JPH0333605Y2 - - Google Patents

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JPH0333605Y2
JPH0333605Y2 JP8442085U JP8442085U JPH0333605Y2 JP H0333605 Y2 JPH0333605 Y2 JP H0333605Y2 JP 8442085 U JP8442085 U JP 8442085U JP 8442085 U JP8442085 U JP 8442085U JP H0333605 Y2 JPH0333605 Y2 JP H0333605Y2
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JP
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string
rod
ring
steel wire
spring steel
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JP8442085U
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、花木の花桃、れんぎよう、桜、万作
などの樹木の蕾のついた枝を150cm位の長さに切
り取り、これを数本ずつ束ねる時に使用する枝木
束ね機に関するものである。
(ロ) 従来の技術 園芸農家は、花桃、れんぎよう、桜、万作など
の枝を蕾の状態で150cm位の長さに切り取り、こ
れを数本ずつ例えば10本ずつ束ねて小束を作り、
さらに小束10束で大束を作る。この大束を数日間
水に漬けて十分吸水させ温室に入れて促成栽倍す
る。そして開花始め、または開花寸前に出荷する
のであるが、出荷時の荷姿は作業上や市場の要請
もあつて大束ではなく、初めに束ねた小束の状態
で市場へ出す。従つて切り取つた枝木を10本ずつ
束ねるときには市場へ出したときのことも考えて
体裁よく結束しておかなければならない。この結
果作業を1人で行なおうとすると小枝が広がつて
いるため縛りにくく蕾を傷つけたり落としたりす
るので、従来から2人がかりで、1人が広がつて
いる小枝を両手でつかんで絞り、その絞つた部分
を他の1人が出荷用の紐で縛るようにしている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 従来は枝木を掴んで絞る人と、絞つた部分に紐
をかけて縛る人の2人がかりで枝木を束ねている
ので人件費が嵩んだ。また、枝木を掴む人は枝木
を元から先の方へ擦るようにして順次絞り位置を
変えて絞るので蕾を扱落とすことが多かつた。
そこで、本考案は蕾を痛めることなく、しかも
1人で枝木を束ねることができる枝木束ね機を提
供しようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の枝木束ね機は、先端部を下向きの円弧
に折曲げた受杆の複数本が適当な間隔で横に並び
基端が機枠の横杆に固着されており、各受杆毎に
基部または横杆にばね鋼線が直立して下端を夫夫
固着され、ばね鋼線の上端の紐通環に通した紐の
一端が、受杆群のまわりを垂直面内で約300゜回転
できる水平の紐回棒に固着され、紐の他端が受杆
の円弧部に固着されている構成である。
(ホ) 作用 並んでいる受杆上に所望数の枝木を載せ、その
まわりに紐回棒を回転するにつれ、紐は緊張し、
ばね鋼線は紐通環を円弧部の紐固着部に近づける
ように弾性変曲されることにより、枝木が紐で巻
き締められる。このように紐で仮に巻き締められ
た枝木は適所を人手により出荷用紐で縛られる。
紐回棒を逆回動して元に戻し、束ねた枝木を取り
上げる。
(ヘ) 実施例 以下本考案の実施例を図面について説明する。
1は機枠の後部縁に直立する後縦杆で、前方へ
直角に突き出たアーム2の先端に横杆3が固着さ
れている。4は枝木を受けるために前部を下向き
の円弧5に折曲した受杆で、横杆3に横に適当な
間隔をあけて固着されて枝木載置部を構成してい
る。6は機枠の左右両側縁に直立する側縦杆であ
る。7,7は操作棒でその中央部に突出した軸ピ
ン8,8により側縦杆6,6にその内側で垂直面
内回転可能に支持され、位置調節可能に取着され
た重錘9,9により常には垂直状態に保たれ、上
端間には紐回棒10が橋渡しされている。11は
先端に紐通環12が形成されたばね鋼線であつて
各受杆4ごとに横杆3の突片13に固着されてい
る。受杆4の基部の上方へ直立している部分14
には上下位置調節自在に紐端子15が取着されて
いる。紐端子15に取着された紐16は紐案内環
17と円弧5部の紐止環18を通り、ばね鋼線1
1の紐通環12を通つて紐回棒10に結着されて
いて、操作棒7が前方へ回動されるに従い紐16
は引つ張られ、ばね鋼線11を前方へ曲げ、紐通
環12が紐止環18に向かつて近づいていくよう
になつている。19は片方の側縦杆6に固着され
ていて、操作棒7の軸ピン8を中心とする4半円
の開扇状枠であつて、円周部20には操作棒7従
つて紐回棒10を任意の回動位置に止めるための
ストツパー21が多数設けられている。22は係
止具であつて、紐回棒10に横方向摺動自在に嵌
合する短管23の外端周から外側方へ係止ピン2
4が突出している。紐回棒10を回動途中に止め
ておきたいときは、係止ピン24を対応するスト
ツパー21に係止させる。25は操作棒7の中央
部から直角に伸びる補助操作棒であつて、先端は
内方へ直角に曲がり、その折曲された部分26に
も前記の係止具22と同構造の係止具27が嵌合
している。28は操作棒7の把持部である。29
は枝木載置部に載置される枝木の根本を当てるた
めの当て板であつて、横杆3の一端面から前方へ
突出した支棒30の先端に固着されている。
なお、上記実施例では枝木の種類や束ねる本数
などに応じて紐端子15の位置を変えて、紐の緊
張力を加減するが、紐端子15と紐案内環17を
用いずに紐16を紐止環18に結着するようにし
紐の長さを加減してもよい。
次に作用について説明する。第2図は待機状
態、第3図は紐回棒を90゜回した状態、第4図は
紐回棒を約300゜回した状態を示している。また、
第8図ないし第11図は紐回棒10と紐16とば
ね鋼線11と枝木Aとの関係を簡略に示したもの
で、第8図の待機状態から紐回棒10が90゜回る
と第9図の状態になり、更に90゜回ると第10図
の状態になり、更に90゜回ると第11図の状態に
なる。束ねようとする任意数の枝木Aを枝木載置
部に根本を当て板29に当てて置き、操作棒7を
回動していくと、紐16が緊張し、ばね鋼線11
が撓んで紐通環12が円弧5部へ近づいてくる。
紐16の上へ小枝が出ていないかを見守りながら
回動していき、必要があれば回動途中に係止具2
2あるいは27を対応すストツパー21に係合さ
せ、その位置で止めて、跳ねあがつている小枝を
紐の下へ差し入れたり、蕾の多くついた小枝を外
に出し、蕾の少ない小枝を内に入れたりする。回
動を進めていくに従い紐16は益々緊張し、紐通
環12は紐止環18に近づくので、枝木は位置が
確保されて紐16で強く巻き締められる。第4図
のように紐回棒10は約300゜回るとアーム2に当
たり、重錘9のために元へ戻らなくなるので、手
を離して別に用意した出荷用の紐31で適当個所
を縛る(第7図参照)。結束が終わつたならば操
作棒7従つて紐回棒10を逆回動して紐16を元
へ戻す。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上説明したように、受杆によつて形
成された枝木載置部に置かれた枝木は、紐回棒の
回転で各所を一斉に紐で巻き締められるので、1
人の作業者で能率よく束ねることができる。ま
た、枝木は受杆から浮き上がるようになり、受杆
に押しつけられたり、擦られたりすることがない
ので蕾が損傷する恐れがない。また、紐で巻き締
められていく途中に全体の荷姿を小枝や蕾を痛め
ることなく容易に矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の正面図、第2図ないし第4図は
一部切断の側面図であり第2図は待機状態、第3
図は紐回棒が90゜回つた状態、第4図は約300゜回
つた状態を示し、第5図は係止具部分の斜視図、
第6図は結束される前の枝木の平面図、第7図は
結束された枝木の平面図、第8図ないし第11図
は紐回棒と紐とばね鋼線と枝木との関係を簡略に
示す説明図である。1は後縦杆、2はアーム、3
は横杆、4は受杆、5は円弧、6は側縦杆、7は
操作棒、8は軸ピン、9は重錘、10は紐回棒、
11はばね鋼線、12は紐通環、16は紐、18
は紐止環である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機枠の後部縁て直立する後縦杆1の前方へ突出
    するアーム2に横杆3が固着され、前部が下向き
    の円弧5に折曲された受杆4の複数本が横杆3に
    横に適当な間隔をあけて基部を固着され、円弧5
    に紐止環18が設けられ、機枠の左右両側縁に側
    縦杆6が直立され、重錘9を位置調節自在に取着
    した操作棒7がその中央部の軸ピン8により側縦
    杆6にその内側で垂直面内回動可能に支持され、
    両操作棒7,7の上端間には紐回棒10が橋渡し
    され、各受杆4の上方で横杆3に固着されたばね
    鋼線11は常には直立しているが、前方へ曲げら
    れると上端の紐通環12が前記の紐止環18に近
    づくようになつており、紐通環18に一端が止め
    られた紐16がばね鋼線11の紐通環12を通り
    紐回棒10に結着され、操作棒7の回動で緊張さ
    れる紐16のためばね鋼線11が前方へ曲げられ
    るように構成されていることを特徴とする枝木束
    ね機。
JP8442085U 1985-06-04 1985-06-04 Expired JPH0333605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8442085U JPH0333605Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

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JP8442085U JPH0333605Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61200303U JPS61200303U (ja) 1986-12-15
JPH0333605Y2 true JPH0333605Y2 (ja) 1991-07-17

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