JPH0333830Y2 - - Google Patents
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- JPH0333830Y2 JPH0333830Y2 JP1983026087U JP2608783U JPH0333830Y2 JP H0333830 Y2 JPH0333830 Y2 JP H0333830Y2 JP 1983026087 U JP1983026087 U JP 1983026087U JP 2608783 U JP2608783 U JP 2608783U JP H0333830 Y2 JPH0333830 Y2 JP H0333830Y2
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- Japan
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- support
- pipe
- support pipe
- ground
- locking pieces
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 13
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 13
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- 235000019589 hardness Nutrition 0.000 description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は一本の支柱パイプを海底地盤に打込ん
で立設し、上記支柱パイプの上端に試錐装置を装
備して地盤を検査、試験及び試料採取するボーリ
ング工法における支柱パイプの保持装置に関す
る。
で立設し、上記支柱パイプの上端に試錐装置を装
備して地盤を検査、試験及び試料採取するボーリ
ング工法における支柱パイプの保持装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、水中ボーリングを施工するに際し、試錐
装置を積載又は取付け支持するのに安定性の点か
らやぐら構造体が一般に使用されていたが、これ
は潮流の速い場所、海底地盤の形状が甚だしい凹
凸状、傾斜状であつたり、また水深の深いところ
では、据付けが困難であり、これがためやぐら構
造体の使用には制限があつてあまり実用的でなか
つた。
装置を積載又は取付け支持するのに安定性の点か
らやぐら構造体が一般に使用されていたが、これ
は潮流の速い場所、海底地盤の形状が甚だしい凹
凸状、傾斜状であつたり、また水深の深いところ
では、据付けが困難であり、これがためやぐら構
造体の使用には制限があつてあまり実用的でなか
つた。
そこで近時は凹凸或いは傾斜形状の地盤、水深
の深いところでも設置ができるものとしてやぐら
構造体に替えて一本の支柱パイプが試錐装置の装
備用として広範囲に使用されてきた。ところがこ
の支柱パイプを海底地盤に立設する場合、これを
地盤の形状、深さに関係なく垂直に保持しながら
立設するには作業が甚だ困難で多くの労力と時間
を要していた。特に地盤の硬質なところでは、ま
ずケーシングパイプによつてドリル施工して孔を
掘削形成し、この孔に支柱パイプを打ち込んでい
るが、この場合ケーシングパイプによるドリル施
工及びこのドリル施工中での支柱パイプの保持等
が甚だ面倒であつた。また、反対に地盤の軟質な
ところでは支柱パイプを容易に立設することがで
きるが、垂直に立設後、その上端に取付けた試錐
装置によるボーリング作業時に発生する垂直荷重
が支柱パイプに集中荷重として加わるため支柱パ
イプが地盤に漸次めり込み、ボーリング作業に支
障を来すことがあつた。
の深いところでも設置ができるものとしてやぐら
構造体に替えて一本の支柱パイプが試錐装置の装
備用として広範囲に使用されてきた。ところがこ
の支柱パイプを海底地盤に立設する場合、これを
地盤の形状、深さに関係なく垂直に保持しながら
立設するには作業が甚だ困難で多くの労力と時間
を要していた。特に地盤の硬質なところでは、ま
ずケーシングパイプによつてドリル施工して孔を
掘削形成し、この孔に支柱パイプを打ち込んでい
るが、この場合ケーシングパイプによるドリル施
工及びこのドリル施工中での支柱パイプの保持等
が甚だ面倒であつた。また、反対に地盤の軟質な
ところでは支柱パイプを容易に立設することがで
きるが、垂直に立設後、その上端に取付けた試錐
装置によるボーリング作業時に発生する垂直荷重
が支柱パイプに集中荷重として加わるため支柱パ
イプが地盤に漸次めり込み、ボーリング作業に支
障を来すことがあつた。
海底地盤がほぼ水平面或いは僅かな傾斜面又は
凹凸面である場合は勿論、急な傾斜面或いは烈し
い凹凸面の地盤及び水深が20〜50mと深いところ
でも支柱パイプの垂直立設が容易に行われて施工
場所を広範囲とすることができ、且つ、硬質の地
盤でもケーシングパイプによる孔明け作業中の支
柱パイプの保持が安定して行われ、また軟質地盤
でも支柱パイプの沈下を防止することができる支
柱パイプの垂直立設及びその保持を万全にした、
しかも組立の容易な保持装置を提供せんとするも
のである。
凹凸面である場合は勿論、急な傾斜面或いは烈し
い凹凸面の地盤及び水深が20〜50mと深いところ
でも支柱パイプの垂直立設が容易に行われて施工
場所を広範囲とすることができ、且つ、硬質の地
盤でもケーシングパイプによる孔明け作業中の支
柱パイプの保持が安定して行われ、また軟質地盤
でも支柱パイプの沈下を防止することができる支
柱パイプの垂直立設及びその保持を万全にした、
しかも組立の容易な保持装置を提供せんとするも
のである。
支柱パイプ2を海底地盤イまたはロに立設して
ボーリング施工する装置において、截頭円錐形又
は截頭角錐形の枠体よりなり、上記支柱パイプ2
より大径の嵌挿孔11を形成した保持板10を上
部に備え、下部周縁に3個以上の係止片(以下複
数個の係止片という)12を有する支持台7と、
上端に試錐装置1を設置した作業台3を有し、途
中に3個以上の係止片(以下複数個の係止片とい
う)13を有し、下部を上記支持台7の支持板1
0の嵌挿孔11に挿通した支柱パイプ2と、下端
を上記支持台7の複数個の係止片12に結着し、
上記支柱パイプ2の複数個の係止片13に上端を
結着したターンバツクル等により長さ調節可能な
3条以上のワイヤ(以下複数条のワイヤという)
14とで構成し、支持台7を地盤上に定置した
後、上記ワイヤ14の緊張により、嵌挿孔11と
ワイヤ14の張力により上記支柱パイプ2を水平
面に対し、直立させると共に支持台7に固定し、
海底地盤の形状、傾斜、硬質、軟質等に拘わら
ず、支柱パイプ2を鉛直に保持、立設し得るよう
にしたものである。
ボーリング施工する装置において、截頭円錐形又
は截頭角錐形の枠体よりなり、上記支柱パイプ2
より大径の嵌挿孔11を形成した保持板10を上
部に備え、下部周縁に3個以上の係止片(以下複
数個の係止片という)12を有する支持台7と、
上端に試錐装置1を設置した作業台3を有し、途
中に3個以上の係止片(以下複数個の係止片とい
う)13を有し、下部を上記支持台7の支持板1
0の嵌挿孔11に挿通した支柱パイプ2と、下端
を上記支持台7の複数個の係止片12に結着し、
上記支柱パイプ2の複数個の係止片13に上端を
結着したターンバツクル等により長さ調節可能な
3条以上のワイヤ(以下複数条のワイヤという)
14とで構成し、支持台7を地盤上に定置した
後、上記ワイヤ14の緊張により、嵌挿孔11と
ワイヤ14の張力により上記支柱パイプ2を水平
面に対し、直立させると共に支持台7に固定し、
海底地盤の形状、傾斜、硬質、軟質等に拘わら
ず、支柱パイプ2を鉛直に保持、立設し得るよう
にしたものである。
第2図において1は試錐装置であつて、支柱パ
イプ2の上端に取付けた作業台3上に装備され
る。支柱パイプ2は図示の如く接続フランジ4に
より複数本継ぎ足して海底地盤イに打込み立設さ
れる。ボーリング作業は、支柱パイプ2内に土止
め及び堀削用のケーシングパイプ5を内挿し、こ
のケーシングパイプ5内に試錐ロツド6を挿入
し、この試錐ロツド6を試錐装置1により回転、
昇降させ、試錐ロツド6の先端に取付けた穴明け
用のコアーチユーブ或いは地盤採取用の採取筒に
より施工される。
イプ2の上端に取付けた作業台3上に装備され
る。支柱パイプ2は図示の如く接続フランジ4に
より複数本継ぎ足して海底地盤イに打込み立設さ
れる。ボーリング作業は、支柱パイプ2内に土止
め及び堀削用のケーシングパイプ5を内挿し、こ
のケーシングパイプ5内に試錐ロツド6を挿入
し、この試錐ロツド6を試錐装置1により回転、
昇降させ、試錐ロツド6の先端に取付けた穴明け
用のコアーチユーブ或いは地盤採取用の採取筒に
より施工される。
支柱パイプは形状、硬度等の異なる広範囲の地
盤に対し安定して打込むことができ、またボーリ
ング作業に伴う試錐ロツドの激しい作動により妄
りに振動したり、沈下したりしないように強固に
固定させる必要がある。
盤に対し安定して打込むことができ、またボーリ
ング作業に伴う試錐ロツドの激しい作動により妄
りに振動したり、沈下したりしないように強固に
固定させる必要がある。
上記支柱パイプの立設作業中及び立設後の保持
を支持台により行う。
を支持台により行う。
支持台7は第1図に示すように多角形の枠体に
形成した底枠8に複数本の脚杆9を内側方向に傾
斜立設し、各脚杆9の上端集合部に保持板10を
取付け、全体として截頭角錐形の枠体とする。保
持板10は複数本の脚杆9に支持されて底枠8の
中央上方に位置する。この保持板10に支柱パイ
プ2より若干大径の嵌挿孔11を形成する。12
は底枠8の等配位置に設けた3個以上の係止片で
あつて、支柱パイプ2を立設する時、第2図に示
すように支柱パイプ2の上部の3個以上の係止片
13に一端を結着し、ターンバツクル等により長
さ調節可能な複数条以上のワイヤ14の他端を上
記複数個の係止片12に結着してワイヤ14を緊
張して調節するものである。なお、支持台7は上
記のように截頭角錐形の枠体に形成するほか、そ
の底枠を円形の枠体或いはこれに類する形態の枠
体にして全体として截頭円錐形等の支持台として
もよい。
形成した底枠8に複数本の脚杆9を内側方向に傾
斜立設し、各脚杆9の上端集合部に保持板10を
取付け、全体として截頭角錐形の枠体とする。保
持板10は複数本の脚杆9に支持されて底枠8の
中央上方に位置する。この保持板10に支柱パイ
プ2より若干大径の嵌挿孔11を形成する。12
は底枠8の等配位置に設けた3個以上の係止片で
あつて、支柱パイプ2を立設する時、第2図に示
すように支柱パイプ2の上部の3個以上の係止片
13に一端を結着し、ターンバツクル等により長
さ調節可能な複数条以上のワイヤ14の他端を上
記複数個の係止片12に結着してワイヤ14を緊
張して調節するものである。なお、支持台7は上
記のように截頭角錐形の枠体に形成するほか、そ
の底枠を円形の枠体或いはこれに類する形態の枠
体にして全体として截頭円錐形等の支持台として
もよい。
つぎに本考案保持装置による支柱パイプの立設
要領について説明する。
要領について説明する。
予め支持台7の上部の保持板10の嵌挿孔11
に支柱パイプ2の下端部を遊挿し、複数条のワイ
ヤ14を支柱パイプ2と底枠8間に緩く結着して
支持台7に支柱パイプ2を仮止めしておく。この
状態で支柱パイプ2と支持台7とを海中に沈め第
2図に示すように底枠8を海底地盤に当接させて
支持台7を海底地盤イに定置する。ついで支柱パ
イプ2の下端を地盤イに当接させ、複数条のワイ
ヤ14を緊張・弛緩させて支柱パイプ2を水平面
に対して垂直状になるように調節した後、支柱パ
イプ2と支持台7との仮止めを外し、支柱パイプ
2をハンマー等により叩打して海底地盤イに垂直
に打込む。最後に複数条のワイヤ14を緊張させ
て支持台7と支柱パイプ2との間で再度、複数条
のワイヤ14を張設する。これにより支柱パイプ
2は海底地盤イに確実に垂直に打込まれると共
に、支持台7の嵌挿孔11及び支柱パイプ2と支
持台7とに調節した複数条のワイヤ14とによつ
て強固に垂直保持され、ボーリング作業時での強
い衝撃を長時間受けても傾くことがなくなる。な
お、場合によつては支柱パイプ2の立設固定を助
成するために第2図に示すように支柱パイプ2の
上部の係止片13に複数条のアンカーワイヤ15
を結着してこれを放射状に張出し、その自由端の
アンカ16を地盤イに係止させてもよい。
に支柱パイプ2の下端部を遊挿し、複数条のワイ
ヤ14を支柱パイプ2と底枠8間に緩く結着して
支持台7に支柱パイプ2を仮止めしておく。この
状態で支柱パイプ2と支持台7とを海中に沈め第
2図に示すように底枠8を海底地盤に当接させて
支持台7を海底地盤イに定置する。ついで支柱パ
イプ2の下端を地盤イに当接させ、複数条のワイ
ヤ14を緊張・弛緩させて支柱パイプ2を水平面
に対して垂直状になるように調節した後、支柱パ
イプ2と支持台7との仮止めを外し、支柱パイプ
2をハンマー等により叩打して海底地盤イに垂直
に打込む。最後に複数条のワイヤ14を緊張させ
て支持台7と支柱パイプ2との間で再度、複数条
のワイヤ14を張設する。これにより支柱パイプ
2は海底地盤イに確実に垂直に打込まれると共
に、支持台7の嵌挿孔11及び支柱パイプ2と支
持台7とに調節した複数条のワイヤ14とによつ
て強固に垂直保持され、ボーリング作業時での強
い衝撃を長時間受けても傾くことがなくなる。な
お、場合によつては支柱パイプ2の立設固定を助
成するために第2図に示すように支柱パイプ2の
上部の係止片13に複数条のアンカーワイヤ15
を結着してこれを放射状に張出し、その自由端の
アンカ16を地盤イに係止させてもよい。
本考案に係る保持装置により、支柱パイプ2を
平坦な地盤及び傾斜或いは凹凸の地盤に確実、容
易に立設させることができる。
平坦な地盤及び傾斜或いは凹凸の地盤に確実、容
易に立設させることができる。
なお、傾斜地盤等における支柱パイプの立設に
おいては第4図に示すように支柱パイプ2を支持
台7の嵌挿孔11に挿入すると、嵌挿孔11は支
柱パイプ2より大径であるから支柱パイプ2は垂
直状Aは勿論、図面の鎖線B,Cに示す如く各方
向に対し嵌挿孔の大きさ限度まで傾斜状の挿入状
態を採ることができるから第3図に示すように支
持台7が傾斜地盤ロに接地して傾斜しても支柱パ
イプ2は融通ある孔径の嵌挿孔11と複数条のワ
イヤ14及び適時適用の複数条のアンカーワイヤ
15とにより容易に垂直に立設保持することがで
きる。
おいては第4図に示すように支柱パイプ2を支持
台7の嵌挿孔11に挿入すると、嵌挿孔11は支
柱パイプ2より大径であるから支柱パイプ2は垂
直状Aは勿論、図面の鎖線B,Cに示す如く各方
向に対し嵌挿孔の大きさ限度まで傾斜状の挿入状
態を採ることができるから第3図に示すように支
持台7が傾斜地盤ロに接地して傾斜しても支柱パ
イプ2は融通ある孔径の嵌挿孔11と複数条のワ
イヤ14及び適時適用の複数条のアンカーワイヤ
15とにより容易に垂直に立設保持することがで
きる。
また、支柱パイプを打ち込む海底地盤が軟弱質
の場合は、支柱パイプの立設が容易であるが、場
合によつては支柱パイプを所定深さより深く打込
んでしまつたり、或いは打込み立設後、ボーリン
グ作業中に発生する振動等のため支柱パイプが沈
下する傾向があるが、支持台7の使用により上記
弊害を防止することができる。即ち、第4図に示
すように支柱パイプ2を支持台7の嵌挿孔11部
にピン、フランジ17等で係止するようにしてお
けば支柱パイプ2の打込み過ぎ、及び沈下を防止
することができる。また支柱パイプの打ち込みの
際、或いは立設後のボーリング作業により支柱パ
イプに集中する荷重は支持台7の複数個の脚杆9
方向に分散され支柱パイプ2は無理なく所定深さ
まで打ち込まれ、上記打込み深さを保持して安定
して立設する。なお、この軟弱地盤の場合、第3
図に示すように支柱パイプの打込み深さ、即ち立
設深さに対応した高さ位置のパイプ部分にフラン
ジ18を取付け、このフランジの当接による係止
作用により打込み過ぎ、及び沈下を防止するよう
にしてもよい。この場合も支持台7は支持パイプ
を保持してこれの安定立設を確実にする。
の場合は、支柱パイプの立設が容易であるが、場
合によつては支柱パイプを所定深さより深く打込
んでしまつたり、或いは打込み立設後、ボーリン
グ作業中に発生する振動等のため支柱パイプが沈
下する傾向があるが、支持台7の使用により上記
弊害を防止することができる。即ち、第4図に示
すように支柱パイプ2を支持台7の嵌挿孔11部
にピン、フランジ17等で係止するようにしてお
けば支柱パイプ2の打込み過ぎ、及び沈下を防止
することができる。また支柱パイプの打ち込みの
際、或いは立設後のボーリング作業により支柱パ
イプに集中する荷重は支持台7の複数個の脚杆9
方向に分散され支柱パイプ2は無理なく所定深さ
まで打ち込まれ、上記打込み深さを保持して安定
して立設する。なお、この軟弱地盤の場合、第3
図に示すように支柱パイプの打込み深さ、即ち立
設深さに対応した高さ位置のパイプ部分にフラン
ジ18を取付け、このフランジの当接による係止
作用により打込み過ぎ、及び沈下を防止するよう
にしてもよい。この場合も支持台7は支持パイプ
を保持してこれの安定立設を確実にする。
また、海底地盤が岩盤等の硬質の場合は、先ず
支柱パイプを打ち込む前に、支柱パイプ2の下端
を地盤上に置くか、或いは僅かに地盤から離して
支持台7に仮係止し、これを複数条のワイヤ14
にて垂直に保持する。ここで第4図に示すように
支柱パイプ2に内挿したケーシングパイプ5の下
端を硬質地盤に当接させ、このケーシングパイプ
5の上端を試錐装置に連結して該装置の駆動力に
よりケーシングパイプを回転、降下させ、ケーシ
ングパイプの下端口縁の刃にて地盤を切削し、穴
明けする。穴はケーシングのパイプよりも若干大
径で垂直に形成される。この穴に支持台に保持さ
せてある支持パイプを仮止めしてから外して打ち
込めばよい。この場合は保持台は先ず支柱パイプ
の仮止めに使用し、ついで立設した支柱パイプを
垂直に保持する。
支柱パイプを打ち込む前に、支柱パイプ2の下端
を地盤上に置くか、或いは僅かに地盤から離して
支持台7に仮係止し、これを複数条のワイヤ14
にて垂直に保持する。ここで第4図に示すように
支柱パイプ2に内挿したケーシングパイプ5の下
端を硬質地盤に当接させ、このケーシングパイプ
5の上端を試錐装置に連結して該装置の駆動力に
よりケーシングパイプを回転、降下させ、ケーシ
ングパイプの下端口縁の刃にて地盤を切削し、穴
明けする。穴はケーシングのパイプよりも若干大
径で垂直に形成される。この穴に支持台に保持さ
せてある支持パイプを仮止めしてから外して打ち
込めばよい。この場合は保持台は先ず支柱パイプ
の仮止めに使用し、ついで立設した支柱パイプを
垂直に保持する。
以上の軟質地盤或いは硬質地盤への支柱パイプ
の立設手段を、これらの地盤が平坦或いは傾斜面
等の地盤に対する前記の支柱パイプ立設手段に併
用して広範囲の形状、土質硬度の地盤に適用す
る。
の立設手段を、これらの地盤が平坦或いは傾斜面
等の地盤に対する前記の支柱パイプ立設手段に併
用して広範囲の形状、土質硬度の地盤に適用す
る。
支持台は支柱パイプより若干大径の嵌挿孔を設
けた保持板を複数個の脚杆で底枠の中央上部に支
持して截頭角錐形又は截頭円錐形に形成した枠体
であるから、支柱パイプは保持板の嵌挿孔から挿
入し、その下端を海底地盤に接当させるか或いは
地盤から若干隔離して仮保持した状態で支持台の
底杆と支柱パイプ上部の間に複数条のワイヤを緊
張して張設することにより支柱パイプを、水平面
に対し垂直状の起立状態を安定して保持すること
ができる。従つて支柱パイプの立設は、海底地盤
が平坦地盤の場合は勿論、傾斜或いは凹凸面の地
盤で、また水深の深いところでも支柱パイプを確
実に垂直に保持して地盤に打込むことができ、立
設後は嵌挿孔部と打込み地点との2点支持が強力
に作用して支柱パイプは安定して垂直保持され
る。
けた保持板を複数個の脚杆で底枠の中央上部に支
持して截頭角錐形又は截頭円錐形に形成した枠体
であるから、支柱パイプは保持板の嵌挿孔から挿
入し、その下端を海底地盤に接当させるか或いは
地盤から若干隔離して仮保持した状態で支持台の
底杆と支柱パイプ上部の間に複数条のワイヤを緊
張して張設することにより支柱パイプを、水平面
に対し垂直状の起立状態を安定して保持すること
ができる。従つて支柱パイプの立設は、海底地盤
が平坦地盤の場合は勿論、傾斜或いは凹凸面の地
盤で、また水深の深いところでも支柱パイプを確
実に垂直に保持して地盤に打込むことができ、立
設後は嵌挿孔部と打込み地点との2点支持が強力
に作用して支柱パイプは安定して垂直保持され
る。
また、海底地盤が岩盤等の硬質の場合は、支柱
パイプの下端を地盤に接当させる等してこの支持
台により垂直に係止保持し、ケーシングパイプで
岩盤掘削して穴明けし、その穴に支柱パイプを打
ち込めばよく、この場合も支持台の支柱パイプ吊
持保持で支柱パイプ立設は確実、容易に行われ
る。更にこの支持台により支柱パイプの立設作業
中の打込み荷重、或いは立設後のボーリング作業
に伴う荷重は支持台の複数本の脚杆部分に分散さ
れて支柱パイプに集中することがなく、これの受
ける荷重を弱くすることができ、支柱パイプの沈
下、傾き等の発生はなく、ボーリング作業は円滑
に行われる。
パイプの下端を地盤に接当させる等してこの支持
台により垂直に係止保持し、ケーシングパイプで
岩盤掘削して穴明けし、その穴に支柱パイプを打
ち込めばよく、この場合も支持台の支柱パイプ吊
持保持で支柱パイプ立設は確実、容易に行われ
る。更にこの支持台により支柱パイプの立設作業
中の打込み荷重、或いは立設後のボーリング作業
に伴う荷重は支持台の複数本の脚杆部分に分散さ
れて支柱パイプに集中することがなく、これの受
ける荷重を弱くすることができ、支柱パイプの沈
下、傾き等の発生はなく、ボーリング作業は円滑
に行われる。
図面は本考案の実施例であつて、第1図Aは支
持台の平面図、B図はその正面図、第2図及び第
3図は夫々本考案装置の使用例を示すものでいず
れもその正面図、第4図は支持台使用要領の正面
図である。 1……試錐装置、2……支柱パイプ、7……支
持台、10……保持板、11……嵌挿孔、14…
…ワイヤ、イ,ロ……海底地盤。
持台の平面図、B図はその正面図、第2図及び第
3図は夫々本考案装置の使用例を示すものでいず
れもその正面図、第4図は支持台使用要領の正面
図である。 1……試錐装置、2……支柱パイプ、7……支
持台、10……保持板、11……嵌挿孔、14…
…ワイヤ、イ,ロ……海底地盤。
Claims (1)
- 支柱パイプを海底地盤に立設してボーリング施
工する装置において、截頭円錐形又は截頭角錐形
の枠体よりなり、上記支柱パイプより大径の嵌挿
孔を形成した保持板を上部に備え、下部周縁に3
個以上の係止片を有する支持台と、上端に試錐装
置を設置した作業台を有し、途中に3個以上の係
止片を有し、下部を上記支持台の保持板の嵌挿孔
に挿通した支柱パイプと、下端を上記支持台の係
止片に結着し、上記支柱パイプの係止片に上端を
結着したターンバツクル等により長さ調節可能な
3条以上のワイヤとで構成し、支持台を地盤上に
定置した後、上記ワイヤの緊張により、嵌挿孔と
ワイヤの張力により上記支柱パイプを水平面に対
し、直立させると共に支持台に固定し、海底地盤
の形状、傾斜、硬質、軟質等に拘わらず、支柱パ
イプを鉛直に保持、立設し得るようにしたことを
特徴とする水中ボーリング装置の支柱パイプ保持
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2608783U JPS59135992U (ja) | 1983-02-23 | 1983-02-23 | 水中ボ−リング装置の支柱パイプ保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2608783U JPS59135992U (ja) | 1983-02-23 | 1983-02-23 | 水中ボ−リング装置の支柱パイプ保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59135992U JPS59135992U (ja) | 1984-09-11 |
JPH0333830Y2 true JPH0333830Y2 (ja) | 1991-07-17 |
Family
ID=30157039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2608783U Granted JPS59135992U (ja) | 1983-02-23 | 1983-02-23 | 水中ボ−リング装置の支柱パイプ保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59135992U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57180792A (en) * | 1981-05-01 | 1982-11-06 | Chuo Kaihatsu | Casing pipe support apparatus for boring water bottom |
-
1983
- 1983-02-23 JP JP2608783U patent/JPS59135992U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57180792A (en) * | 1981-05-01 | 1982-11-06 | Chuo Kaihatsu | Casing pipe support apparatus for boring water bottom |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59135992U (ja) | 1984-09-11 |
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