JPH0331414Y2 - - Google Patents

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JPH0331414Y2
JPH0331414Y2 JP1986023317U JP2331786U JPH0331414Y2 JP H0331414 Y2 JPH0331414 Y2 JP H0331414Y2 JP 1986023317 U JP1986023317 U JP 1986023317U JP 2331786 U JP2331786 U JP 2331786U JP H0331414 Y2 JPH0331414 Y2 JP H0331414Y2
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sludge
outer cylinder
screw conveyor
cylinder
inner cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、汚泥を高速回転させて遠心力により
強制的に固液分離を行わせるようにした横型遠心
濃縮機に関するものである。 〔従来の技術〕 従来、この種横型遠心濃縮機としては、特開昭
59−136152号公報のものが知られている。この濃
縮機はスクリユーコンベアを内装した回転ボウル
内に懸濁液(汚泥)を連続的に供給し、ボウル内
を移送しながら遠心力により固液分離を行い、分
離液と濃縮液(濃縮汚泥)とを別々に取出すよう
にしたものである。 〔考案が解決しようとする問題点〕 前記した従来の横型遠心濃縮機においては、固
液分離は外側の回転するボウルと内側のスクリユ
ーコンベアの円筒との間〓で行なわれ、そして、
分離された分離液と濃縮汚泥とは、それらボウル
と円筒との末端部で、分離液は円筒の外周近くか
ら、また濃縮汚泥はボウルの内周に沿つたところ
から、それぞれ取出すようになつているが、ボウ
ルと円周との間〓の巾は大きくとることができな
いので、分離液と濃縮汚泥との取出し位置は、ボ
ウルの直径方向に大きく離すことができなかつ
た。そのため、運転中、汚泥の供給量や汚泥濃度
が増大するなどにより負荷が大となり、ボウルと
円筒との間〓における汚泥界面が高まつた場合に
は、分離の悪化が生じ、また、逆に汚泥界面が低
くなれば、濃縮汚泥の濃度低下が生じることにな
る。 したがつて、この従来機においては、汚泥界面
の高さを比較的狭い範囲内に維持することが重要
であつて、そのためには、汚泥の性状と供給量と
を適合条件のものとすることが必要であつて、運
転管理が面倒であつたり、各種の調節手段を付加
しなければならない等、多くの改善すべき問題点
を有している。 本考案は前記の問題点を解決するためになされ
たもので、スクリユーコンベアの一部に変更を加
えることにより、汚泥界面の高さの許容巾を著し
く増大させることができ、それによつて固液分離
が十分にでき、運転管理が容易で、複雑な調節手
段を減少することのできる、横型遠心濃縮機を提
供しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 前記の目的を達成するための構成を、実施例に
対応する図面を参照して説明すると、本考案は、
高速回転される外筒内に、該外筒と相対速度差を
もつて回転されるスクリユーコンベアを収容し、
スクリユーコンベアの一端側より汚泥を供給して
固液分離し、他端側から分離液と濃縮液とを排出
するようにしたものにおいて、スクリユーコンベ
ア5の内筒6の尾部の径を小径として、該内筒6
と外筒1との間に拡大した環状空間21を形成
し、濃縮汚泥排出管13を外筒の内周面近くに開
口すると共に、分離液排出管15を内筒6の軸部
近くに開口16したことを特徴とするものであ
る。 〔作用〕 本考案は前述のように構成されているので、汚
泥供給管11より外筒1と内筒6との間の環状空
間10に流入した液は、遠心力により固液分離さ
れ、濃縮汚泥aは外筒1の内面側に、分離液bは
濃縮汚泥aより内側の内筒6外周面に沿つて、ス
クリユー7により環状空間10内を移送され、尾
部の拡大した環状空間21に至り、その端末に半
径方向に大きく距離をおいて開口された濃縮汚泥
排出管13と分離液排出管15とにそれぞれ流入
して機外に排出されることになるのである。 〔実施例〕 以下、本考案の実施例について、図面を参照し
て説明する。 図において1は円筒状の外筒で、その両端板の
中央部には中空軸2a,2bが突設され、軸受
3,3により支持されており、一方の中空軸2a
の端部に取付けたプーリ4を介して図示しない駆
動装置により高速回転されるようになつている。
また、5は円筒状の内筒6の外周にスクリユー7
を設けたスクリユーコンベアで、外筒1内に環状
空間10を存して設けられ、その内筒6の両端部
の中央部には中空軸8a,8bが突設され、それ
らの中空軸8a,8bは外筒1の中空軸2a,2
b内に挿通されて外方に延長されており、一方の
軸8aに取付けたプーリ9を介して図示しない駆
動装置により、外筒1とわずかな相対速度差をも
つて回転されるようになつている。 そして、一方の中空軸8aの先端開口部には回
転継手を介して汚泥供給管11が接続されている
と共に、その軸8aの基端部は、スクリユーコン
ベア5の一端部に設けられた環状空間10に開口
する半径方向の供給路12と連通されている。ま
た、他方の中空軸8bの基端部は閉じられ、外筒
1の端板の内側に沿つて半径方向に放射状に延び
先端を外筒1の内周面近く開口した濃縮液排出管
13,13に連通されている。そして、更にこの
中空軸8b内にはその内周との間に流通間〓14
を在して分離液排出管15が外筒の中空軸2bと
回動自在に設けられており、該管15の基端は、
内筒6の外筒1内における軸部の外周に近く開口
16されていると共に、該管15の先端は中空軸
8aの先端より内方位置において分離液排出室1
7内に開口している。また、中空軸8bの先端は
この分離液排出室17に隣接の濃縮汚泥排出室1
8内に開口しており、その開口部には、濃縮汚泥
を排出する中空軸8bからの排出流量を調節する
ための制御バルブ19が進退調節自在に設けられ
ている。 それで、前記スクリユーコンベア5の内筒6
は、その尾部つまり、分離液を排出する開口16
側の所要の長さ部分が内筒6の所定の径より小径
となるように形成されている。すなわち、その尾
部は、端末に至るにしたがつて次第に小径となる
ような円錐体20に形成されているのである。そ
れによつて、外筒1の尾部内には前記の環状空間
10より半径方向に拡大された環状空間21が形
成されることになるのである。 第3図は、この内筒6の他の実施例を示したも
ので、内筒6尾部の形状が前記のように円錐形と
せずに、内筒6の端末を中央部寄りとして内筒6
の長さを短縮し、その分だけ軸8bを長くして、
拡大環状空間21を形成している。なお、この内
筒6の尾部の形状は、前記各実施例のに限るもの
ではなく、内筒6の尾部の径が縮小されて、内筒
6と外筒1との間がそれまでの環状空間10より
半径方向に広く形成されるならば、内筒6尾部の
形状は適宜選定することができる。 上記構成よりなる本考案の横型遠心濃縮機にお
いて、汚泥供給管11より流入した液は、スクリ
ユーコンベア5の中空軸8aから供給路12を経
て環状空間10に流入し、外筒1及びスクリユー
コンベア5の回転による遠心力で固液分離されな
がら環状空間10内を移送されて行くことにな
る。そして、固型分を多く含む濃縮汚泥aは分離
されて外筒1の内面に寄つて進み、分離液bは濃
縮汚泥aの内側を内筒6に沿つて進むことにな
り、濃縮汚泥aは外筒1の内面近くに開口する濃
縮汚泥排出管13に流入して中空軸8b内を通り
濃縮汚泥排出室18へと入り機外に排出され、他
方分離液bは中心軸部近くにある開口16より分
離液排出管15に流入して分離液排出室17に入
り機外に排出されることになる。 それで、環状空間10における汚泥界面Cの高
さは、供給される汚泥の性状や供給量の変動によ
つて上下に変化することになるが、そのような場
合でも、濃縮汚泥排出管13の開口位置と分離液
排出管15の開口16の位置とは、拡大された環
状空間21によつて半径方向の間隔が十分大きく
とられているので、汚泥界面Cがかなりの高さに
わたつて変化しても影響されることなく、所定の
濃度の濃縮液の排出と良好な分離液との排出が支
障なく行えることになるのである。 次に、本考案濃縮機と従来機との比較試験によ
る結果を示すと次のとおりである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の横型遠心濃縮機
によれば、スクリユーコンベアの内筒の尾部を小
径に形成することにより、外筒との間の固液分離
する環状空間が半径方向に著しく広く形成され
て、濃縮汚泥の排出開口と分離液の排出開口とが
半径方向に十分長い距離をおいて設けられるの
で、汚泥界面の変動許容巾が著しく拡大されるこ
とになり、供給汚泥の性状や供給量が種々変化し
ても、所定性状の濃縮液と分離液との分離排出が
でき、運転管理が極めて容易となり複雑な各種の
調節手段を減少させることができる等、多くの利
点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第
2図は第1図のA−A断面図、第3図は他の実施
例を示す要部側断面図である。 1……外筒、2a,2b……中空軸、5……ス
クリユーコンベア、6……内筒、7……スクリユ
ー、8a,8b……中空軸、10……環状空間、
13……濃縮汚泥取出管、15……分離液排出
管、16……分離液排出開口、20……円錐体、
21……拡大環状空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高速回転される外筒内に、該外筒と相対速度差
    をもつて回転されるスクリユーコンベアを収容
    し、スクリユーコンベアの一端側より汚泥を供給
    して固液分離し、他端側から分離液と濃縮汚泥と
    を排出するようにしたものにおいて、スクリユー
    コンベアの内筒の尾部の径を小径として、該内筒
    と外筒との間に拡大した環状空間を形成し、濃縮
    汚泥排出管を外筒の内周面近くに開口すると共
    に、分離液排出管を内筒の軸部近くに開口したこ
    とを特徴とする、横型遠心濃縮機。
JP1986023317U 1986-02-20 1986-02-20 Expired JPH0331414Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986023317U JPH0331414Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986023317U JPH0331414Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62136236U JPS62136236U (ja) 1987-08-27
JPH0331414Y2 true JPH0331414Y2 (ja) 1991-07-03

Family

ID=30821512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986023317U Expired JPH0331414Y2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0331414Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS506666A (ja) * 1973-05-22 1975-01-23
JPS59136152A (ja) * 1983-01-26 1984-08-04 Kotobuki Giken Kogyo Kk スクリユデカンタ型遠心濃縮機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS506666A (ja) * 1973-05-22 1975-01-23
JPS59136152A (ja) * 1983-01-26 1984-08-04 Kotobuki Giken Kogyo Kk スクリユデカンタ型遠心濃縮機

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JPS62136236U (ja) 1987-08-27

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