JPH0330332Y2 - - Google Patents

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JPH0330332Y2
JPH0330332Y2 JP10609085U JP10609085U JPH0330332Y2 JP H0330332 Y2 JPH0330332 Y2 JP H0330332Y2 JP 10609085 U JP10609085 U JP 10609085U JP 10609085 U JP10609085 U JP 10609085U JP H0330332 Y2 JPH0330332 Y2 JP H0330332Y2
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screw conveyor
shaft hole
bearing
shaft
housing
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スクリユーコンベヤの異物侵入防止
装置に関し、特にスクリユーコンベヤの軸端部を
液槽内で支承する軸受構造を改善したものに関す
る。
(従来技術) 従来、各種の粒状体や粉体などを搬送するため
に各種のスクリユーコンベヤが用いられ、このス
クリユーコンベヤは液槽内に沈積する砂やスラツ
ジなどを搬出するため液槽内に配設される場合も
少なくない。
例えば、鋳造工場において鋳造品を熱処理する
液槽内には鋳造品に付着していた鋳砂が沈積する
ので、それを液槽外へ搬出するためスクリユーコ
ンベヤの一端側部分が液槽内に配設される。
また、実開昭60−23122号公報に記載されてい
る揚土装置など、土砂や砂などの搬送用のスクリ
ユーコンベヤの場合にも、スクリユーコンベヤの
軸端部が泥水などの中に浸漬されることが多い。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、鋳砂などの固体素子が沈積して
いる液中或いは泥水などの中に少なくともスクリ
ユーコンベヤの軸端部を浸漬した状態で使用する
スクリユーコンベヤにおいては、軸受部のベアリ
ング内へ固体粒子が侵入し、ベアリングの耐久性
が極端に短かくなり、ベアリングが破損してしま
うという問題がある。
この問題に対し、本願出願人の鋳造工場の熱処
理槽に用いるスクリユーコンベヤにおいては、ス
クリユーコンベヤを解体することなしにヒンジ支
持部を介して揺動させることにより、スクリユー
コンベヤを空中へ引き揚げることが出来るような
構造とし、ベアリング損傷時には上記のようにス
クリユーコンベヤを空中へ引き揚げることによつ
てベアリングを交換するようにしていたが、この
場合鋳造品の熱処理工程が中断し、ベアリング交
換に多大の労力を要し、ベアリングなどの消耗品
のコストも高価になる。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るスクリユーコンベヤの異物侵入防
止装置は、スクリユーコンベヤの軸端部を液槽内
で支承する軸受構造において、上記軸受構造のハ
ウジングの軸穴にスクリユーコンベヤの軸端部を
挿入し、この軸端部をベアリングを介してケーシ
ングに支承し、上記軸穴のスクリユーコンベヤ側
の開口端からハウジング内へ異物が侵入しないよ
うにするために、上記軸穴のうち上記ベアリング
よりもスクリユーコンベヤ側の開口端部分に軸の
外周面に摺接する摺動軸穴を設設け、上記摺動軸
穴の内周面とこの摺動軸穴に摺接する軸の外周面
との少なくとも一方に螺旋溝を形成し、上記ハウ
ジング内の軸穴へ加圧液を供給してこの加圧液を
上記螺旋溝からケーシング外へ流す加圧液供給通
路を設けたものである。
(作用) 本考案に係るスクリユーコンベヤの異物侵入防
止装置においては、摺動軸穴の内周面と摺動軸穴
に摺接する軸の外周面との間に、例えば組立誤差
や上記軸の撓み等によつて間隙の非常に小さな部
分ができ、該部分からの異物の侵入を防止し得る
水流が得られないような場合でも、以上のように
ハウジング内の軸穴へ供給された加圧液は、軸穴
の開口端部分の摺動軸穴の内周面と摺動軸穴に摺
接する軸の外周面との少なくとも一方に形成され
た螺旋溝から上記軸の全周部を通つてハウジング
外へ流れるようになつているので、軸穴の開口端
部分の摺動軸穴からハウジング内への異物の侵入
を確実に防止する。
(考案の効果) 本考案に係るスクリユーコンベヤの異物侵入防
止装置によれば、以上説明したように、軸穴の開
口端部分の摺動軸穴部分の螺旋溝に沿つてハウジ
ング内の軸穴から外部へ加圧液を流すようになつ
ているので、上記軸穴の開口端部分からハウジン
グ内へ異物が侵入せず、ベアリングが損傷するの
を確実に防ぐことが出来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
本実施例に係るスクリユーコンベヤ1は、第1
図に示すように例えば自動車用エンジンのアルミ
合金製シリンダヘツドの鋳造品の熱処理槽2内に
沈積する鋳砂を槽底部から上方へ斜めに搬送して
外部へ取り出すためのものである。
上記熱処理槽2は、第1図に示すように側面視
直角三角形状の鋼板構造物であり、その内部には
熱処理用の水が貯留されており、また熱処理槽2
の上端部には鋼板でトンネル状に形成された乾燥
室3が設けられ、スクリユーコンベヤ1は上記乾
燥室3を挿通し且つ熱処理槽2内底部に沿つて斜
めに延び、スクリユーコンベヤ1の軸端部は熱処
理槽2内において軸受ブロツク4に支承されてい
る。
上記軸受ブロツク4は、第1図・第2図に示す
ように熱処理槽2の後壁5の中央部に縦向きに形
成された凹溝6内に配設され、その頂部のアイプ
レート7には吊り揚げ用のチエーン8が連結さ
れ、チエーン8は上方へ延びその上端の金具9が
熱処理槽2の上部に係止されている。そして、上
記スクリユーコンベヤ1の回転時にはアイプレー
ト7が凹溝6の側壁面6aに当接して軸受ブロツ
ク4を回転拘束するようになつている。
上記スクリユーコンベヤ1の上端部について
は、第1図・第3図に示めすように、スクリユー
コンベヤ1の上端部から延び乾燥室3の前壁10
を挿通して外部へ突出している支軸11の軸端
は、軸受ブロツク12を介して揺動台13に支持
され、揺動台13はフレーム14に立設されたブ
ラケツト15の頂部にヒンジ結合されている。
上記軸受ブロツク12に隣接するように揺動台
13にはギヤードモータ16が固定され、このギ
ヤードモータ16の出力軸軸端のピニオン17が
支軸11の大径ギヤ18に噛合され、上記モータ
16によりピニオン17と大径ギヤ18とからな
る減速機構を介してスクリユーコンベヤ1が回転
駆動されるようになつている。
上記熱処理槽2の後端部の形状は第5図のよう
な形状をなし、熱処理槽2の底部はスクリユーコ
ンベヤ1の下側外周に沿うように湾曲しており、
スクリユーコンベヤ1を第5図の矢印方向へ低速
回転させると、熱処理槽2の底部に沈積していた
鋳砂がスクリユーコンベヤ1によつて上方へ搬送
され、乾燥室3の上端の取出口19から下方へ送
り出されることになる。
上記乾燥室3は、多量の水分を含んでいる鋳砂
を搬送しながら乾燥するためのもので、第1図・
第4図に示めすように乾燥室3の外側が所定間隔
あけてケーシング20で覆われ、乾燥室3とケー
シング20との間には加熱室21が形成される。
上記加熱室21は、乾燥室3の上部を覆う上部
加熱室21aと、乾燥室3の両側部と下側とを覆
う下部加熱室21bとからなり、上部加熱室21
aへは、入口開口22より溶解炉から発生する高
温排ガスが供給され、出口開口23より外部へ導
かれるようになつており、また下部加熱室21b
へは入口開口24より高温排ガスが供給され、出
口開口25より外部へ導かれるようになつてい
る。
上記乾燥室3のトンネル上壁26とその上方の
ケーシング20とは、一体的に結合されて着脱式
の蓋構造体をなしており、この蓋構造体を取外し
た状態において前記軸受ブロツク4を上方へ引き
揚げていくことにより、ヒンジ結合部を中心とし
てスクリユーコンベヤ1を上方揺動させて、熱処
理槽2外へ引き揚げることが出来るようになつて
いる。
上記熱処理槽2内の水中でスクリユーコンベヤ
1の軸端部を支承する軸受ブロツク4内へ鋳砂が
侵入しないように、軸受ブロツク4は第6図に示
すように構成されている。
即ち、上記軸受ブロツク4のハウジング27は
筒状のハウジング本体27aと、ハウジング本体
27aの後端を塞ぐカバー板27bと、ハウジン
グ本体27aの前端部に内嵌されハウジング本体
27aの前端面に鍔部を介して固定されたベアリ
ング押え具27cと、ベアリング押え具27cの
前端部に内嵌されベアリング押え具27cの前端
面に鍔部を介して固着されたシール押え具27d
とから構成されている。
上記ハウジング27内にはシール押え具27d
の個所で開端している軸穴28が形成され、この
軸穴28内へスクリユーコンベヤ1の軸端部29
が挿入され、この軸端部29はハウジング本体2
7a内に前後に隔てて配設された一対のベアリン
グ30a,30bでハウジング本体27aに支承
されている。
尚、後側のベアリング30bはカバー板27b
のベアリング押え部で後方より押さえられ、前側
のベアリング30aはベアリング押え具27cの
後端面で前方より押さえられている。
上記スクリユーコンベヤ1の軸端部29のう
ち、ベアリング押え具27cとシール押え具27
dとに挿通している部分は少し大径の摺動軸部2
9aに形成され、この摺動軸部29aの外周面と
ベアリング押え具27cの内周面の間の環状隙間
には3列のシール部材31が装着され、またシー
ル押え具27dの部分の軸穴28は摺動軸部29
aの外周面に摺接する摺動軸穴28aに形成さ
れ、この摺動軸穴28aに摺接する摺動軸部29
aの外周面には螺旋溝32が形成される。
上記スクリユーコンベヤ1の回転方向は、矢印
で示す方向であるが、その回転数は約4rpm程度
の低速なので、螺旋溝32の螺旋方向は右巻き左
巻きの何れでもよい。
但し、上記螺旋溝32と同方向に螺旋となる螺
旋溝をシール押え具27dの摺動軸穴28aの内
周面にも形成してもよく、上記摺動軸部29aの
外周面の螺旋溝32を省略して摺動軸穴28aの
内周面にのみ螺旋溝を形成してもよい。
更に、上記1対のベアリング30a,30bの
間においてハウジング本体27aに第1加圧水導
入孔33aが開口されるとともに、上記摺動軸穴
28aの後端部と最前列のシール31との境界部
に開口する第2加圧水導入孔33bがベアリング
押え具27cとシール押え具27dとに至つて開
口され、これら第1及び第2加圧水導入孔33
a,33bにはポンプ34から加圧水の供給を受
ける加圧液供給通路を形成する加圧水供給管35
が接続される。
上記軸受ブロツク4の構造において、第2加圧
水導入孔33bから摺動軸穴28aの後端部に断
えず供給される加圧水は、上記螺旋溝32に沿つ
て旋回しながら流れ、螺旋溝32の前端から外部
へ断えず流れ出ることになるので、摺動軸部29
aの外周と摺動軸穴28aの内面との間のごく僅
かな隙間にも鋳砂などの異物が侵入することがな
い。
上記第1加圧水導入孔33aから軸穴28内へ
断えず供給される加圧水の大部分は、前列のベア
リング30aを通過しシール31の内周側及び外
周側の隙間を通つて上記螺旋溝32へ流れ込み、
第2加圧水導入孔33bからの加圧水と合流して
前述のごとく外部へ流れることになる。
従つて、仮に外部から螺旋溝32の部分を突破
して異物が侵入してもシール31で遮断され、仮
にこのシール31の部分を突破して更に内部へ侵
入したとしても、第1加圧水導入孔33aから軸
穴28内へ供給された加圧水が前列のベアリング
30aを通過して流れるので、前列のベアリング
30aより内方へ異物が侵入することがない。
また、第1加圧水導入孔33aから軸穴28内
へ供給された加圧水の一部は、後列のベアリング
30bを通過し、カバー板27bとハウジング本
体27aとの接合面から漏出し外部へ流れること
となり、後列ベアリング30bへも異物が侵入す
ることがない。
尚、上記第1加圧水導入孔33aはハウジング
本体27aではなく、カバー板27bに設けても
よい。
尚、スクリユーコンベヤ1の軸受部が水以外の
液体に浸漬されており、その液体中へ加圧水を供
給することが好ましくない場合には、上記加圧水
に代えて上記水以外の液体を供給するようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
熱処理槽とそこに組込んだスクリユーコンベヤの
縦断側面図、第2図は熱処理槽の凹溝とスクリユ
ーコンベヤの端部を示す部分斜視図、第3図は第
1図−線断面図、第4図は第1図−線断
面図、第5図は熱処理槽の背面図、第6図は軸受
ブロツクの縦断面図である。 1……スクリユーコンベヤ、2……熱処理槽、
4……軸受ブロツク、27……ハウジング、28
……軸穴、28a……摺動軸穴、29……軸端
部、29a……摺動軸部、30a,30b……ベ
アリング、32……螺旋溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スクリユーコンベヤの軸端部を液槽内で支承す
    る軸受構造において、 上記軸受構造のハウジングの軸穴にスクリユー
    コンベヤの軸端部を挿入し、この軸端部をベアリ
    ングを介してハウジングに支承し、上記軸穴のう
    ち上記ベアリングよりもスクリユーコンベヤ側の
    開口端部分に軸の外周面に摺接する摺動軸穴を設
    け、上記摺動軸穴の内周面とこの摺動軸穴に摺接
    する軸の外周面との少なくとも一方に螺旋溝を形
    成し、上記ハウジング内の軸穴へ加圧液を供給し
    てこの加圧液を上記螺旋溝からハウジング外へ流
    す加圧液供給通路を設けたことを特徴とするスク
    リユーコンベヤの異物侵入防止装置。
JP10609085U 1985-07-11 1985-07-11 Expired JPH0330332Y2 (ja)

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JPS6213920U JPS6213920U (ja) 1987-01-28
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JP7131278B2 (ja) * 2018-10-10 2022-09-06 三菱瓦斯化学株式会社 軸封装置及び軸封システム

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