JPH0331539Y2 - - Google Patents

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JPH0331539Y2
JPH0331539Y2 JP1985167133U JP16713385U JPH0331539Y2 JP H0331539 Y2 JPH0331539 Y2 JP H0331539Y2 JP 1985167133 U JP1985167133 U JP 1985167133U JP 16713385 U JP16713385 U JP 16713385U JP H0331539 Y2 JPH0331539 Y2 JP H0331539Y2
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cylinder
mold
piston
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cylinder chamber
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 この考案は移送成形装置に関し、特に、金型に
形成された注入穴に連通したシリンダ室内に外部
から供給された生地(原材料)を、シリンダに挿
入されたピストンによる加圧によつて注入穴を通
して金型キヤビテイ内に移送するようにした移送
成形装置に関するものである。
〔従来技術〕
一般に、この種の移送成形装置は、第4図に示
すように、油圧により成形プレスラム31を上昇
させて加圧力を発生させる成形プレスシリンダ3
2と、成形プレスラム31の推力を支える成形プ
レス側板33および成形プレス圧受盤34とを具
えた成形プレスが使用され、成形プレスラム31
の上部に断熱材35およびヒータ36を組み込ん
だ熱盤37を介して金型21およびシリンダ22
が設置され、また、成形プレス圧受盤34の下部
に断熱板38およびヒータ39を組み込んだ熱盤
40を介してピストン23が設置されて構成され
ている。
前記金型21は上型21aと下型21bとの境
界部にキヤビテイ24が形成され、また、上型2
1aにはシリンダ室25とキヤビテイ24とを連
通する注入穴(スプルランナ)26が形成され、
また、ピストン23とシリンダ22との接合部か
ら生地が漏れるのを防止するシールパツキン27
が設けられている。
このような移送成形装置にあつては、シリンダ
室25に生地を入れたのちシリンダ22にピスト
ンを挿入し、成形プレスシリンダ32を作動させ
てシリンダ室25を圧縮することによつて生地を
加圧して注入穴26からキヤビテイ24内に移送
し、熱盤37から金型21に直接伝わる熱および
熱盤40からピストン23およびシリンダ22を
介して金型21に伝わる熱によつてキヤビテイ2
4内の生地を加熱して加硫成形するようになつて
いる。
そして、上記のような従来の移送成形装置に
は、第4図に示すように金型21の全数の注入穴
26と連通する単一の移送穴28をシリンダ22
に形成した共用穴タイプのものと、第5図に示す
ように金型21の各注入穴26とそれぞれ独立し
て連通する注入穴26と同一個数の移動穴29を
シリンダ22に形成した専用穴タイプのものとが
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のものにあつて
は、共用穴タイプのものは第6図に示すように、
プレス成形加圧力によつてシリンダ室25内の生
地に内圧Pが発生したとき、シリンダ22と上型
21aとの接合部から生地が漏れることが防止す
るためにシリンダ22の下端に半径方向内向きの
フランジ22aを形成し、内圧Pがこのフランジ
22aに作用してフランジ22aを上型21aと
の接合面に押圧させるように構成されているため
に、シリンダ22の内径寸法Dに比べてフランジ
22aの内径寸法dが小さく、この内径寸法の移
送有効面積内にすべてのキヤビテイ24および注
入穴26を配置しなければならないことから、シ
リンダ22の内径寸法Dに比べて不充分な数個取
りしか実現できず、その結果、成形1回当たりの
出来高個数が少なくて製品コストの上昇を招くと
いう問題点を有していた。
また、専用穴タイプのものは第7図に示すよう
に、共用穴タイプのものにおけるフランジが無い
ため数個取りの個数を増やせる反面、シリンダ2
2と上型21aとの接合部から生地の漏れること
を防止するためにシリンダ22に底壁22bを形
成し、この底壁22bに各注入穴26とそれぞれ
独立して連通する移送穴29が形成されているた
め、金型21の数個取りの個数または配置に合わ
せてそれぞれ専用のシリンダ22を製作しなけれ
ばならないうえ、各移送穴29と各注入穴26と
を高精度に対応させるための加工精度および設置
精度が必要とあるという問題点を有していた。
この考案は前記の目的は、数個取りの個数を増
やし、かつ、金型の数個取りの個数または配置に
かかわらずシリンダを共用することのでき、しか
も、外部から生地を供給することのできる移送成
形装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するためこの考案は、金型に形
成された注入穴に連通したシリンダ室内の原材料
を、シリンダに挿入されたピストンによる加圧に
よつて前記注入穴を通して金型キヤビテイ内に移
送するようになつた移送成形装置であつて、前記
シリンダの内径を開放された両端間を通じて一定
に形成し、前記シリンダの一端を半径方向内方端
のみが金型と接するように形成し、前記シリンダ
とその他端に挿入されたピストンとが互いに離脱
しないように保持する保持部材と、前記ピストン
による加圧時にシリンダ室内に発生する圧力に抗
して前記シリンダの半径方向内方端を金型に押圧
されるばねとを設け、前記ピストンの挿入端に、
加圧時にシリンダ室内に発生する圧力によつてた
わみを生じて前記シリンダの内周面に押圧される
たわみシール部を形成し、さらに、前記ピストン
に、外部と前記シリンダ室内とを連通する原材料
供給路を形成し、この原材料供給路の前記シリン
ダ室に開口する部分に弁部材を配設し、この弁部
材は原材料が原材料供給路からシリンダ室内に供
給されることのみを許容し、シリンダ室内の原材
料が原材料供給路に流入するのを阻止することを
特徴とする移送成形装置を構成したものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
外部から供給した生地に対して、シリンダの内径
寸法がそのまま移送成形面積となり、また、単一
のシリンダによつて金型の個数取りの種々の個数
または配置に対応可能で、しかも、シリンダと金
型との接合面およびシリンダとピストンとの接合
面からの生地の漏れが確実に防止される。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案による移送成形装置の実施
例が成形プレスを省略して示されており、この移
送成形装置は金型1とシリンダ2とピストン3と
を具えている。
前記金型1は上型1aと下型1bとの境界部に
キヤビテイ4が形成されるとともに、シリンダ室
5とキヤビテイ4とを連通する注入穴(スプルラ
ンナ)6が上型1aに形成されている。
また、前記下型1bの下方には図示しない熱盤
および断熱材を介して成形プレスシリンダの成形
プレスラムが設置されている。
前記シリンダ2は上下両端とも開放され、かつ
両端間を通じて内径が一定に成形され、また、シ
リンダ2の下間は金型の表面と鋭角をなしてい
て、半径方向内方端7のみが金型1と接するよう
に形成されている。
この半径方向内方端7の金型1と接する幅は
0.1〜2.0mm、シリンダ2の下端と金型1の表面と
がなす角度は3゜以上5゜程度であることが好まし
い。
前記ピストン3は上端に半径方向外方に張り出
したピストン座部材8を具え、ピストン座部材8
の外方端にはシリンダ2の外向きフランジ9を係
止してシリンダ2を保持する筒状の保持部材10
が組立ボルトによつて固定され、また、ピストン
座部材8の上方には図示しない熱盤および断熱板
を介して成形プレス圧受盤が設置されている。
前記シリンダ2は、その上端からピストン3が
挿入された状態のまま保持部材10によつてピス
トン3から離脱しないように保持され、また、シ
リンダ2の上面とピストン座部材8の下面との間
には、ピストン3による加圧時にシリンダ室5内
に発生する生地の内圧Pに抗してシリンダ2の半
径方向内方端7を金型1の表面に押圧させる圧縮
ばね12が設けられている。
また、前記ピストン座部材8およびピストン3
に互いに連通した生地供給路15,16がそれぞ
れ形成され、生地供給路16の上端に設けたプレ
ート17に上端が固定された圧縮ばね18の下端
に弁部材19が固定されている。
そして、前記ピストン3の下端には、第2図に
示すように、ピストン3の加圧時にシリンダ室5
内に発生する生地の内圧Pによつてわたみを生じ
てシリンダ2の内周面に押圧されるたわみシール
部13が形成されている。
このたわみシール部13の厚さは0.1〜0.7mm、
溝14の深さは2〜7mm程度であることが好まし
い。
つぎに前記のものの作用について説明する。
まず、ピストン3および保持部材19によつて
ピストン3から離脱しないように保持されたシリ
ンダ2に対し、図示しない成形プレスシリンダを
作動させて金型1を上昇させる。
すると、シリンダ2の半径方向内方端7が金型
1と接触する。
つぎに、前記ピストン座部材8に設けた生地供
給路15を介して外部にある生地(原材料)を圧
送して供給すると、この生地はピストン3に設け
た生地供給路16および弁部材19を介してシリ
ンダ室5内に供給され、この後さらに図示しない
成形プレスシリンダを作動させて金型1を上昇す
る。
すると、これにともなつてシリンダ2が金型1
から上昇力を受けて持ち上げられてシリンダ室5
が圧縮され、それによりシリンダ室5が生地で満
たされたのちはシリンダ室5内に生地の内圧Pが
発生する。
この内圧Pの作用によつて生地はシリンダ2と
金型1との接合部から漏れようとするが、この内
圧Pに抗してシリンダ2の半径方向内方端7を金
型1の表面に押圧させる圧縮ばね12の作用によ
つて生地はシリンダ2と金型1との接合部から漏
れることはない。
また、内圧Pの作用によつて生地はシリンダ2
とピストン3との接合部から漏れようとするが、
この内圧Pによつてわたみを生じてシリンダ2の
内周面に押圧させるたわみシール部13の作用に
よつて生地はシリンダ2とピストン3との接合部
からも漏れることはない。
したがつて、シリンダ室5内の生地はどこから
も漏れることなくすべてが注入穴6を通つてキヤ
ビテイ4に移送されたのち、加硫成形されること
になる。
そして、加硫成形が終了したら、金型1から製
品を取り出した後に金型1を再びセツトし、再び
前記供給路15,16を介して生地を供給し、こ
のようにして順次加硫成形を行うことができるも
のである。
〔考案の効果〕 この考案は前記のように構成したことにより、
外部の生地を供給路を介してシリンダ室内に供給
することができるとともに、シリンダの内性寸法
をそのまま移送有効面積として使用することがで
き、このため従来の共用タイプのものに比べて金
型の数個取りの個数を増やすことができ、その結
果、成形1回当たりの出来高個数が多くなつて製
品コストを低減を図ることができ、また、単一の
シリンダによつて金型の数個取りの種々の個数ま
たは配置に対応することができ、そのため従来の
専用穴タイプのもののように数個取りに応じて専
用のシリンダを製作する必要がないし、高い加工
精度や高精度の設置機構も不要であり、しかも、
シリンダと金型との接合面およびシリンダとピス
トンとの接合面からの生地も漏れを有効に防止す
ることができる。
また、成形時に必要な原材料は原材料供給路を
介して外部から供給されることにより、原料供給
に要する時間が短くなつて、成形作業全体に要す
る時間が短くでき、前記成形1回当たりの出来高
個数が多くなることと相俟つて製品コストを低減
することができるといういう効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による移送成形装置の実施例
を示す断面図、第2図は第1図のものの要部の拡
大断面図、第3図は一般的な移送成形装置の全体
構成を示す一部切欠した説明図、第4図は従来の
共用穴タイプのものの展開説明図、第5図は従来
の専用穴タイプのものの展開説明図、第6図は第
4図のものの組立状態を示す拡大断面図、第7図
は第5図のものの組立状態を示す拡大断面図であ
る。 1,21……金型、1a,21a……上型、1
b,21b……下型、2,22……シリンダ、
3,23……ピストン、4,24……キヤビテ
イ、5,25……シリンダ室、6,26……注入
穴、7……半径方向内方端、8……ピストン座部
材、9……外向きフランジ、10……保持部材、
12……圧縮ばね、13……たわみシール部、1
4……溝、15,16……生地供給路、17……
プレート、18……圧縮ばね、19……弁部材、
22a……フランジ、22b……底壁、27……
シールパツキン、28,29……移送穴、31…
…成形プレスラム、32……成形プレスシリン
ダ、33……成形プレス側板、34……成形プレ
ス圧受盤、35,38……断熱板、36,39…
…ヒータ、37,40……熱盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型1に形成された注入穴6に連通したシリン
    ダ室5内の原材料を、シリンダ2に挿入されたピ
    ストン3による加圧によつて前記注入穴6を通し
    て金型キヤビテイ4内に移送するようになつた移
    送成形装置であつて、前記シリンダ2の内径を開
    放された両端間を通じて一定に形成し、前記シリ
    ンダ2の一端を半径方向内方端7のみが金型1と
    接するように形成し、前記シリンダ2とその他端
    に挿入されたピストン3とが互いに離脱しないよ
    うに保持する保持部材10と、前記ピストン3に
    よる加圧時にシリンダ室5内に発生する圧力に抗
    して前記シリンダ2の半径方向内方端7を金型1
    に押圧させるばね12とを設け、前記ピストン3
    の挿入端に、加圧時にシリンダ室5内に発生する
    圧力によつてたわみを生じて前記シリンダ2の内
    周面に押圧されるたわみシール部13を形成し、
    さらに、前記ピストン3に、外部と前記シリンダ
    室5内とを連通する原材料供給路16を形成し、
    該原材料供給路16の前記シリンダ室5に開口す
    る部分に弁部材19を配設し、該弁部材19は原
    材料が原材料供給路16からシリンダ室5内に供
    給されることのみを許容し、シリンダ室5内の原
    材料が原材料供給路16に流入するのを阻止する
    ことを特徴とする移送成形装置。
JP1985167133U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0331539Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985167133U JPH0331539Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP1985167133U JPH0331539Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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Publication Number Publication Date
JPS6275908U JPS6275908U (ja) 1987-05-15
JPH0331539Y2 true JPH0331539Y2 (ja) 1991-07-04

Family

ID=31098779

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985167133U Expired JPH0331539Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106774U (ja) * 1977-02-02 1978-08-28

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JPS6275908U (ja) 1987-05-15

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