JPH0334295A

JPH0334295A - 放電灯点灯装置

Info

Publication number: JPH0334295A
Application number: JP16655589A
Authority: JP
Inventors: Sadayoshi Ishikawa; 石川　定義; Yuichi Matsumoto; 松本　優一
Original assignee: Eye Lighting Systems Corp
Current assignee: Eye Lighting Systems Corp
Priority date: 1989-06-30
Filing date: 1989-06-30
Publication date: 1991-02-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は放電灯点灯装置、特にその始動機描の改良に関
する。

［従来の技術］放電灯を安定かつ良好に点灯させるため放電灯点灯装置
が要求され、例えば遅相形安定器を用いたもの、進相形
安定器を用いたものなどが周知である。

ここで、進相形安定器を用いた放電灯点灯装置は、特に
メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプ等のいわ
ゆるＨ　Ｉ　Ｄランプを点灯させるために汎用されてお
り、リードビーク形、コンスタントワッテージ形、単巻
式コンスタントワッテージ形、及びリーケージトランス
の二次コイル配置位置の鉄心にギャップを設け、前記二
次コイルの出力端に進相用コンデンサを介して放電灯を
接続して点灯させる定電力進相形トランス（以下ＣＷＧ
式トランスと称する）を用いたものなどがある。

［発明が解決しようとする課題］ところが、従来の進相形安定器に組合される始動器はほ
とんど商品化されていない。

これは、放電灯始動時及び点灯中の再点弧重圧の上昇に
よる立消えを生じ、また、ランプ電流及び二次短絡時の
二次電流の電流体止期間の存在による放電灯の立消え、
放電灯の短寿命化、安定な点灯維持困難、放電灯ちらつ
きの発生等により困難と考えられていたからである。

また、点灯中にパルス停止が発生する場合があり、これ
を解決するにはタイマ回路を設ければよいが、これでは
コストの上昇という新たな問題を生じてしまう。

更に、ランプ電圧波高率がｆ丁以七となる放電灯は従来
の進相形安定器ではほとんど点灯が不可能であり、遅相
形バラストと組合された遅相形安定器でも放電灯寿命末
期の整流現象により安定益焼損を生じるという課題もあ
る。

本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり
、その目的は放電灯を安定に点灯することのできる進相
形放電灯点灯装置を提世することにある。

［課題を解決するための手段］ｊｒＩ記目的を遠戚するために本発明にかかる放電灯点
灯装置は、コンデンサと、スイッチ素子と、始動回路と
、を備える。

そして、コンデンサは、前記リーケージトランスの二次
側に、放電灯と並列に配置される。

また、スイッチ素子は、前記コンデンサと直列に接続さ
れる。

時定数回路は、二次電圧が一定時間以上印加されると前
記スイッチ素子をＯＮするよう構成される。

［作用］本発明にかかる放電灯点灯装置は、前述した手段を有す
るので、始動時には時定数回路に比較的長時間電圧が印
加され、該時定数回路からスイッチ素子にＯＮ信号が供
給される。従って、急激に立上がる高い電圧がコンデン
サに印加され、高いパルス電圧が二次電圧に加えられる
。このため、多少ランプ電圧波形の悪い放電灯であって
も確実に点灯することができる。

また、点灯中は、前記時定数回路がスイッチ素子をＯＮ
Ｌないので、不用なパルス電圧を発生せず、立消え、あ
るいはちらつき等を防止することができる。

し実施例］以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する
。

第１図には本発明の一実施例にかかる放電灯点灯装置の
回路図が示されている。

同図に示す回路は、リーケージトランス１０と、該リー
ケージトランス１０の一次巻線１０ａに接続された交流
電源１２と、二次巻線１０ｂに直列接続された進相用コ
ンデンサ１４及び放電灯１６と、を含む。

本発明において特徴的なことは、放電灯始動時に高いパ
ルス電圧を得、点灯中にはパルス発生をしないようにす
ることであり、このために本実施例においては、非線形
コンデンサ１８と、スイッチング素子としてのトライア
ック２０と、時定数回路２２と、を備える。

前記非線形コンデンサ１８及びトライアック２０は、抵
抗２４を介して放電灯１６と並列に接続されている。ま
た、時定数回路２２は分圧抵抗２６．２８と、コンデン
サ３０と、ダイアック３２と、インダクタンスコイル３
４と、を含む。

そして、前記分圧抵抗２６．２８は放電灯１６に並列に
接続され、また、ダイアック３２は抵抗２６．２８の中
点とトライアック２０のゲートの間に接続されている。

コンデンサ３０は抵抗２８と並列に、更にインダクタン
スコイル３４はダイアック３２とトライアック２０の中
点と電源１２とを接続している。

本実施例にかかる放電灯点灯装置は、概略以上のように
構成され、次にその作用について説明する。

まず、電源ＯＮ時には時定数回路２２のコンデフサ３０
には、第２図に示すような電圧が印加され徐々に電荷が
蓄積される。そして、一定時間ｔ。

が経過し、コンデンサ３０の端子電圧が一定以上となる
と、ダイアック３２がＯＮ作動し、トライアック２０を
導通状態とする。この結果、非線形コンデンサ１８には
急激に立上がる（ｄｖ／ｄｔが大きい）高い電圧が印加
され、第３図に示すようにランプ再点弧電圧Ｖ１．を得
ることができる。

なお、トライアック２０をＯＮさせたゲート電圧はイン
ダクタンスコイル３４を介して所定時間で開放される。

このように、放電灯を点灯させる際には第３図に示すよ
うに二次電圧の立上がり時に高いピーク電圧を得ること
ができる。

一方、点灯中は高いピーク電圧のパルスを発生しないよ
うにするため、抵抗２６及びコンデンサ３０による時定
数を例えば５ｍｓ以上としている。

従って、放電灯１６の点灯中はトライアック２０がＯＮ
状態とならず、第３図に示すような尖頭電圧は生じない
。

なお、トライアック２０はランプ電圧の平坦部で作動す
るように設定されているため、ランプ電圧の波高率がＪ
７以上の放電灯（ランプ力率が０゜９以下の放電灯）で
もトライアック２０がＯＮＬない。

更に、ＣＷＧ式進相形安定器はランプ電圧の波高率がＪ
７（１，４１４）以上又は２程度の放電灯でも安定な点
灯を維持して、そのランプ電流の波高率は１．６程度と
非常に優れている。

第４図には本実施例に用いられるＣＷＧ式進相形安定器
の構成が示されており、前記第１図と対応する部分には
同一符号を付し、説明を省略する。

同図に示す安定器は、Ｃ字状鉄心３６と、該Ｃ字状鉄心
３６の開口に固定されたＩ字状鉄心３８と、を含む。

そして、前記Ｃ字状鉄心３６の一脚には一次在線１０ａ
と、二次巻線１０ｂとが巻回され、両巻線１０ａ、１０
ｂの間にはリークコア４０が介在している。

このように本実施例においてはＣ字状鉄心３６とＩ字状
鉄心３８で鉄心を構成するため鉄心製造字の歩留りがよ
く、しかも磁気特性も良好になるという利点がある。

第５図には本発明の第２尖施例にかかる放電灯点灯装置
の要部回路構成が示されており、前記第１実施例と対応
する部分には符号１００を加えて示し説明を省略する。

本実施例では半波倍電圧式が採用されており、抵抗１２
４と直列にコンデンサ１４２が接続され、またトライア
ック１２０に並列にダイオード１４４が接続されている
。

第６図には本発明の第３実施例にかかる放電灯点灯装置
の要部回路構成が示されており、前記第１実施例と対応
する部分には符号２００を加えて示し説明を省略する。

本実施例ではスキャニングパルス発生式が採用されてお
り、非線形コンデンサ２１８、抵抗２２４、トライアッ
ク２２０の直列回路と並列して抵抗２４６及びダイオー
ド２４８の直列回路が接続されている。なお、前記ダイ
オード２４８には抵抗２５０が並列接続されている。

第７図には本発明の第４実施例にかかる放電灯点灯装置
の回路構成が示されており、前記第１実施例と対応する
部分には符号３００を加えて示し説明を省略する。

本実施例では高電圧パルス発生式が採用されており、ト
ランス３１０の一次巻線３１０ａの両端と二次巻線３１
０ｂの間にコンデンサ３５２，３５４を介在させ、更に
抵抗２２４の一端は二次巻１３１０ｂの所定位置に接続
されている。

以上説明し、たように、各実施例にかかる放電灯点灯装
置によれば、ＣＷＧ式進相形安定器で点灯することとし
たので、放電灯の寿命末期に整流現象を生じても安定器
のコイル焼損を生じることなく、放電灯立消えのみとさ
せることができる。

また、ランプ電圧波形が悪くランプ力率の低い放電灯で
あっても確実に始動、点灯させることができる。

また、ランプ電圧とランプ電流の定格値が同じ放電灯は
全て同一の安定器と始動器で点灯することができる。

また、ランプ電圧が同一でランプ電流が若干変る場合は
、トランス本体の仕様をかえずに、進相用コンデンサの
容量とワーク電圧を変更するのみで対応可能である。

更に、進相用コンデンサのワーク電圧を高めに設計すれ
ば、放電灯のちらつきを小さくすることができ、また抵
抗２４，１２４，２２４，３２４によりトライアック２
０，１２０．２２０　３２０への突入電流による破壊防
止とパルス高さを調整することができる。

また、従来の遅相形安定器に比べて小型軽量、安価に構
成することができる。

また、パルス発生電圧は非線形コンデンサの抗電圧と無
関係となり、周囲温度によりパルスが発生する入力端子
が変ることはない。

なお、本発明にかかる放電灯点灯装置によれば、二次無
負荷電圧が低くなり、単巻の安定器でも使用可能な場合
が多くなる。

［発明の効果］以上説明したように、本発明にかかる放電灯点灯装置に
よれば、放電灯始動時にのみコンデンサより高いパルス
電圧を得ることとしたので、ランプ電圧の波高率等にか
かわらず確実に点灯することができると共に、放電灯の
立消え等を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例にかかる放電灯点灯装置の
回路構成図、第２図は第１実施例に於ける抵抗２８の両端電圧の波形
図、第３図は第１実施例に於ける放電灯始動時の二次電圧の
波形図、第４図は第１実施例に使用される安定器の構成説明図、第５図は本発明の第２実施例にかかる放電灯点灯装置の
要部回路構成図、第６図は本発明の第３実施例にかかる放電灯点灯装置の
要部回路構成図、第７図は本発明の第４実施例にかかる放電灯点灯装置の
回路構成図である。１０．３１０・・・リーケージトランス１６．３１６・
・・放電灯１８．１１８，２１８，３１８・・・非線形コンデンサ２０．１２０，２２０，３２．０・・・トライアック

Claims

【特許請求の範囲】

（１）リーケージトランスの二次側にコンデンサを介し
て放電灯を接続した進相形放電灯点灯装置において、前記リーケージトランスの二次側に、放電灯と並列に配
置されたコンデンサと、前記コンデンサと直列に接続されたスイッチ素子と、二次電圧が一定時間以上印加されると前記スイッチ素子
をＯＮする時定数回路と、を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。