JPH041417Y2 - - Google Patents

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JPH041417Y2
JPH041417Y2 JP3370286U JP3370286U JPH041417Y2 JP H041417 Y2 JPH041417 Y2 JP H041417Y2 JP 3370286 U JP3370286 U JP 3370286U JP 3370286 U JP3370286 U JP 3370286U JP H041417 Y2 JPH041417 Y2 JP H041417Y2
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valve
fluid
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rotation
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、流体の流通量の調整を行なう流量調
整弁に関するもので、車両用ヒータの温水流量の
調整等に用いて好適なものである。
[従来の技術] 従来この種の流体調整弁は、例えば第7図に示
すように、流入口101および流出口102を備
るとともに、内部に弁体収納部103を備えた弁
ケース104と、内部に流入口101および流出
口102に対応した流体通路105が形成され、
弁体収納部103内で回動することにより弁ケー
ス104を通過する流体の流量の調整を行なう円
筒状の弁体106と、この弁体106を流体の通
過が阻止される方向αに回動するとにより、弁ケ
ース104に設けられた凸部107と弁体106
に設けられた凹部108の内壁とが当接し、弁体
106の回転を阻止する回動阻止手段109と、
弁ケース104と弁体106との間に配され、弁
体106が流体の通過が阻止されるように回動さ
れた場合に流体の漏れを防ぐパツキング材110
とを備える。そしてこの弁体106の底部中心に
は、円柱形状の円形凹部111が形成されてお
り、この円形凹部111が弁体収納部103の底
面に設けられた軸部112に外嵌し、弁体106
はこの軸部112を中心に回転するよう設けられ
ている。
一方、弁ケース104と弁体106との間、お
よび軸部112と円形凹部111の間には、膨
潤、膨脹、弁ケース104と弁体106の成形時
の精度の理由等により、クリアランスが設けられ
ている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、弁体106を流体の通過が阻止
される位置に回動して、凸部107と凹部108
の内壁とが当接した場合(第7図参照)、さらに
弁体106を流体の通過が阻止される方向αに回
動すると、弁体106は、凸部107と凹部10
8の内壁とが当接する位置を支点として弁体収納
部103内で軸部112と円形凹部111の間の
クリアランス分移動する(第8図参照)。
このため、第8図の示すように、弁体106と
パツキング材110との間に面圧が小さい部分1
13や〓間114が発生するため、弁体106を
流体の通過が阻止されるように回動した時に、流
体が弁体106とパツキング材110との間から
漏れる可能性があつた。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的は、弁体の回動が回動阻止手段により阻
止され、そしてさらに弁体を流体の通過が阻止さ
れる方向に回動した時に、弁体とパツキング材と
の間に面圧が小さい部分や〓間が発生するのを防
止することのできる流量調整弁の提供にある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、流入口お
よび流出口を備えるとともに、内部に弁体収納部
を備えた弁ケースと、内部に前記流入口および前
記流出口に対応した流体通路が形成され、前記弁
体収納部内で回動することにより前記弁ケースを
通過する流体の流量の調整を行なう円柱形状の弁
体と、前記弁ケースと前記弁体とのそれぞれに設
けられ、前記弁体を流体の通過が阻止される位置
に設定することにより当接して前記弁体の回動を
阻止する回動阻止手段と、前記弁ケースと前記弁
体との間に配され、前記弁体を流体の通過が阻止
される位置に回動された場合に流体の漏れを防ぐ
パツキング材とを備えた流量調整弁において、前
記弁体の外周面に、前記回動阻止手段が前記弁体
の回動を阻止し、さらに前記弁体を流体の通過が
阻止される方向に回動した場合に、前記弁体収納
部を押圧して前記弁体を前記パツキング材が配さ
れる側に移動させる突起を設けたことを技術的手
段とする。
[作用] 上記構成よりなる本考案は、弁体を流体の通過
が阻止される方向に回動すると、流体の通過が阻
止される位置で回動阻止手段により弁体の回動が
阻止される。そして弁体をさらに流体の通過が阻
止される方向に回動すると、弁体は回動阻止手段
の当接位置を支点として、回動阻止手段の当接位
置および弁体の回転しようとする方向により決定
される方向に移動しようとする力が加わる。そし
てこの力は、弁体が弁体と弁ケースとの間のクリ
アランスに沿つて逃れる方向に働く。
そして、弁体の外周面に、回動阻止手段が弁体
の回動を阻止し、さらに弁体を流体の通過が阻止
される方向に回動した場合に、弁体収納部を押圧
して弁体をパツキング材が配される側に移動させ
る突起を設けることにより、この突起が弁体が逃
れようとする方向を弁体がパツキング材側に移動
する方向に変換する。このため、回動阻止手段に
より弁体の回動が阻止され、そしてさらに弁体を
流体の通過が阻止される方向に回動しても、弁体
がパツキング材側に移動するため、弁体がパツキ
ング材にかかる面圧を均一に保つことができる。
[考案の効果] 上記により、回動阻止手段により弁体の回動が
阻止され、そしてさらに弁体を流体の通過が阻止
される方向に回動した時、流体が漏れるのを確実
に防ぐことができる。
[実施例] 次に、本考案の流体調整弁を図面に示す一実施
例に基づき説明する。
第1図ないし第3図は、カーヒーターに供給さ
れる温水(冷却水)の流量を調整する流量調整弁
1の一例を示すものでかる。弁ケース2、カバー
3および弁体4は樹脂で成形されている。この弁
ケース2には、内部に弁体4を回動自在に収納す
る円筒状の弁体収納部5が形成されている。ま
た、この弁ケース2は、温水を弁体収納部5内に
流入するパイプ形状の流入口6と弁体収納部5内
に流入した温水を流出するパイプ形状の流出口7
が一体成形されている。そして、弁ケース2とカ
バー3は超音波溶着等の方法で一体に接合されて
いる。
弁体4は、弁体収納部5内で回動自在に収納さ
れる全体的に円筒形状を呈したもので、この弁体
4の底部中心には、円形凹部8が形成され、カバ
ー3の軸部9と嵌合する。また、弁体4の上部に
は、弁ケース2の円形穴10を貫通して外部に突
出する軸部11が形成される。この軸部11の突
出端には、弁体4を弁体収納部5内で回動して温
水の流量を調節する弁操作レバー12が螺子13
によつて締結されている。この弁操作レバー12
は、手動により駆動されるワイヤー14により操
作される。また、軸部11と弁ケース4との間に
は、シール用のオーリング15が介在されてい
る。
さらに、カバー3の上面には、弁体4を温水の
通過が阻止される位置に回動することにより、弁
体4をさらに流体の通過が阻止される方向(第1
図の矢印A方向)に回動されるのを防ぐ凸部16
が形成されている。この凸部16は、弁体4の回
動中心よりも流入口6側で、且つ、流入口6と流
出口7とを結ぶ線上より離れた位置(第1図に示
す点Bの位置)に設けられている。そして、弁体
4の底面には、弁体4を温水の通過が阻止される
位置に回動することにより、凸部16の内壁が当
接する凹部17が形成されている。この凸部16
と凹部17の内壁とにより回動阻止手段18が構
成される。
弁体4の内部には、円筒状体と直角方向に流入
口6と流出口7とに対応する流体通路19が設け
られており、この流体通路19は、入口がら出口
に向つて断面積が徐々に減少する円錐大径の形状
に形成されている。
一方、弁体4の外周と弁ケース2弁体収納部5
との間、および弁体4の円形凹部8とカバー3の
軸部9との間には、膨潤、膨脹、弁ケース2と弁
体4の成形上の理由等によるクリアランスが設け
られている。また、弁体4と流出口7の間には、
ゴム製のパツキング材20と金属製の板スプリン
グ21を介在させるスペースが設けられている。
この板スプリング21は、パツキング材20のシ
ール面圧を高めるためのものであり、同時に弁体
4を弁体収納部5内の流入口6の位置(第2図に
示す点Cの位置)に常時押圧するものである。
パツキング材20は、第4図および第5図にも
示すように、その中央に円筒部22を備え、この
円筒部22は、板スプリング21の円形穴を貫通
して流出口7のテーパー状外周面23に嵌着され
ている。パツキング材20は、弁体4の筒状外周
面に沿う円弧状のシール面24が形成されてお
り、このシール面24には、流出口7に連通する
穴25の周縁に環状の主リツプ26が形成され、
その両側に直線上の補助リツプ27が形成されて
いる。
弁体4の筒状外周面には、第6図に示すよう
に、本考案のかかる突起28が弁体4と一体成形
されている。この突起28は、弁体4を流体の通
過が阻止される方向に回動した場合に、突起28
た弁体収納部5の内壁を押圧して弁体4を第1図
に示す矢印D方向に移動し、弁体4の外周面がパ
ツキング材20の主リツプ26に均一に押圧され
るものである。
そして、本実施例では、弁体4を流体の通過が
阻止される方向(第1図の矢印A方向)に回動す
る終点位置で凸部16と凹部17とが当接するた
め、弁体4をさらに矢印A方向に回動しようとす
ると、弁体4が凸部16と凹部17とが当接する
位置(第1図に示す点B)を支点として第1図に
示す矢印E方向に移動しようとする力が加わり、
弁体4は第1図に示す矢印F方向に逃げようとす
る。このため、本実施例の突起28は、弁体4を
流体の通過が阻止される位置に設定した時、弁体
4が図示矢印F方向に逃げれないように流入口6
と流出口7とを結ぶ線を中心にして凸部16と凹
部17とが当接する位置の反対側に形成される。
これにより、凸部16と凹部17とが当接する
状態で、さらに弁体4を矢印A方向に回動しよう
とすると、弁体4は凸部16と凹部17とが当接
する位置と突起28が弁体収納部5を押圧する位
置とを支点にしてパツキング材20側(第1図の
右側)に移動する。
なお、突起28は、第6部に示すように、弁体
4の外周面の幅より短い半円柱形状に形成され、
その突起28の高さ(半円柱形状の半径)は、弁
体4の外周と弁体収納部5との間のクリアランス
により決定される。また、この突起28が弁体4
の回動範囲内でシール面24に設けられた主リツ
プ26および補助リツプ27に接触しないよう
に、弁体4の回動範囲、主リツプ26、補助リツ
プ27および突起28の位置が決定されている。
上記構成においては、弁操作レバー12を回動
操作することにより、弁体4が回動し、それによ
り弁体4の流体通路19の出口と流出口7とによ
つて形成される開口面積が変化して、温水の流量
が調整される。第1図は流体の通過が阻止される
閉弁状態における弁体4の位置を示し、第2図は
全開状態における弁体4の回動位置を示す。
そして、閉弁状態においては、さらに弁体4を
流体の通過が阻止される方向に弁操作レバー12
を回動しても、弁体4がパツキング材12側に移
動して、弁体4がパツキング材12にかかる面圧
を均一に保つため、弁体4とパツキング材20と
の間から流体が漏れるのを確実に防ぐことができ
る。
なお、上記実施例では回動阻止手段を弁体の底
面とカバーの上面に設けた例を示したが、本考案
はこれに限定されるものではなく、例えば弁体の
上面や外周面などの弁体と弁体収納部との間や、
弁体を駆動する弁ケース外に配された部材と弁ケ
ースの外面の部材との間に設けても良い。また、
回動阻止手段の当接位置は、本実施例の位置に限
定されるものではない。
また、上記実施例では弁体に弁操作レバーを取
付け、そのレバーをワイヤで駆動する例を示した
が、レバーを負圧アクチユエータや油圧アクチユ
エータで駆動したり、弁体を電動モータで直接駆
動するなど他の駆動手段により駆動しても良い。
さらに、上記実施例では突起を外周面の幅より
短い半円柱形状に形成した例を示したが、外周面
の幅に形成したり、半球形状に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本考案の流量調整弁を示
し、第1図は閉弁状態を示す流量調整弁の上面断
面図、第2図は開弁状態を示す流量調整弁の上面
断面図、第3図は開弁状態を示す流量調整弁の側
面断面図、第4図はパツキング材の単体の正面
図、第5図は第4図の−線に沿う断面図、第
6図は弁体の単体の斜視図、第7図および第8図
は従来の流量調整弁の閉弁状態を示す上面断面図
である。 図中、1……流量調整弁、2……弁ケース、3
……カバー、4……弁体、5……弁体収納部、6
……流入口、7……流出口、16……凸部、17
……凹部、18……回動阻止手段、19……流体
通路、20……パツキング材、28……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 流入口および流出口を備えるとともに、内部
    に弁体収納部を備えた弁ケースと、 内部に前記流入口および前記流出口に対応し
    た流体通路が形成され、前記弁体収納部内で回
    動することにより前記弁ケースを通過する流体
    の流量の調整を行なう円柱形状の弁体と、 前記弁ケースと前記弁体とのそれぞれに設け
    られ、前記弁体を流体の通過が阻止される位置
    に設定することにより当接して前記弁体の回動
    を阻止する回動阻止手段と、 前記弁ケースと前記弁体との間に配され、前
    記弁体を流体の通過が阻止される位置に回動さ
    れた場合に流体の漏れを防ぐパツキング材と を備えた流量調整弁において、 前記弁体の外周面に、前記回動阻止手段が前
    記弁体の回動を阻止し、さらに前記弁体を流体
    の通過が阻止される方向に回動した場合に、前
    記弁体収納部を押圧して前記弁体を前記パツキ
    ング材が配される側に移動させる突起を設けた
    ことを特徴とする流体調整弁。 2 前記回動阻止手段は、前記弁ケース内に設け
    られた凸部と、前記弁体に設けられた凹部とか
    らなり、前記凹部の内壁に前記凸部が当接する
    ことにより前記弁体の回動を阻止することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の流量調整弁。
JP3370286U 1986-03-08 1986-03-08 Expired JPH041417Y2 (ja)

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