JPH0330396Y2 - - Google Patents

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JPH0330396Y2
JPH0330396Y2 JP1986036188U JP3618886U JPH0330396Y2 JP H0330396 Y2 JPH0330396 Y2 JP H0330396Y2 JP 1986036188 U JP1986036188 U JP 1986036188U JP 3618886 U JP3618886 U JP 3618886U JP H0330396 Y2 JPH0330396 Y2 JP H0330396Y2
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JP
Japan
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concrete
heavy
counterweight
composite material
concrete body
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JP1986036188U
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JPS62150494U (ja
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  • Jib Cranes (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、例えばフオークリフトあるいは起重
機等の建設機械や運搬機械その他の一般産業機械
において、重心のバランスをとる為に、これらの
機械の所定位置に取り付けられるカウンタウエイ
トに関するものである。
【従来技術とその問題点】
従来より、建設機械、運搬機械その他の一般産
業機械においては、重心のバランスをとる為にカ
ウンタウエイトが用いられている。 このようなカウンタウエイトは、従来では、鉄
板製ケース内に重量コンクリートを充填したもの
として構成されている。 しかし、このようなカウンタウエイトは、厚み
の厚い(例えば、実開昭51−140962号公報のカウ
ンタウエイトにあつては、鉄板製ケースの厚みは
6mmと厚い)鉄板製ケース内に重量コンクリート
が充填されたものであるから、すなわち重量コン
クリートに比べてコストの高い厚みの厚い鉄板が
用いられていることから、それだけコストが高い
ものとなつており、又、厚みの厚い鉄板を箱状に
加工することからも、コストが高いものとなつて
おり、コストダウンが各方面より要請されてい
る。 そこで、本考案者は、コストアツプの大きい要
因は、厚みの厚い鉄板製ケースが用いられている
ことであることに注目し、コストダウンの為に鉄
板製ケースを用いない重量コンクリートのみから
なるカウンタウエイトを試作した。 しかし、この試作になる重量コンクリートのみ
からなるカウンタウエイトは、寒暖の差が激しい
時期における凍結融解によつて耐久性が著しく劣
下し、又、角の部分が崩れやすく、しかし耐衝撃
性が小さく、又、製造に際しての養生管理が面倒
であり、さらには寸法精度をだしにくいものであ
り、場合によつては設置が困難といつたり、又、
平滑性に乏しいことから商品イメージ上からも問
題があり、その他にも鉄サビが出て商品イメージ
を低下させる等の問題があり、これでは従来の鉄
板製ケース内に重量コンクリートを充填したカウ
ンタウエイトに取つて代るものとは言えないもの
であつた。 このような知見を基にして、本考案者は、所定
形状の重量コンクリート体の後部面に鉄板を設け
たカウンタウエイトを試作したところ、このカウ
ンタウエイトは上記問題点の幾つかが解決できた
ものの、たとえば起重機の後部にこのカウンタウ
エイトを設置して回転動作等が行なわれているう
ちに、後部面に設けた鉄板が下部側より剥がされ
る重大な欠点のあることがわかつた。 尚、繊維強化プラスチツク製のケースをカウン
タウエイトのケースとして用いることが提案(実
開昭60−24682号公報)されているが、このもの
にしてもケースを採用した技術であり、それ故容
積の嵩ばるケースをカウンタウエイト(コンクリ
ート)製造現場まで運ばなければならず、それだ
け製造が面倒である等の問題点がある。
【問題点を解決する為の手段】
本考案の第1の目的は、箱状のケースを用いな
い、従つて製造が極めて簡単、かつ、低廉なカウ
ンタウエイトを提供することである。 本考案の第2の目的は、箱状ケースを用いなく
とも、凍結融解による損傷が起きにくく、耐久性
に富むカウンタウエイトを提供することである。 本考案の第3の目的は、箱状ケースを用いなく
とも、耐衝撃性に富むカウンタウエイトを提供す
【表】 2は、重量コンクリート体1の上部面及び後部
面に設けられた鉄板等の金属板である。 3は、重量コンクリート体1の底部面に設けら
れた、例えばPIC板、GRC板、CFRC板といつた
高強度で、耐衝撃性に富み、かつ緻密で、さらに
は平滑性の良いコンクリート系複合材料板であ
る。 尚、重量コンクリート体1とコンクリート系複
合材料板3とは、コンクリート系複合材料板3の
接合面側に、例えば接合側表面に凹凸部及び内部
に空〓部が構成されたポーラスコンクリート層が
構成されていることを利用して、重量コンクリー
ト体1表面のセメントペースト層が上記ポーラス
コンクリート層に侵入することを利用して行つて
いるので、両者の接合一体化の力は極めて大きな
ものである。 上記のように構成されたカウンタウエイトは、
従来のように厚みの厚い鉄板を多量に用いること
なく構成されているので、そのコストは低廉なも
のであり、又、鉄板製ケースを全く用いていない
カウンタウエイトに比べると、凍結融解による耐
久性の低下、耐衝撃性の問題、平滑性、鉄サビ、
色彩といつた商品イメージの問題、角の部分の崩
れ、寸法精度の問題が大巾に改善されているもの
である。 又、重量コンクリート体1の底部面にはコンク
リート系複合材料板3が設けられているので、こ
のコンクリート系複合材料板3によつて後部面に
設けられている金属板2の下部端が保護されるよ
うになり、従つてこの本考案になるカウンタウエ
イトが起重機等に設置されて動作されていても、
金属板2が下部側より反り剥がされることもな
い。
【効果】
本考案に係るカウンタウエイトは、所定形状の
重量コンクリート体と、高強度で、耐衝撃性に富
み、かつ一面側がポーラスな構成のコンクリート
系複合材料板と、金属板とを有し、前記コンクリ
ート系複合材料板のポーラス層側が重量コンクリ
ート体の底部面側に合わされ、重量コンクリート
体表面のセメントペーストによりコンクリート系
複合材料板が重量コンクリート体に一体化される
と共に、前記金属板が重量コンクリート体の後部
面側に一体化されてなるので、鉄板製や繊維強化
プラスチツク製の箱状ケースを用いる必要がなく
なり、カウンタウエイトを極めて簡単、かつ、低
コストで製造でき、すなわち鉄板あるいは繊維強
化プラスチツク製の箱状ケースをカウンタウエイ
トに用いた場合にあつては、これらのケースの製
造工場とコンクリートを取り扱うカウンタウエイ
トの製造工場とは通常場所が離れており、従つて
容積の嵩ばるケースをカウンタウエイト(コンク
リート)製造工場まで運ぶのは、それだけ面倒で
あり、かつ、コストアツプの要因となるのに対し
て、本考案では箱状のケースを用いないようにし
たから箱状ケースに起因する数々の問題点が解決
され、しかもケースを用いない為に起きる問題点
も解決され、例えば寒暖の差が激しい場所で使用
されても、凍結融解による損傷が起きにくく、耐
久性に富んでおり、又、耐衝撃性に富んでおり、
又、金属板及びコンクリート系複合材料板が重量
コンクリート体から剥離しにくいものであり、さ
らには鉄サビ等の問題も解決され、美感性に優れ
ている等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは、本考案に係るカウンタウエイ
トの1実施例の斜視図及び断面図である。 1……重量コンクリート体、2……金属板、3
……コンクリート系複合材料板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定形状の重量コンクリート体と、高強度で、
    耐衝撃性に富み、かつ一面側がポーラスな構成の
    コンクリート系複合材料板と、金属板とを有し、
    前記コンクリート系複合材料板のポーラス層側が
    重量コンクリート体の底部面側に合わされ、重量
    コンクリート体表面のセメントペーストによりコ
    ンクリート系複合材料板が重量コンクリート体に
    一体化されると共に、前記金属板が重量コンクリ
    ート体の後部面側に一体化されてなることを特徴
    とするカウンタウエイト。
JP1986036188U 1986-03-14 1986-03-14 Expired JPH0330396Y2 (ja)

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JP1986036188U JPH0330396Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JP1986036188U JPH0330396Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JPS62150494U JPS62150494U (ja) 1987-09-24
JPH0330396Y2 true JPH0330396Y2 (ja) 1991-06-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997036061A1 (fr) * 1996-03-27 1997-10-02 Komatsu Ltd. Contrepoids pour equipement de construction et son procede de fabrication

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JPS6024682B2 (ja) * 1978-05-19 1985-06-14 ヤンマー農機株式会社 乗用田植機の植付部運搬方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51140962U (ja) * 1975-05-06 1976-11-13
JPS6024682U (ja) * 1983-07-28 1985-02-20 見舘 昭治 ウエイト

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JPS62150494U (ja) 1987-09-24

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