JPH0332552A - 工具支持装置 - Google Patents

工具支持装置

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JPH0332552A
JPH0332552A JP16450389A JP16450389A JPH0332552A JP H0332552 A JPH0332552 A JP H0332552A JP 16450389 A JP16450389 A JP 16450389A JP 16450389 A JP16450389 A JP 16450389A JP H0332552 A JPH0332552 A JP H0332552A
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JP
Japan
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torque
tool
shaft body
coil
circuit
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JP16450389A
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English (en)
Inventor
Masashi Mizuno
正志 水野
Katsuhiro Kojima
小島 勝洋
Yoji Ozawa
小沢 陽二
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はドリル、タップなどの回転工具による切削加
工を行なう場合において、工具にその折損を招くような
過大な力が加わった場合に警報を発して工具の折損を未
然に防止したり、あるいは、工具又は被加工物の状態を
判別する為に利用可能な工具支持装置に関する。
〔従来の技術〕
工作機における主軸に連結する為の工具ホルダ本体と、
工具を把持する工具把持軸との間にトルクリミッタを介
在させて、工具による切削加工中においては、その工具
に加わるトルクが上記トルクリミツタで制限されるよう
にした工具ホルダが公知(例えば特開昭60−1509
46号公報参照〉である。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来の工具ホルダでは、上記トルクリミンタにおけ
るトルク設定部の摩耗に伴いトルク設定値にばらつきが
生ずる問題点や、ドルクリξンタにおいて設定可能なト
ルク値の範囲が狭い為、工具のサイズに対応させた数多
くの工具ホルダが必要となる問題点があった。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、長期にわたり使用した場合におい
ても常に正しい値のトルクを検出でき、その上、一種の
装置でもって広範囲なトルク値の検出ができるようにし
た工具支持装置を提供することである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求の範囲記
載の通りの手段を講したものであって、その作用は次の
通りである。
〔作用〕 駆動源によって軸体が回転されると、該軸体に連結され
た工具が回転され、被加工物の切削が行なわれる。その
切削の場合、工具に加わるトルクと同じトルクが上記軸
体にも加わる。軸体に加わるトルクは磁気異方性部に磁
気的性質の変化をもたらす、その変化により、トルク信
号発生用コイルが上記軸体に加わるトルクに対応したト
ルク信号を発する。
〔実施例〕
以下本順の実施例を示す図面について説明する。
工具支持装置の第1の実施例は第1図に示される支持装
置本体Aと第2.7図に示される警報装置Bとを有する
。支持装置本体Aは工具に加わる力を検出できるように
してあり、以下これについて説明する。1は基枠で筒状
に形成され、軸体を貫挿させる為の透孔2を有している
。この基枠1は連結具3を用いて工作機において主軸と
共に進退可能な図示外のフレームに取付けるようになっ
ている。尚4,5は基枠1の一端及び他端における蓋体
である。7は上記透孔2に貫挿させた軸体で、ベアリン
グ8.9を用いて基枠1に回動自在に取付けである。尚
ベアリング8は上記蓋体4により押えられて固定されて
おり、ベアリング9は上記蓋体5により後述のスラスト
センサにおけるコイルボビンを介して押えられて固定さ
れている。上記軸体7は磁気歪効果を有する軸で、例え
ば磁性体金属で形成される。上記軸体7は一端に駆動源
接続部10を有する。該接続部lOは例えばジャコプス
テーバの嵌合孔10aを有する構造に形成されて、工作
機のモータ11に連なる主軸12に接続できるようにな
っている。上記軸体7は他端に工具連結部13を有する
。該連結部13は例えばジャコブステーパの棒状に形成
されて、工具装着用のチャック14が取付けられる。尚
15はチャック14に取付けた工具の一例としてドリル
を示す。
次に17は支持装置本体Aにおけるトルクセンサで、工
具に加わるトルクを検出する為のものであり、以下これ
について説明する。18はコイルボビンで、非磁性材料
で形成され、止ねじ19を用いて基枠1における透孔2
の内周面に止着しである。LL、 L2゜L3. L4
は夫々上記ボビン18に巻回した検出用コイルで、各々
から発生された磁束が上記軸体7を通る磁気回路を形成
するようにしである。即ち、夫々環状に形成されたもの
を軸体7の周囲に周設することによって軸体7を磁路の
一部とするようにしである0本例においては、これらの
コイルL1〜L4のうちコイルL2. L4は夫々トル
ク信号発生用コイルをなし、コイルLL、 L3は温度
補償信号発生用コイルをなしている。21.22は軸体
7の周面において上記トルク信号発生用コイルL2. 
L4と対向する部分に備えさせた磁気異方性部を示す。
磁気異方性部21は軸体7の軸芯に対し左ねし方向の傾
斜の磁気異方性が螺旋状に形成されており、一方磁気異
方性部22は軸体7の軸芯に対し右ねじ方向の傾斜の磁
気異方性が螺旋状に形成されておって、軸体7にトルク
が加わった場合に各部21.22の透磁率が他の場所よ
りも大きく変化するようになっている。上記各傾斜は4
5″が最も好ましいがそれより大きくても小さくてもよ
い。上記磁気異方性の形成の方法は、アモルファス薄帯
の貼付、R械加工による溝の形成や凸条の形成、プラズ
マやし−ザーによる局部的な急熱急冷、浸炭や窒化処理
によって金属Mi織を変える等の任意の方法を採ること
ができる。
次に24は支持装置本体Aにおけるスラストセンサで、
工具に加わるスラストく軸線方向の圧縮力)を検出する
為のものであり、以下これについて説明する。25はコ
イルボビンで、非磁性材料で形成され、止ねじ26を用
いて基枠1における透孔2の内周面に止着しである。I
55は上記ボビン25に巻回したスラスト信号発生用コ
イルで、軸体7に加わるスラスト力による軸体7の磁気
的性質の変化に対応した信号を発生するようにしたもの
である。
L6はボビン25に巻回した温度補償信号発生用コイル
で、軸体7の磁気的性質の変化の影響を受けない位置に
遠ざけて配置しである。27は磁気遮蔽体で、筒状に形
成されて軸体7とコイル1,6との間に介在させである
。尚28は電気コネクタで、スペーサ29を介して基枠
1に取付けである。該コネクタ2日には上記各コイル1
,1〜I、6のリード線が接続しである。このコネクタ
2日には、上記警報装置Bにおけるプラグが接続されて
、上記各コイルし1〜し6と警報装置Bにおける回路と
の電気的接続がなされる。上記支持装置本体Aは、本例
の如く工作機とは別体の器具として構成して、工作機の
主軸12に対して外付けできるようにする以外に、工作
機の内部に納めてしまった構成としてもよい。その場合
軸体7は、一端が駆動源に接続され他端に工具が連結さ
れて、工具に加わるトルク (又はスラスト)と対応し
た(例えば比例関係の)トルクが加わるよう、例えば主
軸と減速ギヤにおける出力段との間に介設させたり、あ
るいは、主軸そのものを軸体7として利用してもよい。
次に上記警報装置Bは、第2図に示されるトルク警報装
置30と第7図に示されるスラスト警報装置31を有す
る。先ずトルク警報装置30について説明する。、32
はトルク変換回路で、トルクセンサ17がらのトルク信
号を得てトルク値に対応する出力信号例えば電圧信号を
出力するようにしである。33はトルク異常値判定回路
で、注意I/ベベル定回路34と危険レベル判定回路3
5とを備える。注意レベル判定回路34は、例えば工具
の摩耗が進んで、それに加わる切削トルクが注意を喚起
する(例えば工具の交喚を促す)程度に大きくなった場
合(例えば正常の切削トルクの1.1〜2倍。工具のサ
イズにより異なる。)にそれを判定し、警報信号の一例
として注意信号を発するようにした回路である。危険レ
ベル判定回路35は、工具に加わる切削トルクが工具の
折損を招く程に過大となった場合(例えば正常の切削ト
ルクの1.5〜3倍。工具のサイズにより異なる。)に
それを判定し、警報信号の他の例として停止信号を発す
るようにした回路である。上記正常の切削I・ルクは工
具のサイズや送り速度あるいは被切削物の硬度から計真
によりあるいは実験により求まるものであり、第3図に
工具がドリルである場合の例を示す。この例に示される
よう正常の切削トルクは工具のサイズによって大きく異
なる。従って上記各判定回路3435は上記判定が行な
われるトルク値を、用いる工具のサイズに適合した任意
の値に設定できるようにした設定部34a、 35a 
(例えばテンキー)を夫々有する。
次に第7図のスラスト警報装置31について説明する。
該装置31は第7図と第2図εを対比することによって
明らかなように前記トルク警報装置30と均等に横取さ
れている。即ち、36はスラスト一変換回路、37はス
ラスト異常値判定回路、38は注意レベル判定回路、3
9は危険レベル判定回路、38a。
39aは設定部である。尚これらの詳細は上記トルク警
報装置30に関する説明において「トルク」を「スラス
ト」と読み替えて理解されたい。
上記構成のものにおいて、ドリル15により被加工物を
切削する場合の動作を説明する。モータ11の作動によ
り主軸12が回動すると軸体7が回動し、ドリル15が
回動する。この状態において工作機の主軸12に周知の
送りが与えられ、ドリル15が被加工物を切削(穿孔)
する。
上記切削が行なわれる場合、ドリル15に加わるトルク
と等しいトルクが軸体7に加わる。そのトルクにより磁
気異方性部21.22のim iff率が変化し、トル
ク信号発生用コイルL2. l、4がその変化に対応す
るトルク信号を発生する。該信号はトルク変換回路32
に与えられ、対応するトルク値信号が該回路32から出
力される。この場合においてトルク値が注意レベル判定
回路34に設定された値を上回ると、該判定回路34が
注意信号を発する。この信号は例えば警報器の作動に用
いると良い。また上記トルク値が危険レベル判定回路3
5の設定値を上回ると、該判定口835が停止信号を発
する。この信号は例えば工作機の自動停止を行なわせる
為に用いると良い。
上記切削が行なわれる場合、ドリル15に加わるスラス
トと等しいスラストが軸体7に加わる。コイルL5はそ
のスラストによる軸体7の磁気的性質の変化を検出し、
対応するスラスト信号を発生する。
該信号はスラスト変換回路36に与えられ、対応するス
ラスト値信号が該回路36から出力される。この場合に
おいてスラスト値が注意レベル判定回路38に設定され
た値を上回ると、該判定回路38が注意信号を発する。
この信号は例えば警報器の作動に用いると良い。また上
記スラスト値が危険レベル判定回路39の設定値を上回
ると、該判定回路39が停止信号を発する。この信号は
例えば工作機の自動停止を行なわせる為に用いると良い
次に上記トルク警報装置30におけるトルク変換回路3
2と上記トルクセンサ17における検出コイルし1〜L
4との関係の一例を第5図に基づき詳細に説明し、引き
続き第4〜6図に基づいてその動作を説明する。40は
励磁電源で、励磁電流として例えば30にHz の交流
電流を出力する。Rは抵抗で、各コイルし1〜L4の出
力信号の検出を可能にする。41は各コイルの出力信号
を取り入れてトルク値信号を演算する演算手段を示す、
該演算手段41において、42.43は夫々第1、第2
の比較回路で、−例として差動増幅器をもって構成され
た引算回路が用いてあり、各々への夫々二つの人力信号
を比較(引算)して、両者の差を出力する。44.45
は夫々レベル値変更回路で、各比較回路42.43の出
力信号を相互の演算に適する値にまで変更する。これら
の−回路は上記変更が不要な場合には省略しても良い、
 46.47は検波回路で、前段からの交流を直流に直
す為のものであり、位相検波回路が用いである。尚この
検波回路は符号49で示される点に夫々介設さセてもよ
い。48は第3の比較回路で、−例として差動増幅器を
もって構成された引算回路が用いてあり、自体への二つ
の入力信号を比較(引算)して、両者の差を出力する。
尚前記比較回路42の入力端に対する前記コイルL1.
 L2の接続を逆に、又は前記比較回路430入力端に
対する前記コイルL3. L4の接続を逆にした場合は
、該第3の比較回路4Bとして加算回路を用いてもよい
上記構成のものにあっては、励磁電源40から各コイル
L1〜L4に夫々励磁電流が流される。すると各コイル
から発生する磁束が軸体7に及ぼされ、各コイルは各々
が周設されている箇所における軸体7の透磁率(このi
3m率は軸体7に加えられる捻りトルクによる軸基部の
変形に起因する磁気歪の大きさによって変わり、それに
対応した大きさとなる。即ち上記各箇所に加わる捻りト
ルクの方向及び大きさに対応した大きさとなる。また上
記透磁率はそれらの各箇所の温度に応じても変わり、そ
れに対応した大きさとなる)に応した出力信号例えば出
力電圧を生ずる。
次に上記各コイルL1〜L4の出力信号は演算手段41
に入力され、トルクの演算が行なわれる。即ち、上記コ
イルLl、 L2の出力電圧el、 e2は比較回路4
2に入力され、その比較回路42の出力は回路44.4
6を経て比較回路48に入力される。一方コイルL3L
4の出力電圧e3. e4は比較回路43に入力され、
その比較回路43の出力は回路45.47を経て比較回
路48に入力される。比較回路48においては上記両出
力が比較されてトルク値が演算され、そのトルク値を示
すトルク対応値の信号が出力される。
次に上記演算手段41における演算について詳細に説明
する。軸体7に温度分布、即ち軸体全体の温度変化及び
軸体の軸線方向の温度勾配(分布変化)があって、その
各部の温度が例えば第4図に付記されたグラフのように
なっていると、第6図から明らかな如く各コイルの出力
電圧には差が生ずる。コイルL1の出力電圧を基準にし
た他のコイルし2〜L4の出力電圧の差を夫々△et2
+△et3.△et4とし、また軸体7にトルクが加わ
ってないときにおけるコイルL1の出力電圧をeOとし
、さらに軸体7にトルクが加わることによる各コイルし
1〜L4の出力電圧の変化分を夫々T1〜T4とすると
、各コイルし1〜L4の出力電圧01〜e4は夫々次の
ように表わされる。
el=eo     +TI e2 = eo+Δet2  +T2 e3 = eO+△et3+T3 e4 ” oo+Δet4  +T4 又各コイル相互の距離を第4図の如く12〜14で示す
乙、 △et2/ 12=Δet3/ l 3□Δet4/ 
l 4 となり、△eL3・Δet2  ・13/ N
 2Δet4=Δet2  ・14/122 となる。
上記e2から81を引く (比較回路42の演りことに
より、 e2−el=Δe t 2 + (T 2−71 ) 
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−fllが得
られ、 上記e4からe3を引く (比較回路43の演算)と共
にΔet3 、、Δet4を夫々Δet2の式で置き換
えることにより、 e4−e3−△e L2 (14−13) / 12+
 (T4−73)  −−−−121が得られる。
(1)式と(2)式によりΔet2を消去すると、(1
4−43) (s2−el) −12(e4−e3)−
(、g 4−13) (T2−Tl)−12(T4−7
3)−・−・−−−−−−・・−+3)が得られ、14
−13=kl、12・k2とおくと、(3)式はkl(
e2−el)−に2(e4−e3)=kl(T2−TI
)−に2(T4−T3) −−14)(ただしkl−1
24−13,k2= J2)となる。
上記演算から理解されるように、四つのコイル1.1〜
L4はいずれもトルク値信号を得るためのトルク検出用
コイルとして機能可能であると同時に、温度勾配による
誤差を除く為の温度補償用コイルとしても機能可能であ
る。
上記kl、 k2は前記レベル値変更回路44.45の
設定値(例えば利得)であり、コイル相互の間隔の大き
さに応じて設定される。また(4)式の左辺は前記比較
回路48での演算であり、該回路4日は(4)式の右辺
で示される如く温度分布による誤差が除かれたトルク値
信号を出力する。
尚、第4図の例においては、コイルLl、 L3は軸体
において磁気異方性の無い箇所に付設しである為、温度
補償信号発生用コイルとしてのみ機能する。
従ってT1・0、T2・T、、T3・OST、b−Tで
ある。また、z4−p3・12とすると、(4)式は(
e2−el)−(e4−e3)=2Tとなり、温度勾配
による誤差が除かれ、かつ、一つのコイル例えばコイル
上2だけの場合に得られるトルク値信号Tの2倍のトル
ク値信号が得られることが確認できる。
次にスラスト警報装置31におけるスラスト変換回路3
6とスラストセンサ24における検出コイルL5゜L6
との関係及びそれらの動作を第8図に基づいて説明する
。 53.54は抵抗器で、上記コイルL5. L6と
共にブリッジ回路を構成するものである。55はバラン
ス用の可変抵抗器、56は励磁手段として示す交流電源
、57は検出手段として示す差動増幅器58+ 59は
出力端子である。
上記構成のものにあっては、交流型rA56から一定の
振幅及び周波数の交流がコイルL5. I、6に印加さ
れる。この交流印加によりコイルし5.L6により発生
された磁力線が軸体7を通る。
この状態において軸体7にスラストが印加されない時に
可変抵抗器55を調整し、差動増幅器57を経て出力端
子58.59間に現れる出力がOとなるよ・うにブリフ
ジ回路のバランスを取る。
上記のような状態において軸体7にスラストが加えられ
ると、軸体7の磁気的性質が変化する。するとスラスト
信号発生用コイルL5はそれに対応した信号を出力する
。その結果第8図のブリッジ回路のバランスが崩れ、差
動増幅器57を経て出力端子58.59間には上記軸体
7に加えられるスラストに対応した出力が生しる。
上記のような測定中において周囲温度が変化すると軸体
7その他、コイルL5. L6の磁束が通過する空間の
磁気的性質例えばi3磁率が変化する。その変化により
コイル1.5の出力値も変化するゆしかしこの場合には
補償信号発生用コイルI、6の出力値もコイル上5の出
力値の変化と同率で変化する。この為第8図の回路にお
いては、上記コイル上5の出力値における上記温度変化
に基づく軸体の磁気的性質の変化による誤差分が、上記
温度補償信号発生用コイルの出力値でもって相殺され、
出力@58゜59には上記の如き温度変化による誤差の
無い出力信号が得られる。
又上記の場合、周囲温度が変化するとコイル上5やコイ
ル上6の抵抗値も変化する。その結果それらに流れる電
流の大きさも変化する。しかしながらその変化の割合は
コイル上5においてもコイル上6においても同率である
。この為上記電流の変化によってコイル上5の出力値に
誤差が生じても、上記周囲温度の変化に基づく軸体7の
磁気的性質の変化の場合と同様、その誤差はコイル上6
の出力値の変化でもって相殺され、上記回路の出力端5
8.59には誤差の除去された出力値を得ることができ
る。
次に工具支持装置の第2の実施例は、前記支持装置本体
Aと第9図に示される記録装置Cとを有する。記録装置
Cはトルク変換回路32と、トルク変換回路32からの
出力信号を受けて、トルク値(工具に加わるトルク(i
りを記録するようにした記録器60とを有する。
上記装置は、複数の被加工材料について各々の快制度を
判定する為に利用することができる。即ち、快制度の良
い被加工材料を前述の如く工具15によって切削する場
合、工具15に加わるトルクは小さい、一方、快削度の
悪い被加工材料を同じ条件で切削する場合、工具15に
加わるトルクは大きい、各々の場合におけるトルク値は
記録器6oに記録される。従って、その記録a60に記
録された数値を検討することによって各被加工材料の快
削度を判定することができる。
また上記装置は、工具15の切れ味の良否の判定の為に
も利用可能である。同一種類の被加工材料を同一の条件
で工具15によって切削する場合、工具15の切れ味が
良い場合には工具15に加わるトルクは小さく、切れ味
が悪い場合にはトルクは大きい、従って、記録器60に
記録されたトルクの数値を、同一種の工具について予め
判明している数値と比べることによって、上記工具15
の切れ味の良否を判定することができる。
次に第10図は信号の伝送を無線で行なうようにした例
を示すものである。図において、61は信号処理回路で
、前記トルクセンサやスラストセンサにおける検出用の
コイルからの信号を受ける為の電子回路(例えばトルク
変換回路32やスラスト変換回路36゜他に判定回路3
3.37が含まれていてもよい。)と、その電子回路の
出力信号を無線で送信する為の送信回路とを含む。62
は電池で、上記信号処理回路61に動作用の電力を供給
する為のものである。上記信号処理回路61と電池62
はいずれも本体Aの基枠に付設しである。
次に第11図は上記トルクセンサの異なる例を示すもの
で、トルク信号発生用コイルとしては一つのコイルLマ
を有する例を示すものであり、又第12図は該トルクセ
ンサからのトルク信号を得て対応トルク値信号を発する
ようにしたトルク変換回路の異なる例を夫々示すもので
ある。
図において、L7は磁気異方性部21の周囲に配設した
筒状のトルク信号発生用コイルで、周知の如く軸体7の
磁気的性質の変化を検出するようにしたものである。L
8は環状の温度補償信号発生用コイルを示し、軸体7の
周面において上記磁気異方性部21に隣接する部分の周
囲に配設しである。
次に第12図のトルク変換回路32において、63.6
4は抵抗器で、上記コイルL7. L8と共にブリッジ
回路を構成するものである。65はバランス用の可変抵
抗器、66は励磁手段として示す交流電源、67は検出
手段として示す差動増幅器、68.69は出力端子であ
る。
上記構成のものにあっては、交流電源66がら一定の振
幅及び周波数の交流がコイルL7. L8に印加される
。この交流印加によりコイルL7. L8により発生さ
れた磁力線が軸体7を通る。
この状態において軸体7にトルクが印加されない時に可
変抵抗器65を調整し、差動増幅器67を経て出力端子
68.69間に現れる出力が0となるようにブリッジ回
路のバランスを取る。
上記のような状態において軸体7にトルクが加えいトル
ク対応値を得ることができる。
次に第16図は前記第13図の実施例における軸体と検
出用コイルとの関係の異なる例を示すもので、軸体7に
おいて検出用コイルLC,LDの付設箇所にも磁気異方
性を具備させた例を示すものである。
本例の場合にはコイルLC,LDも軸体7に加えられる
捻りトルクに対する感度を有し、各コイルし^〜LDは
いずれもがトルク信号発生用コイル及び温度補償信号発
生用コイルとして機能する。従ってこれを用いた第14
図の回路の感度は前記二つのトルク信号発生用コイルを
用いる場合のほぼ(1+a/b)倍となる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、工具15による切削を
行なう場合、工具に加わるトルクの値を検出できる特長
があり、その検出値を、工具の折損を未然に防止するた
めの警報信号の発生に利用したり、或いは被加工材料の
快削度を判定したりする為に利用できる効果がある。
しかも上記トルクの検出は、一端が駆動源に接続され他
端が工具に連結された軸体7に単に捻り力だけが加わる
ようにし、その捻り力が加わることによって軸体7に生
ずる磁気的性質の変化を検出して行うものであるから、
換言すれば、従来技術のドルクリミッタの如き機械的動
作による摩耗を生ずる部分を有しないものだから、常に
正しい値のトルクを検出できる効果がある。
その上、種々の広RWIにわたるサイズの工具を交換利
用する場合においても、一つの装置でもってそれら種々
のサイズの工具に加わる広範な値のトルク値を検出でき
る適応性もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は工具支持装
置における支持装置本体の縦断面図、第2図は工具支持
装置におけるトルク警報装置のブロック図、第3図はド
リル径と正常の切削トルクとの関係を示すグラフ、第4
図は軸体とトルクセンサの検出コイルとの関係を示す図
、第5図はトルクセンサの検出コイルとトルク変換回路
との関係を示す回路図、第6rf!iは軸体の温度勾配
と検出コイルの出力電圧との関係を示すグラフ、第7図
は工具支持装置におけるスラスト警報装置のブロック図
、第8図はスラストセンサの検出コイルとスラスト変換
回路との関係を示す回路図、第9図は工具支持装置にお
ける記!!装置のブロック図、第10図は信号を無線伝
送するようにした工具支持装置の略示図、第11図はト
ルクセンサの異なる実施例における軸体と検出コイルと
の関係を示す図、第12図はトルク変換回路の異なる実
施例を示す回路図、第13図はトルクセンサの更に異な
る実施例における軸体と検出コイルとの関係を示す図、
第14図はトルク変換回路の更に異なる実施例を示す回
路図、第15図は軸体の温度分布を示す図、第16図は
トルクセンサの更に異なる実施例における軸体と検出コ
イルとの関係を示す図。 A・・・支持装置本体、B・・・警報装置、1・基枠、
7・・・軸体、17・・・トルクセンサ、21.22・
・・磁気異方性部、L2. L4・・・トルク信号発生
用コイル。 第 7 図 第 δ 図 第 図 第10 図 第 1 図 第12 図 第 3 図 第 4 図 1 胃 図 第 6 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基枠には、一端に駆動源接続部を有し他端に工具連
    結部を有する軸体を回転自在に備えさせ、上記基枠には
    、上記軸体の中間部の周囲に位置させるトルク信号発生
    用コイルを配設する一方、上記軸体において上記トルク
    信号発生用コイルと対向する部分には、磁気異方性部を
    備えさせたことを特徴とする工具支持装置。 2、トルク信号発生用コイルには、トルクの異常値を検
    出して警報信号を発生するようにした警報装置を接続し
    たことを特徴とする請求項1記載の工具支持装置。 3、トルク信号発生用コイルには、トルク値を記録する
    ようにした記録装置を接続したことを特徴とする請求項
    1記載の工具支持装置。 4、基枠には、一端に駆動源接続部を有し他端に工具連
    結部を有する軸体を回転自在に備えさせ、上記基枠には
    、上記軸体の中間部の周囲に位置させるスラスト信号発
    生用コイルを配設し、上記スラスト信号発生用コイルに
    は、スラストの異常値を検出して警報信号を発生するよ
    うにした警報装置を接続したことを特徴とする工具支持
    装置。
JP16450389A 1989-06-27 1989-06-27 工具支持装置 Pending JPH0332552A (ja)

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JP16450389A JPH0332552A (ja) 1989-06-27 1989-06-27 工具支持装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019507021A (ja) * 2015-12-22 2019-03-14 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 切削工具のためのセンサーモジュールおよび工具ホルダー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019507021A (ja) * 2015-12-22 2019-03-14 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 切削工具のためのセンサーモジュールおよび工具ホルダー

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