JPH0331876Y2 - - Google Patents

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JPH0331876Y2
JPH0331876Y2 JP16644986U JP16644986U JPH0331876Y2 JP H0331876 Y2 JPH0331876 Y2 JP H0331876Y2 JP 16644986 U JP16644986 U JP 16644986U JP 16644986 U JP16644986 U JP 16644986U JP H0331876 Y2 JPH0331876 Y2 JP H0331876Y2
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adhesive
needle
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valve
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えばスピーカの製作工程等に於いて
コーン紙をスピーカフレームに接着させる如き接
着剤塗布作業に適用される接着剤用バルブに関す
る。
(従来の技術) 従来、この種接着剤用バルブとしては、例えば
実開昭57−16067号公報に所載の如きタイプのも
のが開発され、多用されるに至つている。
すなわち、この従来のものは、接着剤が供給さ
れる流通路に弁座を設けて、該弁座の連通口を別
途設けたニードルによつて開閉自在として、前記
流通路の先端側の流出口から接着剤を外部に流出
可能にならしめたものであるが、これら従来のも
のは何れもそのニードルがステンレスの如き金属
で構成されていたのが現状であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 然して、この種作業に用いられる接着剤として
は、その用途に応じて種々の種類の接着剤が選択
されるのであるが、その接着剤には金属と反応し
て不当に硬化する所謂嫌気性の接着剤を使用する
場合が多分にある。
従つて、このような嫌気性の接着剤の塗布作業
を行う場合には、該接着剤がニードルと接触する
ことにより硬化して、接着剤の適正な流動性並び
に接着性が失われるに至り、その結果適切な接着
剤流出作業並びに塗布作業が困難になるという大
なる問題点を有していたのである。
尚、このような問題点を解決する策として、例
えばニードルの材質を弗素樹脂としたり、或いは
ステンレス製等のニードルの表面を弗素樹脂で被
覆するようなことも考えられる。
しかるに、これらのニードルを用いたものは何
れも弁座との反復接触によつてその表面が容易に
摩耗したり、或いはその樹脂被膜が剥離を生じる
ような事態が生じ、その使用寿命が非常に短く、
実用には不向きとなる難点を生じ、特に前記前者
のものはその反復往復動作によつて短期間で折れ
等の破損を生じる等の強度的な難点をも有してお
り、前記両者のいずれにしても、実用には供しな
い不適当なものとなつていたのである。
本考案は上記の如き従来の問題点に鑑みて考案
されたもので、その目的とするところは、嫌気性
の接着剤を使用する場合であつてもその不当な硬
化現象等を何ら生じさせることなく、簡易な手段
によつて適切な流出、塗布作業を可能ならしめる
点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はニードルの材質としてセラミツクを採
用することにより、上記従来の問題点を解決せん
とするものである。
(作用) 従つて、本考案に係る接着剤用バルブに於いて
は、嫌気性の接着剤を使用した場合であつても、
該接着剤がニードルとの接触によつて不当な金属
反応等を生じて硬化するようなことが一切なくな
るのである。また、前記ニードルはその材質特性
上、耐摩耗性に優れ、また合成樹脂等に比して強
度的にも優れることとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に示した一
実施例に従つて説明する。
第1図に於いて、1は接着剤の供給用継手2を
側部に連結してなる所謂エンジニアプラスチツク
製(例えば商品名デユラコン、デルリン等)のバ
ルブ本体を示し、該バルブ本体1は前記継手2か
ら供給される接着剤をガイドする流通路3をその
軸長方向に形成してなるものである。
4は前記バルブ本体1と同材質で該バルブ本体
1の先端部側(下端側)に螺着されたノズルジヨ
イントを示し、該ノズルジヨイント4は前記流通
路3と連通する流出口5を有し、且つその先端部
外周には別途用意されたノズル6を装着するため
の小径段部7及び大径段部8が形成され、更には
その外周にノズルサポート9が螺着されている。
10は前記バルブ本体1とノズルジヨイント4
との両者間に挟装された弗素樹脂製の弁座シート
部材にて形成された弁座を示す。11は前記バル
ブ本体1の流通路3内に配されて弁座10の連通
口12を緩挿通した状態に設けられたセラミツク
製のニードルを示し、該ニードル11の先端部形
状は第2図に示す如く先細形状で且つ弁シート1
0に当接する後部にはテーパ部13が形成されて
いる。
14は前記ニードル11を支持して往復動させ
るためのピストンを示し、該ピストン14はバル
ブ本体1の後部(上部)にジヨイント12を介し
て接続されたシリンダチユーブ13内に嵌入され
て、エア供給流量調整ノズル15からのエア供給
により上昇し、また前記シリンダチユーブ13の
上部に接続した他のエア供給流量調整ノズル16
からのエア供給により下降動作すべく設けられた
ものである。
17は前記ピストン14及びニードル11を上
方に付勢するためのスプリングを示し、18,1
8aはピストン14及びニードル11の下降寸法
を変更設定可能とすべくピストン14の上端のネ
ジ軸部19に螺着されたストツパネジ体を夫々示
す。20はニードル11の中間位置を軸シールす
るための弗素樹脂製の球面パツキンを示し、該球
面パツキン20はその上下面21,22が球面状
に形成されて該球面21,22に沿つて変位可能
なものである。
本実施例は以上の構成からなり、次にその使用
法並びに作用について説明する。
先ず、第1図及び第2図に示す如く、ニードル
11の肥大状先端部のテーパ部13が弁座10に
当接してその連通口12が閉塞された状態では、
供給用継手2から流通路3内に供給される接着剤
の流出が阻止された状態にある。次に、その状態
で一方のエア供給流量調整ノズル15からのエア
供給を停止せしめて、他方のエア供給流量調整ノ
ズル16側のエア供給を行わせれば、第2図二点
鎖線に示す如くニードル11が矢印イ方向に下降
して弁座10の連通口12が開口することによ
り、流通路3内の接着剤が流出口5から外部に流
出されるのである。
従つて、上記の如くエア供給流量調整ノズル1
5,16のエア供給を切換えてニードル11を往
復動させることにより、接着剤の流出及びその停
止作業が逐次繰返して行え、またその際ニードル
11のテーパ部13は弁座10との当接、離反を
繰返すこととなる。しかるに、前記セラミツク製
のニードル11は耐摩耗性に優れてなるために、
前記弁座10との接触等によつて何ら顕著な摩耗
を生じることがなく、更にはその当接時の衝撃等
によつて容易に破損する様なこともない。
然して、前記接着剤として嫌気性のものを使用
した場合に於いては、その接着剤はセラミツク製
のニードル11に接触しても何ら不当な反応を生
じることがない。また、該接着剤は前記ニードル
11以外にバルブ本体1やノズルジヨイント4等
にも接触するが、これらの各部材もデユラコン
(商品名)等の樹脂であるために、これによつて
接着剤が不当に反応して硬化する様なことも一切
ないのである。
また、本実施例に係るニードル11の先端部形
状は先細形状であるために、その接着剤流出作業
開始時には、該ニードル11による接着剤の押出
しが急激に行われず、好適な定量流出が行える
他、流出停止を行う際に該ニードル11が後退す
る場合に於いても、急激な吸引力が流出口5内に
作用しないために該流出口5や流通路3内に気泡
等が発生することも好適に回避できることとな
る。従つて、吸引時に発生する気泡によつて接着
剤が硬化したり、或いは該気泡の存在に起因して
接着剤の吐出作業に支障を生じるようなことも解
消されるのである。
更に、この種接着剤用バルブの実際の使用に当
たつては、第2図の如くノズルジヨイント4の先
端部にノズル6を装着させて使用するのである
が、本実施例に於いてはノズルジヨイント4の先
端部に小径段部7を設けてなるために、同図の如
くノズル6の内壁面が小径段部7の外周面に密着
することとなり、従つて第3図に示すノズルジヨ
イント4aの先端部外周がストレートのものの如
く該ノズル6の接着時に該ノズル6とノズルジヨ
イント4aとの接続位置に大きな空隙部23が形
成されて、接着剤流出時に該空隙部23内のエア
が混入されるような事態も好適に回避できること
となるのである。また、前記ノズル6の確実な装
着及び前記空隙部23の解消は、該ノズル6を外
部から締付けるノズルサポート9によつて一層確
実に行われることとなる。
尚、上記実施例に於いては、ピストン14及び
ニードル11を常時上方に付勢するためのスプリ
ング17を設けてなるために、接着剤の流出作業
等を行わない休止状態時等には前記スプリング1
7の弾発力によつてニードル11の上昇状態を保
持することにより、弁座10の連通口12の閉塞
状態を維持でき、その結果接着剤の不用意な垂れ
流れ等が防止できるという好ましい利点が得られ
るが、本考案はこのような手段は必須要件ではな
く、必要に応じて設ければよいものである。
また、上記実施例に於いては、ニードル11を
該ニードル11と直交する方向に融通を有する球
面パツキン20にてシールしてなるために、通常
の固定パツキンにてシールする手段の如くニード
ル11がその往復動作時に振れを生じた場合にパ
ツキンに激しい摩耗が生じるようなこともなく、
好適な使用が行えるという優れた利点を有する
が、このような手段も本考案の必須要件ではな
い。
更に、上記実施例に於いては、弁座10にニー
ドル11を挿通させたタイプのものを一例として
説明したが、本考案は決してこれに限定されず、
例えば第4図の如くニードル11が弁座10の連
通口12に挿通することなく対面した状態に設け
られて、前記ニードル11の往復動によつて前記
連通口12が開閉される様に構成されたものであ
つても何ら構わない。
その他、本考案はニードル11の具体的な形
状、往復動作手段、弁座10、流通路3、連通口
12等の形状、形状手段等、各部の具体的な構成
は全て本考案の意図する範囲内で設計変更自在で
あり、またその具体的な使用用途は一切問うもの
ではない。
(考案の効果) 叙上のように、本考案はニードルをセラミツク
にて構成してなるために、その使用接着剤が嫌気
性のものであつても何ら従来の金属製のニードル
を用いた手段の如く接着剤が金属反応を生じて硬
化するようなことがなく、その結果接着剤の種類
を問わず常に好適な状態で接着剤の適切な流出、
塗布作業が行えるという格別な効果を得るに至つ
た。
しかも、本考案はニードル全体を弗素樹脂製と
したり或いはニードルの表面に弗素樹脂の被膜を
形成する手段の如くその表面が弁座との当接繰返
しによつて容易に摩耗したり或いは樹脂被膜が剥
離して使用不可となるようなこともなく、耐摩耗
性に優れ、更には多数回に渡る往復動作及びその
衝撃にも充分な耐久強度を具備させることができ
て、その使用寿命を非常に長いものにできるとい
う大なる実益をも有するに至つた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る接着剤用バル
ブの一実施例を示し、第1図は全体の断面図、第
2図は要部拡大断面図。第3図及び第4図は他の
実施例を示す要部拡大断面図。 3……流通路、5……流出口、10……弁座、
11……ニードル、12……連通口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 接着剤を流出口5に流通させるための流通路
    3内に弁座10が設けられて、該弁座10の連
    通口12が往復動自在のニードル11によつて
    開閉自在に設けられてなる接着剤用バルブに於
    いて、前記ニードル11がセラミツクにて構成
    されてなることを特徴とする接着剤用バルブ。 2 前記ニードル11が、弁座10の連通口12
    よりも流出口5側に突出した状態に該連通口1
    2に緩挿通して設けられ且つその先端部が先細
    の肥大した形状に形成されてなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の接着剤用バルブ。 3 前記流出口5が、先端部外周に小径段部7を
    形成してなるノズル装着用のノズルジヨイント
    4に設けられてなる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の接着剤用バルブ。 4 前記ニードル11が、エア圧の供給によつて
    往復動されるピストン14に連結して設けられ
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の接
    着剤用バルブ。
JP16644986U 1986-10-29 1986-10-29 Expired JPH0331876Y2 (ja)

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