JPH0331904Y2 - - Google Patents

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JPH0331904Y2
JPH0331904Y2 JP1987032944U JP3294487U JPH0331904Y2 JP H0331904 Y2 JPH0331904 Y2 JP H0331904Y2 JP 1987032944 U JP1987032944 U JP 1987032944U JP 3294487 U JP3294487 U JP 3294487U JP H0331904 Y2 JPH0331904 Y2 JP H0331904Y2
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water
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box
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は温水洗浄装置用給水弁に係り、特に摺
動自在に重ね合わされた1対のセラミツクデイス
ク型弁体を有している給水弁に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
温水洗浄装置は、便器に取り付けられて人体臀
部を温水で洗浄するための装置である。この温水
洗浄装置は、該臀部に向つて温水を噴出するシヤ
ワーノズルと、このシヤワーノズルへ温水を供給
する機構とを備えている。本考案は、この温水洗
浄機構に採用された給水弁に関する。
第11図はこの種の従来の給水弁を示す縦断面
図である。符号10は略円筒形状の弁箱であつ
て、該円筒端面の一方には流入口12が設けら
れ、弁箱10の側面には流出口14が設けられて
いる。弁箱10内に一対のセラミツク型デイスク
が摺動自在に重ね合わされて配設されている。一
方の第1の弁体1は弁箱10に係止されており、
他方の第2の弁体は駆動軸16によつて回動自在
とされている。弁体1,2はその厚み方向に貫通
する開口1a及び2aを備え、また弁箱10に係
止されるための直径方向に延在する溝1bと駆動
軸16の先端が挿入される同様に直径方向に延在
する溝2bとを備えている。駆動軸16は弁箱1
0に冠着された蓋部材18を貫通して設置されて
おりこの貫通部分にはシール用のOリング20が
配設されている。駆動軸16の先端は平板状とな
つており、前記溝2bに係合しており、他端側は
ハンドル22が固着される。符号24は駆動軸1
6の回転角度を規制するためのピン部材であり、
前記蓋部材18に設けられた扇型開口26の範囲
内のみを該駆動軸16が回動するように該開口2
6内に挿入されている。符号29は弁体1と弁箱
10との間のシールをなすためのOリングを示
す。
このように構成された給水弁において、ハンド
ル22を回転すると弁体2が弁体1と摺動し、開
口1a,2a同士が一致すると通水がなされ、両
開口1a,2aの重なり合いの程度に従つて通水
量が変更される。また開口1a,2aが重なり合
わないように弁体2が回動されると図示の如く止
水状態となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の給水弁においては、駆動軸16の軸
受部分における止水はOリング20によつて行わ
れているのであるが、給水弁の駆動軸回りからの
漏水を防止するために、このOリング20はやや
きつめに駆動軸16の外周面及び蓋部材18の開
口内周面に密着する必要がある。そのため、ハン
ドル22を回動させるに要する力が大きなものと
なり、いわゆるハンドルが重いものとなつてい
た。また、Oリング20に大きなねじれが作用
し、早期に劣化するおそれもあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の給水弁は、流入口及び流出口を有する
弁箱内に1対のセラミツクデイスク型本体を摺動
自在に重ね合わせて配設し、一方の弁体を回転さ
せるための駆動軸を弁箱外部から挿入しその先端
を一方の弁体に係止させてあるものにおいて、こ
の弁箱の駆動軸挿入部に、該駆動軸周面を囲む室
を設け、室内の水を弁箱外に排出する水抜き用開
口を該室壁に穿設したものである。
〔作用〕
本考案においては、駆動軸の周面からの漏水を
防止するためのOリングが不要である。そして、
弁箱内から駆動軸周面に沿つて漏出しようとする
水は、駆動軸周面を囲むように設けられた室内に
導入され、この室壁に穿設された開口から弁箱外
に排出される。即ち、本考案の給水弁は駆動軸周
面からの若干の水の流出を許容し、もつて駆動軸
軸止部における摺動抵抗を緩和すると共に、この
若干量の駆動軸周面に沿う流出水を駆動軸の外周
面の室に受けこれを水抜き用開口から洋風便器の
便鉢や温水洗浄装置のシヤワーーノズルなどに排
出するように構成したものである。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例について詳
細に説明する。
第1図は本考案の実施例に係る給水弁の縦断面
図、第2図は第1図−線に沿う断面図、第2
図ないし第7図は弁体の構成説明図、第8図は弁
体の組立斜視図である。なお第1図〜第8図にお
いて従来の給水弁と同一もしくは相当部材は同一
符号をもつて示されている。第1図において弁箱
10は略円筒形状のものであり、円筒一端面側に
流入口12が設けられ、側周に流出口14が設け
られている。そして、この弁箱10内に第1の弁
体1と第2の弁体2とが摺動自在に重ね合わされ
て配設されている。
第3図ないし第7図に示すように、弁体1はそ
の厚み方向に貫通する略半円形状の開口1aを有
し、またこの弁体1は小径部1Aと大径部1Bと
を有しており、この小径部1Aの端面部分に直径
方向に延在する溝1bが凹設されている。また大
径部1Bの端面中央部分は円形台状に盛り上つて
おり、この円形台状部1Cには凹部1Dが形成さ
れている。
しかして、第2の弁体2も該第1の弁体1と全
く同一形状のものであり、上下逆向きにして円形
台状部1Cの端面同士を摺動させるように弁箱1
0内に設置されている。なお円形台状部1Cを設
けると共に凹部1Dを設けたのは、弁体1,2同
士の接触面積を減少させ、それらの摺動抵抗を小
さくするためである。
第1図に示す如く、小径部1AにはOリング2
8装着されると共に、弁体1の溝1bには弁箱1
0の係止用突部10aが係合し蓋体1の弁体1の
回り止めをなしている。
また、第2の弁体2においては溝2bに駆動軸
16の先端が挿入され、該駆動軸16の回転力が
伝達される。
第8図にも示す如く、この駆動軸16はその基
端側は円形断面であり、先端側が平板状となつて
おり、第2の弁体2の溝2bに挿入可能である。
また、この駆動軸16の先端側には有蓋無底の円
形スカート部16aが駆動軸16と一体的に設け
られており、このスカート部16aにはその内外
を連通する窓孔16b,16cが開設されてい
る。
しかして、弁箱10の駆動軸枢止部には軸箱3
0が例えば接着剤などを介して固着されており、
前記駆動軸16はこの軸箱30を貫通して弁箱外
に延出し、ハンドル22が冠着されている。軸箱
30の弁箱10内側には第1の開口30aが開設
され、この駆動軸16がOリング等を介在させる
ことなく挿通されている。また軸箱30の弁箱1
0外部側には開口30bが開設され、環状部材3
2が該開口30bに固着され、駆動軸16が該環
状部材32にOリング等を介在させることなく挿
通されている。
また軸箱30には水抜き用の開口34が開設さ
れ、排水用のノズル36が該開口34に装着され
ている。
符号38は軸箱30とスカート部16aとの間
に摺動ワツシヤ38が介在されている。
このように構成された給水弁において、ハンド
ル22を回転させることにより弁体2が弁体1と
摺動しながら回転され、開口1a,2aの重なり
具合の程度を変更することにより止水、通水なら
びに流量調節が行われる。なお開口2aを通過し
た水はスカート部16a内から窓孔16b,16
cを通つて流出口14に至る。しかして、軸箱3
0の開口30a及び環状部材32の内周と軸箱1
6外周との間にはOリング等の密着するシール部
材が用いられておらず、駆動軸16の軸受部分に
おける摺動抵抗が極めて小さい。そのため、ハン
ドル22の操作力が小さくなり、いわゆる軽いハ
ンドル操作が行える。
なお、流入口12から流入する水の水圧によつ
て弁体1が弁体2に押し付けられ、この押圧力は
さらに駆動軸16に伝達されるが、駆動軸スカー
ト部16aと軸箱30の間には摺動ワツシヤ38
が介在されているので、スカート部16aは軸箱
30とスムースに摺動する。
なお、弁体1,2の開口1a,2aを一致さ
せ、通水させている状態にあつては、弁箱10内
の水が軸箱30の開口30a内周面と駆動軸16
外周面との間を通過し、若干量が軸箱30内に流
入する。この水は開口34から軸箱30外に抜き
出され、シヤワーノズル先端部や便鉢に導くこと
ができる。したがつて、この若干の流出水が従来
の給水弁の如き漏水となつて給水弁周囲を濡らし
たりすることがない。
第9図は本考案の異なる実施例に係る給水弁の
縦断面図である。本実施例においては、軸箱30
が弁箱10に螺合されている点において第1図の
実施例と相違する。即ち、弁箱10と軸箱30に
はそれぞれ雌ねじと雄ねじが刻設され、これら両
ねじの螺合により軸箱30が弁箱10に固着され
ている。なお螺合面の封水性を高めるためにOリ
ング40が装着されている。
本実施例においても、同様にハンドル20の軽
快な操作が行えると共に、開口30aと駆動軸1
6外周面からの若干の流出水は軸箱30から開口
34を経てシヤワーノズル先端部や便鉢に導くこ
とができ、漏水問題を生じさせることがない。第
9図のその他の構成は第1図と同様であるので、
同一又は相当部分に同一符号を付してその説明を
省略する。
第10図は上記の給水弁50(第1図又は第9
図に示すもの)を組み込んだ温水洗浄装置の構成
系統図である。符号52はシヤワー用温水タン
ク、54はノズル装置である。温水タンク52は
サーモスタツト52a、電流・温度ヒユーズ52
b、ワイヤヒータ52c等の電気設置によつて導
入された水を加温可能としている。ノズル装置5
4はシリンダ54aと、該シリンダ54aから突
出し自在なシヤワーノズル54とを備えている。
給水弁(シヤワーバルブ)50は温水タンク52
と配管56によつて接続され、温水タンク52は
配管58によつてノズル装置54と接続されてい
る。しかして、給水弁(シヤワーバルブ)50の
軸箱開口34には配管60が接続され、該配管6
0の先端はノズル装置54の先端に臨んで開口し
ている。
このように構成された温水洗浄装置において、
給水弁(シヤワーバルブ)50を回転させること
により温水タンク52内に水を供給し、該温水タ
ンク内に貯留されていた温水をノズル装置54に
供給すると、温水水圧によつてシヤワーノズル5
4bが突出し、その先端から湯が噴出して人体臀
部の温水洗浄が行われる。しかして、この給水弁
50の開口30a内周面と駆動軸16外周面との
間から流出する若干量の水は配管60を経てノズ
ル装置54の先端部において流出し、シヤワーノ
ズル54bにかけられて該シヤワーノズル54b
の洗浄に供される。従つて、給水弁50における
軸箱内への流出水が漏水となつて温水洗浄装置近
傍を濡らしたりすることが全くないと共に、この
流出水がシヤワーノズル洗浄水として有効に利用
される。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば極めて軽快なハン
ドル操作が行える給水弁が提供される。また、本
考案の給水弁においては駆動軸周面からの流出水
が漏水となることがなく、またこの流出水をシヤ
ワーノズルの洗浄の用途にも有効に利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る給水弁の縦断面
図、第2図は第1図−線に沿う断面図、第3
図は弁体1の平面図、第4図は同底面図、第5図
は同左側面図、第6図は同正面図、第7図は第3
図−線に沿う断面図である。第8図は弁体
1,2と駆動軸との係合説明図、第9図は異なる
実施例を示す縦断面図、第10図は本考案の給水
弁を組み込んだ温水洗浄装置の構成系統図、第1
1図は従来例を示す縦断面図である。 1,2……弁体、10……弁箱、12……流入
口、14……流出口、16……駆動軸、22……
ハンドル、30……軸箱、34……開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流入口及び流出口を有する弁箱内に、通水用の
    開口又は切欠を有する1対のセラミツクデイスク
    型弁体が摺動自在に重ね合わせて配設されてお
    り、一方の第1の弁体は弁箱に係止され、他方の
    第2の弁体を回転させるための駆動軸が弁箱外部
    から挿入され、その先端が該第2の弁体に係止さ
    れている温水洗浄装置用給水弁において、 前記弁箱の駆動軸挿入部に、該駆動軸周面を囲
    む室を設け、該室内の水を弁箱外に排出する水抜
    き用開口を該室壁に穿設したことを特徴とする温
    水洗浄装置用の給水弁。
JP1987032944U 1987-03-06 1987-03-06 Expired JPH0331904Y2 (ja)

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JP1987032944U JPH0331904Y2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06

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JP1987032944U JPH0331904Y2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06

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JPS63141386U JPS63141386U (ja) 1988-09-19
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JPS5649375B2 (ja) * 1973-12-27 1981-11-21

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