JPH0333886B2 - - Google Patents

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JPH0333886B2
JPH0333886B2 JP57093215A JP9321582A JPH0333886B2 JP H0333886 B2 JPH0333886 B2 JP H0333886B2 JP 57093215 A JP57093215 A JP 57093215A JP 9321582 A JP9321582 A JP 9321582A JP H0333886 B2 JPH0333886 B2 JP H0333886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine casing
stress
flange
welding
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57093215A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58211507A (ja
Inventor
Takeshi Onoda
Kazuo Ikeuchi
Michihiro Goto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9321582A priority Critical patent/JPS58211507A/ja
Publication of JPS58211507A publication Critical patent/JPS58211507A/ja
Publication of JPH0333886B2 publication Critical patent/JPH0333886B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/24Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
    • F01D25/243Flange connections; Bolting arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタービンケーシングに係り、特に、タ
ービンケーシングの高応力部の範囲を減少せしめ
る鋼板溶接構造のタービンケーシングに関する。
従来、高温高圧蒸気を内包するタービンケーシ
ングは鋳造によつて製作していた。鋳造製の場
合、タービンケーシングのような大型構造物で、
しかも寸法変化が多いために、寸法の変化する部
分には湯回りに関係から、必要以上に肉厚を大に
しなければならないため経済的でない。また、鋳
造によるため、全域にわたり欠陥が生じやすく、
全域に非破壊検査を実施する必要があると共に、
大型構造物であるために検査上の取扱いに労力が
多く、補修作業により品質が一定せずに品質的に
問題がある。さらに、一体構造で鋳造するため
に、厚肉部と薄肉部の拘束状態の相違から高い残
留応力が発生しやすい。
本発明の目的は、高応力が作用する範囲を低減
し、製作作業性に優れたタービンケーシングを提
供することにある。
すなわち本発明は、蒸気配管を備えたタービン
ケーシングの中央部を鋼板製にするとともに、高
圧側が径が小さく、低圧側が径が大きい円錐筒を
上下に分割して形成し、タービンケーシングの端
部を、上下に分割された鋼板からなる鏡板で形成
し、前記円錐筒と前記鏡板とを溶接してシエル部
を形成し、このシエル部に鋼板からなる上下接続
用のフランジ部を溶接してタービンケーシングを
形成するようになし、所期の目的を達成するよう
にしたものである。
以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細に
説明する。
第1図は本発明のタービンケーシングの構造を
示している。各部の構成、形状を説明する前に、
まずタービンケーシングの構成及び働きについて
説明する。
ボイラーから導かれた高温高圧蒸気は円錐筒1
に接合された主蒸気管6a,6bから、タービン
ケーシング内に流入する。円錐筒1の両端部には
鏡板2,3が接合されている。また、円錐筒1の
再熱蒸気室17の低圧排気室18側への再熱蒸気
流入のための再熱管14が接合されている。鏡板
2と円錐筒1から成る高圧排気室16のシエル部
の上半部には高圧内部ケーシング支持のためのリ
ング15および下半部には蒸気排出口である排気
管12が接合されている。一方、鏡板3と円錐筒
1から成る低圧排気室18には蒸気を抽出するた
めの抽気管13が下半部に接合されている。低圧
テービン側へ蒸気を導くための排気管11と鏡板
10が上半部に接合されている。円筒1の内壁へ
は高圧排気室16、再熱蒸気室17および低圧排
気室18を仕切るためと、それぞれの内部ケーシ
ングを支持するサポートリング4,5が接合され
ている。鏡板2,3の他端部には、外部からの空
気流入防止のための厚肉形状のパツキンリング
8,9がそれぞれ接合され、パツキンリング8,
9の下半部にはシール蒸気の流出入のための蒸気
管19,20が接合されている。円錐筒1、鏡板
2、3及びパツキン8,9の端部には、これらを
取りかこむようにフランジ7が接合されている。
一般に蒸気タービンケーシングのように高温高
圧蒸気を内包する構造物は高温(350〜566℃)で
あるため、構造物に対する許容応力は非常に低
く、特に、566℃の胴部(円錐筒に該当する部分)
に対しては、その値は、さらに低くなる。これに
対して、熱及び内圧による応力及び残留応力があ
るが、これらが高応力であると、前述する許容応
力を超えて、破壊を生ずる結果となる。このた
め、高応力をおさえると共に残留応力を低くし、
前述の許容応力より低くおさえて、充分な安全性
をもつたタービンケーシングを提供する必要があ
る。
次に本発明のタービンケーシングの各部の形
状、構造及びケーシングの製作方法について以下
に説明する。
本発明の鋼板製タービンケーシングは、低圧排
気室16となる鏡板2と排気室16よりさらに低
い低圧排気室18の鏡板3とを連結するために、
なだらかな傾斜をもつた円錐台形状の円筒すなわ
ち円錐筒1とした。ここで特に注意すべきこと
は、この円錐筒は圧力の高い側の径が小さく、圧
力の低い径が大きくなるように形成されていると
いうことである。
つぎに、本発明の鋼板製タービンケーシングの
製作手順について述べる。鋼板、円錐筒および排
気管等をもつシエル部とパツキンリングサポート
およびフランジをもつフランジ部を各々別体に製
作し、最後に、別体同志を一体とする。この方法
は、シエル部の各部片が比較的薄板であること、
溶接時の拘束状態が、薄板同志であるので同一で
あること、溶接時の加熱による変形が比較的自由
であることから、高圧力が生じる溶接による残留
応力を小さくすることができる。さらに、シエル
部作製後、フランジ部との溶接はシエル部とフラ
ンジ部の剛性及び拘束が同一レベルとなること、
また、高応力部への溶接時の熱影響がないために
溶接による残留応力が生じない。一方、シエル部
を形成する部片とフランジ部を繰返し溶接してい
く製作方法もあるが、この手法は拘束差の相違に
より、シエル部の変形が拘束されて前に溶接した
シエル部の溶接部の残留応力が高くなり、溶接部
の亀裂を生ずる問題がある。また、シエル部を形
成する部片は前述のように、複数の部片から成つ
ているが、各部片間の溶接は複雑であるために、
シエル部には反転又は回転等が要求され、フラン
ジ部を溶接すると溶接時の作業性が著しく悪くな
る。
以下に製作方法について述べる。
第2図は本発明のタービンケーシングの胴部分
を示したもので、この胴部は円錐台形状の筒に成
形されている。一方、この円錐に設けられる内部
ケーシングを支持するサポートリング4,5は円
板形状に成形され、円錐筒1の内表面側に溶接2
1f,21gで固着される。固着後、円錐筒1の
両端部に設けられる鏡板2,3を鋼板より成形し
て第3図に示すように溶接21a,21bで固着
する。さらに、第4図、第5図は第3図のように
製作したシエル部に排気管11,12、主蒸気管
6、排気管13及び再熱管を溶接21で固着し
て、シエル部全体を完成させる。
一方、厚板部であるフランジ部はフランジ部片
7a〜7dとパツキンリング8,9から成る。第
6図は完成されたフランジ部を示す。第7図はフ
ランジ部を形成するパツキンリング8,9の溶接
前の形状を示し、図示のように内側を円形状に加
工する。一方のフランジ部片7a〜7dは第8図
に示すように台形形状に厚板鋼板より切断し、フ
ランジ部片7a〜7dをつくり出す。その後、フ
ランジ部片7a〜7dとフランジ部片7c,7d
をそれぞれ溶接21aで固着する。さらに、パツ
キンリング8,9をそれぞれ溶接21b,21c
で固着し、フランジ部を完成させる。以上のよう
に、各々別体で製作した後、第9図に示すように
フランジ部7にシエル部を組合せて溶接21によ
りフランジ部およびシエル部を一体構造とする。
第10図はケーシング胴部が円筒である従来の
ものと本発明のものとの残留応力を高応力部にて
測定した結果である。この図から全鋼板製で、か
つ胴部が円錐筒である本発明のタービンケーシン
グは、残留応力が従来のものに比べ約1/2と低減
していることがわかる。
両者の内圧作用時の作用応力レベルについて、
上半タービンケーシングを比較してその結果を第
11図、第12図に示す。第11図は従来の鋳鋼
製で円筒のタービンケーシング、第12図は鋼板
製でケーシング胴部が円錐筒のタービンケーシン
グを示し、高応力の生ずる外表面の応力分布を示
す。図中に示す斜線部は同応力レベルを示す。第
11図の円筒のタービンケーシングは高応力部が
円筒部に幅広く分布し、前述する再熱蒸気室17
の壁部と低圧排気室18の壁部との連結する部分
には、急激な形状変化により、高応力が集中して
いる。一方、第12図の本発明のタービンケーシ
ングは前述する従来のタービンケーシングに比
べ、同一レベルの応力分布が狭く、形状変化がな
いため、高応力が生じていない。この結果から高
圧側が径の小さい円錐筒1を有する本発明の鋼板
製タービンケーシングは高応力が生じる範囲は狭
く、すぐれた構造であることがわかる。なお図中
13は抽気管である。
以上説明してきたように本発明によればタービ
ンケーシングの高応力分布域を狭くすると共に残
留応力を少なくおさえることが可能なタービンケ
ーシングを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の鋼板ケーシングの断面図、第
2図は円筒とサポートリングの構造図、第3図は
第2図へ鏡板を取付けた構造図、第4図は第3図
へ部片を溶接した構造図、第5図は第4図の−
矢視断面図、第6図はフランジ部の構造図、第
7図は第6図のパツキンリング図、第8図は第6
図の−矢視断面図、第9図はフランジ部とシ
エル部の溶接図、第10図は残留応力比較図、第
11図は従来の鋳造ケーシングの外表面の応力分
布図、第12図は本発明のタービンケーシングの
外表面の応力分布図である。 1…円筒、2,3…鏡板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 蒸気配管を備えたタービンケーシングの中央
    部を、鋼板製にするとともに高圧側が径が小さ
    く、低圧側が径が大きい円錐筒を上下に分割して
    形成し、前記タービンケーシングの端部を、上下
    に分割された鋼板からなる鏡板で形成し、前記円
    錐筒と前記鏡板とを溶接してシエル部を形成し、
    このシエル部に鋼板からなる上下接続用のフラン
    ジ部を溶接してなるタービンケーシング。
JP9321582A 1982-06-02 1982-06-02 タ−ビンケ−シング Granted JPS58211507A (ja)

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JPS58211507A JPS58211507A (ja) 1983-12-09
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JPS5267407A (en) * 1975-12-01 1977-06-03 Toshiba Corp Turbine casing

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