JPH0332562Y2 - - Google Patents

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JPH0332562Y2
JPH0332562Y2 JP9526986U JP9526986U JPH0332562Y2 JP H0332562 Y2 JPH0332562 Y2 JP H0332562Y2 JP 9526986 U JP9526986 U JP 9526986U JP 9526986 U JP9526986 U JP 9526986U JP H0332562 Y2 JPH0332562 Y2 JP H0332562Y2
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clay
drainage holes
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はフライアツシユ、下水道焼成汚泥粉鉱
宰等の産業廃棄物を原料として使用した舗装材の
改良に関するもので、多少水分が染み込むことは
あつても実用的には殆んど透水性を有しないセラ
ミツク質材よりなる舗装材に水を透過させるため
の水抜き孔を形成すると共に、該水抜き孔が斑点
模様の一部として見える如く表面に模様を形成し
た透水性舗装材に関するものである。
「従来の技術及び問題点」 従来火力発電所から廃棄物として出る石炭灰
(フライアツシユ)又製鉄所から廃棄物として出
る鉱宰の有効利用ということで、陶磁器中に混入
して製品を作られることがあるが、あまり積極的
な使用とはならなかつた。これは石炭灰の中の成
分によつて陶磁器焼成物の耐火度が高くなるた
め、陶磁器製品を作る時は焼成温度をあげるが、
陶磁器焼成物の耐火度を下げるために煤熔材とし
て長石等の比較的コストの高くなる原料を多量に
入れなければならない。この為嵩増し程度にしか
使用されなかつた。
一方これに対して、下水道の焼成汚泥は非常に
耐火度(SKO3a)が低く、逆にこの下水道の焼
成汚泥を陶磁器に混入すると温度に弱く発泡し製
品をそこねることがあつた。したがつて、余り多
量の汚泥を使用するには困難が伴つた。
また、従来の舗装材料はタイル、コンクリート
板、アスフアルト類で出来ているため、透水性に
乏しいものであり、道路舗装面積が増大し排水施
設が拡大されるに従つて地中への雨水等の浸水の
障害となり、地下水面の低下および地下水の枯渇
の原因となり、また、植物の生育にも問題がある
ものであつた。そこで、第10図に示す如く、実
開昭48−58623号公報の様にコンクリート製板2
0に透水孔22をあけた歩道板があるが、透水孔
にて美観をそこねるので実用性に乏しいと共に耐
候性に乏しいものであつた。
「考案の目的」 本考案は上記のごとき従来の欠点を改良するた
めになされたものであり、水抜き孔を斑点模様等
の模様の一部として見えるようにして美観を高め
ると共に充分耐候性のある透水性舗装材を提供す
ることを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記の目的を達成するためになされた
ものであり、常用の粘土粉に下水道焼成汚泥粉、
砕石の洗いかす粉、石炭灰(フライアツシユ)鉱
宰等の産業廃棄物よりなる原料粉をタイル成形型
内に充填して第一層となし、該第一層上に長石、
陶石、粘土等の常用のタイル用原材料に粒状のマ
ンガン、雲母、又は顔料を加えた粒状の粘土粒、
等を混合した原料粉を充填して第二層となした
後、プレス等で押し圧塑成することにより上記第
一層を裏面側とし第二層を表面側とした二層から
なる一体の素体を形成し、次いで該素体を焼却炉
において焼成して前記第二層の原料粉に混入され
ているマンガン又は雲母等が焼成されることによ
り表面に斑点模様等の模様を形成すると共に複数
個の水抜き孔を斑点模様の一部として見える如く
穿設した構成となしたものである。
「作用」 第1図に示した模様付透水性舗装材は従来の歩
道板、インターロツキング等と同じように歩道及
び公園等に敷きつめて使用する。
「実施例」 (第1実施例) 以下図面に従つて本考案の一実施例を第5図乃
至第7図に於て詳説すると常用粘土20−80重量
部、下水道焼成汚泥10−40重量部、フライアツシ
ユ(石炭灰)10−40重量部からなる原料粉1を第
5図に示すように、下型3の凹部3A内に充填し
て第一層Aとなし、次に第6図に示すように下型
3を下降させて、上記第一層Aの上に粒状のマン
ガン又は雲母等を混合した常用の粘土粉2を充填
して第二層Bとなした後、第7図に示すように上
型4により約300Kg/cm2で押圧塑成することによ
り、透水性舗装材の裏面側を第一層Aとし、表面
側を第二層Bとする二層状の透水性舗装材の素体
Cを一体成形する。
下型3の凹部3A内の適所に略円錐状のピン
5,5,……を設けておけば、複数個の水抜き孔
6,6,……が穿設された透水性舗装材の素体C
が成形できることとなり、通常の歩行にさまたげ
とならない如く、直径1mm乃至7mm位の孔が最も
適している。
また、枠型8の相対向する2面のうちそれぞれ
片側側面に凹部を設けておけば、寸法調整用の突
起9を突設できることとなる。次に該一体の透水
性舗装材の素体Cを第8図の如く並べてトンネル
窯等の焼却炉(図示省略)中で焼成すれば第二層
Bの原料粉2に混入されているマンガンまたは雲
母等が焼成されて、表面に斑点模様7等の模様が
形成されることとなり、第1図乃至第4図に示す
如き二層透水姓舗装材10を完成できる。
(その他の実施例) 本考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、たとえば、上型で押圧された時に、略円錐状
のピン5,5,……はスプリングの押圧力に抗し
て下降するものとしたり、孔は円形以外でも良い
し、第一層と第二層の厚さも任意に選ぶことがで
きる等種々の点に於て要旨を逸脱しない範囲で変
形して実施し得るものである。
「考案の効果」 本考案は以上述べた構成となしたので、複数個
の水抜き孔より十分な透水性が得られ、該水抜き
孔は斑点模様の一部として見えるため、歩道等に
敷きつめても美観をそこねることがない。十分な
透水性が得られるので地中への雨水等の浸水を妨
げることがなく、植物の生育をさまたげることが
ない、きわめて美観に富んだ商品価値の高いもの
である。
また、一般に陶磁器製の透水性舗装材は、寸法
精度が悪いが本考案は相対向する2面のうちいず
れかの片側側面の寸法調整用突起を削るのみで、
寸法の調整が簡単にできる。該寸法調整用突起は
第9図の如く施工するに際してメジの役目もする
と共に透水性舗装材間の隙間から透水もできる
し、突起の設けられていない面を下として、たと
えば棚等に並列に多数並べて焼成できるものとな
る。
また、石炭灰(フライアツシユ)、下水道焼成
汚泥等の廃棄物を原料として使用できるため安価
に製造できると共に産業上実用的価値は極めて大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案品の外観斜視図、第2図は平面
図、第3図は正面図、第4図は縦断面図、第5図
乃至第7図は本考案によつて一体の透水性舗装材
を成形用型で押圧塑成する順序を示す側断面図、
第8図は本考案品を成形後焼成する時の状態図、
第9図は本考案品の使用状態の一例を示す平面
図、第10図は従来品の構造図である。 図面中1は原料粉、2は粘土粉、3は下型、4
は上型、5はピン、6は水抜き孔、7は斑点模
様、Aは第一層、Bは第二層、Cは透水性舗装材
の素体である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) セラミツク質材よりなる舗装材の表面に水抜
    き孔を設けると共に、少なくとも焼成後斑点模
    様状に具現する粒状体を、あらかじめセラミツ
    ク質材の粉体に混入させることにより、前記水
    抜き孔周辺表面に該水抜き孔が斑点模様の一部
    として見える如き模様を形成した構造の透水性
    舗装材。 (2) セラミツク質材は、粒状のマンガン、雲母又
    は顔料を加えた粒状の粘土粒等を混合した常用
    の粘土粉を上層とし、粘土、汚泥、砕石の洗い
    かす、フライアツシユ、鉱宰頁岩等の原材料を
    混合した粉体を下層とし、該粉体を常法にて成
    形、乾燥、焼成して、上面に斑点模様等の模様
    を形成すると共に複数個の水抜き孔を穿設した
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の透水性舗装材。 (3) 透水性舗装材本体を構成する外側面のうち相
    対向する2面のうちいずれか片側の側面に寸法
    調整用突起を突設し削成出来るようにしたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項乃
    至第2項のうちいずれかに記載の透水性舗装
    材。 (4) 長石、陶石、粘土等の常用のタイル用原料粉
    に下水道焼成汚泥粉、砕石の洗いかす、頁岩、
    フライアツシユ粉、鉱宰等の原材料をタイル成
    形型内に充填して第一層となし、該第一層上に
    長石、陶石、粘土等の常用のタイル用原材料に
    粒状のマンガン、雲母、顔料を加えた粒状の粘
    土粒等を混合した原材料を充填して第二層とな
    した後、プレス等で押し圧塑成することにより
    上記第一層を裏面側とし第二層を表面側とした
    二層からなる一体の素体を形成し、次いで該素
    体を焼成炉において焼成して前記第二層の原材
    料に混入されているマンガン、雲母、顔料を加
    えた粒状の粘土粒等が焼成されることにより斑
    点模様等の模様を形成すると共に複数個の水抜
    き孔を穿設することを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項記載の透水性舗装
    材。
JP9526986U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH0332562Y2 (ja)

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JP9526986U JPH0332562Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

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JP9526986U JPH0332562Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

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JPS631001U JPS631001U (ja) 1988-01-06
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