JPH0331452A - クリーンルーム用鋼管 - Google Patents

クリーンルーム用鋼管

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JPH0331452A
JPH0331452A JP16761989A JP16761989A JPH0331452A JP H0331452 A JPH0331452 A JP H0331452A JP 16761989 A JP16761989 A JP 16761989A JP 16761989 A JP16761989 A JP 16761989A JP H0331452 A JPH0331452 A JP H0331452A
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clean room
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Akira Toyama
晃 遠山
Yusuke Minami
雄介 南
Takemi Yamada
山田 武海
Hiroyasu Takizawa
滝沢 広保
Masahiro Hashizume
橋詰 昌弘
Yasumichi Sakata
康通 坂田
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Japan Oxygen Co Ltd
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Nippon Sanso Corp
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体製造、医薬品製造等に用いられてい
るクリーンルーム用に使用される鋼管に関する。
〔従来の技術〕
超LSI等の半導体製造、医薬品製造、医療・微生物工
業等の分野において、所謂クリーンルームが用いられて
いる。このクリーンルームにおける清浄度に対する要求
は、半導体の集積規模の増大等に対応して、最近富に高
まる傾向にあり、対象とする微粒子(パーティクル)の
大きさも、半導体製造に関しては既に0.1μm以下と
なっている。
従来、クリーンルームの清浄度を確保するためには、原
料ガスをユースポイントまで供給する配管の内面に高度
な平滑性が必要とされることが知られている。即ち、配
管の内部に疵があると、パーティクルが吸着していたり
、ガスが停留するデッドゾーンとなり、パーティクル発
生の原因となる。このため従来では、この種の配管には
、管内面の平滑度が良好な精密細管が用いられており、
特に半導体関係のクリーンルーム用鋼管については、超
内面平滑度(Rmax < 1μm)を得るため。
管内面は最終工程で電解研磨処理が施されている。
しかしながら、実際にはこのような処理にもかかわらず
、配管に起因したパーティクルの発生を十分に防止する
ことができず、その解決が望まれている。
このような要請から特開昭63−161145号ではパ
ーテンクル発生の原因を究明し、その硝究成果から次の
ような結論を得ている。
(+)鋼管の抽伸又は圧延の際、内面に残存している非
金属介在物を起点とした細溝が生じ、パーティクルの吸
着サイトになる。
(1)最終電解研磨により、内面非金属介在物が脱落し
た跡はピンホールとなり、パーティクルが吸着される。
又脱落しなかった非金属介在物は、配管施工時に曲げ加
工を行なった際に地鉄との界面に割れを生じたり、非金
属介在物自体が割れてパーティクルを発生する。
このような結論に達したことから、鋼中の非金属介在物
はパーティクル発生に深く関わっており、該非金属介在
物を低減させるべくその成分組成の調整を行なうことで
、鋼管表面からのパーティクルの発生を、減少せしめよ
うとしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のクリーンルーム用鋼管に主に用いられている構造
材料はステンレス鋼であり、特に管内面を最終工程で電
解研磨処理した管内面電解研磨ステンレス鋼、管が使わ
れている。しかし、実際のクリーンルーム内に用いられ
ている鋼管内面には、上述の特開昭63−161145
号の研究成果からも明らかなように、非金属介在物を起
点とする欠陥やピンホールが電解研磨後も存在し、パー
ティクルが吸着していたり、ガスが停留したりするデッ
ドゾーンの原因となっている。更に、クリーンルーム内
の配管施工は直管のみで行なうわけにはいかず、様々な
角度の曲げが鋼管に加えられ、そのため曲げ部の非金属
介在物周辺からパーティクルが発生する等の問題がある
一方、上述の特開昭63−161145号の技術では、
鋼中の非金属介在物を減少させれば、材料からのパーテ
ィクルの発生が少なくなるという結論を得ているが、鋼
中の非金属介在物を゛′ゼロ″にすることはできず、ま
た極端に低減することは製鋼コストの上昇を招くと共に
、生産上の管理も困難であるとの問題がある。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので1曲げ加工を加えてもパーティクルが発生せず
、高清浄度のクリーンルーム内で用いることのできる鋼
管を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の創案に当っては、パーティクルの発生原因を上
述の特開昭63−161145号で示したものと同一と
仮定し、これを本発明の開発のベースとした。
即ち、第1図(ア)に模式的に示されるように、■配管
内表面に散在している非金属介在物(1)と地鉄(2)
との界面にはき裂(3)が存在し、パーティクル(4)
が吸着している。■配管に曲げ加工を加えると、同図(
イ)に示されるように、配管内表面に散在している非金
属介在物(1)と地鉄(2)との界面にき裂(3)が生
じパーティクル(4)を発生する。
更には、同図(つ)に示されるように、非金属介在物(
1)自体に割れを生じ、パーティクル(4)を発生する
。■こうしたき裂(3)部にはパーティクル(4)が吸
着し、実際の配管使用時に脱離を生じ、クリーンルーム
の清浄度を悪化させる。
以上の発生原因を総括すると、材料に含まれている非金
属介在物量が材料からのパーティクル発生を決める要素
となる。そこで1本発明者等は種々の溶解方法を用いて
、鋼中の非金属介在物量が異なるステンレス鋼のパーテ
ィクル発生量を測定する実験を行なった。その結果、ク
リーンルーム用鋼管からのパーティクル発生量は鋼中の
非金属介在物量から推定できることが判明した。
従って、パーティクルの発生を抑えるためにいたずらに
鋼中の非金属介在物量を減らすよりも、鋼中の非金属介
在物量を一定の範囲内に制御することができれば、パー
ティクル発生量を所定の範囲内に低減することができる
と考え、更に上記の実験結果から、クリーンルーム用鋼
管として望ましいパーティクル発生量まで低減化せしめ
るために必要な非金属介在物量の制御条件が求められた
本発明はこのような制御条件の究明から得られたもので
、次のような構成を有している。
即ち、本発明のクリーンルーム用鋼管は、鋼中の非金属
介在物量〔P〕(単位:個/閤3)が次式を満足する清
浄ステンレス鋼により構成されることを特徴としている
15 ≧ (P) ここで非金属介在物量は、ステンレス鋼部材の圧延方向
断面において、40°O倍の光学顕微鏡にて、少なくと
も10m52以上の面積に観察された非金属介在物の個
数の単位面積当りの個数をいう。
鋼中の非金属介在物量を制御する方法には、鋼中の不純
物元素の低減・ガス成分の低減を図るという方法と、溶
解及び鋳造時の雰囲気を制御する方法が考えられる。し
かし、極端に鋼中の非金属介在物量を減少させることは
製鋼コストの上昇を招くが、本発明の様に非金属介在物
量CP)を15個/mm2以下にすれば、それ以上のパ
ーティクル発生量の減少は現状レベルの計測技術では認
められず、従ってコスト上昇も生じることはない。
以下、実施例のついて説明するが、本発明は以下の実施
例に限定されるものではなく、前後の趣旨に照らして適
宜設計変更をなすことは本発明の技術的範囲に含まれる
ものである。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的実施例につき説明する。
下記第1表に示す組成の鋼を溶製した後J造塊−分塊に
より、ビレットとし、熱間・押出により製管した。その
後冷間圧延および冷間伸管に′よ一υ。
外径9.53m、肉J11.OmトL、、固溶化’IJ
i理=tt施シ=た後、最後に内面を電解研磨加工した
−こ゛のよ°うにして得られた各供試材についてJ、非
金属介在物測定及びバニティクル発生量測定を′行なっ
た。
非金属介在物測定は、400倍の光学顕微鏡を用いて1
0+a”以上の面積について実際に非金属介在物を大き
さごとにカウントし、総数を1■2当りの個数で平均す
るカウント法にて行なった。
結果は上記第1表に併記している。
最も重要な特性であるパーティクル発生量測定は、以下
の手法で行なった。前述のサンプル管を4m長とし、第
2図に示すようなモデル配管(5)を製作し、高純度N
8ガス(0,01μmフィルターを通貨したもの)を流
し、該モデル配管(5)より発生する0、02μm以上
のパーティクルを測定する。
凝縮核測定器(CNC)mode13020パーティク
ルカウンタを用いて、a)静止状態で100分間測定、
b)バイブレータで振動を与えながら40分間測定、C
)バイブレーションに加えて曲げ部6ケ所をハンマリン
グしながら10分間測定、d)3ケ所に3°の曲げを加
えたのち静止状態で25分間測定し終了とした。 a)
〜d)間の管内流速は約10m/seeである。
以上の結果を下記第2表及び第3図に示す、第2表は1
本発明鋼及び比較鋼の各々のパーティクル発生量と比較
鋼Bのパーティクル発生量を1とした場合のパーティク
ル発生量比を示しており、又第3図はX軸座標に非金属
介在物量(P)を、y軸座標に前記パーティクル発生量
比を採ってグラフ化したものである。
第 表 ×175分間に流した高純度窒素ガスの単位体積当りの
0.02μm以上のパーティクル数(総流量:35rr
r) 以上の第2表と第3図から1本発明鋼は、比較鋼に比べ
てパーティクル発生量が5〜8割低減でき、極めて優れ
ていることがわかる。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明のクリーンルーム用鋼管を用いれば、
配管時にパーティクルの発生が極めて低減され、またパ
ーティクル発生の原因となるようなデッドゾーンもほと
んど存在しない高清浄、高平滑の内面を確保することが
できる。
このような利点に加えて、極端に製鋼コストを上昇する
こともなく、また材料の品質管理もできるため、クリー
ンルーム性能の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は非金属介在物を原因とするパーティクル発生状
況を模式的に示す説明図、第2図はパーティクル発生量
測定に用いたモデル配管を示す正面図、第3図は本発明
の実施例におけるバーチイル発生量測定結果を示すグラ
フ図である。 図中(1)は非金属介在物、 き裂、 (4)はパーティクル、 (2)は地鉄、 (3)は (5)はモデル配管を 各示す。 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ステンレス鋼中の非金属介在物量〔P〕(単位:個/m
    m^2)が次式を満足する清浄ステンレス鋼により構成
    されることを特徴とするクリーンルーム用鋼管。 15≧〔P〕
JP1167619A 1989-06-29 1989-06-29 クリーンルーム用鋼管 Expired - Lifetime JP2676631B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05264000A (ja) * 1991-11-14 1993-10-12 L'air Liquide 超高純度窒素の分配設備及びその使用方法
KR20220144521A (ko) * 2021-04-20 2022-10-27 주식회사 더블유에스지 플라즈마 및 티그 복합 용접을 이용한 튜브 제조방법, 이에 의해 제조되는 튜브

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63161145A (ja) * 1986-12-25 1988-07-04 Nkk Corp クリ−ンル−ム用鋼管

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