JPH0332879Y2 - - Google Patents

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JPH0332879Y2
JPH0332879Y2 JP1986064215U JP6421586U JPH0332879Y2 JP H0332879 Y2 JPH0332879 Y2 JP H0332879Y2 JP 1986064215 U JP1986064215 U JP 1986064215U JP 6421586 U JP6421586 U JP 6421586U JP H0332879 Y2 JPH0332879 Y2 JP H0332879Y2
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JP
Japan
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oil
electromagnetic switching
switching valve
temperature
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、潤滑油系統における予熱装置に関
し、更に詳細には、ポンプ吐出側に絞り弁あるい
は電磁切換弁を組込み、所定時間運転することに
より所定の油温を得る潤滑油系統における予熱装
置に関するものである。
[考案の技術的背景及びその問題点] 従来、例えばプレス機械を運転する場合は、潤
滑油の温度変化が機械精度上非常に大きな影響を
与えることは公知である。
特に問題になるのは、プレス機械運転スタート
時期における温度変化が大になることである。
なぜならば、潤滑油の温度は低く特に冬季は更
に低いため油粘度は硬く、この潤滑油を送油する
ことにより運転時間の経過と共に油温は上昇し、
機械の熱膨張に変化をもたらし機械精度を狂わす
ことになる。
このため、機械運転前に油温を運転時と同等の
油温迄上昇させる必要があり、ヒータ等を使用し
油温を適正温度迄上昇させていたが、ヒータの価
格が高く、且つ、多大の時間を要する等の問題が
あつた。
[考案の目的] 本考案は上述のごとき従来の問題に鑑みて考案
したもので、その目的は、ヒータ等を用いること
なしに簡単な構成でもつて温油を上昇することの
できる予熱装置を提供することである。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、油圧
ポンプと給油箇所とを接続した油圧回路にリリー
フ弁を分岐接続し、上記油圧回路に電磁切換弁を
設けると共に上記電磁切換弁の動作時間を制御す
るタイマー装置を設けてなり、上記タイマー装置
の設定時間だけ前記電磁切換弁を閉じて前記リリ
ーフ弁に油を流通せしめて油の予熱を行なう構成
である。
[作用] 本考案を採用することにより、ポンプ吐出側を
電磁切換弁で遮断してリリーフ弁よりタンクへ戻
すことによつて、流量変化による油温上昇を利用
して所定温度まで油温が上昇される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図を参照するに、予熱装置には、タンク1
より油ポンプ3で給油箇所5に給油する系統にお
いて、逆止弁7と各給油箇所5に至る管路途中に
可変絞り弁9が設けてある。
更に、油ポンプ3と逆止弁7の間より分岐しリ
リーフ弁11を介し油タンク1へ戻る油路が設け
てある。しかも可変絞り弁9には、タイマー装置
Tが接続してある。
上記構成により、機械運転以前にタイマー装置
Tにより設定時間だけ油ポンプ3を稼動し送油す
る。
その際、可変絞り弁9を調節し、この通過油量
変化に伴なう油温上昇を利用し、あらかじめ機械
各部を運転状態に近い温度まで上昇させる。
所定の温度に達したらタイマー装置Tにより可
変絞り弁9を全開とし各給油箇所へ給油する。
また、他の実施例として第2図に示す潤滑回路
は、油ポンプ3の吐出側に設けた逆止弁7と給油
箇所5に至る管路途中に電磁切換弁13が設けて
ある。
更に、油ポンプ3の吐出側に油タンク1へ戻す
リリーフ弁11が設けてある。しかも、電磁切換
弁13には、タイマー装置Tが設けてある。
上記構成により、前述した第1図に示す回路と
作動は同様で、タイマー装置Tにより設定時間だ
け電磁切換弁13にて管路を遮断することによ
り、リリーフ弁11を通過する際に流量変化に伴
ない油温上昇を利用し、油タンク1内の油の温度
を上昇させる。
所定の油温になつてから電磁切換弁13を開き
各給油箇所5へ給油する。
なお、上述した実施例に限定されることなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変更
し得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案は、油圧ポンプ3と給油箇所
5とを接続した油圧回路にリリーフ弁11を分岐
接続し、上記油圧回路に電磁切換弁13を設ける
と共に上記電磁切換弁13の動作時間を制御する
タイマー装置Tを設けてなり、上記タイマー装置
Tの設定時間だけ前記電磁切換弁13を閉じて前
記リリーフ弁11に油を流通せしめて油の予熱を
行なう構成である。
上記構成より明らかなように、本考案において
は、油圧ポンプ3と給油箇所5とを接続した油圧
回路に電磁切換弁13を設けると共に上記電磁切
換弁13の動作時間を制御するタイマー装置Tを
設けて、このタイマー装置Tの設定時間だけ前記
電磁切換弁13を閉じて油圧回路に分岐接続した
リリーフ弁11に油を流通せしめて油の予熱を行
なう構成であるから、従来の一般的な油圧回路に
対してもタイマー装置Tを付加するだけでもつ
て、ヒータ等を用いることなしに極めて簡単な構
成でもつて容易に油を予熱することができるもの
である。この際、タイマー装置Tを用いて電磁切
換弁13の閉作動を行なつているから、タイマー
装置Tの設定時間が経過するまで、換言すれば温
油が適温になるまでは、例えばプレス機械等の運
転が開始されないものである。
すなわち本考案によれば、油が適温状態におい
て機械の運転が行なわれることとなり、温油変化
の少ない状態においての運転であり、精度のよい
加工が行なわれ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る潤滑油系統における予熱
装置を示す回路図、第2図は他の実施例を示す回
路図である。 図面の主要部を表わす符号の説明、9……可変
絞り弁、11……リリーフ弁、13……電磁切換
弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧ポンプ3と給油箇所5とを接続した油圧回
    路にリリーフ弁11を分岐接続し、上記油圧回路
    に電磁切換弁13を設けると共に上記電磁切換弁
    13の動作時間を制御するタイマー装置Tを設け
    てなり、上記タイマー装置Tの設定時間だけ前記
    電磁切換弁13を閉じて前記リリーフ弁11に油
    を流通せしめて油の予熱を行なう構成であること
    を特徴とする潤滑油系統における予熱装置。
JP1986064215U 1986-04-30 1986-04-30 Expired JPH0332879Y2 (ja)

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JP1986064215U JPH0332879Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JPS62176599U JPS62176599U (ja) 1987-11-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102007058954A1 (de) 2007-12-07 2009-06-10 Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg Gasturbinenölversorgungssystem sowie Verfahren zum Betrieb einer Gasturbinen-Lager-Ölversorgung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654912A (en) * 1979-10-06 1981-05-15 Kloeckner Humboldt Deutz Ag Heater

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