JPH0334390Y2 - - Google Patents

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JPH0334390Y2
JPH0334390Y2 JP1986160304U JP16030486U JPH0334390Y2 JP H0334390 Y2 JPH0334390 Y2 JP H0334390Y2 JP 1986160304 U JP1986160304 U JP 1986160304U JP 16030486 U JP16030486 U JP 16030486U JP H0334390 Y2 JPH0334390 Y2 JP H0334390Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、海上などにおいて漁網や漁具の目
印、航路標識等として使用される浮標に関する。
(従来の技術) 魚、貝等の養殖は、例えば、海域等を区画する
漁網内にて行われるが、漁網等が船舶にて破損さ
れることを防止するために、漁網にはその配設位
置を示す浮標が取付けられる。
近時、廃棄処理されるタイヤを利用して、この
ような浮標が製造されている。例えば、特開昭49
−131278号公報には、中空環状の古タイヤの内周
側に形成され空間を覆うべく上下一対のパネルを
古タイヤに当接させて、該古タイヤおよび両パネ
ルにて囲まれた部分に発泡体を充填させた浮標が
開示されている。このような浮標では、タイヤ内
のみならず、上下一対のパネルにて囲まれた部分
にも発泡体を充填させなければならず、発泡体量
が多くなつて、経済性を損なう。また、上下のパ
ネルを固定すために、長尺のボルトを使用しなけ
ればならない。
特公昭53−11840号公報には、多孔性物質が充
填された古タイヤと、該古タイヤの内周部に形成
される開口部を閉塞する上下一対の浮輪本体部
と、該浮輪本体部の中央部に配設されるフツク装
置とより構成される浮輪が開示されている。該浮
輪では、古タイヤ内にのみ多孔性物質が充填され
ているが、フツク装置にて繋留されるため、例え
ば、標識灯の位置を高くするために、長尺のポー
ルの上端部に標識灯を配設すれば、浮輪が転倒す
るおそれがある。このため、このような浮輪で
は、該公報の第8図に示されるように、標識灯の
位置を低くしなければならない。しかし、標識灯
の位置を低くすれば、標識灯を視認することが困
難である。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記従来の問題点を解決するものであ
り、その目的は、標識灯を支持する支持ポールや
重りが強固に固定されると共に、経済性に優れ、
また、波が高い場合にも標識灯を容易に視認で
き、しかも転倒のおそれのない浮標を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の浮標は、内周部の全周にわたつて形成
された開口部を有する古タイヤと、該古タイヤの
内周部分の上端を覆うべく該開口部の上側の端縁
にその外周縁部が当接された平板状の上側支持体
と、中央部が該上側支持体の中央部に圧接されて
おり、該古タイヤの開口部を覆うように屈曲され
て、該開口部の下側端縁にその外周部が当接され
ている板状の下側支持体と、前記古タイヤ内と前
記上側支持体および下側支持体とで形成される中
空部に充填された発泡体と、前記上側支持体の上
面の略中央部に立設されており、その上端部に標
識灯が配設される支持ポールと、前記下側支持体
背面に取付けられた棒状の重りと、を具備し、前
記上側支持体に、下側支持体と、支持ポールと、
重りとが、ボルトにより一体的に取り付けられて
いることを特徴としてなり、そのことにより上記
目的が達成される。
(実施例) 以下に本考案を、実施例について説明する。
本考案の浮標は、第1図に示すように、例え
ば、古タイヤを利用した中空環状の浮体10と、
上端に標識灯42が配設される支持ポール41
と、浮体10に上端部が取付けられた棒状の重り
50とを有する。
浮体10の内周側は、軸心が鉛直となつた円柱
状の空間12が形成される。該浮体10の内周部
には、該空間12に向かつて開放された開口部1
1が全周にわたつて形成されている。
該浮体10には、内周側の空間12の一側を覆
う板状の支持体20が配設されている。該支持体
20は、例えば、円盤状の上側板21と、中心部
が上方へ突出した下側板22とを有する。上側板
21は、浮体10における円柱状の空間12の上
側端を覆うように配設されており、その外周縁部
21aは、下方に突出するように弧状に屈曲され
いる。そして、その下方に突出した部分が、浮体
10における開口部11の上端縁部に当接してい
る。
下側板22は、上方へ突出した中央部22aの
上面が、上側板21の中央部下面に当接してお
り、後述の上下一対のフランジ体31および32
と共に、複数のボルト23にて一体的に固定され
ている。該下側板22は、中央部22aの外周側
に、浮体10の開口部11に対向する筒状の側面
部22bを有し、さらに該側面部22bの下部外
周側に、略水平となつた外周部22cを有してい
る。そして、該外周部22cの外周縁部22d
は、上方へ突出するように弧状に屈曲しており、
該外周縁部22dの上方へ突出した部分に、浮体
10の開口部11における下端縁部が当接してい
る。
浮体10と、支持体20における上側板21お
よび下側板22により囲まれた部分には、例えば
ポリウレタンの発泡体30が充填されている。浮
体10内に充填される発泡体30は、その発泡に
より浮体10全体を外方へ押圧し、浮体10の開
口部11を拡開すべく、上下の各端縁部を押圧す
る。このため、開口部11の各端縁部に当接した
支持体20における上側板21の外周縁部21a
および下側板22の外周縁部22dは、開口部1
1の各端縁部に密接される。開口部11の各端縁
部に当接される上側板21および下側板22の各
外周縁部21aおよび22aは、弧状に屈曲して
いるため、開口部11の各端縁部からの押圧力に
て破損するおそれがない。また、下側板23は、
筒状の側面部23bを有しており、発泡体30は
この側面部23bの外側に充填されて環状になつ
ているため、バランスが良好となる。
支持体20における上側板21の中央部上面に
は、フランジ体25が配設されており、また下側
板21の上方へ突出した中央部22aの下面にも
フランジ体26が配設されている。両フランジ体
25および26は、同様の形状をしており、中央
部に、それぞれ相反する方向へ突出する円筒部2
5aおよび26aを有する。両フランジ体25お
よび26は、各円筒部25aおよび26aが同軸
上に位置するように、支持体20における上側板
21の上方および下側板22の中央部22a下方
にそれぞれ配設されており、複数のボルト23に
て上側板21および下側板22と一体的に固定さ
れている。
上側に配設されたフランジ体25の円筒部25
a内には、支持ポール41の下端部が内嵌されて
おり、例えば接着剤にて円筒部25aと支持ポー
ル41とは接着されて固定されいる。該支持ポー
ル41の上端部には、発光ダイオード等を用いた
標識灯42が配設される。
下側に配設されたフランジ体26の円筒部26
a内には、棒状の重り50の上端部が内嵌されて
いる。該重り50は、第2図に示すように、略鉛
直に配設された円筒状のケーシング51と、該ケ
ーシング51内に配設された、例えば円柱状をし
た鋼製の重り本体52と、ケーシング51内の重
り本体52の上方および下方に充填されたレジン
コンクリート53aおよび53bとを有する。レ
ジンコンクリート53a,53b内には、例えば
砂鉄等を適量混入せしめて重量調整するようにし
てもよい。
ケーシング51の上端部は、フランジ体25の
円筒部25aとは、ボルト56にて係止されてい
る。該ケーシング51の下端部には、該ケーシン
グ51の軸心とは直交する繋留パイプ54が配設
されている。また、該ケーシング51の中程の上
方寄りの位置にも、該本体部51の軸心と直交す
るように、繋留用のアイボルト55が配設されて
いる。
重り本体52は、ケーシング51の下端部に充
填されたレジンコンクリート53bと、ケーシン
グ51の上端から、繋留用アイボルト55の配設
位置より若干上方にまで配設されたレジンコンク
リート53aとの間に位置している。ボルト56
および繋留用アイボルト55は上方のレジンコン
クリート53aを貫通しており、また、繋留パイ
プ54も下方のレジンコンクリート53bを貫通
している。
このような構成の浮標は、例えば、重り50の
繋留パイプ54に、漁網等を繋留させ、浮体10
を水面上に漂わせて使用される。そして、支持ポ
ール41の上端に配設される標識灯が点灯あるい
は点滅することにより、船舶操縦者は標識灯を視
認し、その水面下に漁網が配設されていることを
認識する。
(考案の効果) 本考案の浮標は、このように、板状支持体の略
中央部にて支持ポールと重りとを同時に固定して
いるので、両者を強固に支持することができる。
また環状の浮標の内周側に形成される空間内に
は、発泡体が充填されないため、従来の浮標より
も使用される発泡体量を減少させることができ、
バランスも良い。浮体として古タイヤが利用でき
るため、経済性をさらに向上させることも可能で
ある。浮体には、標識灯を支持するための支持ポ
ールが立設されるが、棒状の重りを用いてるた
め、浮標はバランスがよく、高波等にて転倒する
おそれがない。標識灯が配設される支持ポールを
長尺とし得るために、視認されやすく、船舶によ
る漁網の破損等を未然に防止し得る。また、上側
支持体に、下側支持体、支持ポールおよび重りが
ボルトにより一体的に取り付けられているため
に、組立がきわめて容易であり、ボルトをはずす
ことにより、それぞれに分解されるために、運搬
も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の浮標の一例を示す縦断面
図、第2図は重りの断面図である。 10……浮体、11……開口部、12……透
孔、20……支持体、21……上側板、22……
下側板、30……発泡体、41……支持ポール、
50……重り、51……ケーシング、53……重
り本体、53……レジンコンクリート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内周部の全周にわたつて形成された開口部を有
    する古タイヤと、 該古タイヤの内周部分の上端を覆うべく該開口
    部の上側の端縁にその外周縁部が当接された平板
    状の上側支持体と、 中央部が該上側支持体の中央部に圧接されてお
    り、該古タイヤの開口部を覆うように屈曲され
    て、該開口部の下側端縁にその外周部が当接され
    ている板状の下側支持体と、 前記古タイヤ内と前記上側支持体および下側支
    持体とで形成される中空部に充填された発泡体
    と、 前記上側支持体の上面の略中央部に立設されて
    おり、その上端部に標識灯が配設される支持ポー
    ルと、 前記下側支持体背面に取付けられた棒状の重り
    と、 を具備し、前記上側支持体に、下側支持体と、支
    持ポールと、重りとが、ボルトにより一体的に取
    り付けられていることを特徴とする浮標。
JP1986160304U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH0334390Y2 (ja)

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JPS6364592U JPS6364592U (ja) 1988-04-28
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Citations (1)

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JPS5129756U (ja) * 1974-08-27 1976-03-03

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JPS5528636Y2 (ja) * 1975-05-07 1980-07-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5129756U (ja) * 1974-08-27 1976-03-03

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