JPH0331505A - エンジンブレーキ装置 - Google Patents
エンジンブレーキ装置Info
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- JPH0331505A JPH0331505A JP16479089A JP16479089A JPH0331505A JP H0331505 A JPH0331505 A JP H0331505A JP 16479089 A JP16479089 A JP 16479089A JP 16479089 A JP16479089 A JP 16479089A JP H0331505 A JPH0331505 A JP H0331505A
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 8
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Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、トラック等の商用車両に採用されて好適なエ
ンジンブレーキ装置に関するものでろる。
ンジンブレーキ装置に関するものでろる。
(従来の技術)
トラック等多量の貨物を積載して長距離の走行を行なう
商用車両においては、常用ブレーキ装置の負担が極めて
大きく、特に長い坂道の降板走行・時に屡々過熱による
フェーディングが発生する危険がある。従って、従来か
ら常用ブレーキ装置を補完するために種々のエンジンブ
レーキ装置が提案されかつ実用に供せられてお夛、その
一種として、ニンジンの各シリンダの排気弁を圧縮上死
点付近において強制的に開放し、シリンダ内の圧縮され
た給気を外部例えば排気管内に排出することによって有
効なエンジンブレーキ効果を生起させるようにした所謂
・母ワータード装置が知られている。
商用車両においては、常用ブレーキ装置の負担が極めて
大きく、特に長い坂道の降板走行・時に屡々過熱による
フェーディングが発生する危険がある。従って、従来か
ら常用ブレーキ装置を補完するために種々のエンジンブ
レーキ装置が提案されかつ実用に供せられてお夛、その
一種として、ニンジンの各シリンダの排気弁を圧縮上死
点付近において強制的に開放し、シリンダ内の圧縮され
た給気を外部例えば排気管内に排出することによって有
効なエンジンブレーキ効果を生起させるようにした所謂
・母ワータード装置が知られている。
上記・9ワータード装置の一例として、米国特許第32
20392号及び特公昭61−14335号等にヤコブ
型のエンジンブレーキ装置が開示されている。ヤコプ型
エンシンブレーキ装置は、エンジンの各シリンダに設け
られた少くとも1個の排気弁、各シリンダの排気弁を通
常の排気行程において開放するロッカアーム、シリンダ
に配設されエンジンブレーキ運転時に同シリンダの排気
弁を圧接上死点付近において強制的に開放するスレーブ
ピストン、スレーブピストンを具え九ンリングに対し特
定のクランク角関係にるる他の7リングのロッカアーム
によって駆動され上記スレーブピストンに作動流体圧力
を供給するマスタピストン、エンジンブレーキ運転時に
は閉回路を形成して上記スレーブピストンをマスタピス
トンに連動させエンジンの通常運転時は大気に開放され
て上記スレーブピストンとマスタピストンとの連動関係
を解消する流体回路装置、及び上記流体回路装置が大気
に開放されているとき上記マスタピストンを協働するロ
ッカアームに当接しない休止位置に退去させる板ばね装
置を具備しておシ、上記板ばね装置は従来すべて単一の
板ばねによって構成されている。
20392号及び特公昭61−14335号等にヤコブ
型のエンジンブレーキ装置が開示されている。ヤコプ型
エンシンブレーキ装置は、エンジンの各シリンダに設け
られた少くとも1個の排気弁、各シリンダの排気弁を通
常の排気行程において開放するロッカアーム、シリンダ
に配設されエンジンブレーキ運転時に同シリンダの排気
弁を圧接上死点付近において強制的に開放するスレーブ
ピストン、スレーブピストンを具え九ンリングに対し特
定のクランク角関係にるる他の7リングのロッカアーム
によって駆動され上記スレーブピストンに作動流体圧力
を供給するマスタピストン、エンジンブレーキ運転時に
は閉回路を形成して上記スレーブピストンをマスタピス
トンに連動させエンジンの通常運転時は大気に開放され
て上記スレーブピストンとマスタピストンとの連動関係
を解消する流体回路装置、及び上記流体回路装置が大気
に開放されているとき上記マスタピストンを協働するロ
ッカアームに当接しない休止位置に退去させる板ばね装
置を具備しておシ、上記板ばね装置は従来すべて単一の
板ばねによって構成されている。
(発明が解決しようとする課題)
上述したヤコプ型エンジ/ブレーキ装置において、流体
圧力供給源となる上記マスタピストンを、エンジンの通
常運転時に休止位置に後退させる板ばね装置は、スペー
ス的な制約が厳しいエンジン頭部内に容易に収容するこ
とができ、かつ所要のばね力を容易に確保することがで
きる利点はあるが、従来の単一の板ばねでは、長期間の
使用により固定端付近で折損する懸念が1九万−折損す
ると、上記マスタピストンが協働するロッカアームに常
時当接して無用な往復運転を繰返すこととなるので、ロ
ッカアームやグゾシュロッド等動弁系部品の損傷を招く
危険性が高い。
圧力供給源となる上記マスタピストンを、エンジンの通
常運転時に休止位置に後退させる板ばね装置は、スペー
ス的な制約が厳しいエンジン頭部内に容易に収容するこ
とができ、かつ所要のばね力を容易に確保することがで
きる利点はあるが、従来の単一の板ばねでは、長期間の
使用により固定端付近で折損する懸念が1九万−折損す
ると、上記マスタピストンが協働するロッカアームに常
時当接して無用な往復運転を繰返すこととなるので、ロ
ッカアームやグゾシュロッド等動弁系部品の損傷を招く
危険性が高い。
本発明は、上述したエンノンブレーキ装置における板ば
ね装置の折損を極めて効果的に防止し、動弁系部品の損
傷を未然に防止することができるようにしたエンジンブ
レーキ装置を提供することを目的とするものである。
ね装置の折損を極めて効果的に防止し、動弁系部品の損
傷を未然に防止することができるようにしたエンジンブ
レーキ装置を提供することを目的とするものである。
(課項を解決するための手段)
上記目的を達成するため1本発明に係るエンジンブレー
キ装置は、エンジンの各シリンダに設けられた少くとも
1個の排気弁、各7リングの排気弁を通常の排気行程に
おいて開放するロッカアーム、1個以上の7リングに配
設されエンジンブレーキ運転時に同シリンダの排気弁を
圧縮上死点付近において強制的に開放するスレーブピス
トン、スレーブピストンを具えたシリンダに対し特定の
クランク角関係にある他のシリンダのロッカアームによ
って駆動され上記スレーブピストンに作動流体圧力を供
給するマスタピストン、エンジンブレーキ運転時には閉
回路を形成して上記スレーブピストンをマスタピストン
に連動させエンジンの通常運転時は大気に開放されて上
記スレーブピストンとマスタピストンとの連動関係を解
消する流体回路装置、及び上記流体回路装置が大気に開
放されているとき上記マスタピストンを協働するロッカ
アームに当接しない休止位置に退去させる板ばね装置を
具備してなるものにおいて、同板ばね装置が複数個の板
はね部材から構成されていることを特徴とするものであ
る。
キ装置は、エンジンの各シリンダに設けられた少くとも
1個の排気弁、各7リングの排気弁を通常の排気行程に
おいて開放するロッカアーム、1個以上の7リングに配
設されエンジンブレーキ運転時に同シリンダの排気弁を
圧縮上死点付近において強制的に開放するスレーブピス
トン、スレーブピストンを具えたシリンダに対し特定の
クランク角関係にある他のシリンダのロッカアームによ
って駆動され上記スレーブピストンに作動流体圧力を供
給するマスタピストン、エンジンブレーキ運転時には閉
回路を形成して上記スレーブピストンをマスタピストン
に連動させエンジンの通常運転時は大気に開放されて上
記スレーブピストンとマスタピストンとの連動関係を解
消する流体回路装置、及び上記流体回路装置が大気に開
放されているとき上記マスタピストンを協働するロッカ
アームに当接しない休止位置に退去させる板ばね装置を
具備してなるものにおいて、同板ばね装置が複数個の板
はね部材から構成されていることを特徴とするものであ
る。
(作用)
本発明によれば、エンジンの通常運転時にマスタピスト
ンを休止位置に退去させる板ばね装置が、複数個例えば
二枚の板ばね部材から構成される。
ンを休止位置に退去させる板ばね装置が、複数個例えば
二枚の板ばね部材から構成される。
二枚の板ばね部材が同時に折損する可能性は実際上殆ん
どないので、マスタピストンとロッカアームとの無用な
当接を確実に回避することができる。
どないので、マスタピストンとロッカアームとの無用な
当接を確実に回避することができる。
(実施例)
以下本発明の実施例を添付図面について具体的に説明す
る。
る。
図中符号10はトラック等車両用のディーゼルエンジン
の7リンダヘツドであって、同シリンダへラド10には
、複数個のシリンダの夫々に1個以上適数個、図示の場
合は2115の排気弁12&。
の7リンダヘツドであって、同シリンダへラド10には
、複数個のシリンダの夫々に1個以上適数個、図示の場
合は2115の排気弁12&。
12bが設けられている。これら排気弁12a及び12
bはシリンダヘッド10上に植設されたガイドぎン14
に沿い上下方向に自在に摺動し得るように装架されたク
ロスヘツド16を介してロッカアーム18により開閉制
御される。
bはシリンダヘッド10上に植設されたガイドぎン14
に沿い上下方向に自在に摺動し得るように装架されたク
ロスヘツド16を介してロッカアーム18により開閉制
御される。
製造技術上不可避的に発生する排気弁12a及ヒx 2
b、クロスヘツド16等の製作誤差及び組立誤差にも
拘わらず、排気弁12a及び12bを実質的に同時に開
閉し得るようにするために、−方の排気弁12aの弁ス
テム20に摺動自在に調節ねじ22が嵌装され、同調節
ねじ22は上記クロスヘツド16に螺合され、ロックナ
ツト24によって調節された適正位置に固定される。
b、クロスヘツド16等の製作誤差及び組立誤差にも
拘わらず、排気弁12a及び12bを実質的に同時に開
閉し得るようにするために、−方の排気弁12aの弁ス
テム20に摺動自在に調節ねじ22が嵌装され、同調節
ねじ22は上記クロスヘツド16に螺合され、ロックナ
ツト24によって調節された適正位置に固定される。
シリンダヘッド10の上方にハウジング26が配設され
、同ハウシング26内にスレーブピストン28を摺動自
在に収容したスレーブシリンダ30及びマスタピストン
32を摺動自在に収容したマスクシリンダ34が設けら
れ、マスクシリンダ34とスレーブシリンダ30とは通
路36によって相互に連通されている。スレーブピスト
ン28から下向きに延設された作動杆38が上記−方の
排気弁12mの弁ステム20の延長線上に配置され、ま
た同スレーブぎストン28はリターンスプリング40に
よって常時上方に付勢されている。更に、スレーブピス
トン28の上方部分に調節ねじ42が螺合され、同調節
ねじ42によってスレーブピストン28の休止位置即ち
スレーブ7リンダ30内に流体圧力(通常は油圧)が供
給されずスレーブピストン28がリターンスプリング4
0により押上げられて調節ねじ42の下端に当接し停止
する位置が限界され、この休止位置において作動杆38
の下端面と排気弁12aの弁ステム20の頂面との間に
所要の間隙C1(第3図参照)が設定されるように構成
されている。
、同ハウシング26内にスレーブピストン28を摺動自
在に収容したスレーブシリンダ30及びマスタピストン
32を摺動自在に収容したマスクシリンダ34が設けら
れ、マスクシリンダ34とスレーブシリンダ30とは通
路36によって相互に連通されている。スレーブピスト
ン28から下向きに延設された作動杆38が上記−方の
排気弁12mの弁ステム20の延長線上に配置され、ま
た同スレーブぎストン28はリターンスプリング40に
よって常時上方に付勢されている。更に、スレーブピス
トン28の上方部分に調節ねじ42が螺合され、同調節
ねじ42によってスレーブピストン28の休止位置即ち
スレーブ7リンダ30内に流体圧力(通常は油圧)が供
給されずスレーブピストン28がリターンスプリング4
0により押上げられて調節ねじ42の下端に当接し停止
する位置が限界され、この休止位置において作動杆38
の下端面と排気弁12aの弁ステム20の頂面との間に
所要の間隙C1(第3図参照)が設定されるように構成
されている。
上記マスタピストン32の下方延長部44は、図示され
ている排気弁12&及び12bを具えたシリンダとは別
個のシリンダの同様な排気弁を開閉制御するロッカアー
ム18′の調節ねじ46の上方に配置されている。上記
ロッカアーム18’を具えた別個のシリンダは、排気弁
12m及び12bを具えたシリンダ内のビス、トンが丁
度圧縮上死点に達したとき排気行程にらりてグツシュロ
ッド19によシロツカアーム18′が押上げられるよう
なりランク角関係のシリンダであることが好ましく、そ
の意味で第1図においてロッカアームが中間を破断して
示され、かつ異る符号18.18’が用いられている。
ている排気弁12&及び12bを具えたシリンダとは別
個のシリンダの同様な排気弁を開閉制御するロッカアー
ム18′の調節ねじ46の上方に配置されている。上記
ロッカアーム18’を具えた別個のシリンダは、排気弁
12m及び12bを具えたシリンダ内のビス、トンが丁
度圧縮上死点に達したとき排気行程にらりてグツシュロ
ッド19によシロツカアーム18′が押上げられるよう
なりランク角関係のシリンダであることが好ましく、そ
の意味で第1図においてロッカアームが中間を破断して
示され、かつ異る符号18.18’が用いられている。
マスクシリンダ34内に流体圧力が供給されていないと
き、マスターストン32を上方に押上げて休止位置に退
去させるために、夫々一端をハウジング26の下側面に
固定された二枚の板ばね部材48m及び48bからなる
板ばね装置48が設けられ、各板ばね部材48a及び4
8bの他端自由端部はマスタピストン32の下端付近に
当接している。
き、マスターストン32を上方に押上げて休止位置に退
去させるために、夫々一端をハウジング26の下側面に
固定された二枚の板ばね部材48m及び48bからなる
板ばね装置48が設けられ、各板ばね部材48a及び4
8bの他端自由端部はマスタピストン32の下端付近に
当接している。
またハウジング26内にスプリング50によって常時下
方に付勢された制御弁52が摺動自在に収蔵され、同制
御弁52はばね負荷されたゾール逆止弁54によって開
閉される内部通路56を具えている。制御弁52は、第
1図に示した上昇位置において、上記スレーブシリンダ
30に連通する通路58と電磁三方弁6oの出口通路6
2とを連通させ、またスプリング5oにょシ押下げられ
た下降位置において上記通路58を戻シ通路64に連通
させるようになりており、同房9適路64は工/ジ/の
オイルノ9ノのような大気に開放した作動流体タンク6
6に連通している。
方に付勢された制御弁52が摺動自在に収蔵され、同制
御弁52はばね負荷されたゾール逆止弁54によって開
閉される内部通路56を具えている。制御弁52は、第
1図に示した上昇位置において、上記スレーブシリンダ
30に連通する通路58と電磁三方弁6oの出口通路6
2とを連通させ、またスプリング5oにょシ押下げられ
た下降位置において上記通路58を戻シ通路64に連通
させるようになりており、同房9適路64は工/ジ/の
オイルノ9ノのような大気に開放した作動流体タンク6
6に連通している。
上記電磁三方弁60は、ソレノイド68及び弁スプール
70からなシ、開弁スツール70はその上下変位によっ
て、上記出口通路62を流体ポン7’72の吐出側に連
通している人口通路74又は作動流体タンク66に連通
している戻9通路76の何れかに選択的に連通させる。
70からなシ、開弁スツール70はその上下変位によっ
て、上記出口通路62を流体ポン7’72の吐出側に連
通している人口通路74又は作動流体タンク66に連通
している戻9通路76の何れかに選択的に連通させる。
上記ソレノイド68は、運転者がノtワータード装置の
ブレーキ効果を欲する場合に閉成する手動スイッチ78
、車両のクラッチが係合している場合に閉成されるクラ
ッチスイッチ80、及び運転者がアクセルペダルの踏み
込み量を実質的に零にしたときに閉成されるアクセルス
イッチ82を介して車載電源84に接続されている。上
記アクセルスイッチ82は、勿論燃料ポンダの燃料供給
量制御部材例えば列型燃料噴射ポンプの制御ラックがア
イドル位置にあるとき閉成される燃料ポンプスイッチを
もって均等的に代替することができる。
ブレーキ効果を欲する場合に閉成する手動スイッチ78
、車両のクラッチが係合している場合に閉成されるクラ
ッチスイッチ80、及び運転者がアクセルペダルの踏み
込み量を実質的に零にしたときに閉成されるアクセルス
イッチ82を介して車載電源84に接続されている。上
記アクセルスイッチ82は、勿論燃料ポンダの燃料供給
量制御部材例えば列型燃料噴射ポンプの制御ラックがア
イドル位置にあるとき閉成される燃料ポンプスイッチを
もって均等的に代替することができる。
上記構成において、エンジンの通常運転時は、運転者が
・ぐワータード装置のブレーキ効果を欲して手動スイッ
チ78を閉成していても、クラッチスイッチ80又はア
クセルスイッチ82の少くとも何れかが開路しているの
で、ソレノイド68は消勢されている。ソレノイド68
の消勢時は、弁スプール70が図示位置にあって、入口
通路74と出口通路62とがランドによシ遮断されてい
るので、流体ポンf72の吐出作動流体は図示しないレ
リーフ弁から作動流体タンク66に還流している。一方
、制御弁52はスプリング50によって図示位置より下
方の休止位置に押下げられているので、スレーブシリン
ダ30、通路36、マスタ7リンダ34が通路58を介
して戻り通路64に連通し、更に作動流体夕/り66に
連通して大気に開放されている。
・ぐワータード装置のブレーキ効果を欲して手動スイッ
チ78を閉成していても、クラッチスイッチ80又はア
クセルスイッチ82の少くとも何れかが開路しているの
で、ソレノイド68は消勢されている。ソレノイド68
の消勢時は、弁スプール70が図示位置にあって、入口
通路74と出口通路62とがランドによシ遮断されてい
るので、流体ポンf72の吐出作動流体は図示しないレ
リーフ弁から作動流体タンク66に還流している。一方
、制御弁52はスプリング50によって図示位置より下
方の休止位置に押下げられているので、スレーブシリン
ダ30、通路36、マスタ7リンダ34が通路58を介
して戻り通路64に連通し、更に作動流体夕/り66に
連通して大気に開放されている。
スレーブシリンダ30及びマスクシリンダ34が大気に
連通しているので、スレーブピストン28はリターンス
プリング40により図示の休止位置に押上げられ、また
マスタピストン32も板ばね装置48によシ図示の休止
位置に押上げられている。従って、スレーブピストン2
8と一体の作動杆38の下端面と排気弁12aの弁ステ
ム上端面との間には、予め調定された間隙C1が形成さ
れ、一方マスタピストン32の下方延長部44の下端面
とロッカアーム18′の調節ねじ46の上端面との間に
も予め設定された間隙C2が形成されている。従って、
エンジンは、マスタピストン32及びスレーブピストン
28とは関係なく通常の運転を行なうことができる。
連通しているので、スレーブピストン28はリターンス
プリング40により図示の休止位置に押上げられ、また
マスタピストン32も板ばね装置48によシ図示の休止
位置に押上げられている。従って、スレーブピストン2
8と一体の作動杆38の下端面と排気弁12aの弁ステ
ム上端面との間には、予め調定された間隙C1が形成さ
れ、一方マスタピストン32の下方延長部44の下端面
とロッカアーム18′の調節ねじ46の上端面との間に
も予め設定された間隙C2が形成されている。従って、
エンジンは、マスタピストン32及びスレーブピストン
28とは関係なく通常の運転を行なうことができる。
次に、車両がエンジンブレーキ走行状態になると、クラ
ッチスイッチ80及びアクセルスイッチ82が共に閉成
されるので、手動スイッチ78が閉成されていると、ソ
レノイド68が付勢される。
ッチスイッチ80及びアクセルスイッチ82が共に閉成
されるので、手動スイッチ78が閉成されていると、ソ
レノイド68が付勢される。
ソレノイド68の付勢により弁スゾール70がリターン
スプリングを圧縮して下降するので、電磁三方弁60の
入口通路74と出口通路62とが連通し、作動流体圧が
制御弁52の下側面に作用して同制御弁はスプリング5
0を圧縮して上昇する。
スプリングを圧縮して下降するので、電磁三方弁60の
入口通路74と出口通路62とが連通し、作動流体圧が
制御弁52の下側面に作用して同制御弁はスプリング5
0を圧縮して上昇する。
作動流体圧力によって?−ル逆止弁54が開放されるの
で、作動流体が内部通路56から通路58を経てスレー
ブシリンダ30に供給され、更に通路36からマスクシ
リンダ34内に供給される。
で、作動流体が内部通路56から通路58を経てスレー
ブシリンダ30に供給され、更に通路36からマスクシ
リンダ34内に供給される。
マスクシリンダ34内に流体圧が供給されると、板ばね
装置48に抗しマスタピストン32が、−4られてロッ
カアーム18′の調節ねじ46に当接し、一方スレープ
ピストン28もリターンスプリング40を圧縮して下降
し、作動杆38の下端面が排気弁12aの弁ステム頂面
に当接する。しかし、このとき作動杆38の弁ステム2
0に作用する押下刃は排気弁12aの弁ばねの閉弁力よ
り小さいので、排気弁12aが通常の排気行程以外でス
ノーftストン28によって強制的に開かれることはな
く、排気行程においてロッカアーム18の揺動によシフ
ロスヘッド16を介して排気弁12bと一緒に開放され
る。排気弁12a及び12bを丁度排気行程に達した他
のシリンダのロッカアーム18′がゾッシーロッド19
によシ押上げられ、同ロッカアーム18′の調節ねじ4
6を介してマスタピストン32が押上げられる。マスタ
ピストン32の上昇時に2−ル逆止弁54が閉止するの
で、マスクシリンダ34、スレーブシリンダ30、通路
36及び58からなる流体回路が閉回路を形成し、上記
マスタピストン32の上昇によってスレーブピストン2
8が下降する。スレーブピストン28と共に作動杆38
が下降して弁ステム20を強制的に押下げ排気弁12a
が開かれる。従って。
装置48に抗しマスタピストン32が、−4られてロッ
カアーム18′の調節ねじ46に当接し、一方スレープ
ピストン28もリターンスプリング40を圧縮して下降
し、作動杆38の下端面が排気弁12aの弁ステム頂面
に当接する。しかし、このとき作動杆38の弁ステム2
0に作用する押下刃は排気弁12aの弁ばねの閉弁力よ
り小さいので、排気弁12aが通常の排気行程以外でス
ノーftストン28によって強制的に開かれることはな
く、排気行程においてロッカアーム18の揺動によシフ
ロスヘッド16を介して排気弁12bと一緒に開放され
る。排気弁12a及び12bを丁度排気行程に達した他
のシリンダのロッカアーム18′がゾッシーロッド19
によシ押上げられ、同ロッカアーム18′の調節ねじ4
6を介してマスタピストン32が押上げられる。マスタ
ピストン32の上昇時に2−ル逆止弁54が閉止するの
で、マスクシリンダ34、スレーブシリンダ30、通路
36及び58からなる流体回路が閉回路を形成し、上記
マスタピストン32の上昇によってスレーブピストン2
8が下降する。スレーブピストン28と共に作動杆38
が下降して弁ステム20を強制的に押下げ排気弁12a
が開かれる。従って。
シリンダ内の圧縮された給気が同排気弁12aを通って
排気管内に排出され、続く膨張行程で正の仕事をしない
ので、エンジンが一時的に恰も突気圧縮機として作動し
、その動力消費によって有効なエンジンブレーキ効果が
生起される。
排気管内に排出され、続く膨張行程で正の仕事をしない
ので、エンジンが一時的に恰も突気圧縮機として作動し
、その動力消費によって有効なエンジンブレーキ効果が
生起される。
上記エンジンブレーキ作動中、マスタピストン32はロ
ッカアーム18′により繰返し往復運動を行ない、つれ
て板ばね装置48の板ばね部材48aう。二枚の板ばね
部材48a及び48bが用いられているので、サージン
グ応力が低減して各板ばね部材の破損が効果的に防止さ
れ、たとえ長期間の作動により板ばね部材48a及び4
8bの何れかが疲労により折損することがあっても、二
枚の板はね部材が同時に折損することは殆ど起り得ない
。従って、板はね装置48の破損によりマスタピストン
32が落下して、エンノンの通常作動中にもロッカアー
ム18’の調」■ねじ46に常時当接して無用に往復駆
動され、動弁系各部材の負荷が増大して破損することが
確実に回避される利点がある。
ッカアーム18′により繰返し往復運動を行ない、つれ
て板ばね装置48の板ばね部材48aう。二枚の板ばね
部材48a及び48bが用いられているので、サージン
グ応力が低減して各板ばね部材の破損が効果的に防止さ
れ、たとえ長期間の作動により板ばね部材48a及び4
8bの何れかが疲労により折損することがあっても、二
枚の板はね部材が同時に折損することは殆ど起り得ない
。従って、板はね装置48の破損によりマスタピストン
32が落下して、エンノンの通常作動中にもロッカアー
ム18’の調」■ねじ46に常時当接して無用に往復駆
動され、動弁系各部材の負荷が増大して破損することが
確実に回避される利点がある。
上記実施例では、板はね装置48が二枚の板ばね部材4
8a及び48bから構成されているが、三枚またはそれ
以上の板ばね部材を使用することができる。また、上記
実施例では、−7リンダに二個排気弁12a及び12b
が設けられているが、−シリンダに一個の排気弁を具え
た二ンノ/にも本発明を適用することができ、更にスレ
ーブピストン28によってクロスヘツド16を強制駆動
し、二個の排気弁12m及び12bを圧縮上死点付近で
同時に開くように変更することもできる。なお亦、上記
マスタピストン32及びスレーブピストン28を含む流
体的排気弁開弁装置は、必ずしもエンジンのすべてのシ
リンダに設ける必要はなく、一部の7リングに設けても
、それなシのエンジンプレー午効果を生起し得ることは
自明である。
8a及び48bから構成されているが、三枚またはそれ
以上の板ばね部材を使用することができる。また、上記
実施例では、−7リンダに二個排気弁12a及び12b
が設けられているが、−シリンダに一個の排気弁を具え
た二ンノ/にも本発明を適用することができ、更にスレ
ーブピストン28によってクロスヘツド16を強制駆動
し、二個の排気弁12m及び12bを圧縮上死点付近で
同時に開くように変更することもできる。なお亦、上記
マスタピストン32及びスレーブピストン28を含む流
体的排気弁開弁装置は、必ずしもエンジンのすべてのシ
リンダに設ける必要はなく、一部の7リングに設けても
、それなシのエンジンプレー午効果を生起し得ることは
自明である。
(発明の効果)
取上のように、本発明に係るエンジンブレーキ装置は、
エンジンの各シリンダに設けられた少くとも1個の排気
弁、各シリンダの排気弁を通常の排気行程において開放
するロッカアーム、1個以上のシリンダに配設されエン
ジンブレーキ運転時に同シリンダの排気弁を圧縮上死点
付近において強制的に開放するスレーブピストン、スレ
ーブピストンを具えたシリンダに対し特定のクランク角
関係にある他のシリンダのロッカアームによって駆動さ
れ上記スレーブピストンに作動流体圧力を供給するメー
ンピストン、エンジンブレーキ運転時には閉回路を形成
して上記スレーブピストンをメーンピストンに連動させ
エンジンの通常運転時は大気に開放されて上記スレーブ
ピストンとメーンピストンとの連動関係を解消する流体
回路装置、及び上記流体回路装置が大気に開放されてい
るとき上記メーンピストンを協働するロッカアームに当
接しない休止位置に退去させる板ばね装置を具備してな
るものにおいて、同板ばね装置が複数1固の板はね部材
から構成嘔れていることを特畝とし、板はねの折損及び
これに基づいて発生する動弁系各部材の破損を効果的に
防止して耐久性及び信頓性が優れたエンジンブレーキ装
置を安価に提供することができるので、産業上有益であ
る。
エンジンの各シリンダに設けられた少くとも1個の排気
弁、各シリンダの排気弁を通常の排気行程において開放
するロッカアーム、1個以上のシリンダに配設されエン
ジンブレーキ運転時に同シリンダの排気弁を圧縮上死点
付近において強制的に開放するスレーブピストン、スレ
ーブピストンを具えたシリンダに対し特定のクランク角
関係にある他のシリンダのロッカアームによって駆動さ
れ上記スレーブピストンに作動流体圧力を供給するメー
ンピストン、エンジンブレーキ運転時には閉回路を形成
して上記スレーブピストンをメーンピストンに連動させ
エンジンの通常運転時は大気に開放されて上記スレーブ
ピストンとメーンピストンとの連動関係を解消する流体
回路装置、及び上記流体回路装置が大気に開放されてい
るとき上記メーンピストンを協働するロッカアームに当
接しない休止位置に退去させる板ばね装置を具備してな
るものにおいて、同板ばね装置が複数1固の板はね部材
から構成嘔れていることを特畝とし、板はねの折損及び
これに基づいて発生する動弁系各部材の破損を効果的に
防止して耐久性及び信頓性が優れたエンジンブレーキ装
置を安価に提供することができるので、産業上有益であ
る。
第1図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第2図は
第1図の鎖線で囲んだ部分■の拡大側断面図、第3図は
第1図の鎖線で囲んだ部分mの拡大側断面図である。 10・・・シリンダヘッド、12a及び12b・・・排
気弁、16・・・クロスヘツド、18及び18′・・・
0ツカアーム、19・・・ブックユロツド、26・・・
/Sウジング、28…スレーフヒストン、30・・・ス
レーブシリン/、32・・・マスタピストン、34・・
・マスタシリンダ、48−・・板ばね装置、52・・・
制御弁、60・・・電磁三方弁。
第1図の鎖線で囲んだ部分■の拡大側断面図、第3図は
第1図の鎖線で囲んだ部分mの拡大側断面図である。 10・・・シリンダヘッド、12a及び12b・・・排
気弁、16・・・クロスヘツド、18及び18′・・・
0ツカアーム、19・・・ブックユロツド、26・・・
/Sウジング、28…スレーフヒストン、30・・・ス
レーブシリン/、32・・・マスタピストン、34・・
・マスタシリンダ、48−・・板ばね装置、52・・・
制御弁、60・・・電磁三方弁。
Claims (1)
- エンジンの各シリンダに設けられた少くとも1個の排気
弁、各シリンダの排気弁を通常の排気行程において開放
するロッカアーム、1個以上のシリンダに配設されエン
ジンブレーキ運転時に同シリンダの排気弁を圧縮上死点
付近において強制的に開放するスレーブピストン、スレ
ーブピストンを具えたシリンダに対し特定のクランク角
関係にある他のシリンダのロッカアームによって駆動さ
れ上記スレーブピストンに作動流体圧力を供給するマス
タピストン、エンジンブレーキ運転時には閉回路を形成
して上記スレーブピストンをマスタピストンに連動させ
エンジンの通常運転時は大気に開放されて上記スレーブ
ピストンとマスタピストンとの連動関係を解消する流体
回路装置、及び上記流体回路装置が大気に開放されてい
るとき上記マスタピストンを協働するロッカアームに当
接しない休止位置に退去させる板ばね装置を具備してな
るものにおいて、同板ばね装置が複数個の板ばね部材か
ら構成されていることを特徴とするエンジンブレーキ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16479089A JP2738031B2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | エンジンブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16479089A JP2738031B2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | エンジンブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331505A true JPH0331505A (ja) | 1991-02-12 |
JP2738031B2 JP2738031B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=15799990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16479089A Expired - Lifetime JP2738031B2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | エンジンブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738031B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010521622A (ja) * | 2007-03-16 | 2010-06-24 | ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド | 関節式ロッカー・アームとロッカー・シャフトを装着したハウジングとを有するエンジン・ブレーキ |
JP2016507701A (ja) * | 2013-02-25 | 2016-03-10 | ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド | 機関の弁を作動させるための統合型マスタースレーブピストン |
-
1989
- 1989-06-27 JP JP16479089A patent/JP2738031B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010521622A (ja) * | 2007-03-16 | 2010-06-24 | ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド | 関節式ロッカー・アームとロッカー・シャフトを装着したハウジングとを有するエンジン・ブレーキ |
JP2016507701A (ja) * | 2013-02-25 | 2016-03-10 | ジェイコブス ビークル システムズ、インコーポレイテッド | 機関の弁を作動させるための統合型マスタースレーブピストン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2738031B2 (ja) | 1998-04-08 |
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