JPH0331759Y2 - - Google Patents

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JPH0331759Y2
JPH0331759Y2 JP7271385U JP7271385U JPH0331759Y2 JP H0331759 Y2 JPH0331759 Y2 JP H0331759Y2 JP 7271385 U JP7271385 U JP 7271385U JP 7271385 U JP7271385 U JP 7271385U JP H0331759 Y2 JPH0331759 Y2 JP H0331759Y2
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JP
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filling valve
pedestal
canning machine
beverage
filling
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JP7271385U
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【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は缶体にビールなどの炭酸飲料を充填
するロータリー式缶詰機に関するものである。
(2) 従来の技術 前記のようなロータリー式缶詰機として、円周
方向に上端が開口した缶体を載置する昇降可能な
受台を複数個有し、かつこれら受台の上方に飲料
タンクと連通して受台上の缶体に飲料を充填する
フイリングバルブを有し、駆動部材により回転移
動される缶詰機本体の回転方向一側に缶体供給部
を、他側に缶体排出部を設け、前記供給部から排
出部に至る受台を缶体の上端がフイリングバルブ
内に設けたシール部に当接して食料を充填可能な
上昇位置とし、前記排出部から供給部に至る受台
を缶体の上端がフイリングバルブの下方に離れた
下降位置とする作動部材を設けたものがある。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記のロータリー式缶詰機において
は缶体に飲料を充填するとき、缶体の上端をフイ
リングバルブのシール部に当接させるため、通常
ゴムなどの材料からなるシール部に缶体の上端が
不規則に当接したりすると、缶体の上端の一部が
シール部に喰い込んだりし、飲料の充填後、充填
済み缶体が自重により下降せず、そのまま上端が
シール部に吊下げられたいわゆる首吊り現象が発
生して、フイリングバルブからの缶体の離脱が遅
れてしまうことがあつた。そのため、離脱の遅れ
た缶体がその後の落下により転倒し、充填した飲
料をこぼして再び缶体供給部へ移送され、移送コ
ンベアから供給部に送られてくる缶体と衝突した
り、あるいは同様に転倒し、充填した飲料をこぼ
して次工程である缶蓋供給装置の移送コンベアへ
移送されてしまい、前記いずれの場合も異常を発
見した作業者がその処理をしなければならず、し
かも処理に時間がかかつていた。
そこで、この考案は前記のような従来の問題点
を解決し、首吊り状態の缶体を検出部材により検
出して、離脱の遅れた缶体が再び缶体供給部等へ
移送されることがないようにできるとともに、該
首吊り状態の缶体の処理も迅速、かつ簡単に行え
るロータリー式缶詰機を提供することを目的とす
る。
(4) 問題点を解決するための手段 前記の目的を達成するためにこの考案は、前記
のようなロータリー式缶詰機において、缶体排出
部の受台下降位置にあるフイリングバルブの下端
と缶体の上端との中間位置に、缶体を検出して検
出信号を出力する検出部材を設けるとともに、こ
の検出部材からの検出信号を受けて前記駆動部材
を停止する停止部材を設けている。
(5) 作用 缶体が排出部の受台下降位置において降下せ
ず、フイリングバルブのシール部に上端が当接し
た首吊り状態にあると、該缶体が検出部材で検出
される。そして、停止部材がこの検出部材から出
力される検出信号を受けて缶詰機本体の回転移動
用の駆動部材を停止する。
(6) 実施例 第1図で1はロータリー式缶詰機で、この缶詰
機1は図示しない駆動部材により矢印方向に回転
移動される缶詰機本体2を具えている。本体2の
円周方向下部には第2,3図に示すように上端が
開口した缶体3を載置する受台5が複数個、それ
ぞれ昇降可能に配設されているとともに、これら
受台5の上方にはビールを収容したタンク6と連
通して受台5上の缶体3に該タンク内のビールを
充填するフイリングバルブ7が配設されている。
8は本体2の回転方向一側に設けられた缶体供給
部、9は同他側に設けられた缶体排出部で、この
供給部8から排出部9に至る受台5を、缶体3の
上端がフイリングバルブ7内に設けたシールラバ
ー10に当接する上昇位置とし(第2図)、かつ
排出部9から供給部8に至る受台5を、缶体3の
上端がフイリングバルブ7の下方に離れた下降位
置とする(第3図、第1図でD区域)シリンダな
どの作動部材(図示せず)が、それぞれ受台5の
下部に設けられている。
第1図で11は供給部8に缶体3を移送する移
送コンベア、12は排出部9から排出される缶体
3を受け取つて図示しない缶蓋供給装置に送る移
送コンベアである。
また、第2,第3図で14はフイリングバルブ
本体、15はバルブスリーブ、16はスリーブシ
ール、17はビール出口管、18はバルブベル、
19はガス管、20はガス管19の下部に螺合さ
れたスリーブ、21はスリーブ20に螺合された
ボールケージで、該ケージ21の内部にはガス出
入口22を開閉するチエツキボール23が保持さ
れている。24はスペーサ、25はワツシヤで、
これらの枚数を加減することにより缶体3に充填
するビールの充填量を調整できるようになつてい
る。27はスニフトプランジヤーである。
また、排出部9の受台5下降位置にあるフイリ
ングバルブ7の下端と、缶体3の上端との中間位
置には缶体3を検出するリミツトスイツチ28
が、その先端部をチエツキボール23の近傍まで
延出して配設されている。リミツトスイツチ28
は缶体3を検出すると検出信号を出力し、この検
出信号を入力した図示しない停止部材が前記缶詰
機本体2の駆動部材、及び移送コンベア11,1
2を同時に停止するようになつている。
次に、前記実施例の作用を説明する。
移送コンベア11から供給部8に送られてきた
缶体3は供給部8において上昇する受台5上に載
置された後、回転移動する缶詰機本体2によつて
移送され、排出部9に移送される間にビールを充
填されるが、この充填は次のようになされる。す
なわち、供給部8と排出部9間は受台5が上昇す
るため、この受台5に載置された缶体3は供給部
8を通過すると間もなくその上端がフイリングバ
ルブ7のシールラバー10に当接される。この状
態を示したのが第2図であり、ここで図示省略し
たガス供給部からのガスが缶体3内にガス管19
を経て噴射供給され、缶内を同圧にする。しかる
後、バルブスリーブ15が上動し、スリーブシー
ル16が離間することによりタンク6内のビール
がビール出口管17を経て缶体3内に充填され
る。このとき、缶体3内のガスはガス出入口2
2、ガス管19を経て排出される。そして、充填
されたビールの液面が所定位置に達すると、チエ
ツキボール23が浮上してガス出入口22を閉鎖
し、かつバルブスリーブ15が下動してビールの
充填が停止される。次にスニフトプランジヤー2
7が押圧され、缶体3内は大気圧にされる。この
ようにされた後、ビールが充填された管体3は排
出部9に到達し、該排出部9で受台5が下降する
ことにより自重により受台5に載置されたまま降
下し(第3図)、移送コンベア12に移送され、
次工程である缶蓋供給装置へ送られる。このよう
な通常の状態では、缶体3はリミツトスイツチ2
8には接触しない。
しかし、ビールが充填された缶体3が排出部9
の受台下降位置において降下せず、フイリングバ
ルブ7のシールラバー10に上端が当接した首吊
り状態にあると、リミツトスイツチ28に接触す
ることとなる。このリミツトスイツチ28への接
触により缶体3が検出され、リミツトスイツチ2
8が検出信号を出力する一方、この検出信号を入
力した停止部材が缶詰機本体2の駆動部材、及び
移送コンベア11,12を停止する。
また、前記においてはチエツキボール23を保
持するボールケージ21をスリーブ20に螺合す
ることにより取付けた構造であるため、使用によ
り螺合がゆるんでボールケージ21がスリーブ2
0に対し相対的に下降し、結果としてビールの液
面が下がつてビールの充填量が減少してしまうこ
とがあるが、このようなときも下がつたボールケ
ージ21内のチエツキボール23がリミツトスイ
ツチ28の先端部に接触し、リミツトスイツチ2
8が検出信号を出力する。したがつて前記のよう
なフイリングバルバ7の調整不良も同時に検出で
き、充填ビール量が減少したりする事故も未然に
防止される。
(7) 考案の効果 この考案は前記のような構成からなるので、飲
料が充填された缶体が排出部の受台下降位置にお
いて降下せず、フイリングバルブのシール部に上
端が当接した首吊り状態にある場合、この首吊り
状態の缶体を検出部材で検出して、この検出信号
を受ける停止部材で缶詰機本体の回転移動用の駆
動部材を停止することができ、、したがつて従来
のように離脱の遅れた缶体が再び缶体供給部等へ
移送されるのを確実に防止できる。また前記停止
により首吊り状態の缶体の処理も、その後の落下
転倒等を起こすことなく、迅速、かつ簡単に行う
ことができる。しかも構成も簡単であるため、既
存のロータリー式缶詰機に容易に設置することが
でき、制作費も安価にできるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す概略平面図、
第2図は受台が上昇時の同上の要部縦断正面図、
第3図は受台が下降時の同上の要部縦断正面図で
ある。 1……ロータリー式缶詰機、2……缶詰機本
体、3……缶体、5……受台、6……タンク、7
……フイリングバルブ、8……缶体供給部、9…
…缶体排出部、10……シールラバー、11,1
2……移送コンベア、14……フイリングバルブ
本体、15……バルブスリーブ、16……スリー
ブシール、17……ビール出口管、18……バル
ブベル、19……ガス管、20……スリーブ、2
1……ボールケージ、22……ガス出入口、23
……チエツキボール、27……スニフトプランジ
ヤー、28……リミツトスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円周方向に上端が開口した缶体を載置する昇降
    可能な受台を複数個有し、かつこれら受台の上方
    に飲料タンクと連通して受台上の缶体に飲料を充
    填するフイリングバルブを有し、駆動部材により
    回転移動される缶詰機本体の回転方向一側に缶体
    供給部を、地側に缶体排出部を設け、前記供給部
    から排出部に至る受台を缶体の上端がフイリング
    バルブ内に設けたシール部に当接して飲料を充填
    可能な上昇位置とし、前記排出部から供給部に至
    る受台を缶体の上端がフイリングバルブの下方に
    離れた下降位置とする作動部材を設けたロータリ
    ー式缶詰機において、 前記缶体排出部の受台下降位置にあるフイリン
    グバルブの下端と缶体の上端との中間位置に、缶
    体を検出して検出信号を出力する検出部材を設け
    るとともに、この検出部材からの検出信号を受け
    て前記駆動部材を停止する停止部材を設けたこと
    を特徴とするロータリー式缶詰機。
JP7271385U 1985-05-15 1985-05-15 Expired JPH0331759Y2 (ja)

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JP7271385U JPH0331759Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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JP7271385U JPH0331759Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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Publication Number Publication Date
JPS61188998U JPS61188998U (ja) 1986-11-25
JPH0331759Y2 true JPH0331759Y2 (ja) 1991-07-05

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JP7271385U Expired JPH0331759Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

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