JPH0331419Y2 - - Google Patents

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JPH0331419Y2
JPH0331419Y2 JP6093883U JP6093883U JPH0331419Y2 JP H0331419 Y2 JPH0331419 Y2 JP H0331419Y2 JP 6093883 U JP6093883 U JP 6093883U JP 6093883 U JP6093883 U JP 6093883U JP H0331419 Y2 JPH0331419 Y2 JP H0331419Y2
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beak
sheet
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JP6093883U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンクリート建造物等の屋上における
シート防水工事において用いられる、防水シート
相互の重ね継ぎ目地部にシーリング材を注入する
ための塗布具に関するものである。
コンクリート建造物等の防水工事は外装工事や
内装工事などに見られる華麗さや流行により左右
されるという側面はないが、「降雨、降雪などに
よる漏水から建物を防護する」という極めて高度
な技術的側面を有する。
これら防水工事は大別、下記の3種類に分類さ
れる。
○イ アスフアルト防水工法 ○ロ シート防水工法 ○ハ 塗膜防水工法 ○イのアスフアルト防水工法は欧米諸国では古く
から用いられて来た歴史的に古い工法で、我が国
でも明治以来用いられて来ている工法であつてそ
の原理とするところは、石油精製過程で副生成物
として発生する石油アスフアルトを酸化・重合さ
せた、所謂ブローンアスフアルトを用い、これを
高温加熱により溶融させたものを直接、建物の屋
上に流延・塗布するか、フエルト等を敷き込みな
がらこの溶融アスフアルトを塗布・含浸させて固
める工法である。アスフアルト防水工法は比較的
すぐれた防水工法であるが、防水現場で火を使う
こと、非常に汚れやすく臭気もひどい…などの理
由で次第にその施工件数が減少して来ている。
○ロのシート防水工法は戦後、急速に伸びて来た
工法で、前記のアスフアルト防水工法における欠
点をカバーし、且つ工法がアスフアルト防水に較
べて容易であるという利点を有する。シート防水
工法は、原理的に加硫ゴムシートや軟質塩化ビニ
ルシートなどの防水シートを建物の屋上に接着剤
によつて貼着するという工法である。
○ハの塗膜防水工法は、最近次第に採用されて来
ている工法で、ポリウレタンや合成ゴムを主成分
とする液状物を建物の屋上に所定の厚さに直接塗
布するという工法で、アスフアルト工法に近い
が、火気を使用しない、汚れない、耐候性が良い
などの利点があるが、塗膜厚さの管理をどうする
かという問題をかかえている。
前記せるシート防水工法は防水シートに接着剤
を用いて建物の屋上に貼りつけることにより、建
物屋上に防水層を設けることを原理としている
が、この場合、アスフアルト防水工法や塗膜防水
工法と異なる決定的な差異あるいは弱点を有す
る。それは防水シートのシート幅及び長さが工場
生産的制約及び施工・取扱上の重量的制約によつ
て有限とならざるを得ず、その結果、建物屋上に
設けられた防水層に必ず継ぎ目が生じる事であ
る。
防水シートは、シート自体が1.2mm乃至2.5mmの
厚さを有し、且つ耐候性及び耐久性の優れた材料
であつて、防水層としては完壁であるが防水シー
トの幅方向での継ぎ目及び長手方向での継ぎ目の
発生が不可避であること、更には出隅、入隅部に
おける防水シートの切り込みの発生や、立上り部
におけるシート端末の発生など、多くの部分にア
スフアルト防水や塗膜防水工法とは異質の納め方
が要求される。
また、防水シートの材質によつてもこれらの各
部分の納め方が異なるし、建物下地(躯体、又は
スラブと呼ばれている)如何で、密着工法(防水
シートを接着剤で建物下地に全面的に接着する工
法)や、浮し張り工法(建物下地に対する防水シ
ートの接着は、部分的あるいは屋上周囲に限定
し、屋上中央部は接着せずに浮してある)の使い
分けを行つているが、いずれにしても、この防水
シート同志の継ぎ目の適切な処理が防水施工の良
否を左右する。この防水シートが加硫ゴムシート
の場合は、接着工法により継ぎ目を接着してい
る。これは第6図に示す構造において、建物下地
A上に、密着工法又は浮し張り工法のいずれかの
方法によつて、防水シートB,B′を張り合せた
場合、所定の幅Lの重ね目地C,C′と、両方の防
水シートB,B′を接着剤Dで接着した後、該目
地端末にシーリング材を塗布する工法を用いる。
このシーリング材塗布は3枚重ね目地では不可
欠とされている程で目地部からの漏水防止には非
常に有効な手段であり実用に供されている。
然し乍ら、従来のシーリング材はゴム質の高粘
度のものが殆んどで、そのため、これらのシーリ
ング材の塗布にはコーンキングガンと称される押
出し式のものが用いられて来ているがこの工法の
場合、コーキングガンで押出されたシーリング材
はその侭では或る形状を保つた侭、目地部分に載
つているだけであるので、ヘラやスパチユラで圧
潰するようにして、目地端末に塗りつける必要が
ある。
これらの繁雑さを解消するために最近では粘度
が3000cps程度の比較的低粘度のシーリング材を
用い、シーリング材自らの流動性、展延性を利用
して、シーリング材注入(又は塗布)後にヘラや
スパチユラでの塗りつけ作業を省略する要求が高
くなつている。また、この様な低粘度のシーリン
グ材の目地端末部に塗布すると目地間に〓間があ
つた場合(多くは接着剤Dが欠けている部分)、
その〓間にひとりでに浸透して行き、この〓間を
封ずる作用があるので、前記のゴム系シーリング
材にくらべて、多くの利点を持つている。この様
な低粘度系シーリング材は軟質塩ビシート系防水
シートに極めて有効に使用される。塩ビ系防水シ
ートの場合、この低粘度系シーリング材は、用い
る軟質塩ビシートと同質のコンパウンド(ペレツ
ト又はシート)を溶解した25〜50%溶液を用い
る。この場合、粘度はほぼ2000〜4000cpsである。
この様な低粘度系シーリング材は、従来のコーキ
ングガンタイプの塗布具では使用できず新たな塗
布具を必要とする。
本考案は、かかる用途に適した重ね目地用シー
リング材の塗布具に関するものであり、その実施
の一例を図面について説明すると、容器1の嘴部
2先端に設けた開口部3の周辺上に直角に突出し
た目地案内片4を設けたものであり、該突出した
目地案内片4の位置が容器又は嘴部2に取付けら
れた引掛具5のほぼ反対位置に設けられていると
いう特徴を有する。容器1は例えば市販の所謂、
ジエツトオイラーと呼ばれる噴出型油さし状容器
であり、本体容器部(シーリング材を入れる部
分)とその嘴部2とにより構成されており、嘴部
2は本体容器に螺合されて取付け取外し自在であ
る。
嘴部2の先端は、市販のジエツトオイラーの場
合、かなり小さな孔が設けられているのみである
が、本考案の塗布具の場合は、かかる小孔では不
都合なので孔径3〜4mmの開口3部が得られるよ
うに嘴先部の適宜個所で、突出した目地案内片4
を残して切断して開口する。この開口部3を開穿
するための切断及び案内片4の作成は2段階で行
つても良い。即ちはじめ嘴部2の所定個所で切断
してから、案内片4を残すように他の部分を更に
切り落す方法である。あるいは射出成型法などに
よつてプラスチツクの嘴部を作る場合は、予めこ
の様な形状の金型を準備すれば射出成型と同時に
突出した目地案内片4を有する嘴部2が得られ
る。
通常、市販のジエツトオイラーには引掛片5が
容器1又は嘴部2に一体的に設けられているが、
本考案の塗布具ではこの引掛片5の位置又は向き
を利用して効率よい塗布具を得る。目地案内片4
は嘴部2の先端に設けた開口部3の周縁に、嘴部
2の軸線方向へ直角状に延長突出せしめたもので
常に第3図に示すように防水シートB,B′の重
ね目地に沿つてシーリング材Eを吐出しつつ走行
せしめる。その場合塗布具が常に正しい位置の
侭、走行させねばならないが4〜5mm幅の案内片
を常に正しく位置づけながら走行するのが事実
上、困難である。そこで該案内片4を正しく位置
づけるため、上記の引掛片5と正反対位置に案内
片4を設け、シーリング材Eの吐出走行中は、こ
の引掛片5の位置を正しく保持するようにするこ
とでシーリング材Eの吐出位置(塗布位置)を的
確にコントロールするようにした。例えば第4図
及び第5図では、シーリング材Eの塗布位置が異
なるが第4図の塗布は引掛片5の位置を真上にし
て、案内片4を目地に当接しつつ、塗布具を手前
に傾け乍らシーリング材Eを吐出することにより
得られる。第5図の例は、上側の防水シート
B′の方にもシーリング材を流延させたい場合で、
この場合は引掛片5の位置を防水シートB′側に
少し回した位置でシーリング材Eを塗布すれば良
い。
ところで、この目地案内片4は、第4図及び第
5図に示すように、下側の防水シートBと上側の
防水シートB′の側面及び表面を覆うようにシー
リングするために少なくとも防水シートの厚さ
1.2mm〜2.5mmよりも長く突出させなくてはならな
い。この時、容器1はシート面に対して垂直に立
てて使用するのではなく、第3図イ,ロに示すよ
うに容器1を斜め手前に傾け乍ら、防水シートの
上側の重ね目地C表面よりも0.2mm〜1mm程度シ
ーリング材Eが高くなるように塗布するので、目
地案内片4の突出量は防水シートの厚さよりも若
干長くする必要があり、最低でも1.5mm以上必要
である。しかし、その突出量が10mm以上になる
と、防水シート表面と嘴部2の開口部3との間隔
が開きすぎてシーリング材Eの塗布ムラを生じて
しまい、安定した量(約5c.c./m〜25c.c./m)の
シーリング材Eを塗布することが困難となるた
め、1.5mm〜10mmの範囲であることが好ましく、
中でも4mm〜6mm程度の突出量が最適である。
本考案における塗布具は防水シートB,B′の
重ね目地C,C′に対して、直角に当接する目地案
内片4を持つているため、該重ね目地に正しく該
案内片を当接していれば、多少力が入りすぎても
嘴先部が目地を乗りこえて、防水シートB′側に
ズレることはなく、極めて安定したシーリング材
の塗布が可能となるのである。
尚ほ噴出型油さし状容器1は、第1図に示した
ジエツトオイラータイプに限定されるものではな
く、手で圧迫することにより内部に入つているシ
ーリング材Eが開口部3を通つて吐出される容器
であれば良く、又引掛片5も第1図に示した、ジ
エツトオイラー型の引掛片に限定されるものでは
なく、要は突出した目地案内片とは正反対の位置
にあつて、常にその位置を保持しやすいように指
を載置するか目視することが出来るものであつて
も良い。
本考案は以上の様に容器の嘴部先端に設けた開
口部の口縁で、容器又は嘴部に取付けた引掛片と
ほぼ正反対の位置に、目地案内片を嘴部の軸線方
向へ同一体に突出せしめたから、この案内片を目
地部における防水シート端末縁に正しく当接し、
シーリング材を吐出させ、その吐出走行中は引掛
片の位置を正しく保持することによつてシーリン
グ材の吐出位置(塗布装置)を正確にコントロー
ル出来るとともに、その作業は容易であり、確実
にシーリングし得るものを提供出来、所期の目的
を達成し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案塗布具の実施の一例を示すもの
で、第1図は斜視図、第2図は2−2線に沿える
断面図、第3図は使用状態の説明図で第3図イは
正面図、第3図ロは平面図、第4図及び第5図は
シーリング材の吐出状態の説明図、第6図は重ね
目地部の説明図であり、図中1は容器、2は嘴
部、3は開口部、4は案内片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の嘴部先端に設けた開口部の口縁で容器又
    は嘴部に取付けた引掛片とほぼ正反対の位置に、
    上記嘴部の軸線方向に沿つて前記開口部の口縁と
    直角に突出する目地案内片を、上記嘴部と同一体
    に突出形成せしめた重ね目地用シーリング材の塗
    布具。
JP6093883U 1983-04-23 1983-04-23 重ね目地用シ−リング材の塗布具 Granted JPS59166869U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6093883U JPS59166869U (ja) 1983-04-23 1983-04-23 重ね目地用シ−リング材の塗布具

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JP6093883U JPS59166869U (ja) 1983-04-23 1983-04-23 重ね目地用シ−リング材の塗布具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59166869U JPS59166869U (ja) 1984-11-08
JPH0331419Y2 true JPH0331419Y2 (ja) 1991-07-03

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ID=30191163

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