされ
たものであつてもよいが、インキ導入路6の先端
部6aを側壁開口させることによつて、垂直筆記
時のみならず斜め書き時もインキ吐出路4,5間
のインキ移行を十分抑えることができる。また、
インキ貯入室12はインキ導入路6に入つたイン
キを速やかに貯えるよう、インキ導入路6よりも
毛管力の強い部分を有し、例えば、密度の高い繊
維集束体とか径の小さな連通気孔を有する発泡体
や焼結体などの多孔質体とかを使用するのが好ま
しい。
以上において、インキ吐出路の数は2個とした
が、勿論、より多くてもよい。また、インキ導入
路も、インキが吐出する部分においてインキの混
り合いが生じるのであるから、このインキ吐出部
において互いに隣合うインキ吐出路の中間に位置
すればよい。従つて、インキ貯入室を設ける位置
なども適宜であるし、必要に応じて中継部材を配
してもよい。更にまた、図では中綿によるインキ
吸蔵体方式の筆記具を意識して示したが、所謂生
インキ方式の筆記具とすることもできる。その
他、本考案の要旨を逸脱しない限り種々変形可能
である。
が、勿論、より多くてもよい。また、インキ導入
路も、インキが吐出する部分においてインキの混
り合いが生じるのであるから、このインキ吐出部
において互いに隣合うインキ吐出路の中間に位置
すればよい。従つて、インキ貯入室を設ける位置
なども適宜であるし、必要に応じて中継部材を配
してもよい。更にまた、図では中綿によるインキ
吸蔵体方式の筆記具を意識して示したが、所謂生
インキ方式の筆記具とすることもできる。その
他、本考案の要旨を逸脱しない限り種々変形可能
である。
(考案の効果)
異なる種類のインキ、例えば、色が違うインキ
とか着色材として染料と顔料とを使用したインキ
とか粘度を異ならせたインキとか、が、インキ吐
出路において混り合うことを抑制できる。また、
インキ導入路の幅(インキ吐出路を分離する方向
の径)は格別大きくする必要がないので、異なる
種類のインキによるそれぞれの筆跡を離れ過ぎな
いようにすることもできる。勿論、筆記面におけ
るインキの拡散も存在するから、筆跡を互いに接
するようにすることも可能である。
とか着色材として染料と顔料とを使用したインキ
とか粘度を異ならせたインキとか、が、インキ吐
出路において混り合うことを抑制できる。また、
インキ導入路の幅(インキ吐出路を分離する方向
の径)は格別大きくする必要がないので、異なる
種類のインキによるそれぞれの筆跡を離れ過ぎな
いようにすることもできる。勿論、筆記面におけ
るインキの拡散も存在するから、筆跡を互いに接
するようにすることも可能である。
第1図は本考案の一実施例を示す要部縦断面
図、第2図は第1図のA−A′線横断面図、第3
図は第1図のペン先先端部における斜視図。 1……軸筒、2……ペン先ホルダー、3……ペ
ン先、4,5……インキ吐出路、6……インキ導
入路、6a……インキ導入路の先端部、7,8,
9……ペン先の後部、10,11……インキ室、
12……インキ貯入室。
図、第2図は第1図のA−A′線横断面図、第3
図は第1図のペン先先端部における斜視図。 1……軸筒、2……ペン先ホルダー、3……ペ
ン先、4,5……インキ吐出路、6……インキ導
入路、6a……インキ導入路の先端部、7,8,
9……ペン先の後部、10,11……インキ室、
12……インキ貯入室。
Claims (1)
- 互いに異なる種類のインキを吐出する複数のイ
ンキ吐出路を有するペン先を備えた筆記具であつ
て、前記ペン先は、インキ吐出部における互いに
隣合うインキ吐出路の中間に、該インキ吐出路よ
り強い毛管力を有するインキ導入路を位置させ、
また、該インキ導入路は、該インキ導入路より強
い毛管力を有するインキ貯入室に接続しているこ
とを特徴とする筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14956085U JPH0335595Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14956085U JPH0335595Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6258688U JPS6258688U (ja) | 1987-04-11 |
JPH0335595Y2 true JPH0335595Y2 (ja) | 1991-07-29 |
Family
ID=31064881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14956085U Expired JPH0335595Y2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0335595Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4632051B2 (ja) * | 2006-01-18 | 2011-02-16 | 司フエルト商事株式会社 | 複数線引き用ペン体 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP14956085U patent/JPH0335595Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6258688U (ja) | 1987-04-11 |
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