JPH0334156Y2 - - Google Patents

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JPH0334156Y2
JPH0334156Y2 JP1984191472U JP19147284U JPH0334156Y2 JP H0334156 Y2 JPH0334156 Y2 JP H0334156Y2 JP 1984191472 U JP1984191472 U JP 1984191472U JP 19147284 U JP19147284 U JP 19147284U JP H0334156 Y2 JPH0334156 Y2 JP H0334156Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用シート等のシートを包装する
のに使用される補助材料に係り、特に表皮をシー
トパツドに固定する端末材に関するものである。
[従来の技術] 第5図は例えば、自動車に使用されるシート2
0の断面図、第6図は表皮21をパツド22に固
定する部分を示す従来の断面図である。このシー
ト20はパツド22上にワデイング23が積み重
ねられ、ワデイング23上に表皮21が被うこと
で構成さている。この表皮21をパツド22又は
ワデイング23上に固定するための端末材24は
綿布、不織布、フイルムあるいは金巾レザー等か
らなり、これが「U」字形に折り曲げられてパツ
ド22に形成された空隙部27内に裏側から挿入
され、上部が表皮21に縫糸25で縫い付けられ
ると共に、下部には紙芯、ポリプロピレン線、鉄
線、硬鋼線等からなる芯材26が挿入される。そ
して、この芯材26がシートフレームやクツシヨ
ンばね等のシート構造体28(本例ではクツシヨ
ンばね)にホグリング29又は引つ張りばね等で
連結されており、これにより、パツドの裏側から
表皮21をパツド22に固定する作用を行つてい
る。
しかしながら、この端末材24の組付けにあつ
ては、芯材26を挿入する作業が難しく、作業性
が悪いものであつた。
そこで、第7図に示すような円柱状の下部々材
31と薄板状の上部々材32とからなり、これら
が例えば、ポリ塩化ビニール樹脂等のプラスチツ
クで一体成形されている端末材30が案出され
た。これは上部々材32の上部が「U」字形に折
曲されてパツドの裏側からパツド内に埋設され、
上部々材32と表皮とが縫い付けられ、下部々材
31がシートの構造体と連結されて使用されるも
のである。この場合には下部部材が芯材を兼ねて
おり、芯材を押入する作業が省略されるが、一体
成形の端部剛性により、第8図のように上部部材
32の折曲部位が持ち上がつて、ワデイング23
及び表皮21を持ち上げ、このためシートの外観
が劣化すると共に、着座時に上部々材が身体に接
触して座り心地も悪いという問題点があつた。
このため従来、実公昭57−38050号公報に示す
端末材が提案されている。この端末材40は、第
9図に示す如く下部々材42と上部々材41とか
らなり、下部々材42を硬質コードで、上部々材
41を軟質帯状材で形成し、前記の問題点を解決
したものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来のものは、下部々材4
2と上部々材41との接着性が悪く、繰り返し大
きな張力がかかるため、使用しているうちに下
部々材42と上部々材41とが離脱する欠点があ
つた。
本考案は、このような点に鑑み前記欠点を解決
し、しかもシートの外観を損なうことがなく、座
り心地も良好なシートの端末材を提供することを
目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、シートの構造体に連
結される下部々材と、パツドを被う表皮に縫い付
けられる上部々材とからなり、パツドの裏側から
パツド内に埋設されて表皮をパツドに固定する端
末材において、前記上部々材はその下部にプラス
チツクの連通孔が適数形成された剛性の小さな基
布からなり、前記下部々材はプラスチツク芯材か
らなり、前記基布がその連通孔にプラスチツク芯
材のプラスチツクを侵入させ前記プラスチツク芯
材と一体形成されていることを特微としている。
[作用] 本考案において、剛性の小さな基布で形成され
る上部々材は縫糸等によつて表皮に縫い付けら
れ、表皮をパツド側に引き込む力を付与する。こ
の上部々材は剛性の小さな繊維等で形成されるた
め、パツドを持ち上げることなく、座り心地が改
善される。一方、プラスチツク芯材からなる下
部々材が表皮の引張力で上方に移動するのを阻止
する。表皮の引張力で下部々材と上部々材に大き
な張力がかかつても、上部々材である基布は、下
部にプラスチツクの連通孔が形成され、該孔内に
芯材のプラスチツクが侵入してプラスチツク芯材
と一体形成されているので、両者間の結合が強固
で離脱することがない。
[実施例] 第1図は本考案実施例を示す斜視図であり、シ
ートの端末材は、基布1からなる上部々材1と、
プラスチツク芯材2からなる下部々材とからなつ
ている。前記基布1は綿布、不織布等の繊維ある
いは低剛性の金巾レザー類が使用されており、い
ずれも剛性が小さな材質であるため、表皮を縫糸
で縫い付けられても縫い付け部分の剛性が小さ
く、持ち上がりがなく、座り心地が向上する。こ
の基布1は、下部にプラスチツクの連通孔3が形
成されている。
前記プラスチツク芯材2はポリプロピレン樹脂
あるいはポリ塩化ビニール樹脂等のプラスチツク
からなり、本実施例では細い円柱状に成形され
て、シートの構造体と連結される。従つて、基布
1が表皮に引つ張られても同方向への移動を防止
することができる。
前記基布1とプラスチツク芯材2は、基布1の
下部がプラスチツク芯材2の長手方向に、埋設さ
れて一体化されている。この成形の際、基布1の
連通孔3に芯材2のプラスチツクが侵入して基布
1によつて仕切られた反対側の芯材のプラスチツ
クと連結して一体形成される。従つて、芯材の成
形後は、第3図のように、連通孔3でプラスチツ
クが一体化しており、基布の抜け止めが確実に行
なわれる。
かかる端末材の成形は長尺な基布をダイス内に
供給しながら、ダイス通過する基布の下部に原料
樹脂を押し出すことでプラスチツク芯材と一体的
に成形され、その後、適宜の間隔ごとに基布およ
び芯材を切断することで図示の端末材が得られ
る。
第4図は一枚の基布1の中央部分にプラスチツ
ク芯材2,2を連設形成して得られる端末材であ
り、一体成形の後は、同図ロのように芯材2を分
離することで、倍の数の端末材が得られ、製造の
効率化が図られている。
このシート端末材は、一体化された状態でパツ
ド(図示せず)の空隙内に裏側から挿入されて、
基布1がパツドを被う表皮(図示せず)に縫い付
けられ、プラスチツク芯材2がシートフレーム、
クツシヨンばね等のシートの構造体(図示せず)
にホグリング等で連結されるものである。
[考案の効果] 以上の通り、本考案の端末材は、剛性の小さな
基布とプラスチツク芯材とを一体成形し、基布を
表皮と縫い付け、プラスチツク芯材をシートの構
造体と連結して使用するものであるから、芯材を
別途、押入する必要がなく、シートの組立てが簡
略化される。又、基布は剛性の小さな材質である
から座り心地も向上し、表皮の持ち上がりもない
から外観も向上する。
特に、基布とプラスチツク芯材は、基布の連通
孔に芯材のプラスチツクが侵入して基布によつて
仕切られた反対側のプラスチツクと連結して一体
形成されるので、基布と芯との結合が強固であ
り、大きな張力がかかつても離脱しない高い効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
および第3図はその−線および−線断面
図、第4図イ,ロ、は別の実施例の変形例斜視
図、第5図は従来例の全体断面図、第6図は別の
従来例の斜視図、第7図は又、さらに別の実施例
の斜視図、第8図はその組付け状態の断面図、第
9図はさらに別の従来例の斜視図である。 1……基布、2……プラスチツク芯材、3……
連通孔、21……表皮、22……パツド、28…
…シートの構造体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートの構造体に連結される下部々材と、パツ
    ドを被う表皮に縫い付けられる上部々材とからな
    り、パツドの裏側からパツド内に埋設されて表皮
    をパツドに固定する端末材において、 前記上部々材はその下部にプラスチツクの連通
    孔が適数形成された剛性の小さな基布からなり、
    前記下部々材はプラスチツク芯材からなり、前記
    基布がその連通孔にプラスチツク芯材のプラスチ
    ツクを侵入させ前記プラスチツク芯材と一体形成
    されていることを特微とするシートの端末材。
JP1984191472U 1984-12-19 1984-12-19 Expired JPH0334156Y2 (ja)

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JP1984191472U JPH0334156Y2 (ja) 1984-12-19 1984-12-19

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JP1984191472U JPH0334156Y2 (ja) 1984-12-19 1984-12-19

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JPS61107392U JPS61107392U (ja) 1986-07-08
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WO2016171026A1 (ja) * 2015-04-24 2016-10-27 株式会社タチエス シートの吊り込み構造
JP6578154B2 (ja) 2015-04-24 2019-09-18 株式会社タチエス シートの吊り込み構造

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JPS5738050U (ja) * 1980-08-15 1982-03-01

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