JPH0332345Y2 - - Google Patents

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JPH0332345Y2
JPH0332345Y2 JP1183387U JP1183387U JPH0332345Y2 JP H0332345 Y2 JPH0332345 Y2 JP H0332345Y2 JP 1183387 U JP1183387 U JP 1183387U JP 1183387 U JP1183387 U JP 1183387U JP H0332345 Y2 JPH0332345 Y2 JP H0332345Y2
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JP
Japan
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plastic film
film
nonwoven fabric
adhesive
dressing
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JP1183387U
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JPS63120620U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、動物体特に人体に生じた傷を治療す
るため、傷を覆うように皮膚上に貼付して使用す
る接着性ドレツシングに関する。 〔従来の技術〕 傷を治療するための接着性ドレツシングの従来
のものは、薄いプラスチツクフイルムの一方の面
に感圧性接着剤を塗布し、使用時には感圧性接着
剤上に載せてあつた剥離紙を取り除いた後プラス
チツクフイルムを傷面上に置き、感圧性接着剤で
もつて接着固定するようになつている。この種の
接着性ドレツシングはプラスチツクフイルムが極
めて薄く柔軟性に富むため、剥離紙を取り除いた
後の取扱いが極めて難しく、フイルムが伸びてし
わが寄つたり、フイルム同志が付着し合つたりし
て、傷面に密着するように取り付けるには高度の
技術力を必要とする。この点を改良するため、プ
ラスチツクフイルムの感圧性接着剤を塗布した側
と反対側の周縁部に、中央に穴を有するいわゆる
ウインドウフレームを付着させたものが提案され
ている。このドレツシングによれば、剥離紙を取
り除いた後、ウインドウフレームを持つて傷面上
にフイルムを当てがい、その後フレームをフイル
ムより取り外してフイルムを傷口上に接着させる
が、従来のドレツシングに比べて操作性はかなり
向上するものの、同様にフイルムより剥離紙を取
り外すときフイルムが伸び、又フレームに腰があ
り硬いため、特に人体の屈曲部位への適用には全
くそぐわず、平面においても貼り難くなるという
問題点は依然として改良されていない。この点を
さらに改善するため、フイルムの一方の面には接
着剤層を塗布し、フイルムの他方の面にはフオー
ム層を結合する方法が提案されている。この方法
によればフイルムがしわになるのは防止すること
ができるが、フオーム層のためかさ高となりひつ
かかりやすく、そのためフイルムの接着端がめく
れ易く、またフオーム層を透しては創傷面は見え
ないという他の不都合が生じる。 〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案は、一人で簡単に扱うことができ、しか
もドレツシングとして要求される特性、すなわち
防水性、柔軟性、剥離性、不活性性、低アレルギ
ー性、閉塞性、酸素透過性、水蒸気透過性をも兼
ね備えた接着性ドレツシングを得ることを目的と
するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この目的は本考案によれば、柔軟性のプラスチ
ツクフイルムと不織布とをラミネートし、プラス
チツクフイルムの不織布とは反対側の全面に粘着
剤層を設けることにより達成される。 〔作用〕 本考案においては、使用に当たつて粘着剤層の
表面に載せてあつた剥離紙を取り除き、不織布に
よつて支持されたプラスチツクフイルムをそのま
ま創傷面に当てがい、そこに貼り付けることによ
り装着が行われる。 〔実施例〕 次に本考案の実施例を図面について説明する。 第1図は本考案による接着性ドレツシングの断
面図で、1はプラスチツクフイルム、2はプラス
チツクフイルム1の一方の側にラミネートされた
不織布、3はプラスチツクフイルム1の不織布2
とラミネートされた側と反対側の全面に塗布した
粘着剤層、4は粘着剤層3の上に置かれた剥離紙
である。 プラスチツクフイルム1としては、ウレタンフ
イルム、フツ素樹脂フイルム、ポリエチレンフイ
ルム等を使用することができ、柔らかさは50%モ
ジユラスが50Kg/cm2以下、好ましくは20Kg/cm2
厚さは50μm以下、好ましくは10〜20μmのもの
が用いられる。 不織布2としては、ポリウレタン、ポリエステ
ル、レーヨン、アクリル、ナイロンなどを使用す
ることができ、又必要に応じてこれらにシリコー
ン系樹脂、フツ素系樹脂等で揆水処理をほどこし
たものも使用することができる。特にポリウレタ
ンを使用したものは柔軟性、伸縮性、揆水性に優
れている。不織布の厚みは0.1〜0.8mm、好ましく
は0.2〜0.5mm、目付は20〜150g/m2好ましくは40
〜70g/m2のものを使用することが好ましい。 粘着剤層3としては、アクリル酸エステルブロ
ツク(グラフト)コポリマーが特に適している
が、その他ポリエーテルエステルブロツクコポロ
マーなども用いることができる。 プラスチツクフイルム1と不織布2とをラミネ
ートするには例えば次のような方法が用いられ
る。溶剤にウレタンを溶解してウレタン溶液を作
り、第2図aに示すように離型紙11上にウレタ
ン溶液12を塗り付け、ロール13,14間を通
して溶液12を均一な膜にし、乾燥装置15内に
導いて乾燥させ、離型紙11上にウレタンフイル
ム16を形成し、ロール17に巻き取る。次にい
つたん巻き取つたロール17から第2図bに示す
ように再びウレタンフイルム16を引き出し、ウ
レタンフイルム16の一面に接着剤18を塗布
し、一方ロール19から引き出した不織布20と
接着剤18を塗布した側をロール21,22を用
いて貼り合わせ、ロール23に巻き取る。 本考案による接着性ドレツシングの装着にあた
つては、剥離紙4を取り除き粘着剤層3の面を露
出させ、創傷面上に貼り付ける。この場合、プラ
スチツクフイルム1は極めて薄く柔軟性がある
が、不織布2がラミネートされているため、プラ
スチツクフイルム1から剥離紙4を除いてもプラ
スチツクフイルム1が伸びたりしわになることは
全くなく、極めて簡単な操作で創傷面上に貼り付
けることができる。 次に本考案による接着性ドレツシングの具体例
を説明する。 具体例 1 柔軟性のプラスチツクフイルムとして厚み25μ
mのウレタンフイルム(例えば東洋クロス株式会
社が輸入している商品名「バイオン」)、不織布
としてポロエステル100%からスパンレース法で
作られた厚み230μm、目付量40g/m2のもの(例
えば株式会社ベラテツクジヤパンの商品名「フレ
キシコン140−072」)を使用し、両者をウレタン
系接着剤でラミネートし、不織布面にシリコーン
系の揆水処理を行い、プラスチツクフイルム面に
ポリアクリル酸エステル系粘着剤を35〜40g/m2
(ドライ時の塗布量)塗布して接着性ドレツシン
グを製作した。このドレツシングの総合の厚みは
250μm、目付量は72g/m2、透湿度は2000g/m2
(JIS、Z.0208による測定)以上、耐水圧は1000mm
H2O(JIS、L.1092A法による測定)以上、揆水
度は50(JIS、L.1092法による測定)以上であり、
接着性ドレツシングとして良好な性質を示した。 具体例 2 柔軟性のプラスチツクフイルムとして厚み15μ
mのウレタンフイルム(例えば商品名「バイオン
」)、不織布としてウレタン100%からメルトブ
ローン法で作られ厚み265μm、目付量50g/m2
もの(例えば鐘紡株式会社の商品名「エスパンシ
ヨーネ」)を使用した。これらを具体例1と同じ
方法でラミネートし、不織布面、プラスチツクフ
イルム面に同様の処理を施して接着性ドレツシン
グを製作した。このドレツシングの総合の厚みは
280μm、目付量81g/m2、透湿度は2000g/m2
(JIS、Z.0208)以上、耐水圧は1000mmH2O(JIS、
L.1092A法)以上、揆水度は50(JIS、L.1092)以
上であり、接着性ドレツシングとして良好な性質
を示した。 接着性ドレツシングにおける柔軟性と取り扱い
性とは本来相反する性質であるが、本考案におい
ては、人体の各部位に適応できる柔軟性と、貼る
操作を行う上でカールしたり極度に折れ曲がつて
貼着面同志が接着しない程度の形状を保持する取
り扱い性とを有するバランスのとれた物性のもの
が得られるものである。それは柔軟性のプラスチ
ツクフイルムを保持する不織布の柔軟性を表わす
一つの尺度として伸びと強度の関係であるモジユ
ラスを適切な値にするとともに、変形度を表わす
剛軟度を適切な値にすることによつて得られる。
すなわち、モジユラスの値が小さければ小さいほ
ど僅かな人体表面の伸びにも追従することがで
き、剛軟度の値が大きいほど取り扱いやすい。上
述の本考案の具体例とウレタンフイルム、ウレタ
ン不織布を使用した比較例について、種々の物性
を次表に示す。この表から本考案の接着性ドレツ
シングが優れた性質を有することが分る。
〔効果〕
本考案によれば、次に列挙するような効果を得
ることができる。 (1) 極めて薄く柔軟性のあるプラスチツクフイル
ムを使用しながら、不織布とラミネートされて
いるため、装着に当たつても一人で簡単に扱う
ことができる。 (2) プラスチツクフイルムを創傷面に密着するよ
うに貼り付けることができるから、創傷治癒上
適正な環境を作ることができる。 (3) プラスチツクフイルム、不織布のラミネート
体は高い防水性を有し、水による影響を受けな
い。 (4) プラスチツクフイルム、不織布のラミネート
体は防菌性に優れ、菌の侵入を防止することが
できる。 (5) プラスチツクフイルム、不織布のラミネート
体は酸素透過性を有し、創部へ酸素を送り込む
ことができるので創の治癒を促進する。 (6) プラスチツクフイルム、不織布のラミネート
体は水蒸気透過性を有し、マセレーシヨンや蒸
れを防止することができる。 (7) プラスチツクフイルムが不織布によつて保形
されるため、プラスチツクフイルムの厚さを極
薄くすることができるから貼り易さをよくしな
がらしかも酸素透過性、水蒸気透過性を高める
ことができる。 (8) 透明のプラスチツクフイルム(例えばウレタ
ンフイルム)と、開口率の高い不織布を用いる
ことにより、創傷面を観察するようにすること
ができ、治療上有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図a,
bは本考案のプラスチツクフイルムと不織布とを
ラミネートするのに用いる装置の一例の構成配置
図である。 1……プラスチツクフイルム、2……不織布、
3……粘着剤層、4……剥離紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柔軟性のプラスチツクフイルムと不織布とをラ
    ミネートし、プラスチツクフイルムの不織布と反
    対側の全面に粘着剤層を設けたことを特徴とする
    接着性ドレツシング。
JP1183387U 1987-01-29 1987-01-29 Expired JPH0332345Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1183387U JPH0332345Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1183387U JPH0332345Y2 (ja) 1987-01-29 1987-01-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63120620U JPS63120620U (ja) 1988-08-04
JPH0332345Y2 true JPH0332345Y2 (ja) 1991-07-09

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